この章では、ルフィナ姉さんを介入させます!
展開が色々と変わってきますが、ご了承ください。
主人公無双&原作から色々とかけ離れていきますが、これからも刹那の軌跡をよろしくお願いしますm(__)m
45話
〈ツヴァイ Side〉
俺達は特務支援課のビルの前に来ていた。
入り口の前には、大きな青い狼が寝ていた。
「わぁ、狼ですよ! あの毛並みモフモフしてみたいです!」
ロジーヌがその狼を見て、嬉しそうにしていた。
本当動物好きだよな、コイツ。
まあ、俺も好きなんだが………
「いきなり大声出して、怖がらせたらダメだろう? それにしつこく行きすぎて、動物達に逃げられることが多いだろ………」
「…………は、はい。そうですね。 動物好きなので、ついつい興奮気味でいっちゃうんですよね。 気を付けないと。」
ロジーヌが自重しようとしたら、狼が起きてこちらに近づいてきた。
「…………ワウッ?」
そして俺達の前でお座りした。
「かわいい! 撫でていいんですかね?」
「ワウッ!」
俺は、なぜかは分からないがこの狼が「別にいいぞ」と言っている感じがした。
「良いみたいだぞ。撫でたらどうだ?」
俺がそう言うとロジーヌは、目をキラキラさせすごく嬉しそうに撫でていた。
「はい、凄い毛並みですよ! モフモフで気持ちいいですよ! ツヴァイさんも撫でたらどうですか?」
「ワウッ」
狼が俺にも撫でるか? と聞いているかんじだった。
「コイツ、人の言葉分かってないか?
うおっ! 確かに気持ちいいな。
ってか名前は何ていうんだ?」
「さあ………?」
「ワウッ!」
俺もこの狼を撫でていると、玄関の扉を開けて出てくる人物がいた。
「やけに外が賑やかだと思っていたら、お前たち来てたのか。 ツァイトが撫でられてるってのは珍しいな。子どもたちに撫でられてるのはあるんだがな………」
「おはようございます。コイツの名前はツァイトって言うんですね。ってそうなんですか……?
ロジーヌに対しては、すぐによってきましたよ?」
「そうなのか……… ここではなんだから、中に入れ。」
「はい。ロジーヌ、行くぞ。」
「……………は、はい!」
「ワウ」
ロジーヌにそう言い、ロジーヌと付いてきたツァイトと共に中に入るのだった。
中に入ると俺達はテーブルへと案内された。
「ちょっと待ってろ。コーヒーを入れてくる。」
「はい、ありがとうございます。」
少ししてセルゲイさんが戻ってきて、俺達の向かい側に座り話始めた。
「そちらさんとは初めてだったな。
俺は、セルゲイ・ロウだ。よろしくな。」
「初めまして。ロジーヌ・リンクと申します。
兄共々よろしくお願いいたします。
それと内部事情は、兄からしっかり聞いておりますので遠慮せずお話ください。」
「俺も一応自己紹介しておいた方が良いですかね。ツヴァイ・リンクです。ロジーヌには色々と俺のサポートをやってもらってます。
セルゲイさんとは7年ぶりぐらいになりますかね?」
「よろしく。ああ、そうだな。」
「お二人はいつ知り合ったのですか?」
「7年ほど前のある事件で知り合ったんだよ。『D:G教団』のアジト殲滅作戦でな。俺は遊撃士として、セルゲイさんのチームに外部協力者として加わっていたんだよ。」
「そうなんですか。チームには誰がいたのですか?」
「俺、セルゲイさん、ロイドの兄のガイさん、そして、『風の剣聖』と呼ばれるアリオスさんだな。」
「ソイツの言う通りだ。ガイとツヴァイがどんどん突っ走って行くから、俺達はいつも大変だったんだぞ………」
「……………なるほど。 確かに兄は勝手に突っ走ることが多いですからね………」
ロジーヌとセルゲイさんが俺をジト目で見ていた。
「ガイさんほどでは無いと思いたいのですが……… それにしても、特務支援課のメンバーは、面白い連中ばかりですね。
ガイさんの弟、マクダエル市長の娘、俺達が教団事件で助け出した子に、闘神の息子ですか。」
「ちょっと待ってください! ツヴァイさん達が助け出した子ってティオちゃんのことですか?」
「ああ。7年前の殲滅作戦でガイさんと共に見つけだしたのがティオちゃんだったんだよ。
