陽斗SIDE
ポニィと一緒にみらいとリコの二人を探していく中、巨大なドラゴンが飛んでいくのが見えた。
「ドラゴン?僕たちを襲いに来たって言うわけじゃないみたいだな」
「基本的に大人しいからね。にしてもアイスドラゴンが空高く飛ぶっていうことはまずいわね」
「まずいって?」
「高く飛ぶっていうことは嵐を避けるため、このままだと嵐が来るわ」
だとしたら二人が本当に危ないってことだよな。
「急ぐぞ!」
僕らは嵐が来る前に二人を探しに行くのであった。
みらいSIDE
嵐が来て、私とリコちゃんとモフルンは洞穴で嵐が去るのを待っていた。だけどこのままだと寒くて凍えてしまう。
「魔法のヤカン持ってくればよかったね」
「そうね。あなたが魔法でお湯を沸かせば暖かくなるでしょうね」
やっぱりリコちゃんはまだ怒ってるみたいだった。本当にどうしたら良いんだろう?こういう時陽斗くんがいれば何とかしてくれたんだけど……
陽斗くん、喧嘩とかの仲裁に入ったりしてくれていたりするし……
「リコの手、どうしたモフ?」
モフルンがそう言うと、私はリコの手を見た。リコの手、すごく冷たそうだった。
「リコちゃん、その手……」
「べ、別に貴方が悪いってわけじゃないんだからね」
「それに私、リコちゃんの事傷つけたんだよね。ごめん…リコちゃんにとって魔法はとっても真剣なこと…そんな魔法の事をもっと知りたい、一緒に勉強したいって思ってたの。それなのに私1人で夢中になっちゃって…魔法が使えたのが嬉しくてはしゃいじゃった…」
「貴方が悪いってわけじゃないわよ。うらやましかった…。魔法を使えたあなたが。だから私…勝手に怒って……ごめん」
お互いの気持ちをはっきり言え、私達が互いに笑いあうとモフルンがある事を思いついた。
「寒いのだったら、おしくらまんじゅうモフ!」
「そうね。せっかくだからやりましょうか」
「うん」
私達は三人でおしくらまんじゅうを始めた。体も暖かくなってきたけど、それだけじゃなく心も何だか……
「あ、あの~私も入れてもらっていいかな~」
突然声が聞こえ、振り向くとそこにはショートヘアーの女の子が体を震わせていた。
「えっと貴方は?」
「貴方……山に住んでるツクシよね?」
「は、はい、お父さんと一緒に……今日はちょっと頼まれごとで……」
「あっ、ほら、早く温まろう」
「はい」
ツクシちゃんと一緒におしくらまんじゅうを始めていくといつの間にか嵐が去ったみたいだった。
「モフ?甘い匂いがするモフ」
モフルンがそう言い、空を見上げるといろんな形をオーロラから小さな光が現れた。
「あれって」
「リンクルストーン!?私取ってくる」
私は急いで拾いに行こうとした瞬間、突然雪だるまのヨクバールが現れ、吹き飛ばされ、雪の中に埋もれてしまった。
「みらいー!!!!」
リコの声が聞こえ、雪の中から抜け出した。
「今、みらいって言いました!?」
「よ、呼んでないし。空耳でしょう。」
「呼んだよ!」
「呼んでないってば!」
「この期におよんでまだケンカですか?」
私達の所に現れたバッティ。でも私達はバッティの言葉に反応した。
「「喧嘩なんてしてない!」」
「ッ!」
私達は互いにモフルンの手を握った。
「「キュアップラパパ!ルビー!ミラクル・マジカル・ジュエリーレ!」」
「ふたりの奇跡!キュアミラクル!」
「ふたりの魔法!キュアマジカル!」
「「魔法つかいプリキュア!!」」
ルビースタイルに変身した私達。するとツクシちゃんが目を輝かしていた。
「将軍から話聞いてたけど、二人ともプリキュアなんだね。いいな~私もそういう変身とかしたいな~」
「将軍って?」
「まさかと思うけど、あなた将軍の知り合いだったりするの?」
「お父さんが知り合いで……」
「お喋りとか余裕ですね。やりなさい!ヨクバール!」
『ヨクバール!!』
