女神転生 中島   作:ジャックオニール

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THE ヒーロー 後編

ホーク「だ、誰だ!?」

メルコム「ホホホ。またお会いしましたね。私は堕天使メルコムと申します。以後、お見知りおきを。」

 

空間の歪みの中からメルコムが現れホークとその悪魔達に軽く会釈した。

 

ホーク「構うな!そいつもろとも殺してしまえ!」

 

ホークは悪魔召喚プログラムで悪魔達に命令する!

 

メルコム「早速ですがホークに従わされている悪魔の皆さん、少し大人しくして頂きますよ。『マハシバブー!』」

 

メルコムはマハシバブーを唱えた!

強力な電磁波が悪魔達を襲いかかる!

ジャックランタンは金縛りにあった!

ヴィーヴルは金縛りにあった!

モー・ジョホーは金縛りにあった!

ネコマタは金縛りにあった!

 

モー・ジョホー「う、動けない…。」

メルコム「ホホホ、しばらく大人しくしていてください。次は、あなた達ですね。これまたこっぴどくやられましたね。取っておきだったのですがこれを使いましょうか。」

 

メルコムは宝玉輪を使った。

宝玉輪は暖かな光を放ち中島達を包み込む。

中島達の傷が回復した。

 

ジャック「ヒ、ヒーホー…。助かったぞ…。」

ユキムラ「傷が…。治っていく…。」

メルコム「おや、貴女にはこちらですね。今は在庫切れですのでこれで我慢してください。」

 

メルコムはチャクラドロップをハイピクシーに使った。

ハイピクシーの魔力が少し回復した。

 

ティンク「これで少しは動ける…。」

中島「メルコム、どうして…。」

メルコム「ホホホ。デビルサマナー、私はビジネスマンです。ビジネスマンは借りを作らないのですよ。」

中島「そんな…。僕は…。そんなつもりでは…。」

ホーク「テメエもこのメシアの俺に逆らうつもりか!」

メルコム「ホホホ、そのヒノカグツチの剣と悪魔召喚プログラムが無いと偉そうに出来ないチンピラ風情が生意気なのですよ。」

ホーク「何だと、テメエ!」

メルコム「メシア中島 朱美に対して頭が高いと言っているのですよ!」

中島「ぼ、僕はめしやよりご飯がおかわりできるやよい軒の方が好きなんだな。」

 

めしやではない、メシアである。

 

メルコム「…。」

ホーク「どいつもこいつも舐めやがって~!皆殺しだ!」

 

ホークの攻撃!

ヒノカグツチの剣でメルコムに斬りかかる!

 

ユキムラ「ホーク、もう誰も傷つけさせない。そう、このイケメンである僕がみんなを守るからさ。」

 

クーフーリンがブリューナクでホークのヒノカグツチの剣を受け止める!

 

ホーク「クーフーリン!貴様、何故まだソイツ等の味方をする!悪魔召喚プログラムは破壊した筈だ!」

ユキムラ「フ、君はそんな事も分からないのかい?それはこの僕がイケメンだからさ。」

 

答えになっていない。

 

メルコム「クーフーリンさん、そのままホークの足止めをお願いしますよ?」

ホーク「テメエ等!いつまでそうしている!奴等を殺せ!皆殺しにしろ!」

 

ホークが悪魔召喚プログラムを操作して

悪魔達に命令する。

 

ジャック「ヒーホー!雪分身だぞ!今度はオイラがお前達の足止めをしてやるぞ!何処からでも攻撃して来るんだぞ!」

中島「ジャック!」

ジャック「中島、オイラが少し食い止める間に頼むぞ。」

 

ジャックフロストは向かって来る悪魔の前に立ち憚る。

 

中島「ジャック、まだ立つのもやっとなのに…。」

ティンク「中島…。剣を…。」

中島「ティンク、まだ動いちゃ駄目なんだな。」

ティンク「大丈夫…。剣を…。掲げて…。魔力を送るから…。」

中島「ティンク…。駄目なんだな…。」

 

中島は倒れたハイピクシーを拾い上げて自分の胸ポケットにしまう。

 

ティンク「中島…。剣を掲げて…。」

中島「ティンク、どうして…。」

メルコム「ホホホ、デビルサマナー。彼女の言う通りにするのですよ。クーフーリンさん達が時間を稼いでいる今が好機です。」

中島「でも…。」

ティンク「メルコムの言う通りだよ。魔力を送るのは私じゃない…。」

中島「えっ?どう言うことなんだな?」

メルコム「ホホホ。錬気の剣を上に高く掲げるのです。」

 

