女神転生 中島   作:ジャックオニール

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劉玄丸船内戦 武井 千枝子編

小原「いい気になるな!カシマレイコ!何をしている!武井 千枝子を殺れ!殺せ!」

カシマさん「えっ?やだ。私、野球の続き見たいから帰りたい。」

小原「何を言っている!」

三蔵「ウチはお前がかかってこいって言ってるんや!偉そうにカシマさん命令すんなボケ!」

小原「この女!何処までもアスラ組に逆らう気か!」

三蔵「逆らうも何もアスラ組なんてしょうもない連中は今日で壊滅や。」

八戒「ここで倒れてる奴等の様にな。」

小原「なっ!」

 

女子生徒を襲おうとした悪魔達は八戒一人に叩きのめされていた。

 

三蔵「後はお前だけや。悟空!たれぞう!今のうちにみんなを助け出せ!」

悟空「よっしゃ!おーい!キントウンよーい!」

 

黄色く大きな雲が外からやって来た!

 

悟空「よっしゃ!姉ちゃん達!順番に脱出するで。」

「ええっと、助けてくれるの?」

悟空「おう、俺様に任せとけ!しっかり捕まっとれよ。」

「えっ?キャ!」

 

悟空は両脇に女子生徒を抱えてキントウンに乗り破壊させた壁から飛び去った。

 

三蔵「たれぞう、委員長を乗せて行ってくれ。」

委員長「わたくしより他の方を先にお願い致しますわ。」

三蔵「何を言ってるねん委員長。逃げれる時に逃げとかんと。」

委員長「わたくしは最後で構いませんわ。それに脱出まで武井さんと八戒さんがわたくし達をお守りしていただけるのでしょう?」

三蔵「せやけど…。」

八戒「よっしゃ、ワイが姉ちゃん達を守ってやるさかいな任せとけ。」

三蔵「八戒!お前!」

八戒「千枝ちゃん、友達を先に助けたいんは分かるけどな。次々、脱出させたらなあかん。じゃあ、そこの姉ちゃん。たれぞうに乗ってしっかり掴まるんやで。」

「えっ、私?」

八戒「たれぞうはメッチャ速いからな。振り落とされへん様にしっかり掴まるんやで。」

「えっと、こう?」

八戒「行け、たれぞう!」

「ヒヒーン!」

 

ケルピーは女子生徒を一人乗せて海上を沈むことなく駆け抜けて行った。

 

八戒「まあ、陸と船との往復で10分もかからんやろ。」

小原「武井 千枝子!貴様がバロールを殺ったデビルサマナーか!」

三蔵「バロール?そんな奴知らんわ。ウチは最初にお前をボコボコにするって決めてるんや、他の幹部はその後や。」

 

船上で大きな爆破音と大きな衝撃で船が大きく揺れる!中島が放ったメギドラオンである。

 

小原「な、何が起こった!?」

三蔵「上でも始まったみたいやなあ。」

委員長「た、武井さん?いったい何が?」

三蔵「ああ、コイツ等を叩きのめすんはウチ等だけやないって事や。」

 

突如、部屋のドアが勢いよく開かれた!

 

佐野警部「小原 順子!女子高生誘拐の実行犯で逮捕や!!」

「ヤ、ヤクザ!!助けて!!」

 

突如入ってきた佐野警部を見て女子生徒達がヤクザと勘違いして悲鳴をあげる!

 

佐野警部「ヤクザ?何処や?何処に居る?」

「イヤー!助けてー!」

佐野警部「姉ちゃん達、ワシが保護してやるさかいな。もう少し辛抱せいよ。」

「イヤー!近寄らないでー!」

委員長「わたくし達は暴力団の方には屈しません!」

 

佐野警部はヤクザと勘違いされている。

 

