〈ツヴァイ Side〉
俺達が二階に案内されて少しすると、アリオスさんが部屋に入ってきた。
「お前たちか。いったい、どうした…………」
アリオスさんは特務支援課のメンバーを見ながら話し、俺と目が合うと固まっていた。
アリオスさんの驚き顔とかめちゃくちゃレアだぞ……………
「どうも、お久しぶりです。」
「………………失礼。珍しい客が居たもので、流石に驚いた。久しぶりだな、ツヴァイ。お前がクロスベルに来ているなんて珍しいな。お前の管轄はリベールだろ? あちらは大丈夫なのか? エステルとヨシュア達も助っ人としてこちらに来ているし。」
やっぱり、エステルとヨシュアも来ているのか。 あの二人には会わないようにしておきたいな。特にエステルと鉢合わせしたら絶対不味いことになるからな……………
「大丈夫ですよ、アリオスさん。リベールには、シェラザードやアガットとか俺より優秀な遊撃士がいるんですから。それに俺の場合、色々な支部に行かされますからね~
問題は無いですよ。」
「それなら良いが…………。 じゃあ、お前は何の用で来たんだ? それに特務支援課と一緒にいるし。」
「ちょっと調べものがありまして。それと妹のロジーヌとの旅行も兼ねてクロスベルに来たんんですよ。ロジーヌ!」
「初めまして。ロジーヌ・リンクと申します。兄がお世話になっています。よろしくお願いいたします『風の剣聖 アリオス・マクレイン』さん。」
「こちらこそ、よろしく。まさか、お前に妹がいたとはな。
そうなのか。調べものってのは、もしかして蛇関連か?」
「いいえ。蛇は今のところ動きがあるって情報は入ってないですね。僕が調べてるのは完全に別件ですよ。残念ながら、内容は確証を得れて無いので教えることはできませんが………。
確証が得れれば、アリオスさん達にも話そうかと思っているので、それまで待っていてください。」
「そうか…………。
ん、どうやら二人とも帰ってきたみたいだな。」
俺とアリオスさんが話していると、下の階が賑やかになっていた。
この声は……………?
すると、階段を登ってきた二人組がいた。
やっぱり、エステルとヨシュアか………
あいつらの位置から、顔を逸らして見えないようにしておくか……………
「あー! ロイドくん達来てたんだ! 今日はいったいどうしたの? それと、アリオスさんお疲れ様です!」
「アリオスさん、お疲れ様です。エステル、落ち着きなよ。やぁ、ロイドくん達。今日はいったいどうした……………」
ヨシュアは俺の方を見て固まっている。
それを不思議に思い、エステルが
「うるさいわね、ヨシュアは。ってどうしたの? 何を見ている…………」
はい、見つかりましたね………。
エステルの奴も固まったし。
しょうがないか。
俺は立ちあがり、二人に話しかけた。
「エステル、ヨシュア、久しぶりだな。元気にしてたか?」
すると、エステルがいきなり飛び込んできた。
俺は衝撃を受けながらも抱き留めた。
「おい! いきなり来ると危ないだろうが。」
エステルは俺の胸に顔を押し付け黙っている。
その瞬間背後から、3人分の物凄い
俺はこれから起こることを予測し、諦めてため息をつくのだった……………。
〈ツヴァイ Side out〉