中島は言われるままに剣を高く掲げる。

 

メルコム「ホホホ。グッドですよデビルサマナー。少し衝撃が来ますが我慢してくださいよ。」

中島「えっ?」

メルコム「まずはあのメシアと名乗る不届き者が持つヒノカグツチの剣をへし折ってやりましょう。スサノオさん!お待たせしました!貴方の出番ですよ!」

 

メルコムが大声を上げる。

 

タダカツ「フッ、我々がメルコムの助けを借りるとは…。我が主、中島 朱美。私の力をお貸し致します!め~い~か~い~、波ーー!!」

 

スサノオは冥界波を放った!

暗黒の波動が中島の持つ錬気の剣に直撃する!

 

中島「ぐっ、ううぅ…。この力は…。剣を持っているのが精一杯なんだな…。」

 

冥界波が錬気の剣に吸収されて剣は漆黒に染まっている。

 

メルコム「さあ、デビルサマナー。決着をつけるのです。」

中島「分かったんだな…。」

 

中島は自分の為に時間を稼いでいるクーフーリンの元に駆け寄る。

 

ユキムラ「ブリューナクが持たない…。」

ホーク「ハハハ!クーフーリン、どうだ!このヒノカグツチの剣の力は!手も足も出ないか!」

 

ホークはモー・ジョホーを盾にしながらヒノカグツチの剣でクーフーリンを攻撃している。

クーフーリンはブリューナクで受け止めるので精一杯で反撃に出れずにいた。

 

ユキムラ「くっ…。ホーク、君はどこまで卑怯な男なんだ…。その子を離して正々堂々と戦いたまえ!」

ホーク「勝手にほざいていろ、その槍はもう持たないのだろう。止めを刺してやるよ!死ねー!」

 

ホークが渾身の力を込めて剣を振りかざす!

 

中島「ホーク!君の相手は僕なんだな!」

ユキムラ「マ、マスター…。」

 

中島がホークの前に立ち塞がる!

 

ホーク「デブ野郎、何処までこのメシアに逆らうつもりだ!」

中島「黙れー!!」

 

中島は珍しく大声を上げる!

 

ホーク「テメエ…。殺す…。メシアの俺に逆らう奴は絶対に殺す!」

 

ホークの攻撃!

渾身の力を込めてヒノカグツチの剣で中島に斬りかかる!

 

中島「僕は君を許さない…。絶対に許さないんだな…。」

 

中島は錬気の剣でヒノカグツチの剣を受け止める!

 

ホーク「テメエの剣を叩き折ってやる!それで仕舞いだ!」

 

ホークはヒノカグツチの剣に力を込める。

 

中島「ぐうぅぅ…。」

ホーク「これがヒノカグツチの力だ。デブ野郎、そのナマクラ刀ごとテメエの心もへし折ってやる!」

中島「僕は…負けない…。」

 

中島も錬気の剣に力を込める。

 

ホーク「俺はメシア教団に選ばれたメシアだ…。舐めるんじゃねえぞデブ野郎。」

中島「何がメシアなんだな、君の何が…」

ホーク「これがメシアの力だー!!テメエじゃどうにもならない力の差だ!」

 

ホークは更にヒノカグツチの剣に力を込める。中島が圧されていく。

 

中島「ぐうぅぅ…。」

ティンク「中島…。残り少ないけど私の魔力も…。」

 

ハイピクシーは中島の胸ポケットから錬気の剣に魔力を送る。ハイピクシーは力を使い果たして気絶した。

 

中島「ティンク…。」

タダカツ「中島殿!錬気の剣に魔力を込めるのです!その剣には私の力も込もっています!」

中島「タダカツ…。」

 

スサノオが近くまで来て中島に檄を入れる。

 

ホーク「貴様は…スサノオ!まさか、カンテイセイクンを倒してきたのか!」

タダカツ「余所見をしている暇は無いと思いますよ?」

中島「ああぁぁ!」

 

中島は錬気の剣に魔力を込めてホークのヒノカグツチの剣を押し返す!

 

ホーク「この俺が押されているだと!?」

中島「はぁはぁ…。ホーク、覚悟するんだな。」

ホーク「テメエ一人じゃ何も出来ねえデブ野郎が…。頭に乗るなー!!」

 

ホークの攻撃!

