〈ツヴァイ Side〉
俺は今、サラの前で正座させられている。
何でだ?
「あのー? サラさん?
何で、私は正座させられているのでしょうか?」
「んふふー♪ アンタには聞きたいことがあるのよ。 この短時間でアリサをおとして、ラウラまでおとしかけているのかな?」
「一体何を言っているんですか、教官。」
「やっぱり無自覚なのね。それは良いわ。各国で色々な女の子と知り合っているみたいじゃない? 何人と知り合ったの?」
「いやいや、何でそんなこと聞くんだ?
仕事の都合上色々な人と知り合うことが多いが....
サラが気にする必要なくないか?」
「別に良いでしょ! その知り合った人達は、可愛らしい女の子ばかりなの?」
不安そうな顔で、言ってきた。
俺はため息をつき、サラの頭を撫でながら
「何泣きそうな顔してんだよ、お前は。
お前も美人で可愛らしい方のタイプだろうが。
少なくとも、俺はそう思うぞ?」
「...バカ。ホントズルいんだから。
もっと私の頭を撫でなさい♪」
サラは顔を赤くして、笑顔で言った。
「はいはい、お姫様。
で、オリヴァルト殿下とヴァンダイク学長は、私に用事ですか?
ってか殿下、なぜ写真を撮ろうとしているのですか?」
「いや~。サラくんの意外性を写真に納めようと。それと、アルフィンやシェラくん達にも送って楽しもうかなと!
ってな訳で1枚パシャリと。
さてと新しいクラスはどんなだい?」
「殿下、サラ教官をあまり苛めないようにお願いしますね。
そうですね。
なかなか事情がある家柄の子達が集まってますね。
シュバルツァー、ラインフォルト、レーグニッツ家などね。
その子達が手を取り合い立ち上がったら、帝国の新たな光となるでしょう。
殿下の狙いはそこでしょう?」
「こりゃ、驚いたの。そこまで分かるとは。
流石じゃの!
お主の経歴は伊達ではないの」
「ハハハ! こりゃあ、一本取られたね。そうだよ。敵は身内だけじゃない。
外からも介入してくる。
ツヴァイくんの方でもすでに掴んでいるんじゃないかな?」
「そうですね。少なくとも蛇は動き出してますね。リベールでの計画が終わったので、次の計画に移っているでしょう。
俺の予測では、クロスベルと帝国辺りで活発になると睨んでます。」
「!?」
教官と学園長は驚いた反応をしていた。
「頼もしいよ。君を呼んで正解だった。色々あるだろうが、学生生活を謳歌したまえ!
それじゃあ、行こうか。
学院長、サラ教官。」
「それじゃあ、気をつけて帰るのじゃぞ。」
「それじゃあ、また後でね。寮の場所は分かるわよね?」
「大丈夫ですよ。それでは、失礼します。」
俺は三人と別れ、寮に向かうのだった。
〈ツヴァイ Side out〉
〈サラ Side〉
私は、オリヴァルト殿下とヴァンダイク学院長と別れ、学生寮へと向かっていた。
ふぅ…………
蛇も動き出すなんてね。
こっちの方が、本当に厄介ね。
それにしても、ツヴァイが学生として入ってくるなんてね。
絶対にまともな学生生活にはならないわね。
でも、一緒にいれる機会は増えたからそこは感謝ね♪
ただでさえ、アイツの周りは可愛い女の子が集まりやすいんだから…………
私も意識してもらえるように頑張らないと!
私は歩くペースを早くし、寮に戻っていった。
〈サラ Side out〉