陽斗Side
ある日のこと、家でのんびりしているとポニィが部屋に入ってきた
「ちょっと良い?」
「どうした?ポニィ」
「珍しいお客さんが…」
珍しいお客さん?誰なんだろうと思い、僕は玄関に向かうとそこにはツクシとモフルンがいた
「モフルン、一人で来たのか?」
これは確かに珍しいお客さん…と言うよりも一人で来てることが珍しい
「大変モフ!みらいたちが子供になっちゃったモフ!」
「「「はい?」」」
僕らはモフルンを連れて、みらいの部屋に行くと…
「あー!はるとくんだー!」
「はるとは大きいままなのね」
「はー!はると、いらっしゃーい」
うん、本当に子供になってる……
「これって何かの魔法?」
「多分そうモフ」
「子供の姿だけど記憶はあるって事?」
ポニィとツクシの二人が状況を整理している。確かに3人の様子を見る限りでは、子供の頃に戻されたのではなく、子供の姿になったんだな。だとしたら記憶が残ってるのは納得できる
「僕らの他に誰かに相談は?」
「校長先生には連絡したモフ。あとさっきみらいのお母さんが声をかけてきたから風邪引いたって誤魔化したモフ」
確かにお邪魔したときにお見舞いって言われたな……それにしても…
「元に戻れるのか?」
「分からないモフ」
だよな…みらい達の方を見るといつの間にか寝てるし…
「子供になったの魔法が関係してるけど、そもそも子供にする理由が分からない」
戦力の低下を狙ってるのか?確かに効果的かも知れないけどもしかしたらプリキュアに変身したら元に戻る可能性もあるし……
「もしかしたらさ、あれじゃない?」
「あれ?」
「あー、でもうーん」
「二人は何か思い当たる事あるのか?」
「私たちの世界にちょっとヤバめな奴がいてね」
「ピエロの姿で幼い子供を狙ってるシリアルキラーがいるらしくて、私たちがいたときも捕まってなかったし…そいつが召喚された可能性が…」
「だからってわざわざ子供にするのも…」
色んな可能性を考えることに……
ある森にて、オルーバはみらい達を子供にしてあることを探っていたが、スパルダは戦力増強のために蝙蝠と亀を連れて帰ってきた。
オルーバが指パッチンすると、亀はガメッツ、コウモリはバッティに戻る。
「これはどうしたことだ!」
「ふふふ、あのダンナのお陰さ」
「スパルダ!」
「あちらはオルーバのダンナ。なんでも闇の魔法に興味がお有りだそうで」
「何の為に我々を?」
「不満なのかい?」
「我はプリキュアと拳を交え、最高の決斗を果たした。あれ以上に心躍る勝負などもうあるまい」
「ふーん、今はエメラルドを持つ3人目のプリキュアなんてのも居るんだけどねえ」
「エメラルドのプリキュア!?」
「ならば話は別、ぜひ手合わせ願いたい!」
「そっちはどうなんだい?」
スパルダはバッティに話を振るが、バッティは前と違って何処かやる気がなかった
「んん…私という存在は果たすべき使命と共にあった。それを成し遂げぬまま、使える主を失った。私はもはや無様に彷徨う亡霊。よみがえったところであるのは虚しさだけ。ただの1匹のコウモリとして放っておいてほしかった」
「そうかい。なら好きにしな」
「待っていろ、エメラルドのプリキュア!」
陽斗Side
『たのもー!』
突然外から声が聞こえ、僕らは外に出るとそこには巻き貝とその下に矢印がついたヨクバールとスパルダ、そしてガメッツがいた。あいつまで復活したのかよ
「静かにするモフー、みんなお昼寝してるモフー!」
「お昼寝?笑わせるんじゃないよ! 痛い目にあいたくなきゃ、早くプリキュアを連れてきな!」
「モフー、嫌モフー!」
「ふん!じゃあ痛い目見せてやるよ!」
スパルダは蜘蛛の糸を飛ばし、モフルンを壁に貼り付けた。すると騒ぎを聞きつけて、お昼寝から起きてきたみらいたちがやって来た。
「モフルン!」
「今は、みな小っちゃいし、魔法もうまく使えないモフ!」
「モフルン…」
「だから、今日はモフルンがみんなを守るモフ」
「モフルンだけじゃないだろ」
「私たちがいる!」
「だから任せて!」
僕はリゼルファにダイヤの欠片をはめ込み、構えた。
「ああ?おい!あれがプリキュアだとぉ?」
「ん?ああ、ちょっと色々あってね」