あの時はどうなるかと思っていたが、今は元気にやっているみたいで良かったよ。」
「…………そうなんですか。」
「今だと感慨深いよな……… あの時のチームメンバーがそれぞれバラバラな所にいるからな。
俺は特務支援課の課長、アリオスは遊撃士、ガイは亡くなり、ツヴァイは世界各国飛び回っている。異色すぎるメンバーだな。
アイツの墓参りは行ったのか?」
「もちろん。あの人にはお世話になりましたからね~ しかも、俺の正体をすぐ突き止めましたからね。 その上で、お前とは仲良くなりたい!って言ってきた時には、開いた口が塞がりませんでしたよ…………
あの人の死因は、不明のままなんですか?」
「ああ。情報が出てこないんだ。アイツが殺されたのは間違いない。 婚約者と弟がいた状態で自殺するような奴ではないからな。」
ロジーヌは、俺とセルゲイさん会話に驚きながらも尋ねた。
「殺人事件だったのですか…… 婚約者の方とロイドさんは大変だったでしょうね………」
「そういえば言い忘れていたな。駅の事件では、ガイの婚約者を助けてくれてありがとうな、ツヴァイ。 ロイドも感謝していたぞ。」
「ああ、やっぱりセシルさんがガイさんの婚約者だったんですね。ガイさんの墓参りに行った時に会いましたし、昔ガイさんに幼馴染みと弟だ!って写真を見せてもらったことがありましたからね。」
「……………そうだったんですね、セシルさんが………」
「そうだったのか………。まあ、仲良くやってやってくれ。婚約者とロイドが元気な方が、アイツも喜ぶだろう。 それで、お前達がクロスベル入りした理由は何なんだ? 大丈夫なら、聞かせて欲しい。」
「そうですね。セルゲイさんも無関係な訳では無いですし、良いですよ。 実は、ある情報源から『教団』の残党がクロスベルで動き始めたという情報を得ました。確かな情報なので間違いは無いです。 それで、黒の密売会で薬が流れてないかと予測して潜入したのですが、会場内には流れてなかったです。」
「なっ!? それは本当なのか?」
「はい。それに、一月半前ぐらいにクロスベルで起こった市長暗殺未遂事件の犯人が、薬を使用した時の状況と余りにも似すぎている気がするんですよ。警察の取り調べでは何か出てきてませんか?」
「………! 確かによくよく考えれば似ているな。
いや、犯人の言動が支離滅裂すぎて取り調べが難航しているんだ。 俺の方でも詳しく調べてみる。あの少女の件もあるしな………
お前達は、あの少女について心当たりがないか?」
「無いですね。 ただ、何者かが仕組んだ可能性が高いかと………」
俺の返答に二人は驚き問いかけてきた。
「どういう意味ですか、兄さん?」
「
となると誰があの少女をトランクに入れたのかって話になるが、それはまだ分からんが………裏で暗躍している奴だろうな。
俺の感になるが、おそらく黒幕は何年も前から計画を立てているはずだ。
その過程で、真相に気づいた奴や邪魔な存在を消してきたんだろう。
ガイさんは恐らく真相にたどり着いたはずだ。
そして、黒幕に消されたのかと思います。
あの人の場合、俺とほぼ互角にやりあえるぐらいに実力があったので、黒幕と一対一なら殺されることは無かっただろう……
現場にはもう1人別の人物がいて不意討ちを食らったのではないかと考えている。
それで、ソイツらが動き出す為に、あの少女がキーになる可能性がたかいと睨んでいるんだが……………
まあ、あくまでも予測でしかないけどな。」
俺の言葉に、ロジーヌとセルゲイさんは固まっており
「相変わらず凄いですね、兄さんは。
少ない情報で、これだけのことが予測できるとは。」
「…………お前、警察の方が向いてないか?
お前の仮説に確証は無いが、参考にする価値はあるな。 何にしてもそこらも含めて、今後は動き出す必要があるな。」
「そうですね。こちらも色々と調べてみます。何か分かり次第連絡します。」
「よろしく頼む。っと、どうやらアイツらが起きたみたいだな。アイツらもお前達に聞きたいことがあるみたいだから、答えてやってくれ。」
とセルゲイさんが言うと、上から物音がし始め、特務支援課のメンバーが階段を降りてきて俺達の姿をみて驚くのだった。