小原「貴様、何処の組の者だ?」

三蔵「佐野のおっさん、あんた、ヤクザと間違えられとるで。」

委員長「武井さん?暴力団の方にも知り合いがいらっしゃったのですの?」

三蔵「委員長、ああ見えて佐野のおっさんは刑事や。ヤクザとちゃうねん。」

委員長「えっ?」

八戒「まあ、見た目がヤクザやからしゃあないか。」

佐野警部「待てや!こんな男前捕まえて誰がヤクザやねん!」

三蔵「そんなしょうもないダブルのスーツ着てるからやろ。」

委員長「確かに…。」

佐野警部「しょうもないことあるかい!そこの品のある姉ちゃん、見てみい!アルマーニのスーツやで!」

委員長「はぁ。(絶対に違いますわ…。)」

三蔵「何がアルマーニやねん!どうせはるやまで買った安もんやろ。」

佐野警部「ふふふ。甘いな武井。紳士服のAOKIや。」

八戒「しょうもな!」

佐野警部「しょうもないことあるかい!これな、セールの品を更に店頭で10%負けさせてんぞ!」

三蔵「それでよくアルマーニとか言えたな、それでなんぼで買ってん?」

佐野警部「298や。」

八戒「29800円か。おっさん、ようそんな金持ってたな。」

佐野警部「八戒、桁が違う。2980円や。凄いやろ?」

 

そんな安物は処分品セールのスーツである。

 

小原「…。おい。」

三蔵「なんや小原。そういや居ったなあ。佐野のおっさんのしょうもないトークで忘れてたわ。すまんすまん。」

小原「貴様等、アスラ組を舐めているのか!!もういい!この私自らお前達を皆殺しにしてやる!」

 

そう言うと小原は人間の変装を解きみるみるうちに姿が変わっていく。

髪の毛は全て蛇に変わり皮膚は硬い鱗に覆われて瞳は赤く輝いている。

 

委員長「小原先生のお姿が…。」

三蔵「やっと本性現しおったな。」

小原「お前等!アスラ組に喧嘩を売った事を地獄で後悔させてやる!」

 

魔王メデューサが現れた!

 

三蔵「八戒、佐野のおっさん、みんなの事を頼むで。おいコラ小原!大将同士タイマンでけりつけたるわ。かかってこいや!!」

メデューサ「フフフ。私が相手をするまでもない。行け、カシマレイコ。」

 

メデューサの瞳が妖しく光る!

 

カシマさん「えっ?」

 

カシマレイコはメデューサの瞳を直視してしまった。

 

メデューサ「フフフ。これでコイツは私の言いなりだ。」

三蔵「マインドコントロールか。『パトラ!』」

 

三蔵の魔法でカシマレイコにかかったマインドコントロールを解き放つ。

 

カシマ「あ、あれ?」

メデューサ「何!?」

三蔵「無駄や、お前とウチとじゃ魔力の桁が違う。」

メデューサ「カシマレイコ!こっちを見ろ!」

カシマさん「えっ?ああああああ。」

 

メデューサは再びカシマレイコにマインドコントロールをかける!

 

カシマさん「ああああああ!頭の中に何か入ってくる!」

メデューサ「カシマレイコ!アイツ等を殺せ!」

三蔵「ちっ、脳みそから直接マインドコントロールかけてやがる。『アギラオ!』」

 

三蔵はアギラオを唱えた!

炎の玉がメデューサを襲う!

しかし、マインドコントロールをかけたカシマレイコを盾にした。

カシマレイコは大きく火傷をして倒れた。

 

カシマさん「ああ!」

三蔵「カシマさん、大丈夫か?」

カシマさん「熱い!焼ける!」

三蔵「洗脳は解けてるな。『ディアラマ!』」

カシマさん「火傷がひいていく…。」

三蔵「カシマさん、荒治療で悪いな。」

 

三蔵が倒れたカシマレイコを抱き抱える。

その隙をメデューサが見逃す訳もなく襲いかかる。

 

佐野警部「小原!下がれ!」

メデューサ「ちっ!」

 

佐野警部がメデューサに威嚇射撃をしてメデューサの動きを止める。

 

