知識の森で不思議な本を見つけ、更にはそこから赤ん坊が生まれてきた。
僕らは校長にそのことを伝えに来ていた。
「これは!?何処でこれを!?」
『世界と共に生まれ、生きとし生けるものを見守り続けて来た書物』
「まさか……リンクルスマホ…!」
「「リンクルスマホ?」」
「要するに物凄いものって言うことだよね」
「まぁ簡単に言うとそうだけど……何だかバカっぽい発言だぞ。ポニィ」
「別に馬鹿じゃないし……」
僕らはリンクルスマホを手に入れた経緯を話、更にはそこから赤ん坊が生まれてきたことも話すと校長は驚きの声を上げ、すやすや寝ていた赤ん坊が驚いて泣き出した。
「校長……」
「すまぬ」
どうにか落ち着かせようとするとモフルンがリンクルストーン・ダイヤが呼んでいると言い出した瞬間、二人のダイヤがリンクルスマホにはめ込まれ、リンクルスマホに設置されていたペンが勝手に動き出し、ある図を描くとそこから小さな牛乳瓶が現れるのであった。
リコは赤ん坊にミルクを渡すと赤ん坊は嬉しそうに飲み、みらいとリコも何だか嬉しそうにしているのであった。
「何というか……」
「陽斗。お決まりみたいなことを言わない方がいいよ。それだと貴方が……」
僕がある事を言いかけるが、ポニィに止められるのであった。いや確かに、二人は母親みたいだなって言ったら、どっちかがある反応をしそうなだな
次の日、僕らは何故かひゃっこい島と言われる氷の島につれてこられた。
みらいたちはこの氷の島でお湯を沸かすという補修を受けることに、そして僕はというと少し離れた場所でブドーさんとポニィと一緒にいた
「敵の動きを読む。ポニィから聞いたが出来るようになったみたいだな」
「なんとかですけど……それで今回は?」
「あれ?陽斗。いやに素直ね」
「嫌がるつもりはないよ。ただこれから先二人と一緒に戦うなら頑張らないとなって思ったんだよ」
「そっか……」
「……お前は平和な世界の人間だ。焦って強くなろうとしなくても良い。ゆっくりと時間をかけ、経験を積んでいけばいい」
「わかりました。ブドーさん……いいや、師匠」
「……師匠か」
師匠は何故か笑っていた。というかこの人でも笑うことがあるんだ……
「今回は動きを読むことが出来たというなら、避ける訓練だ。完璧に避けてみろ!!」
僕はリゼルファを起動させ、白い騎士姿に変わり、師匠の雷を避けていく。何となくだけど落ちてくる場所が分かるようになってきた。
「飲み込みが早い……平和な世界の人間だよね?」
ポニィがそう呟く中、僕はその問に返事をした。
「元々体とか鍛えていたりしてたから……でも何かと戦うのはつい最近になってからだけどね」
「なるほどね……」
「喋る余裕があるというなら、第二段階だ」
師匠がそう告げた瞬間、何かが僕の頬をかすめた。今のってまさか銃弾?
「第二段階……雷と銃弾を避けてみろ」
「あ、あの師匠。銃弾が当たったら……」
「安心しろ。急所は狙うなと言ってある」
言ってあるって誰にだよ?
「今のって……将軍、まさかと思うけど……」
「ポニィ、お前が思っているとおりだ」
「なるほどね……あとで顔見せてもらわないとね」
どうやらポニィは銃を撃っているやつと知り合いみたいだった。
それからしばらく雷と銃弾を避けていくが、何だか段々と体の動きが鈍くなってきた気がした。そりゃそうか、この寒さじゃ……
「とりあえずは第二段階はクリアだが、ギリギリだ」
「ギリギリ……」
「お前はもう少し環境に合わせた戦い方をしてみろ」
師匠はそう言い残してみらいたちの補習の先生、アイザックさんと一緒にどこかへ行くのであった。
「環境に合わせたか……」
「まぁ答えみたいなものは見えてるんじゃないの?」
この島だとあのフォームがいいよな。
フッと僕はあることに気がついた。何だかみらいとリコの二人がいない……
僕とポニィはみらいとリコの二人と一緒に補修を受けている黄色い髪にメガネをかけた少女エミリーに声をかけた
「なぁみらいとリコ知らないか?」
「みらいちゃんとリコちゃん?」
「あの二人だったらあっちの方に行ったぞ」
青い髪に活発そうな女の子ジュンが二人が向かった場所を指を指して教えてくれた。
「あの二人なんだか変だったよ」
茶髪の女の子ケイが二人のことをそう言っていた。三人から話を聞くとどうにもみらいが魔法を成功させて補習をクリアできたけど、リコが納得していなかったみたいだった。
「リコの奴……プライド高そうだからな……」
「心配ね。陽斗、どうする?」
「探しに行くしかないだろ」
僕とポニィはみらいとリコのことを追いかけるのであった。
「ブドー将軍遅いな~もしかして置いてかれたり……ど、ど、どうしよう!?こんな所で取り残されたら……あれ?あそこにいるのって……」