〈ツヴァイ Side〉
俺は現在『
「こんな感じでどうだ?」
「嘘ですよね? ツヴァイさんって分からないのですが...」
「これは驚いたよ!」
「ああ。」
俺の変装にロジーヌ、ワジ、アッバスの3人はおどろいていた。
「こんな感じで声も変えれるぞ。あ、あ、あー! どうだ?」
俺はいつもしゃべる声より、2段階ぐらい高い声でしゃべってみた。
「声まで変えられるのですか!?」
「『身喰らう蛇』にいた時に、『怪盗紳士』に変装術叩き込まれて身に付けたんだよ。蛇にいた時や守護騎士の仕事で潜入任務が多かったから役にたったけどな。ロジーヌ達の反応見る限りこれで大丈夫そうだな。
それじゃあ、行くか。
ロジーヌ達も何かあったらすぐに連絡してくれ! それとアッバス、ロジーヌのことを頼むな。」
「分かったよ。テスタメンツのこと頼んだよ、アッバス。」
「ああ、任せろ。二人とも気をつけてな。」
「二人ともお気をつけて.....」
俺とワジは、ロジーヌ達と別れミシュラムへと向かうのだった....。
〈ツヴァイ Side out〉
〈ロジーヌ Side〉
私はツヴァイさん達を見送っていた。
すると、アッバスさんが声をかけてきた。
「どうしたんだ? 何か不安なことでもあるのか?」
どうやらばれているみたいですね。
「はい.... やはり私は連れていって貰えないんだなと思いまして....」
私はツヴァイさんの助けになりたいのに、いつも肝心な所で共に連れていってもらったことがない。
危険な任務とかになると、いつも彼が1人で対処してしまう。
どうしてなのですか? 私は彼にとって役立たずなのでしょうか.....
「そうか..... アイツは心を許してる奴としか任務を受けたりしないぞ。ロジーヌを信頼してなかったら、クロスベルにすら連れてきてないはずだ。」
「そうなのですか? ツヴァイさんには、確か部下がいたのですよね? その方はどうだったのですか?」
「ああ、彼女か.... ツヴァイに対してグイグイいってたぞ。始めは今のロジーヌのように不安がってたんだが、途中から開きなおったのか知らないが勝手に付いていってたぞ....。 それでツヴァイが折れて、彼女を専属の部下にしたって感じだな。故郷の事情で、今はもう騎士団を辞めたがな。」
「そうなんですね。その方はスゴいですね。私には出来そうもないです....」
私は諦めていたら、アッパスさんが目の前に紙切れを出してきた。
これは?
「そんなロジーヌに、ワジから渡してくれと頼まれた物がある。『黒の密売会』のチケットだ。これでお前も参加してきたらどうだ? 」
「よろしいのですか? .......私はツヴァイさんの側で、彼の手助けをしたいです! ありがとうございます、アッバスさん!」
「いってこい。ツヴァイに文句言われたら、ツヴァイの近くが一番安全と俺に言われたと、言い返せばいい。こちらは任せろ。
気をつけていってこい。女神の加護を。」
「ありがとうございます! それでは、いってきます!」
私はもう遠慮しません! これからはグイグイいきますからね、ツヴァイさん。覚悟しておいてくださいね!
アッバスさんにお礼をいい、