刹那の軌跡   作:Seli

42 / 59
今回は、ネタバレを含みますのでご注意を。

活動報告にて追加ヒロインのアンケートを行っていますので、よろしくお願いします。



それでは第39話です!


39話

〈銀 Side〉

 

 

 

私は、『死神』から受けたダメージを回復し歩けるようになった。

 

 

 

まさかこんな所で会うとは思いませんでした。

それに私の正体に勘づき、明らかに手加減されてましたね。

全力の彼と戦ったら間違いなく私が死ぬでしょうね。

 

 

 

さてと、ツァオさんからの依頼もありますし部屋を調べてみましょう。

 

 

 

そういえば、彼はいったい何を調べていたのでしょう?

この大きなトランクですかね?

 

 

トランクを開けてみるとそこには....

 

 

 

女の子!?

何で女の子がトランクの中に....

 

黒月(ヘイユエ)にもたらされた情報は、これのことですか。

 

 

彼はこれを見て驚いていたのですね。

これが出品されるとなると大きな問題になりますね。

ツァオさんに報告しに戻ろうと部屋から出るとルバーチェのマフィア達が取り囲んでいた。

 

 

「てめぇ・・・・・・!」

 

 

「どこから現れやがった!?」

 

 

 

「フフ.....我が名は(イン)

月の光さす所ならばどこへでも現れよう。」

 

 

私はマフィア達にそう答えると

 

 

「...ふざけろ!」

 

 

「大人しくしやがれ!」

 

 

マフィア達が武器で襲いかかってきた。

 

 

 

「....ぬるい。

 

我が舞は夢幻、去り逝く者への手向け・・・眠れ、白銀(しろがね)の光に(いだ)かれ・・・縛! 滅!!」

 

 

 

私は大剣と暗器を使用し、マフィア達を撃退した。

 

 

「....がっ!」

 

 

「.....馬鹿な」

 

 

 

マフィア達は倒れ気を失った。

 

 

すると新たな3人組が部屋に入ってきた。

 

 

「.....なっ!?」

 

 

「や、やっぱり......!?」

 

 

 

特務支援課の人達ですか...

私の正体だけはバレないようにしないといけませんね。

 

 

「………妙な気配がするかと思えば、お前たちも入り込んでいたか。」

 

 

 

「…………あんた!」

 

 

「………へえ。随分とヤバそうな人だね。

察するに、巷で噂されている(イン)殿なのかな。」

 

もう一人はテスタメンツのリーダーですか。

この会場予想外の人が集まりすぎじゃないですか!?

一番厄介な人が去っていってくれたので助かりましたが…………

 

 

 

「いかにも………… テスタメンツのリーダー ワジ・ヘミスフィア。

妙な気配の一つはお前のものであったようだな。

それ以外にもいるようだが………

クク、まさに伏魔殿だったか。

まあ、私以上の大物が先ほどまでこの部屋にいたがな。」

 

 

私の言葉に、特務支援課の二人は特に驚いていた。テスタメンツのリーダーは、あまり驚いてないみたいですね。 もしかして知っていた……? ありえません。

どうやら、顔に出ていないだけみたいですね。

 

 

「へぇ、面白いことをいうね。君以上の大物ってなかなかいないと思うよ?」

 

 

 

「お前がこの部屋に侵入する前に誰かいたのか!?」

 

 

「そうだ。 入口で眠っていた連中は私の仕業ではない。」

 

 

「じゃあ、いったい誰の仕業なの!?」

 

 

 

「………『死神』だ。」

 

 

 

私はその問いに答えると、テスタメンツのリーダーのみがやけに驚いていた。

 

 

「………なんだって!? それは本当なのかい?」

 

 

「………本当だ。先程私と戦闘したからな。数人は、奴の爆発的な闘気を感じたはずだ。

軽くひねられ、すぐに逃げられたがな………

どうやら奴も、何かを調べる為に競売会に参加していたようだ。」

 

 

 

「………『死神』とは一体何者なんだ?」

 

 

「ワジ君は何か知っているの?」

 

 

「『死神』は猟兵の中でも、闘神や猟兵王と並ぶ実力がある人物として有名さ。彼と闘うことになったら死を覚悟した方が良いレベルだよ。」

 

 

「そこまで危険な人物がクロスベルに来ているのか!?」

 

 

「…………そんな」

 

 

 

「死神との戦闘というイレギュラーが入ってしまい予定が狂った。

この場はお前たちに任せてみるとしよう。

その方が面白そうだ。

そちらの奥の部屋には、競売会後半に出品されるものがある。

黒月(ヘイユエ)に流れた情報によると、おもしろい『爆弾』があるらしいぞ。

その目で確かめてみると良い。

さらばだ……!」

 

 

私は窓を突き破り、外へと飛び降りていった。

 

 

〈銀 Side out〉

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。