魔法つかいプリキュア 宝石と帝具使い   作:水甲

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81 冬の公園にて

ある場所にて

 

「あんた、またそんなこと言っちゃって」

 

「いや、間違いないね。徐々に力が目覚めつつある」

 

「どうすんの?だったら早く手を打った方が」

 

「って、どこに行くのさ!」

 

「ちょっとそこまで。僕らの同志、残るデウスマストの眷族を復活させにね」

 

「は、はぁ?いきなり何言ってんの?それにそんなことどうやって」

 

「まぁ見てればわかるよ。僕らがどうして復活できたのか、その答えもね」

 

オルーバの言葉にペニーギョは不満そうにする。オルーバは気にせずスパルダたちに命じる

 

「行くよ!闇の魔法に所縁のある君たちは特別に立ち会わせてあげるよ。そして彼等にもね」

 

オルーバの視線の先にはリュウトと色黒の男がいた。

 

「俺はどうでもいいが、そのガキをやれば良いんだな」

 

「あぁ、奴の力だけは対抗手段がないが、他の連中は私がやれば良いだけだ」

 

「はっ、こうして生き返った恩ぐらいは返させて貰うが…その後は自由にさせて貰う」

 

「好きにしろ」

 

 

 

 

 

 

 

陽斗Side

 

ある冬の日、僕らは公園に来ていた。公園には校長先生と師匠達、スピアさんたちが待っていた。はーちゃんは校長先生が寒そうにしていたから魔法であるものを出した

 

「キュアップラパパ、みんなポカポカになーれ」

 

「モフー!冬はこたつモフー」

 

「おー、これは本当にポカポカじゃあ!」

 

「まあ何やら大変だった様じゃが、皆が無事でよかった!」

 

「お騒がせしました」

 

「しかし、不思議なものじゃな。このナシマホウ界と魔法界がかつては1つだったとは…遥か昔にあったという楽園。ことは君の記憶にある花の海と言うのはそれのことなのじゃな」

 

『ようやく温まってきましたわ』

 

「どうじゃ?あの本の反応は」

 

『いいえ、占いには何も』

 

「そうか…」

 

校長先生は何処か暗い顔をして、俯く。そんな校長先生の様子に心配そうにするみらい

 

「校長先生?」

 

「お、あぁ」

 

「校長先生疲れてるモフ? 甘いもの食べたら元気になるモフ」

 

「よし!イチゴメロンパン買ってきます!」

 

「モフルンも行くモフ」

 

「私も!」

 

「はー!」

 

「僕も行くよ」

 

『私もご一緒しますわ』

 

水晶さんと僕ら5人はイチゴメロンパンを買いに行くのであった。ポニィたちは師匠達とゆっくりしたいみたいなので待機することに…

 

 

 

ポニィSide

 

私たちはコタツに入りながらのんびりとみんなと話していた。

 

「お父さん、陽斗は結構強くなったと思うんだけど…」

 

「だろうな。これまでの経験が上手く実ってるが…あくまでナシマホウ界では一般人より強いだけだな」

 

「どういう事?」

 

ツクシの疑問に私も頷いた。陽斗はこれまで戦ってきた。リゼルファも使いこなしている気もする

 

「陽斗はリゼルファを使いこなしていると言うよりも、使えている感じだ。別にそれが悪いって事ではない」

 

「だが我々がいた世界ではまだまだなだけだ。素手の殴り合いとなれば、陽斗は私達には勝てない」

 

「まぁ良いことでもあるがな」

 

ブドー将軍の言葉にお父さんは納得している。私たちにはそう言う風に見えているだけで、まだまだなんだ…

 

「良い事ってどういう事だ?ゴズキ」

 

グリーンがお父さんの言ったことに引っかかりを覚えるけど、お父さんは笑っていた

 

「あいつには殺しの世界を知ってはもらいたくない。それだけだ」

 

「なるほどな~」

 

ガイも納得する中、スピアさんはある質問をしてきた

 

「将軍が思う強い人って誰ですか?」

 

「最強はエスデス。次にアカメ。それには変わりないが…私が見てきた中、そして聞いた中で私を超える。もしくはそいつらがいることで勝敗が変わる奴らはいた」

 

「それって…」

 

「スピア、お前を助けた男。エスデスは少しだけ見ただけで、恐ろしいくらい強くなると言っていた鬼神のような男。インクルシオの使い手であり、私たちとの戦いの中で進化したタツミという男。そいつは鍛えれば将軍クラスの実力者になる。エスデスが作った部隊の一人、その強さは既に完成されたもの、ウェイブ。そして最後に……使い手を滅ぼすと呼ばれた帝具を使い、その強さの底はどんなに鍛えても見えない男、ミナト」

 

挙げられた名前に覚えがないけど、もしも帝国にその人たちがいたら色々と変わっていたのかも知れないって事?

そんな話をしていると校長先生が見覚えのある人物を連れて来た

 

 

 

 

 

 

陽斗Side

 

イチゴメロンパンを買いに行く中、水晶さんからある話を聞かされた。

 

『まだ皆さんにお話ししていませんでしたわね。校長とクシィ様はご学友だったのです。魔法学校の学生時代からずっと。それは仲の良いお友達で真面目なクシィ様とおおらかな校長。2人は性格は違えど、とても気が合うようでした。御二人が魔法学校の教師になられてからは、来るべき災いに備え立ち向かう術を調べていたのですが、クシィ様は御一人で禁断の魔法の研究をはじめ…そして…』

 

「仲の良かった友達同士が、そんなことになるなんて」

 

『校長は時折、クシィ様のことを思われては心を痛めておられるようです』

 

僕らはイチゴメロンパンを買い終え、校長先生たちの所に行くとそこには何故か膝を抱えるバッティがいた

 

「ふぅ、そうかそんなことが」

 

「最早私など、ただの抜け殻」

 

「「「んぁ!?」」」

 

僕らは慌てて校長先生の所に駆け寄る

 

「あ、あの人!」

 

「いけない、校長先生が!」

 

「校長先生!大丈夫ですか!?」

 

「あぁ、大丈夫じゃ。ほら、皆もこたつへ」

 

「「は、はぁ?」」

 

「君もどうじゃ、そこでは寒かろう」

 

「情けは受けぬ」

 

「あのーイチゴメロンパンです」

 

リコは校長先生にイチゴメロンパンを渡し、校長先生は一口食べると…

 

「うー、うましー!」

 

「はぁ、使命を果たせなかった私など、ここにいる意味がない」

 

「その強い責任感、似ておるな。あやつもマジメなやつで人一倍強い責任感を持っておった。だが今は、クシィの書いた本を取り戻さねば!これ以上、あの本で苦しむ者を出してはならんのじゃ!」

 

「あの本って」

 

不意に声が聞こえた。この声は!?

 

「この本のことかい?」

 

そこにはオルーバの姿があった。その手には例の本が…

 

「お主は!」

 

「さぁ皆さま、素敵なショー会場はこちらですよ」

 

オルーバが指を鳴らすと僕らは別の場所へと飛ばされた




今回の話は何話かに渡ってやっていきます
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