最後までお付き合いください!
〈ツヴァイ Side〉
俺達は現在セシルさんとユウナちゃんが住むアパルトメントに向かっていた。
セシル、ユウナ、ロジーヌの3人は仲良く話ながら歩いており、3人のやり取りを微笑ましく思い、少し後ろを歩いていた。
すると俺の端末がなり始めた。
ん、誰からだ?
俺はロジーヌ達に先に行っててくれと伝え、彼女達から離れ通話を始めた。
「はい、もしもし?」
「もしもしじゃないよ... 今どこにいるんだい? クロスベルには着いたんだよね?」
俺とロジーヌの仲間からの連絡だった。
「ああ、クロスベルに着いたんだが色々と問題があってな。実は....」
俺はクロスベルに来てから起こったことを説明した。
「すごい勢いで君はトラブルに巻き込まれてるね.... んー、その感じだと合流するのは遅れる感じかな?」
「いや、一時間もしないうちに合流できると思う。事情聴取も終わったし、セシルさん家にもそこまで長居しないだろう。」
「ホントに大丈夫なのかい? 君の過去から考えたら心配なんだけど....」
「大丈夫なはずだ.... また遅れそうなら連絡する。 たしか旧市街のバーで良かったんだよな?」
「分かったよ。そうだよ! それじゃあ、また後でね、セルナート卿。」
「ああ、また後でな。」
俺は通信を切り、先ほどから殺気を放ちながらこちらを見ている人物に注意を向けた。
やっぱり、ランドルフか.... そりゃあ、警戒するわな。
俺が猟兵ってのもバレてるし、どうするかな?
敵対する気は無いんだが。
ってランドルフの後ろからも一人ついてきているな。 ってティオちゃんじゃねーか。
ランドルフと何か話しているし、今がチャンスか? でも、どっちも人の気配察知するの得意だから難しいか...
仕方ない、接触するか。
ティオちゃんも震えて暗い表情しているしな。
俺は二人に近づき、ティオちゃんの頭を撫でながら
「大丈夫か? 確か7年前もこんな感じだったよな。それと、ランドルフ。敵対する気は無いから俺に殺気を向けてくれるのは辞めてくれないか?」
「なっ、何してるんですかツヴァイさん!」
「いや、7年前と同じ雰囲気だったかこうするのがベストかなと。」
「私はあの時に比べ大きくなったんですよ!? 今同じことやると間違いなくセクハラです!」
「ティオちゃん.... そんなこと言われたらお兄さん泣いちゃうよ? ってか何か容赦ないよね!」
「急にいなくなったツヴァイさんが悪いんです。」
「俺が色々と忙しいのは分かってるでしょうが.... ランドルフも呆けてるぞ。」
「そりゃあ呆けもするわ! ティオすけとお前って知り合いなのか!? ティオすけはコイツの正体を知ってるのか!?」
「はい。猟兵であることは知ってますよ。」
「.......嘘だろ。まあ、いい。 お前は一体何をしにクロスベルに来たんだ?」
「ただの旅行って言っただろうが...
疑いがあるってなら、ランドルフとティオちゃんも付いてくるか? セシルさんとユウナちゃんには絶対何もしないし、この地で猟兵の仕事をするつもりはない。で、二人はどうするんだ? ついてきてみるか?」
俺の言葉に二人は頷き、三人でセシルさんの家に向かうのだった。