〈ツヴァイ Side〉
特務支援課のメンバーが、全員降りてきて俺は立ちあがり朝の挨拶をした。
「皆さん、おはようございます。昨夜はゆっくりおやすみになられたみたいですね。」
「………なっ!?」
「………は!?」
「………無事で良かった…………!」
「………!? ツヴァイさん!」
ロイドとランドルフは驚き、エリィとティオは俺に抱きついてきた。
「………へ? …………ちょっ!」
急にどうしたんだ、二人とも!?
ってか地味に勢いが強すぎて痛かったんだが………
二人を見ると泣いていた。
「……………心配したんですからね! 1人であの場に残って、もしものことがあったら……」
「………そうです! 約束したのに、いなくなるかと思ったじゃないですか! 貴方にまでいなくなられたら、私は………」
純粋に俺のことを心配してくれたみたいだな。
悪いことしたな。
「すまなかった、二人とも。俺はこの通り怪我もなく無事だ。だから、二人とも泣き止んでくれ。」
俺は二人の頭を撫でながら言った。すると効果があったのか、二人とも泣き止んだ。
しかし、そこで背後から声がした。
「……………兄さん? 何をなさっているのですか?」
黒いオーラを発しながら、怖い笑顔で俺を見ながらロジーヌは言った。
俺は咄嗟に二人の頭を撫でるのを止めた。
二人は何故か悲しそうな顔をしてたが、今はそれどころじゃない!
姉さん→ルフィナさんに伝わるいつものパターンな気がする!
もしそうなったら………
いや、考えるのは辞めよう。
「ロジーヌさん? えっと……… 先程のは、咄嗟に頭を撫でてしまった訳でして………」
「……………またなんですか、兄さん?
いつもそうですよね…………」
「またってのが分からないのですが………
いえ、すみませんでした!」
俺は即座に土下座した。
この状態のロジーヌは一番怖いんだよ!
俺が今まで闘ってきたどの奴よりもな………
「………はぁ。兄さん、皆さんがいる前なので今はよしとしましょう。 帰ってからは、今の続きですよ? 分かりましたか?」
「………………はい。」
俺は立ちあがり項垂れていた。
特務支援課のメンバー達も、俺達のやり取りに唖然として固まっていた。
すると、ロジーヌが話始めた。
「………コホン。すみませんでした。
お見苦しい姿をお見せしまして。
エリィさんとティオさんは大丈夫でしたでしょうか? 兄がいきなり頭を撫でたりして、迷惑ではなかったですか?」
「…………! い、いえ。迷惑とかでは全然なかったです。むしろ、嬉しかった…………って、すみません! 私ったら何を言ってるのかしら。
むしろ私の方が、急にツヴァイさんに抱きついてしまってごめんなさい。」
「私は大丈夫です。私もエリィさんと一緒にツヴァイさんに抱きついたりしてすみませんでした。」
「いや、大丈夫だよ。俺の方こそ咄嗟とはいえ、二人の頭を撫でてしまいすまなかった。」
俺達3人はお互いに謝っていると
「兄さん? すみませんが、エリィさんとティオさんと3人で話したいのですが宜しいでしょうか?」
「俺は別に構わないが、二人は良いのか?」
「はい、私は大丈夫ですよ。ティオちゃんは?」
「私も大丈夫です。それでは、三階の私の部屋に行きましょう。」
「それでは、失礼します。」
ロジーヌは男性陣にお辞儀をして、エリィとティオと共に階段を登っていった。
俺達は唖然として固まっていた。
おっと、いつまでもこうしてる場合じゃないな。
「俺達も話始めましょうか? そちらは、色々と聞きたいこともあるでしょうし。」
俺の言葉に、ロイドとランドルフとセルゲイさんは頷き、四人で話始めるのだった。
〈ツヴァイ Side out〉