三蔵「佐野のおっさんにしては気が利くなあ。カシマさん、次アイツに操られたらもう助ける事は出来へん。2度と意識が戻らん様になるからな。」

カシマさん「あたし、せっかく千枝ちゃんのお陰で人を呪ったりしなくて良くなったのに。」

三蔵「でも、1つだけアイツのマインドコントロールを打ち破る方法がある。」

カシマさん「1つだけ?」

三蔵「それは…。ウチと契約して仲魔になる事や。アイツより魔力の強いウチの仲魔になったらあのマインドコントロールは効かんようになる。」

カシマさん「分かった。仲魔になる!」

三蔵「カシマさん、すまんな。こんな形で仲魔にする事になって…。」

カシマさん「いいよ、千枝ちゃんとなら楽しそうだし。」

三蔵「分かった。八戒!いつものやつや!準備せい!」

八戒「もうできてるわ!カシマさん、やったな。ええか?千枝ちゃんの後に続いてな、この電話越しに向かって『いいともー!』って言うんや。分かったな?」

カシマさん「うん、分かった!」

 

三蔵は自分の携帯電話を取り出した。

 

三蔵「あっ、モシモシ?カシマさん?ウチの仲魔になってくれるかな?」

カシマさん「いいともー!」

三蔵「よっしゃ!契約や!カシマさん、こんな緊急の形になってしもうてすまんな。」

カシマさん「ううん、いいよ。今後ともヨロシクね!」

 

カシマレイコが三蔵の仲魔に加わった。

 

メデューサ「カシマレイコ!裏切る気か!」

三蔵「無理矢理言うこと聞かそうとしといて何が裏切るや。アホかお前。」

カシマさん「べー!」

メデューサ「貴様等ー!」

 

メデューサの攻撃!

鋭い爪で三蔵に切りかかる!

 

三蔵「そんな攻撃喰らうか!『ザンダイン!』」

 

三蔵はザンダインを唱えた!

強力な衝撃魔法で近づいてきたメデューサを吹き飛ばし壁に激突させた!

 

メデューサ「ぐわっ!」

三蔵「立てや。そこまで効いてへんやろ。」

メデューサ「おのれー!」

 

バン!扉が勢いよく開かれアスラ組の組員達が入ってきた!

 

「小原さん!ミノタウロスが殺られました!このままでは全滅です!」

メデューサ「ミノタウロスが…。」

「小原さん、ご指示を。」

メデューサ「船内はティターンにでも任せとけおけ!それよりここの連中を始末する。手をかせ!」

「捕まえた女共もですか?」

メデューサ「好きにしていい。敵はデビルサマナーだ!手加減はするな!」

「小原さん、流石だぜ!コイツ等を殺ったら女は好きにヤラせて貰うぜ!」

メデューサ「構わんが壊さない程度にしろよ。」

 

アスラ組の組員達が次々と悪魔に変身していく!

 

ナイトストーカーが現れた!

カクエンが現れた!

ナーガが現れた!

イッポンダタラが現れた!

 

「まずは豚野郎!覚悟しな!」

八戒「佐野のおっさん、ご指名やで。」

佐野警部「どう見てもお前やろ!」

「どこ見ていやがる!死にな!」

 

イッポンダタラの攻撃!

イッポンダタラがカマプアアに殴りかかる!

しかし、カマプアアは素早く避けて透かさずカウンターのパンチを顔面にいれる!

 

「ぐわっ!」

 

イッポンダタラはたまらずダウンする!

 

「テメエ!」

 

ナーガの攻撃!

持っている槍でカマプアアを突きにかかる!

 

八戒「なんやこんなん女の子が居んのに振り回したら危ないやろ!」

 

カマプアアはナーガの持つ槍を奪い取り

バルーンアートの様に器用に曲げていく。

 

八戒「こんなもんはこうしてこうして、こうや!一輪に咲く薔薇の花や。」

「凄い!」

 

女子生徒達の拍手喝采を受ける。

 

八戒「ワイからの愛の証や。」

 

カマプアアは1番近くに居た女子生徒に鉄を曲げた薔薇の花を渡す。

 

「み、見た目以上に重たい…。」

 

外からケルピーと斉天大聖が戻ってきた。中島に助け出されたモスマンの親達がついて来ている。

 

「新手が来たか。」

八戒「悟空、えらい戻ってくるの早いやんけ。」

悟空「おう、近くになんか戦国武将の格好をした兄ちゃん達が遊覧船で迎えに来とってな。姉ちゃん達は預けて戻って来たわ。せやさかい姉ちゃん達、どんどん脱出するで。」

「は、はい。」

「テメエ!行かすと思っているのか!」

 

ナーガが斉天大聖に向かってくる!

