魔法つかいプリキュア 宝石と帝具使い   作:水甲

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86 楽しいクリスマス

闇の世界にて…

 

ベニーギョの前には実体を持たない影のようなものが何体かいた。

 

「つーわけ、一気に説明しちゃったけど、わかった?」

 

ベニーギョの問い掛けに影達は反応を示さない。

 

「返事くらいしな!あー、もう!オルーバのやつこんな中途半端な状態で復活させて!しかもマザーラパーパ、奴の力をあのプリキュアが受け継いでると言って…デウスマストが来る前にホントかウソか、この目で確かめてやるし!」

 

 

 

 

 

 

陽斗Side

 

マホウ界でのプレゼント配りは特に問題なく、無事配り終えた僕たち。

僕らは報告のためにグスタフさんのところに戻ってきていた。

 

「おー!もう配り終えたのか!?すごいな!」

 

「オッホッホッ、それほどでもー」

 

みらいは付け髭を撫でながらそう言う。

 

「もっと配りたいくらいよ」

 

「なら、追加をお願いできるかい?ナシマホウ界なんだが」

 

グスタフさんから紙を受け取り、場所を確認すると…

 

「えっと、津成木町!?」

 

「私達の町だ!」

 

僕らはカタツムリニアでナシマホウ界へ移動する。思った以上に早くたどり着いたな…

 

「随分早く着いたモフ」

 

「さ、エスカーゴさん、またお願いね」

 

リコがそう頼むがエスカーゴはと言うと…

 

『カター』

 

「あら、どうしたの?」

 

『カタカタ』

 

「ふんふん…カタツムリだけに」

 

『カタカタ』

 

「肩が凝ったわ…はー!?」

 

エスカーゴは殻の中に引っ込む。

 

「休憩しましょ」

 

「ちょっと何言ってんの? もしもーし!」

 

「これじゃ間に合わないモフー」

 

「そうだ!こうなったら」

 

「なるほど、箒ね!」

 

「はー!」

 

僕、ポニィ、ツクシの三人はみらい達の後ろに乗り、一緒にプレゼント配りを開始するのであった。

 

 

 

 

 

 

ナシマホウ界でのプレゼント配りも問題なく順調に進む中、遠くの方に赤い光が見えた。

 

「今のは!?」

 

「あ、あの人!」

 

遠くから見える限りだとあれはベニーギョって奴と…後は…

 

「それに!」

 

「勝木さんとまゆみだわ!」

 

「助けなきゃ!」

 

「「キュアップ・ラパパ!ルビー!ミラクル・マジカル・ジュエリーレ!」」

 

「キュアップ・ラパパ!エメラルド!フェリーチェ・ファンファン・フラワーレ!」

 

「2人の奇跡!キュアミラクル!」

 

「2人の魔法!キュアマジカル!」

 

「あまねく生命に祝福を!キュアフェリーチェ!」

 

「「「魔法つかいプリキュア!」」」

 

ミラクル達は空から向かい、僕ら三人はビルの屋上を渡っていき、ベニーギョのいる場所で合流した

 

「やめなさーい!」

 

「プリキュア…それに帝具使い!」

 

「今度はなに!?」

 

「箒だ!」

 

二人の位置から僕、ポニィ、ツクシは暗くて見えないから正体バレることはないな

 

「プリキュア、今日こそ潰す!」

 

ベニーギョはクリスマスツリーとゴミ箱を混ぜたドンヨクバールを召喚する

 

「みんなが楽しみにしているクリスマスを邪魔しないで!」

 

「また訳わかんないこと言ってるし…行きなドンヨクバール!」

 

「ガッテーン!」

 

「あなたたちは逃げてください」

 

「は、はい!」

 

「ま、まゆみ早く!」

 

「あ、足が・・・」

 

「マズいな。恐怖で…」

 

ゴミ袋弾丸を放つドンヨクバール。ミラクルとマジカルは箒で弾き、フェリーチェは空中で蹴り飛ばす。

ツクシは弾丸でドンヨクバールの注意を引きつつ、その間に僕はアッパーを、ポニィはドンヨクバールを思い切り蹴り上げ、ミラクルとマジカルはドンヨクバールの左右から角を持って持ち上げる

 

「勝木さん達や、他の人を巻き込むわけにはいかないわ」

 

