刹那の軌跡   作:Seli

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52話

〈ツヴァイ Side〉

 

 

俺達はエリィから説教をくらい、床に正座していた。

 

 

 

「貴方達、分かったわね?」

 

 

 

「…………………はい、すみませんでした。」

 

 

 

どうして俺も巻き込まれてるんだよ…………

エステルとロジーヌが暴走してたのが一番の理由な気がするんだが。

とりあえず、エリィは怒らせたらダメだ。

怒らせたら怖いのは、ルフィナ姉と並ぶレベルだ………

今度から気をつけよう。

 

 

俺達は先ほどのことを反省し本題に入り、黒の密売会に出品されていた少女について話すなだった。

話し合いが終わり、遊撃士、警察、俺とロジーヌでそれぞれ調べてみることになり、解散してロジーヌと共に、ワジと合流し顛末を話した。

 

 

 

 

「なるほどね。各自で調べてみることになったんだね。ツヴァイの顔を見る限り、宛がありそうだね。」

 

 

 

「そうなのですか?」

 

 

 

「ん、まあな。教団の残党が動いてるのは間違いないから、詳しい奴に聞いてみようかなと。」

 

 

 

「誰に聞くんですか?」

 

 

 

「身喰らう蛇の、『殲滅天使(せんめつてんし)』に接触して聞いてみるつもりだ。クロスベルにいることは分かってるしな。アイツなら教団のことについて一番詳しいだろう。まあ、余り聞きたくないのが本音なんだが………

情報を得て先に手を打たないと、後々面倒くさいことになるだろうから仕方ない。これから、殲滅天使(せんめつてんし)に会ってくる。」

 

 

「………!!」

 

 

ロジーヌ達は、俺の言葉に驚いていた。

ワジが俺に確認した。

 

 

「一人でいくつもりかい?」

 

 

「ああ。俺以外のメンバーがいると間違いなく面倒くさいことになるだろう。だから、俺一人で行く。もし、何かあったらすぐに連絡するさ。それに俺の強さは分かってるだろう?

『鋼の聖女』か『劫炎』クラスでも出て来ない限り無茶はしないぞ。だから、心配そうな顔すんな、ロジーヌ。」

 

 

「…………はい。気をつけてくださいね。」

 

 

ロジーヌのその言葉を聞き、俺はワジ達と別れ一人で街道に出て、ヨルグ老人とレンがいるであろう館へと向かうのだった。

 

 

〈ツヴァイ Side out〉

 

 

 

〈??? Side〉

 

 

ふー。法国からの長旅は相変わらず疲れるわね…………。

ツヴァイに会うのも久しぶりね。

鈍感な所とか相変わらずなんでしょうね。

余裕があればどこかに遊びに行こうかしら。

ロジーヌもいるみたいだし、一緒に服とかも見てみたいわね。

楽しみになってきたわ!

って、いけない!

まずは、ツヴァイ達と合流しないと。

 

私は、ツヴァイ達がいるであろう場所に向かった。

 

 

 

えーと、この建物ね。

私は建物内に入り、声をかけた。

 

 

「すみません~!」

 

 

「…………は…………い!!」

 

サングラスをかけた大男が私を見て驚いていた。

 

 

「久しぶりです、アッパスさん。みんな集まってますか?」

 

 

「ああ。ロジーヌとワジならいるが……………。」

 

 

「ツヴァイはどこなんですか?」

 

アッパスさんに訪ねると奥から、ロジーヌとワジが出てきて

 

 

「これは随分と早いご到着だね。ツヴァイなら先ほど、『殲滅天使』に会いに行くと行って出ていったよ。」

 

 

………何ですって?

あのバカは、また勝手なことをしたわけね。

しかも、蛇の連中と接触するですって?

ちょっとお話が必要かしら………

 

 

「………へぇ。その話詳しく聞かせてもらえますか? ヘミスフィア卿、ロジーヌさん?」

 

 

私は笑顔で、彼らを見ながら訪ねるのだった。

 

 

〈??? Side out〉

 

 

 

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