魔法つかいプリキュア 宝石と帝具使い   作:水甲

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今回は短めです


83 目覚めたもの

陽斗Side

 

気が付くと真っ暗な空間にいた。あのシュラって奴の帝具…

 

目の前に穴が開くと同時に物凄い吹雪が僕を襲う。

 

「くっ…何とか…みんなの所に…」

 

凍え死ぬ寸前、また真っ暗な空間に戻され、また別の場所に…今度は火山地帯…このままだと焼け死ぬ…いや、何度もこんなことが繰り返させると……心の方が……

 

「みらい…みんな…」

 

僕の心は既に限界を向かえていた。ダメ…なのか…?

そう思った瞬間、小袋の中からリンクルストーンの欠片が現れた。欠片は眩い光を放ち、道を示してくれた。

 

「導いてくれるのか…そうだよな…ここで諦めるわけにはいかない!」

 

僕は欠片が示してくれた穴へと入ると元の世界に戻って来れた。だが僕の目の前には倒れたマジカル、フェリーチェ。ミラクルに馬乗りにシュラの姿が……

 

「何だ?もう戻ってきたのか?もう少し遅ければお前の心をズタボロに…くぐべっ!?」

 

僕はシュラを殴り飛ばしていた。

 

「陽斗…くん?」

 

「無事だったのね」

 

「陽斗…?」

 

後々三人に聞いた話では、この時の僕を見て、震えが止まらなかったらしい

 

「けっ、やるじゃねぇか…」

 

僕はゆっくりと顔を上げ、目の前のクソ野郎を睨んだ。

 

 

 

 

 

 

ポニィSide

 

リュウトとの戦いの中、私達全員がそれに気が付いた。

 

「これは!?」

 

「何?これ…」

 

「これは…まさか!?」

 

「余所見をするな!ブドー将軍!」

 

リュウトがブドー将軍に掴みかかる

 

「このまま奪わせて貰うぞ!お前の帝具!」

 

「くっ!奪われるくらいなら!」

 

将軍は巨大な雷を自身とリュウトに落とす。

 

「ポニィ!ツクシ!お前ら二人はアイツの所に行け!」

 

「お父さん!分かった!」

 

「この感じ…陽斗なの?」

 

信じたくないけど、こんなものを陽斗から感じるなんて……

 

 

 

 

陽斗Side

 

人は怒ると感情が高ぶり、冷静さを失う

 

「また送り返してやるよ!もしくはてめぇをなぶり殺しててめぇの死体の前であの女を…ゴホッ!?」

 

シュラの拳が届く前に僕はシュラの顔を殴る。殴り続ける

 

「てめぇ!」

 

シュラが構えを取るがその前にリゼルファにルビーの欠片をはめ込み、思い切りシュラの腹を殴り、シュラは膝をつきながら吐いていた

 

「くそ…が…」

 

この感覚は初めてだ。冷たい感情、目の前のクソ野郎を殴りたい。斬りたい。目の前からいなくなって欲しい……もしもこの感情に名前があるとすれば……それは殺意。

 

「お前を殺す」

 

冷たいくらいの言葉を放ち、シュラの顔面を蹴り飛ばす

 

「陽斗…くん…」

 

ミラクルたちを…みらいを傷つけたお前は…この手で殺す

 

「クソがぁぁぁぁぁ!!!!」

 

シュラが帝具を発動させようとした瞬間、僕はシュラの帝具を拳で破壊し、握っていた手を砕いた

 

「がぁぁぁぁぁ!?!?」

 

拳を砕かれ苦しむシュラ。その悲鳴も耳障りだ

僕はシュラの首を蹴り飛ばす。

 

「がほっ!?」

 

倒れ込むシュラ。僕はシュラの頭を掴み……

 

「死ね」

 

殴り殺そうとした瞬間、ミラクルが止めた

 

「大丈夫…大丈夫だから…」

 

「ミラクル……」

 

「そんな陽斗くん、もう見たくないから……」

 

ミラクルの声が響き、僕はシュラをそのまま投げ飛ばした。

 

「ごめん、ミラクル…」

 

「大丈夫だから…陽斗くん」

 

僕はそのまま気を失うのであった。

 

「へぇ、中々面白いものが見れたよ」

 

気を失う瞬間、オルーバのその声が聞こえるのであった

 

 

 




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