陽斗Side
気が付くと真っ暗な空間にいた。あのシュラって奴の帝具…
目の前に穴が開くと同時に物凄い吹雪が僕を襲う。
「くっ…何とか…みんなの所に…」
凍え死ぬ寸前、また真っ暗な空間に戻され、また別の場所に…今度は火山地帯…このままだと焼け死ぬ…いや、何度もこんなことが繰り返させると……心の方が……
「みらい…みんな…」
僕の心は既に限界を向かえていた。ダメ…なのか…?
そう思った瞬間、小袋の中からリンクルストーンの欠片が現れた。欠片は眩い光を放ち、道を示してくれた。
「導いてくれるのか…そうだよな…ここで諦めるわけにはいかない!」
僕は欠片が示してくれた穴へと入ると元の世界に戻って来れた。だが僕の目の前には倒れたマジカル、フェリーチェ。ミラクルに馬乗りにシュラの姿が……
「何だ?もう戻ってきたのか?もう少し遅ければお前の心をズタボロに…くぐべっ!?」
僕はシュラを殴り飛ばしていた。
「陽斗…くん?」
「無事だったのね」
「陽斗…?」
後々三人に聞いた話では、この時の僕を見て、震えが止まらなかったらしい
「けっ、やるじゃねぇか…」
僕はゆっくりと顔を上げ、目の前のクソ野郎を睨んだ。
ポニィSide
リュウトとの戦いの中、私達全員がそれに気が付いた。
「これは!?」
「何?これ…」
「これは…まさか!?」
「余所見をするな!ブドー将軍!」
リュウトがブドー将軍に掴みかかる
「このまま奪わせて貰うぞ!お前の帝具!」
「くっ!奪われるくらいなら!」
将軍は巨大な雷を自身とリュウトに落とす。
「ポニィ!ツクシ!お前ら二人はアイツの所に行け!」
「お父さん!分かった!」
「この感じ…陽斗なの?」
信じたくないけど、こんなものを陽斗から感じるなんて……
陽斗Side
人は怒ると感情が高ぶり、冷静さを失う
「また送り返してやるよ!もしくはてめぇをなぶり殺しててめぇの死体の前であの女を…ゴホッ!?」
シュラの拳が届く前に僕はシュラの顔を殴る。殴り続ける
「てめぇ!」
シュラが構えを取るがその前にリゼルファにルビーの欠片をはめ込み、思い切りシュラの腹を殴り、シュラは膝をつきながら吐いていた
「くそ…が…」
この感覚は初めてだ。冷たい感情、目の前のクソ野郎を殴りたい。斬りたい。目の前からいなくなって欲しい……もしもこの感情に名前があるとすれば……それは殺意。
「お前を殺す」
冷たいくらいの言葉を放ち、シュラの顔面を蹴り飛ばす
「陽斗…くん…」
ミラクルたちを…みらいを傷つけたお前は…この手で殺す
「クソがぁぁぁぁぁ!!!!」
シュラが帝具を発動させようとした瞬間、僕はシュラの帝具を拳で破壊し、握っていた手を砕いた
「がぁぁぁぁぁ!?!?」
拳を砕かれ苦しむシュラ。その悲鳴も耳障りだ
僕はシュラの首を蹴り飛ばす。
「がほっ!?」
倒れ込むシュラ。僕はシュラの頭を掴み……
「死ね」
殴り殺そうとした瞬間、ミラクルが止めた
「大丈夫…大丈夫だから…」
「ミラクル……」
「そんな陽斗くん、もう見たくないから……」
ミラクルの声が響き、僕はシュラをそのまま投げ飛ばした。
「ごめん、ミラクル…」
「大丈夫だから…陽斗くん」
僕はそのまま気を失うのであった。
「へぇ、中々面白いものが見れたよ」
気を失う瞬間、オルーバのその声が聞こえるのであった
感想待ってます