次回からは出ます!
それでは40話です。
〈ロイド Side〉
俺達の目の前で、銀は窓を突き破り飛び降りていった。
「お、おい!」
「なんて身のこなし………!」
「やれやれ……… 噂に違わぬ化物みたいだね。
死神のおかげといっていいか分かんないけど、やり合う羽目にならなくてラッキーだったよ………………
それで、どうするんだいロイド?」
ワジは俺に尋ねた。
いったいこの会場で何が起こっているんだ?
銀や死神の登場、クロスベルで何が始まろうとしている?
今は気にしても仕方ないな。
まずは、奥の部屋を調べよう。
「…………時間がない。 奥の部屋を調べてみよう。あいつが言っていた『爆弾』が本当にあるなら確かめてみたい。」
俺がそういうと、ワジは笑い
エリィはあきれながら
「………フフ。そういうと思ったよ。」
「ふう、仕方ないわね。
出来るだけ急いで、調べれるだけ調べてみましょう。」
「…………ああ!」
俺達は奥の部屋に入り、3人で手分けして調べた。
部屋の中央には大きなトランクが置いてあった。
「コイツか?」
俺はトランクに近づき開けてみると
ローゼンベルク工房の人形?が入っていた。
「すごいな……… まるで生きているみたいだ。
「…………ん? 」
その人形が目を覚まし、起き上がった。
「お兄ちゃん、だれ?」
「なぁぁぁぁぁ!?」
俺は驚き大声をあげてしまった
いやいやいや、そんな筈は無いだろう!
この子は人形じゃないのか!?
どう見ても人間の女の子じゃないか!
俺の声に反応し、エリィとワジが近づいてきた。
「ど、どうしたの!?」
「………その子は。」
俺は少女に確認した。
「君はどうしてここにいるんだい?」
「キーアね。どうしてここに来たのか分かんない。お兄ちゃんの声がするまでずっと寝てたから。ただ、さっきすごく暖かい感じの人がいたのだけは何故か分かったよ!」
キーアと名乗った緑髪の少女がそう言った。
暖かい感じの人? もしかして、銀か死神か? まさかな………
と考え事をしてると、屋敷の警報がなった。
「そんな………!?」
「やれやれ。どうやらタイムオーバーみたいだね。」
警報を聞き、マフィア達が部屋に侵入してきたが瞬時にワジが撃退した。
「やぁっ!」
「がっ!」
「なんだと…!」
マフィアを撃退したワジが問いかけてきた。
「どうやら覚悟を決めた方が良いみたいだよ。
このままだと、確実に捕まることになるよ。」
「わかった…………」
俺はスーツを脱ぎ捨て、いつもの服装になり
キーアに問いかけた。
「キーア、俺達と一緒に来てくれるかい?
君のことは絶対に守るから。」
「??? よく分かんないけど、別にいいよ~。
キーア、ロイド達と一緒にいく!」
「良い子だ。 二人とも動きやすい格好になってくれ! ここから脱出するぞ!」
俺はキーアを抱え、屋敷から脱出するのだった。
〈ロイド Side out〉