 

悟空「姉ちゃん、その変な棒きれ借りるで。」

「は、はい。」

悟空「死にさらせー!」

 

斉天大聖の攻撃!

カマプアアが作った鉄の薔薇をナーガに投げつけ心臓に突き刺した!

 

「ギャァァァァー!」

 

ナーガを倒した!

 

八戒「あっ!お前、ワイの力作に何をするねん!」

悟空「血抜きや。ああやって薔薇の花を突き刺して肉の鮮度を保つんや。」

 

ちなみにこのお話は約束のネバーランドではない。

 

佐野警部「ジャンプのやつやな。」

八戒「佐野のおっさん未だにジャンプ読んでるんか。」

佐野警部「何を言ってるねん!ワシは今も昔もジャンプ一筋や!」

 

ナーガが倒されアスラ組の悪魔達はたじろいでいる。

 

悟空「今の内やたれぞう、お前はその子乗せて行け!」

「ヒヒーン!」

 

ケルピーは女子生徒を一人乗せて外に出ていった。

 

「くぁwせdrfgyふじこlpナカジマ!」

「くぁwせdrfgyふじこlpナカジマ!」

八戒「なんやコイツ等?ワイにまとわりつくなや!悟空なんやねんコイツ等?」

悟空「知らん!なんかついてきた。」

「くぁwせdrfgyふじこlpナカジマ!」

 

どうやらカマプアアを中島と勘違いしているらしい。

 

メデューサ「お前達!何をしている!さっさとそいつ等を倒してしまえ!」

三蔵「小原、したっぱの心配より自分の心配せいや。これでも喰らえや『テンタラフー!』」

メデューサ「がぁぁぁぁ!頭が割れそうだ!何をしたぁぁぁ!」

 

テンタラフーの魔法がメデューサの精神を蝕む!

 

三蔵「お前等、何を遊んでんねん!悟空!お前はさっさと邪魔なその子等連れて行かんかい!」

八戒「千枝ちゃん!コイツ等ワイにまとわりつきおんねん!何とかしてくれや!」

「くぁwせdrfgyふじこlpナカジマ!」

「くぁwせdrfgyふじこlpナカジマ!」

三蔵「おう、おう、そうかそうか。」

委員長「武井さん?この蝶々さん達の言葉がお分かりになりますの?」

三蔵「ん?分からん!」

八戒「分からんのかい!」

三蔵「冗談や。八戒お前、そいつ等に中島 朱美と間違えられとるな。」

八戒「ぼ、僕は中島 朱美ではないんだな。」

「くぁwせdrfgyふじこlpナカジマ!」

「くぁwせdrfgyふじこlpナカジマ!」

 

カマプアアが物まねしたせいでモスマン達が更にカマプアアにまとわりつく。

 

三蔵「ややこしなるから物まねすんなや。そいつ等、どうやら脱出するの手伝ってくれるみたいやな。」

「くぁwせdrfgyふじこlp」

「くぁwせdrfgyふじこlp」

八戒「そうか。姉ちゃん達その蝶々の背中に乗って脱出するんや。」

「蝶々さん、乗っていいの?」

「くぁwせdrfgyふじこlp」

 

モスマン達は女子生徒を背中に乗せて飛び立って行った。

 

悟空「よっしゃ、次はそこの二人や!俺様のキントウンは新幹線より速いからな。しっかり捕まるんやで!5分せんうちに戻ってくるから他の子等ももう少しの辛抱やで。」

「は、はい。」

 

斉天大聖は女子生徒を二人抱えて飛び立って行った。残されている女子生徒達も助かる事をしり少し安心している。

 

「女が次々と連れて行かれる!こうなったら先に女からヤるぜ!」

 

カクエンが女子生徒達に襲いかかる!

 

佐野警部「おいコラ猿悪魔!婦女暴行の現行犯で死刑や!死にさらせ!」

 

佐野警部の攻撃!