「話が違うぞ!子供を相手にしたところで!」
スパルダたちが言い争っているとモフルンが蜘蛛の糸の拘束から抜け出す。
「みんな、いまのうちにー」
みらい達の事はモフルンに任せて、俺達はスパルダたちを相手しようとすると、突然僕らは不思議な空間に送られた。逃げられなくなったことに戸惑うモフルンだが、みらい達は優しくモフルンにお礼を言った
「モフルン、ありがとう」
「私、もっともーっとモフルンと遊びたーい!」
「私も!だから、今度は!」
「私達が頑張るの!」
「みんなー」
「ふん、そんな姿で何ができるっていうんだい?」
3人は頷き合い、プリキュアに変身する
「「キュアップ・ラパパ!ダイヤ!ミラクル・マジカル・ジュエリーレ!」」
「キュアップ・ラパパ!エメラルド!フェリーチェ・ファンファン・フラワーレ!」
「2人の奇跡!キュアミラクル!」
「2人の魔法!キュアマジカル!」
「あまねく生命に祝福を!キュアフェリーチェ!」
「「「魔法つかいプリキュア!」」」
やっぱりプリキュアに変身することで元に戻った。
「ちっ、ヨクバール!」
ヨクバールがこっちに向かって突撃していく。僕らは突撃を避けていく中、ガメッツがフェリーチェに殴りかかっていた。
「エメラルドのプリキュア!」
フェリーチェはガメッツの攻撃を避け、ガメッツと睨み合う。
「我はガメッツ、強きを追い求める者!お前の力見せてみろ!」
「ヨクバール!」
スパルダはヨクバールに命じると、ヨクバールは矢印から無数の針を飛ばしてくる。ミラクルとマジカルは避けていき、僕、ポニィははじき返し、ツクシは撃ち落としていく。
そんな中、フェリーチェはガメッツの拳を受け止め、そのまま投げ飛ばした。
「ふっふ、これエメラルドの力か。面白い!」
「あなたは、ミラクルとマジカルとの戦いに心満たされ、あるべき姿に還った筈。なのにどうして!」
「なぜそれを!」
驚くガメッツだが、フェリーチェの目を見て何か気が付く。
「その目…まさかお前は!」
すると突然フェリーチェとガメッツが拘束され、オルーバが現れた
「2人とも、隙だらけだよ」
「貴様、我等の神聖なる勝負を邪魔する気か!」
「僕は彼女に話がある。君の都合は知らないよ」
「何?」
「ねぇ、君は何者なんだい?僕たちに立ちはだかった彼女と何か関係があるんだ。君の正体を探るために、これを使ってみたけど、どうにも融通が利かなくてね。その結果が今日の騒ぎってわけさ」
「あなたの仕業だったのですね!私を調べるためにみんなを巻き込んだのですか?」
「いいじゃないか、そんな小さなことは」
「いいえ、ミラクルもマジカルもモフルンも、大切な存在です。私の為に彼女達に手を出すのは、許しません!」
フェリーチェの思いに答えるかのように桃の精霊が現れると
『ピンクトルマリン、ミトメール』
精霊がレインボーキャリッジに装着し、眩い光に驚くガメッツと怯むオルーバ。
フェリーチェは拘束を破るとフラワーエコーワンドにピンクトルマリンが装着され、フェリーチェの上に現れる花マークが現れると風が発生、ガメッツが吹き飛ばされる。
「この力、この感覚…やはりそうか!」
「フェリーチェ!」
「大丈夫?」
「え、ええ…」
戸惑うフェリーチェ。そんな中、スパルダはヨクバールに命じる
「怯むな!ヨクバール!」
向かってくるヨクバール。ミラクルと達は頷き合い
「「「アレキサンドライト!魔法つかいプリキュアオーバーザレインボー!プレシャスブレス!フル! フル! フルフルリンクル!プリキュア! エクストリームレインボー!」」」
ヨクバールは浄化される
「帰るよ!」
「待て、我はまだ」
ガメッツの意見を無視してオルーバ達は撤退した。
その日の夜、無事みらい達は元の姿に戻ったけど…
「オルーバは何を探ってるんだ?」
「分からないけど…はーちゃんの何かを調べてるのかも?」
何かって…何だろう?
ある場所にて
「それでその陽斗って奴を押さえれば良いんだな?」
「あぁ、他の連中は私がやる」
「てめぇの目的がどうなのかどうでも良いが…少しは楽しめそうだな」
色黒の男は笑みを浮かべる
ピエロの男に関してはここでは出ません
感想待ってます