刹那の軌跡   作:Seli

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7話

〈ツヴァイ Side〉

 

 

俺は今、サラの前で正座させられている。

 

何でだ?

 

 

「あのー? サラさん?

何で、私は正座させられているのでしょうか?」

 

 

「んふふー♪ アンタには聞きたいことがあるのよ。 この短時間でアリサをおとして、ラウラまでおとしかけているのかな?」

 

 

「一体何を言っているんですか、教官。」

 

 

「やっぱり無自覚なのね。それは良いわ。各国で色々な女の子と知り合っているみたいじゃない? 何人と知り合ったの?」

 

「いやいや、何でそんなこと聞くんだ?

仕事の都合上色々な人と知り合うことが多いが....

サラが気にする必要なくないか?」

 

 

 

「別に良いでしょ! その知り合った人達は、可愛らしい女の子ばかりなの?」

 

 

 

不安そうな顔で、言ってきた。

 

 

俺はため息をつき、サラの頭を撫でながら

 

 

「何泣きそうな顔してんだよ、お前は。

お前も美人で可愛らしい方のタイプだろうが。

少なくとも、俺はそう思うぞ?」

 

 

「...バカ。ホントズルいんだから。

もっと私の頭を撫でなさい♪」

 

 

 

サラは顔を赤くして、笑顔で言った。

 

 

 

「はいはい、お姫様。

で、オリヴァルト殿下とヴァンダイク学長は、私に用事ですか?

ってか殿下、なぜ写真を撮ろうとしているのですか?」

 

 

「いや~。サラくんの意外性を写真に納めようと。それと、アルフィンやシェラくん達にも送って楽しもうかなと!

ってな訳で1枚パシャリと。

さてと新しいクラスはどんなだい?」

 

 

 

 

「殿下、サラ教官をあまり苛めないようにお願いしますね。

そうですね。

なかなか事情がある家柄の子達が集まってますね。

シュバルツァー、ラインフォルト、レーグニッツ家などね。

その子達が手を取り合い立ち上がったら、帝国の新たな光となるでしょう。

殿下の狙いはそこでしょう?」

 

 

 

「こりゃ、驚いたの。そこまで分かるとは。

流石じゃの!

お主の経歴は伊達ではないの」

 

 

「ハハハ! こりゃあ、一本取られたね。そうだよ。敵は身内だけじゃない。

外からも介入してくる。

ツヴァイくんの方でもすでに掴んでいるんじゃないかな?」

 

「そうですね。少なくとも蛇は動き出してますね。リベールでの計画が終わったので、次の計画に移っているでしょう。

俺の予測では、クロスベルと帝国辺りで活発になると睨んでます。」

 

 

「!?」

 

教官と学園長は驚いた反応をしていた。

 

「頼もしいよ。君を呼んで正解だった。色々あるだろうが、学生生活を謳歌したまえ!

それじゃあ、行こうか。

学院長、サラ教官。」

 

 

「それじゃあ、気をつけて帰るのじゃぞ。」

 

 

「それじゃあ、また後でね。寮の場所は分かるわよね?」

 

 

「大丈夫ですよ。それでは、失礼します。」

 

 

俺は三人と別れ、寮に向かうのだった。

 

 

〈ツヴァイ Side out〉

 

 

 

 

〈サラ Side〉

 

 

私は、オリヴァルト殿下とヴァンダイク学院長と別れ、学生寮へと向かっていた。

 

ふぅ…………

蛇も動き出すなんてね。

こっちの方が、本当に厄介ね。

それにしても、ツヴァイが学生として入ってくるなんてね。

絶対にまともな学生生活にはならないわね。

でも、一緒にいれる機会は増えたからそこは感謝ね♪

ただでさえ、アイツの周りは可愛い女の子が集まりやすいんだから…………

私も意識してもらえるように頑張らないと!

 

 

私は歩くペースを早くし、寮に戻っていった。

 

 

〈サラ Side out〉

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