カクエンに向かい拳銃を乱射する!

乱射した銃弾はカクエンの体を次々と撃ちぬく!

 

「ギャァァ!テメエ!警察が簡単に銃を撃ちやがった!」

「キャァァァ!ヤクザが拳銃を撃ち出しましたわ!イヤー!」

佐野警部「誰がヤクザやねん!」

「このまま女をヤれずに死ねるかッ!」

 

カクエンが傷まみれの中、力を振り絞り女子生徒達に近づく。

 

佐野警部「このボケ、まだ女の子襲うつもりか。地獄に堕ちろやー!」

 

佐野警部の攻撃!

佐野警部の拳銃がカクエンの頭を数発撃ち抜いた!

 

「童貞のまま死ぬなんて…。ちくしょう…。」

 

カクエンを倒した!

 

佐野警部「また、ワシの背中に黒い翼が生えてしまったな…。」

 

お前はブラックエンジェルスのつもりなのか!

 

八戒「まあ、後2匹やな。覚悟せいよ?」

「何なんだよコイツ等…。」

「コイツ等を倒さないと俺達がアスラ組の幹部達に殺される。」

カシマさん「ねぇ?」

「なんだテメエ?」

カシマさん「なんで足が1本だけしかないの?」

「…。元からなんだよ!」

カシマさん「ふーん。じゃあさぁ、もう1本足いる?」

「要らねえよ!何なんだよテメエ!」

カシマさん「要らないんだ。要らないんならその足貰うね。」

 

カシマレイコの攻撃!

イッポンダタラの足を掴みとり力任せに引きちぎった!

 

「ギャァァァァ!足が!俺の足がぁ!」

カシマさん「えー。要らないって言ったじゃん。」

 

イッポンダタラは足を千切られ地べたを這いつくばって苦しんでいる。

 

「何だよコイツ等…。」

八戒「後はお前だけやな。アスラ組かなんか知らんけどワイ等大阪の悪魔に喧嘩を売った事を後悔するんやな。」

 

ナイトストーカーは怖れて足がすくみあがっている。

 

「大阪の悪魔…。もしかしたら…。バン!バン!バン!」

 

ナイトストーカーの攻撃!

苦し紛れに指を銃の形にして、口で銃声を放っている。

 

八戒「がっ!や、やられたー!」バタ

佐野警部「グハッ!くそっ!こんなことで…。」バタ

カシマさん「えっ?えっ?」

三蔵「カシマさん、相手のボケは乗ってあげなあかんで。」

「た、倒れた?よし、もう一度だ!バンバン!バン!」

 

ナイトストーカーの攻撃!

もう一度同じ様に口で銃声を放っている。

 

三蔵「がっ!や、やられてしもうたわー!」バタ

カシマ「えっと…。やられたー!」バタ

 

戦いの中でも笑いを忘れない連中である。

 

「た、倒した!俺がデビルサマナーを倒したって事は次の幹部は俺だ!」

メデューサ「うう…。頭の痛みが引いていく。」

「小原さん!殺りました!俺がデビルサマナーを殺りましたよ!」

八戒「そんな訳あるかい!」

 

カマプアアの攻撃!

ナイトストーカーの背後に回り込み首をへし折った!

ナイトストーカーは静かに倒れた!

 

三蔵「さて、後はお前だけやな。」

佐野警部「観念しろや。」

メデューサ「私の部下が一瞬で…。」

三蔵「タイマンや、かかってこい!」

メデューサ「デビルサマナー!死ねー!」

 

メデューサのタスラムショット!

指から魔力を込めた弾丸が三蔵を襲いかかる!

 

三蔵「危な!」

 

しかし、間一髪で攻撃をかわした!

 

メデューサ「かわしたか、これならどうだ!」

 

メデューサは連続でタスラムショットを放つ!

 

三蔵「軌道が分かれば避けるまでもないわ。『マハザン!』」

 

衝撃魔法でタスラムショットを相殺する!

 

メデューサ「フフフ、これならどうだ?」

三蔵「!!」

 

メデューサはタスラムショットを委員長に向かって放つ!