「地上から離れよ」

 

2人はそのまま投げ飛ばした。

 

「ドンヨクバール、もっととっ散らかしてやりな」

 

「ガッテーン!」

 

ドンヨクバールはゴミ袋型の砲弾を放ちまくる。フェリーチェはまゆみ達の前に立ち、ピンクトルマリンバリアで弾く。

 

「フェリーチェ!」

 

砲弾の嵐の治まりを確認し、フェリーチェはバリアを消す。

 

「さ、今のうちに」

 

「は、はい」

 

「ありがとう!」

 

ドンヨクバールは今度は体当たりしてくるがミラクル達はそれを受け止める

 

「こんなことしてる場合じゃないのよ!今日の私達は!」

 

「みんなにワクワクを届けるサンタさんなの!最高に楽しい日にするんだから!」

 

「だからそのクリナントカってのはなんなのさ!」

 

「クリスマスはサンタさんが子供たちにプレゼントをくれるんです。そしてみんなが笑顔になるんです」

 

「くふ!聞いたドンヨクバール?プレゼントだって」

 

ベニーギョは同意を求めようとするがドンヨクバールはプレゼントを欲しがっていた。

 

「プレゼント欲しいんかい!」

 

「お生憎様、プレゼントをもらえるのは良い子なのよ!」

 

「そうです、あなたたちの様に他人に迷惑をかける人は、モノを散らかしっぱなしにするような人はプレゼントをもらえません!」

 

「だからイラネっての!」

 

ドンヨクバールの反応は欲しがっていた。

 

「泣くな!」

 

「良い子はちゃんと片付けます」

 

フェリーチェは箒をデカくして、ゴミ袋を一カ所に集める。

 

「面倒くさくても~!」

 

ゴミ箱を開けるミラクル。

 

「やるのです!やぁ!」

 

フェリーチェはドンヨクバールのゴミ箱にゴミを投げ入れ、怯んだ隙に…

 

「アレキサンドライト!」

 

僕はアレキサンドライトの大剣の力を使い、ドンヨクバールを光の鎖で拘束する。その隙に…

 

「「「アレキサンドライト!魔法つかいプリキュアオーバーザレインボー!プレシャスブレス!フル! フル! フルフルリンクル!プリキュア! エクストリームレインボー!」」」

 

ドンヨクバールを浄化し、ベニーギョは撤退した

 

 

 

戦いを終え、ミラクル達はまゆみ達の所に、僕らは影の所でモフルンと一緒に様子を見ていた。

 

「すごい!」

 

「怪物をやっつけちゃった!」

 

まゆみたちは怪我もなく大丈夫みたいだな。そう思っているとペリドットの精霊が現れ

 

『ペリドット、ミトメール』

 

そう言い残してキャリッジに吸い込まれていった。

 

「助けていただいて」

 

「ありがとうございました!」

 

「ううん、気にしないで」

 

「じゃあ私達はこれで」

 

「あ、あの!魔法使いですか?」

 

勝木さんにそう聞かれて、青ざめるミラクル達。

 

「魔法使いですよね!」

 

「うぬぅ…」

 

「あ、あ…」

 

「私、ずっと魔法使いを探してたんです。だから!」

 

「かな、待って!」

 

「ん?」

 

「ほら」

 

「なんか困ってる?」

 

「えっと、魔法使いには決まりがあって…」

 

「正体は秘密にしなくちゃいけないの」

 

「だから…」

 

「わかりました!」

 

「誰にも言いません!約束します!」

 

「ありがとう」

 

「でもそれでいいの?」

 

「私は魔法使いさんが本当に居たってわかっただけで十分なんです!」

 

「あ、私も誰にも言いませんから!」

 

「助かるわ」

 

まゆみ達と別れ、僕らはプレゼント配りを続けるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

そして次の日、家に戻るとリビングにプレゼントが置いてあった。僕、ポニィ、ツクシで中身を確認するとクリスマスケーキが入っていた。もしかしてグスタフさん達が運んでくれたのか?

 

「ねぇ、早く食べよう」

 

「ケーキは夜だよ。少し寝たらクリスマス料理を作らないと…」

 

「クリスマス料理!楽しみ!」

 

そういえばいつもは1人だったけど、こうして誰かとクリスマスを過ごすのは久し振りだな…




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