ヨクバールが襲いかかろうとした時、後ろから陽斗くんとポニィちゃんが蹴りを喰らわせるのであった。
陽斗SIDE
「間に合ったみたいだな」
「全く、嵐が来るわ。ヨクバールがいるわ……面倒事が起こり過ぎじゃない?」
「仕方ないだろって、なぁポニィ、あの子お前の知り合いじゃないのか?」
僕が指さしたほうをポニィが見るとポニィはやっぱりという顔をしていた。
「ツクシ、あんたまで来てたのね」
「ポニィ!?久しぶり」
「その銃、訓練で銃を撃ってたやつか」
「はい、ツクシって言います」
「とりあえずヨクバールをぶっ飛ばすよ!」
僕は白い石を外し、赤い石を腕輪にはめ込んだ。
「ルビーフォーム!!」
僕とポニィとミラクルたちはヨクバールと戦う中、ツクシはバッティと向き合っていた。
「あの、その手にある石を渡してください」
「どこのお嬢さんか知りませんが、そう簡単には渡しませんよ!!」
「そうですか」
ツクシが銃を撃つがバッティがいる場所とは違う場所に撃っていた。
「外した?」
「そんなわけないじゃん」
すると撃った銃弾が曲がっていき、バッティの手をかすめ、バッティが手にしたリンクルストーンが落ち、モフルンがキャッチした。
「氷のリンクルストーン、アクアマリンモフ!」
「ぬっ、魔法というわけじゃないみたいですね」
「臣具の力です」
「ちっ、ヨクバール!やってしまいなさい」
バッティが指示を出すが、すでに遅いと思う。
「はああああああああ!!」
ポニィが思いっきりヨクバールを蹴り飛ばし、蹴り飛ばされた先にいる僕、ミラクル、マジカルの三人は同時にパンチを喰わしたのだった
「二人とも喧嘩してたんじゃないのか?」
「喧嘩してないよ」
「まぁいろいろとあったのよ」
「そっか、じゃあトドメを頼んだぞ」
「「うん!」」
二人はリンクルステッキを取り出した。
「「ルビー!紅の情熱よ!私たちの手に!フルフルリンクル!プリキュア!ルビーパッショナーレ!!」」
二人の必殺技を喰らい、ヨクバールを撃退することが出来たのだった。
「ちっオボエテーロ!!」
バッティはそのまま姿を消すのであった。
「なるほど……データ収集は完了」
「おい、いつになったら首を切らしてくれるんだ?」
白衣の男……リュウトは笑みを浮かべていた。
「貴方には彼らの相手をしてもらうために……確実な勝利を手にしていただくためにデータを集めておいたのですよ」
「データ?よくわからないが、この皇具があれば勝てるんだろう?」
「慢心は油断ですよ。とはいえ貴方なら勝てるでしょうね。彼に……」
リュウトが見つめる先には陽斗の姿があった。
「一応忠告です。人というものは急激に成長しますので……」
「愉快愉快、あの女とあの小僧二人と戦った時と同じように楽しめそうだ」
ザンクは自分を殺した少女とその前に戦った二人の少年のこと思い出すのであった。
無事戦いが終わり、リンクルストーンも手に入れた僕たち。するとリンクルスマホの赤ん坊が成長するのであった。
「成長したわね。そういえばこの子の名前……」
「はーちゃんがいいな。だってはーはー泣いてるし」
みらいが名前をつけるとはーちゃんは嬉しそうにするのであった。
「あっ!名前っていえば、リコちゃん。さっき呼んでくれたよね、私の名前!」
「だからそれは…」
「呼んだモフ」
「呼んだわよ。それとリコちゃんなんて呼ぶ人あなただけよ。リコで良いわ」
「わかったよ。リコちゃ……ううん、リコ」
「それでいいわ… みらい…」
何だか知らない間に絆を深めてるな……
「寂しいの?陽斗」
「別に……そういえばツクシはこれからどうするんだ?」
「えっと、なんだか大変そうだし、ポニィ達に協力するよ。お父さんにも言っておくね」
「お父さんって……お父さんがいるの!?」
「うん、今度会いに行こうね」
お父さんって誰のことだろうか?