三蔵は委員長を庇いダメージを負った!

 

委員長「武井さん!」

メデューサ「フフフ!ハハハハハ!」

三蔵「小原~!!」

メデューサ「その耳障りな口を聞けないようにしてやる!」

 

メデューサの麻痺噛みつき!

勢いよく突進してきて噛みついてきた!

 

三蔵「ちっ…。(今避けたら委員長に攻撃が喰らってしまう…。)」

 

三蔵は避ける事なくまともに攻撃を喰らう!

メデューサは三蔵の左肩に噛みついて離れない!

 

三蔵「ぐっあああああ!」

メデューサ「死ね!」

佐野警部「武井!動くなよ!ワシがそいつを撃ち抜いたる!」

メデューサ「邪魔をするな!」

 

メデューサの石化睨み!

 

佐野警部「な!なんや!ワシの体が!」

 

佐野警部の体がみるみるうちに石像に変わっていった。

 

三蔵「佐野のおっさん…。くそっ!」

メデューサ「コレクションにもならない汚い像だ。あとで海に捨てておくか。」

三蔵「海に捨てられるんはお前の方や!喰らえや『テンタラフー!』」

メデューサ「がぁぁぁぁ!また頭が割れそうだ!あああああ!」

 

メデューサはテンタラフーを喰らい頭を抱えて苦しんでいる!

その隙に三蔵はメデューサの牙から逃れる。噛まれた左肩からは大量の血が流れている。

 

三蔵「カシマさん、みんなを頼む。八戒!佐野のおっさんを攻撃が当たらん様にしといてくれ。」

カシマさん「分かったー。」

八戒「任せとけ!おっさん、元に戻るんかこれ?」

三蔵「小原を倒したら元に戻るやろ。」

 

外から斉天大聖達が戻ってきた。

 

悟空「よっしゃ!戻ってきたで!」

三蔵「遅いねん!さっさとみんなを脱出させろや!」

悟空「なんでやねん、めっちゃ飛ばして来てんぞ!なんでそんな言われかたしなあかんねん!」

三蔵「このままやったらみんなが巻き沿い喰らうんや!はよせい!」

悟空「姉ちゃん達、行くで。俺様に3人掴まれ。」

「で、でも…。武井さんが大怪我を…。」

悟空「大丈夫や。行くで!たれぞう!お前は二人乗せて行け!」

「ヒヒーン!」

 

再び斉天大聖達は女子生徒達を連れて外に出ていった。

 

三蔵「これで、みんな行ったな…。」

委員長「武井さん…。すごい傷…。」

三蔵「委員長、まだ居たんか!はよ行けや!」

委員長「でも…。武井さん達はわたくし達の為に戦いになられているのに…。」

メデューサ「余所見をするとは余裕だな、デビルサマナー。」

 

メデューサの攻撃!

体勢を整え直しスクラムショットを放つ!

スクラムショットは三蔵の右足を貫いた!

 

三蔵「あああああ!」

 

三蔵は右足を撃ち抜かれ転がる様に倒れた!

しかし、よろけながら無理矢理立ち上がる!

 

メデューサ「まだ立ち上がるか。」

三蔵「ウチを舐めるなよ。雑魚のお前にはええハンディやろ。」

メデューサ「まだ減らず口を叩くか!」

 

メデューサの攻撃!

メデューサの放つタスラムショットが三蔵の心臓をめがけて飛んでくる!

 

三蔵「ちょっと言われただけで直ぐに頭に血がのぼるからお前は雑魚なんや。ほんで攻撃の軌道もワンパターンや。そのままお前の攻撃跳ね返したるわ『ザンマ!』」

 

三蔵はザンマを唱えた!

強い衝撃魔法がメデューサのタスラムショットを跳ね返す!

跳ね返したタスラムショットがメデューサの右目を貫いた!

