女神転生 中島   作:ジャックオニール

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武人として

タダカツ「カンテイセイクン、これを喰らって目を覚ますのです。め~い~か~~い~~…。」

弓子「何やってるだ、こんなときにふざける…」

タダカツ「波ーー!!」

 

スサノオは冥界波を放った!

暗黒の波動がカンテイセイクンに直撃して吹き飛ばす!

 

弓子「何だ今のは!?」

タダカツ「私の新たな技、冥界波です。」

弓子「…。まあいい、そっちは任せる。」

 

弓子は再びべリアルと戦いを再開する。

 

タダカツ「カンテイセイクン、立ちなさい。これで終わる貴方では無いでしょう。」

カンテイセイクン「ぐっ、ここは…。拙者は、何故ここに…。確か、横浜で傷を癒して…。」

タダカツ「カンテイセイクン、どうやら目を覚ました様ですね。」

カンテイセイクン「貴公は、確かスサノオだったな。」

タダカツ「ちゃんとメシア教団の洗脳が解けたみたいですね。」

カンテイセイクン「メシア教団…。拙者は…。メシア教団に倒され、悪魔召喚プログラムで作られ…。今は不甲斐ないがメシアのしもべ…。せめて武人として貴公を倒させてもらおう。」

タダカツ「洗脳されたままの貴方を倒しても何も自慢になりませんからね。良いでしょう、その前に…。これを使いなさい。」

カンテイセイクン「これは…。宝玉…。」

タダカツ「それを使い傷を回復させなさい。完全な形で貴方を倒してこそ意味があります。」

カンテイセイクン「かたじけない…。」

 

カンテイセイクンは宝玉を使い傷を回復した。スサノオとカンテイセイクン、力を認めた者同士、二人はお互いに敬意を

示していた。

 

カンテイセイクン「鬼神スサノオ、メシア教団の為では無く、武人として貴公に一騎討ちを申し込む。」

タダカツ「良いでしょう。劉玄丸での戦いの再開をしましょうか。」

カンテイセイクン「鬼神スサノオ、全身全霊を持ってお相手いたす!かかってくるがよい!」

タダカツ「鬼神スサノオですか…。ここは改めて名乗りを上げさせていただきます。私が支える二人の殿のために…。」

カンテイセイクン「二人?どう言う事だ。」

タダカツ「契約を交わしたデビルサマナー、中島 朱美と私とユキムラを悪魔と知っても仲間として受け入れてくれた大殿、イケメンおもてなし武将隊の織田 ノブナガ殿ですよ。」

カンテイセイクン「貴公より弱き人間に支えるとはな。拙者には考えられない事だな。」

タダカツ「あのようなくだらないタヌキに騙されいた貴方に言われたくはないですがね。まあ、過ぎた事は良いでしょう。それがしは徳川最強の男!本田 タダカツ!目の前に立ち塞がる敵は全て排除致す!いざ、参る!」

 

スサノオは草薙の剣を手に取りカンテイセイクンに向かって行く!

 

カンテイセイクン「この気迫!前回の貴公とは違う!しかし!」

 

カンテイセイクンの攻撃!

手に持つ青龍円月刀で向かって来るスサノオに対して縦に斬りかかる!しかし、スサノオはカンテイセイクンの攻撃を難なくかわす!更にカンテイセイクンは青龍円月刀を横に切り払う!

 

タダカツ「それも読んでいます。」

 

スサノオはカンテイセイクンの攻撃を草薙の剣で受け止める。

スサノオの攻撃!

弓子顔負けの強烈なヨプチャギでカンテイセイクンの腹を蹴りあげる!

 

カンテイセイクン「ぐはっ…。蹴り技とは…。」

タダカツ「まだまだ行きますよ?」

 

スサノオの攻撃!

地獄突きでカンテイセイクンの喉元を狙う!しかし、カンテイセイクンはスサノオの攻撃を受け止める!

スサノオの攻撃!

受け止められた手を支点にしてドロップキックを放つ!

カンテイセイクンはまともに喰らいダウンした!

 

カンテイセイクン「また、蹴り技か…。」

タダカツ「同じ蹴り技でも先程はテコンドー、今回はプロレスの技、技の種類が違います。」

カンテイセイクン「中華の大将軍関羽雲長が人間の技ごときに殺られるものか!」

タダカツ「人間ごときに?そんな貴方では今の私の相手にはなりません。終わりにしましょう。」

カンテイセイクン「殺す!」

 

スサノオとカンテイセイクンの戦いは更に加速していく。

 

タダカツ「先程、人間ごときに、って言いましたよね?」

カンテイセイクン「拙者は人の理を越えた鬼神、人間など遥か下の存在!」

タダカツ「人間は常に進化を遂げています。貴方が死んでから約二千年、その間に様々な技術が生み出されています。」

カンテイセイクン「いかに技術が進化をしようと所詮は人間。我ら神には近づけん!」

タダカツ「では、私が貴方に数多の人間が生み出した格闘技術を披露しましょう。先ずは、欧米人が編み出した格闘技術、ボクシング。」

 

スサノオの攻撃!

