〈エリィ Side〉
私達は敵を撃退しながら何とか屋敷の外に出た。
そこで、ランディとティオちゃんが合流した。
「ロイドさん……!」
「おい、いったい何があったんだ?
ってその子は?」
「さっき通信で女の子を保護したって話したでしょ?」
私達が会話をしていると
「ハッ、そうはいくかよ!」
「クク、若頭の指示通り張っておいて正解だったぜ。」
「抵抗せずに観念してもらおうか。」
マフィア達が銃を出して私達に向けた。
「くっ………」
「おいおい、導力式機関銃かよ!」
「
「……………そんな」
私達は、どうこの場を切り抜ければ良いの?
このままでは…………
諦めるという思考が頭によぎった時、ワジくんが
「どうやら、諦めるにはまだ早いみたいだよ。」
「…………え?」
彼に問いかけていると、どこからか『パーン』という音がし、マフィア達の武器が急に破壊されていった。
「今のは……………! それに、さっきの銃声は…………」
「狙撃ですね。あんな所から狙撃するなんてあの人は規格外すぎます………」
ランディとティオちゃんは何かに気づいたみたい。
マフィア達を見ると
「いったい何が起こった!?」
「どこからだ!?」
焦って周りの状況を確認していた。
すると、金の刀みたいなものが飛んできてマフィア達に当たり、気絶していた。
「………いったい何なの?」
「調べてる時間がない! 今は気にせず急ごう!」
私達はロイドの言葉に頷き、急ぐのだった。
〈エリィ Side out〉
〈ツヴァイ Side〉
俺はロジーヌを抱え、窓から飛び降りて2階のテラスの地面に上手いこと着地した。
ロジーヌの安全を確認しようと顔を見てみると真っ青になっていた。
「おい、大丈夫か……?」
「………………………………………」
「ロジーヌさん?」
「…………………死ぬかと思いました。
急に行動するのはやめてください!
ああいうのは心の準備が出来ていないと無理です! 二重の意味で心臓に悪かったですよ!」
「悪かったよ……… 。次からは気を付ける。
さてと、ここからは脱走するにしてもルート確保しないとな。まずはどこかの部屋に移動して、動きやすい格好になろう。
戦闘準備もしておかないとな。」
「まったく、もう…………。分かりました。急ぎましょう。」
俺達は移動し、着替えて脱走準備を整えて先程のテラスから屋敷の入口をみてみると、ロイド達がマフィアどもに取り囲まれていた。
「こいつは、不味いな。」
「ツヴァイさん、どうしますか!? ワジさん達を助けないと!」
さてどうしますかね………
コイツでマフィアどもの武器を狙撃するしかないか。力を少し使わないと流石にこの距離は無理か。
俺は力を少し解放し、ロジーヌに背後を警戒しておくように頼み、ブレードライフルを取り出しスコープを取り付け狙撃準備に入った。
「コイツの使い方は、こう使うわけじゃないんだが、仕方ないな……。
ロジーヌ! ワジ達が、逃げていったら俺たちも後を追って脱出するぞ!」
「はい! 確か水上バスが出ていたはずなので、それで撤退しましょう!」
「了解した。」
マフィアどもの武器に狙いを定め、引き金をひいた。
『パーン』という音が鳴り響き、敵の
するとどこかからか、金の偃月刀が飛んで来てマフィア達に命中し、無力化させていた。
「さっきの武器は…………… どうやら、俺達以外にも彼らの助っ人がいるみたいだな。」
「すごい狙撃能力ですね。 私達以外にも誰かいたみたいですが、確認している暇はありませんよ。」
「ああ。特務支援課の子達も動き出したみたいだ。ロジーヌ、悪いがもういっかい抱えるぞ。」
「はい、そういうと思ってました。」
ロジーヌは笑顔で答えた。
俺はロジーヌを抱え、2階のテラスから飛び降りて先程のワジ達がいた場所に着地し、彼らの後を追うのだった。
〈ツヴァイ Side out〉