 

メデューサ「おのれー!私の目が!目がー!」

三蔵「今の内に止血しとこか。『ディア!』」

 

三蔵は回復魔法で体の傷を治していく。

斉天大聖達も戻ってきた。

 

悟空「戻ってきたでえ。」

三蔵「早かったなあ。こっちももう終わる所や。」

メデューサ「このアスラ組の幹部の私が!こんな小娘にー!」

三蔵「お前はもう仕舞いや。ウチ専用の武器で止めや。召喚!」

三蔵は背丈ほどの巨大なハリセンを召喚した!

 

カシマさん「何あれ?」

委員長「へ?ハリセン?ですわね…。」

三蔵「32代目三蔵法師の名において、小原 順子、汝の穢れた魂を極楽浄土へと誘(いざな)う!『苦集滅道』」

 

三蔵の持つハリセンが眩い光を放つ。

メデューサの頭を思いっきり1発叩くとメデューサは静かに倒れ変身前の元の女性の姿に戻っていった。

 

三蔵「悪魔の力はこれでもうなくなった。潰れた右目はもう治らんけど学校の先生は続けられるやろ。」

 

メデューサを倒したので石化した佐野警部の体が元に戻っていった。

 

佐野警部「おっ!ワシの体が!」

悟空「なんや、きったない石像があるなあと思ったら佐野のおっさんかいな。」

佐野警部「誰が汚いねん!」

八戒「まあ、無事で元に戻って良かったで。」

佐野警部「それより小原 順子は?殺ったんか?」

三蔵「命なんか取るかい。悪魔の力はないからもう悪さは出来へんやろ。」

佐野警部「そうか。で、何処におんねん。」

三蔵「だから、そこに倒れて…。あっ!居らん!」

 

先程倒れていた場所に小原が居ない。

 

小原「お前達、よくもこの私をこんな目にあわせてくれたな!」

三蔵「!!」

小原「おっと、動くなよ?小娘、動いたらこの女はあの世行きだぞ?」

 

小原は委員長を盾にして部屋から出ようしている。

 

八戒「あいつ!人質をとってるで。」

小原「動くな!」

 

小原は委員長の首にナイフを突きつけている。

 

三蔵「小原!何をする気や!」

小原「口の聞き方に気を付けろ!!この女を刺し殺すぞ!」

佐野警部「小原 順子!その子はお前の生徒やろ!止めんか!」

小原「私はお前達に捕まる気はない!私の言う通りにしたら悪魔達から助けてやる。一緒に来い。」

委員長「お断りします!」

小原「何だと?あの小娘は魔女であいつ等は悪魔だ。」

委員長「武井さんは魔女なんかではございません!武井さんは悪魔の姿の先生もお助けしようとしていました。八戒さんも悟空さんも武井さんのお馬さんも暴力団の方もわたくし達をずっと守って下さいました!」

佐野警部「ワシはデカや。」

悟空「おっさん、どうみてもヤクザにしか見えんから諦めろや。」

小原「悪魔は人の心に蝕み付け入る存在だ。私も悪魔の心を奪われていたから分かる。私と共にこの船から逃げるんだ、いいから来い。」

委員長「嫌です!!人の心を蝕む悪魔は先生の方です!!」

悟空「姉ちゃん、よう言うた!名古屋の人間も捨てたもんとちゃうな。」

小原「貴様!!そんなに先に死にたいのか!!この私に意見を言うな!」

 

小原が委員長を刺そうとナイフを振り上げる!

 

小原「お前から死ねー!!」

八戒「女の子相手にそんなもん振り上げるな!危ないやろ!」

 

小原の振り上げたナイフをカマプアアが取り上げる!

 

小原「な!いつの間に!」

三蔵「小原、さっきもウチが言うたやろ。お前は直ぐに頭に血がのぼって周りが見えてないんや。もう少し痛い目に会わんとあかんみたいやな。カシマさん、出番や。」

カシマさん「足、1本貰うね。」

 

カシマレイコの攻撃!

小原の左足を力任せに引きちぎった!