カンテイセイクンの顔面に次々と拳をヒットさせていく!

 

カンテイセイクン「グッ…。いつまでもその様な攻撃が聞くと!」

 

カンテイセイクンの攻撃!

苦し紛れにスサノオに殴りかかる!

 

タダカツ「その欧米人が編み出した格闘技術ボクシングを日本人が更に進化させた必殺ブロー、喰らいなさい。」

 

スサノオの攻撃!

カンテイセイクンの攻撃をしゃがんでかわして必殺のカエル跳びアッパーを喰らわせる!カンテイセイクンは再びダウンした!

 

カンテイセイクン「お、おのれ~!」

 

カンテイセイクンが透かさず立ち上がる!

 

タダカツ「まだまだ人間が編み出した技術はたくさんあります。それを披露しましょうか。」

カンテイセイクン「まだ人間の技を使うか!拙者を愚弄するなー!」

タダカツ「ほう、あれだけの打撃を受けてまだそれだけ叫べるとは…。では、こういう技はどうでしょうか。」

 

スサノオの攻撃!

草薙の剣で電光石火の突きを喰らわせる!しかし、カンテイセイクンは青龍円月刀で草薙の剣を払い退ける!

 

タダカツ「やはり付け刃のフェンシングでは駄目でしたか。」

カンテイセイクン「貴公、どこまで拙者を愚弄する。」

 

カンテイセイクンの攻撃!

青龍円月刀で力任せにスサノオを斬りかかる!スサノオは草薙の剣で受け止めるが力負けして吹き飛ばされる!

 

タダカツ「やりますね。次で終わりにしましょう。」

カンテイセイクン「次の一撃で終わらせる!鬼神スサノオ、いや本田 タダカツだったな。拙者の最後の戰相手としてその名を覚えておこう!いざ!尋常に!」

タダカツ「…。勝負!」

 

カンテイセイクンとスサノオは同時に攻撃を仕掛ける!

カンテイセイクンが先に青龍円月刀をスサノオめがけて叩き下ろす!

スサノオは相手の攻撃に合わせて加速してカンテイセイクンの懐に入り胴に狙いを定めて斬りつける!

 

カンテイセイクン「本田…タダカツ…。見事なり…。」

 

カンテイセイクンは腹から大量の血を流して膝をつく。

カンテイセイクンを倒した。

 

タダカツ「先程の胴切りは弓子の友人デスメルさんから教わった日本の伝統、剣道の技です。」

カンテイセイクン「またしても…人間の技などに…。」

タダカツ「私と貴方は単純な力ではほぼ互角です。私が貴方になんなく勝利できたのは自分の力に自惚れずに周りの方々に技術を教わり取り入れたからです。」

カンテイセイクン「拙者は…己に過信していたのか…。」

タダカツ「ええ、何も人間の技術は格闘技だけじゃありません。これを。」

カンテイセイクン「なんだ…。にぎりめし…?」

タダカツ「ええ、ここ名古屋の人々が生み出した世界最高の調味料、八丁味噌を使ったおにぎりです。日本の伝統料理です。」

 

そんな八丁味噌を塗ったおにぎりは日本の伝統料理では無い。

 

カンテイセイクン「貴公が…作ったのか?」

タダカツ「ええ、冥土に行く前に食べて見てください。」

 

カンテイセイクンは八丁味噌のおにぎりを一口で口に入れる。

 

カンテイセイクン「うまいな…。」

タダカツ「そうでしょう。人間の技術は素晴らしい物です。決して侮ったりしてはいけないのです。まあ、私も弓子や中島殿達に出会うまで分かりませんでしたが…。」

カンテイセイクン「そうか…。せっしゃの…あにじゃ…りゅうびどの、ぎてい…よくとくに…いいみやげばなしが…できた…。さきに…。めいどに…。そのときは…。」

 

カンテイセイクンは力尽きて消滅した…。

 

タダカツ「ええ…。今度は冥土で一騎討ちを致しましょう…。」

 

タダカツは戦っている弓子を見る。

 

タダカツ「助太刀するのは野暮ですね。中島殿の所に行きますか。」

 

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