「すみません、クロスベル警察『特務支援課』のロイド・バニングスですが、事件の調書を取りたいのでお話を伺ってもよろしいでしょうか?」
茶色の髪をした男性が、警察手帳を見せながら俺達に話しかけてきた。
うん、やっぱり知り合いだな。
ガイさんの弟くんじゃないか....
教団殲滅作戦の時だから7年ぶりぐらいか....
あの事件は今でも覚えている...
ロイドは、セシルとユウナと話はじめていた。
「あら、ロイド? 」
「ロイドさん! こんにちは!」
「セシル姉にユウナちゃん!? 人質って二人だったのか! 大丈夫だったか!?」
「ふふ、大丈夫よ。ツヴァイさんが助けてくれたから。怪我も無いわ。ねえ、ユウナちゃん?」
「はい! 私達二人とも怪我も無く無事です!」
「それは良かった。俺からもお礼言っておかないと。セシル姉とユウナちゃんを、助けていただいてありがとうございました。
すみませんが、調書を取りたいので少しお時間をいただいてもよろしいでしょうか?
セシル姉達もいいかい?」
「ツヴァイ・リンクです。分かりました、ロイドさん。ロジーヌも大丈夫か?」
「ロジーヌ・リンクと申します。私は大丈夫ですよ、兄さん。」
「もちろん私も大丈夫よ、ロイド。」
「はい! 私も大丈夫です!」
「分かりました。それじゃあ、特務支援課のビルまで案内します。そこで調書を取りたいと思います。それと捜査一課も私達とは別に調書を取ると思いますので、すみませんがご協力お願いします。それでは案内します。」
俺たちはロイドの後に付いていき、駅を出て歩いていった。
すると正面に大きな鐘がある中央広場に来た。
ん? この鐘は.....
今の所は大丈夫そうだな。
鐘から目を離し辺りを見ると、高いビルや建物が並び町中を導力車がたくさん走っており、経済が発展している都市と言われるだけのことはあった。
「クロスベルには7年ぶりぐらいに来ましたけど、すごく発展した都市になりましたね。導力車とか町中に技術の進歩も感心するばかりです。」
俺の言葉にロイドが
「以前もクロスベルに来られたことがあったのですか? 私達は、普段から生活しているので気にはなりませんが、やはり他国からの旅行者となると珍しいものばかりですか?」
「そうですね。導力器の開発とかにも携わったことがあるので、技術者としたら色々と見てみたいのが本音ですね。」
「ツヴァイさんは技術者なんですか?」
セシルが俺に尋ねてきた。
「技術者が、本職ってわけではないですね。
世界各国を飛び回り、調査していく調査団的ななものが本職みたいなものですね。今回珍しく休みが取れたものでして、妹とクロスベルに旅行しにきた訳です。」
「そうなんですね。妹想いのお兄さんなんですね、ふふ。」
「まあ、妹には怒られてばかりなんですけどね...」
セシルと話していたら、突然背中をつねられた。
いてぇ!
背後を見てみると、ロジーヌさんが素晴らしい笑顔でいました....
「兄さん? 早く行きますよ...
警察の方も忙しいのですから。
そうですよね、ロイドさん?」
「はい....」
「え、ええ。そちらの階段を降りて行き、突き当たりの所が特務支援課のビルになります。行きましょう。」
ロイドがロジーヌの言葉に、引きながら答えた。
階段を降り、特務支援課のビルの前まで来た。
「ここです。それでは行きましょう。私の仲間も待っているはずです。
ロイドです! ただいま戻りました!」
ロイドは扉を開け、ビルの中に入っていった。
俺たちもそれに続き、中に入ると
黒いリボンをした白い長髪の女性と、黒い猫耳に見えるようなものを頭に着けた水色の髪の少女と、赤い髪の長身の男性がいたのだった。