 

小原「ぎゃあああ!足が!足がー!」

 

小原は倒れてもがき苦しんでいる。

 

三蔵「小原、これで分かったやろ。次は無いからな、ええな?」

小原「足がー!私の足がー!」

三蔵「委員長、怖い思いさせてしもうてすまんな。」

委員長「武井さん…。あああああぁぁぁ!わたくし!わたくし!」

 

緊張の糸が解けたのか委員長は三蔵に抱きついてワンワン泣いている。

 

委員長「でも武井さんが…。わたくし達の為に…。大怪我をなされて…。あぁぁぁ!わたくし達のせいで…。あぁぁぁ!」

悟空「まあ、死ぬ事以外はかすり傷や。ツバつけとけばそのうち治るさかい気にする事はあらへん。」

三蔵「なんでお前が答えとんねん!まあそう言うことやから委員長も泣き止めや。」

委員長「でも…。でも…。」

 

委員長は全然泣き止まない。

その隙に小原は這いながらナーガの死体に刺さっている鉄の薔薇を引き抜いている。

 

三蔵「…。」

佐野警部「武井、白鷲 弓子達も動き出してる。ワシ等も動かんとあかんで。」

 

小原はばれないように少しずつ這いながら近づいている。

 

三蔵「…。そうやな。佐野のおっさん、悟空と八戒を連れて先に行ってくれ。カシマさんも一緒に行ってくれるか?」

カシマさん「分かったー!アスラ組の悪魔の足を引きちぎってもいい?」

八戒「おう、ガンガン行ったれ!ついでに腕も千切ってええからな。」

カシマさん「腕はいらなーい。」

悟空「よっしゃ!これで俺様も暴れる事が出来るわ!」

佐野警部「お前ら、行くで!」

八戒「なんでおっさんが仕切ってんねん!」

 

佐野警部達がドアを開けて船内の奥に入って行った。

小原が這いながら三蔵の直ぐ後ろまで近づいている。

 

三蔵「委員長、たれぞうに乗って行くんや。」

委員長「でも…。武井さんは…。」

三蔵「大丈夫や!ウチ等はこの後直ぐに脱出するから!」

委員長「でも…。もし、武井さん達に何かあったら…。わたくしは…。」

三蔵「だから、直ぐに脱出する大丈夫や。たれぞうにしっかり掴まるやで。」

委員長「ええ…。お馬さん、お願いしますわ…。」

「ヒヒーン!」

 

ケルピーは委員長を乗せて外に出ていった。

 

小原「…。(今だ!)」

三蔵「さてと、みんなが行った所でっと!」

 

三蔵は急に後ろを振り返った。

三蔵をめがけて鉄の薔薇を突き刺そうとしている小原と目があった!

 

小原「何!?」

三蔵「小原…。ウチはさっきも言ったよなぁ?次は無いって、言ったよなぁ?」

小原「小娘がー!死ねー!」

三蔵「残念や…。ほんまに残念や…。『ザンダイン!』」

小原「!!」

 

三蔵はザンダインと唱えた!

強力な衝撃魔法が小原を吹き飛ばす!

 

三蔵「『ザンダイン!』」

 

三蔵はザンダインを唱えた!

強力な衝撃魔法が小原を窓ごと外に吹き飛ばした!

 

三蔵「小原、地獄に堕ちる前のデモンストレーションや。『トリスアギオン!』」

小原「おのれー!おのれー!ギャアアアアー…。」

 

三蔵はトリスアギオンを唱えた!

地獄の業火が小原を包み込み海に落ちる前に体は完全に燃え尽きた。

 

三蔵「せっかくの命を無駄にしよってからに、アホンダラが…。」

委員長「武井さん…。」

三蔵「委員長…。なんで戻って来てんねん…。」

委員長「わたくしがお馬さんに乗って海の上を走っていたら上から大きな火が落ちて来まして…。それで…。」

三蔵「見たんやな…。ウチが小原を…。あんた等の先生を殺した所を…。」

委員長「…。違いますわ!あれは悪魔です!先生なんかではありません!」

三蔵「たれぞう…。連れて行ってくれ。」

委員長「武井さん…。必ず無事に戻って来て下さい…。わたくしは待っていますわ。」

三蔵「たれぞう…。行け…。行け!」

「ヒヒーン!」

 

ケルピーは委員長を乗せて海の上を走り去って行った。

 

三蔵「ウチも行くか…。名古屋の町ともお別れやし、派手に行くか。」

 

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