陽斗Side
僕たちは今マホウ界に来ていた。用事があるけどその前に僕はブドー師匠のお見舞いに来ていた
「悪いな。わざわざ」
「いえ、あの怪我は…」
「大丈夫だ。相打ち覚悟で放った技だ。これぐらいで済んで良かったものだ」
師匠はそう言うけど、本当に大丈夫なのかな?帝具も奪われたらしいし…
「帝具を取り返したいと思っているようだが、無理だな」
「無理って、リュウトが奪っていったんですよね?師匠の帝具…」
「そうだがリュウト自体は今後現れる事はない」
「どういう事ですか?」
「ゴズキの話では相打ちで辺りが煙に包まれた後、リュウトとシュラを回収しにきた女がいた」
「女?」
師匠の話ではその謎の女はゴズキ師匠たちに向かって
『私達の目的はこれで達成。デウスマストの力も充分調査できたみたいだしね。それじゃ2度と会うことはないでしょうね』
そう言い残して姿を消したらしい。
「リュウトは…」
「ゴズキが見た限りではあの傷では助からないらしい。陽斗、お前はプリキュアの力になれ」
「分かりました…」
「それと殺意に関してはお前には相応しくない。それ以上に大切なものを守る力がお前にとって強くなれる」
「はい!」
僕はブドー師匠の部屋を後にしてみらい達と合流するのであった
僕はみらい達と合流し、魔法商店街を歩いていた。みらいはという僕と腕を組んでいた。いつもならリコ辺りが揶揄ってきそうかなと思っていたが、この間の事があったからかみらいがこうして甘えてくる事に関してはあまり揶揄う気はないみたいだ。
そんな中、はーちゃんは魔法商店街の飾りを見て、驚いていた。
「きれーい!ねぇ、これなんてお祭り?」
「クリスマスって言うのよ」
「魔法界にもクリスマスがあるなんて、私もビックリしたよ」
「クリスマスはサンタさんがやってきてプレゼントをくれるの」
「プレゼントー!?」
「私もサンタさんに会いたい」
「お安い御用よ。じゃあ会いに行きましょ」
「ホント!?」
「え、もしかしてサンタさんって?」
「魔法使いよ!」
まさかサンタが魔法使いだったのか…うん、あまり驚かなくなったのは慣れたからかな?
ポニィとツクシの2人はというと…
「サンタ?」
「人の家に勝手に入るのは強盗と何が違うのかな?」
ポニィたちの世界にはサンタはいないみたいだな…
リコの案内でたどり着いた場所はトナカイに見立てたログハウスだった。中に入るとサンタの格好をした見覚えのある人達がいた
「全員サンタさん?」
「クリスマスの日は、みんなで手分けしてサンタになるんだ」
「グスタフさんも?」
「魔法界とナシマホウ界、すべての子供たちにサンタはプレゼントを届けねばなりません。ナシマホウ界にも有名なサンタがフィンランドにいるが、とても全部は回り切れんからなー」
「大変そう」
「勿論大変ですが、子供たちの笑顔のため今日は世界中をサンタのソリが鈴の音を響かせて走るのです!」
そう言ってアイザック先生が袋を持ち上げた瞬間、グキッと嫌な音が響いた。
「何か響いた!」
「鈴の音?」
「ほっほっほっほっ…今のは鈴の音ではありません。ギックリ腰の音です…」
「アイザック先生!」
とりあえず僕らはアイザック先生を寝かせることに…まさかこのタイミングでぎっくり腰になるとは…
「さて、どうしたものか…1人でもサンタが欠けたらプレゼントが配り切れん」
「面目ない…」
「それなら!」
「ん?」
「私達が代わりにサンタさんやります!」
「「え!」」
みらいがそう言って立候補するのであった。
サンタ衣装に着替えたみらい達。本当にやる気みたいだな~
「みらいー、ホントにサンタさんやるの?」
「もっちろん、サンタさんが来るのをみんな楽しみにしてるでしょ?私だってそうだったもん」
「クリスマスプレゼントなら私も…とっても嬉しかったわ」
「でしょー!?サンタさんになって、みんなに夢を届けられるなんてワクワクもんだー!」
「モフー!」
「よーし、私も頑張るぞー!」
はーちゃんの様子を見て、何処か嬉しそうにするみらいとリコの2人。この間からはーちゃんも何処か元気が無かったからな。
「何?」
「はーちゃんが元気だから嬉しいんだよ」
「みんなが一緒なら私はいつも元気だよ」
僕たちはグフタフさんに案内され、トナカイに…ではなくカタツムリだった
「え…」
「これって…」
『ゴトゴト!』
「「トナカイじゃないの?」」
「初心者はこっちにしなさい」
流石にいきなりトナカイは難しいものなのか…
「よーし、じゃあエスカーゴさん!よろしく!」
「しゅっぱーつ!」
『いってきまーす!』
「頼んだぞー!」
こうして僕らはプレゼント配りに向かうのであった
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