怒りに任せてヒノカグツチの剣で中島に斬りかかる!

 

中島「僕は…。確かにみんなに助けてもらってばっかりで一人では何も出来ない…。でも…。」

 

中島はホークの攻撃を錬気の剣で受け止める。

 

メルコム「ホホホ。頭に乗っているのは貴方の方ですよ。ホークさん?」

タダカツ「そうですね、珍しく貴方と気が合いますね。」

ホーク「俺はメシアだぞ!どいつもこいつも俺を見下すなー!!」

ユキムラ「ここまで来ると哀れだね。」

中島「僕は…。みんなが居るから戦える。ホーク、君と違って一人ぼっちじゃないんだな。」

ホーク「俺が一人だと?悪魔召喚プログラムを使えば全ての悪魔は俺に従う。それに俺はメシアだ!教団の連中はみな俺に従う!ヒノカグツチの剣を持つメシアの俺が絶対なんだ!」

中島「だったら!君が!間違っている事を!僕が証明するんだな!」

 

中島は錬気の剣に魔力を込める!錬気の剣の黒い輝きが増していく!

 

ホーク「な、なんなんだ、その剣は!?何をするつもりだ!?」

タダカツ「あれはメギドの力…。」

メルコム「ホホホ、その時代のヒーローだけが使えるメギドラオンの力、錬気の剣に送り込みましたか。」

ホーク「メギドの力だと?」

 

中島の攻撃!

錬気の剣でホークに斬りかかる!

ホークはヒノカグツチの剣で受け止めるが剣は中島の力にへし折られる!

 

ホーク「ヒ、ヒノカグツチの剣が!」

 

ヒノカグツチの剣をへし折られたホークは尻餅をついて後退りする。

 

ホーク「メ、メシア教団に選ばれた俺が…。こんな奴に…。」

ユキムラ「ホーク、君はもうおしまいさ。男なら覚悟を決めたまえ。」

ホーク「そ、そうだ!クーフーリン、スサノオ!お前達、メシアの俺と契約しろ!お前達は特別の待遇をしてやる!」

スサノオ「無粋な男ですね、我々は自らの意思で中島殿と共にいる。悪魔召喚プログラムで契約したからではない!覚悟を決めろ!」

 

スサノオに恫喝されてホークは更に後退りする。

 

ホーク「あ、悪魔召喚プログラムだ!お前達!俺を守れ!盾になれ!」

 

ホークは悪魔召喚プログラムを操作して仲魔に命令しようとする。

 

メルコム「ホホホ、大条際が悪いチンピラですね。逃げれると思っているのですか?『シバブー!』」

 

メルコムはシバブーを唱えた!

魔力の電磁波がホークを襲う!

ホークは金縛りにあった!

 

メルコム「さあデビルサマナー、このメシアと名乗る不届き者の悪魔召喚プログラムを破壊するのです。」

中島「うん。メルコム、ありがとうなんだな。」

 

中島はホークに近づいていく。

 

ホーク「や、止めろ!俺はメシアだぞ!こんな事をしてただで済むと思っているのか!」

 

ホークは金縛りで動けずに喚き散らしている。

 

中島「君の悪魔召喚プログラムは破壊する。」

ホーク「や、止めろー!!」

 

中島の攻撃!

ホークの左腕を狙いを定めて錬気の剣で斬りつける!

 

ホーク「ぎゃああああ!腕が!俺の腕がー!!」

 

ホークの左腕を切断し悪魔召喚プログラムを破壊した!

 

ジャック「中島、やったのか?」

ジャックランタン「ヒホ?オイラの体が…。ヒーホー!オイラの体が自由に動くホー!」

ヴィーヴル「体の言うことがきく!」

ネコマタ「あのデブ野郎、ホークをやったのか?フフフ…。ハハハハハ!傑作だね!ハハハハハ!みんな!もう戦わなくても良いよ!」

 

悪魔召喚プログラムは破壊されてホークの仲魔達の命令は解かれた!

 

ホーク「ああぁぁぁぁ!俺の腕がー!!お前ら!何をしてやがる!おれを助けろー!」

モー・ジョホー「…。」

ヴィーヴル「…。」

ホーク「何を見ていやがる!早く助けろー!この雑魚共がー!!」

ネコマタ「ヒノカグツチの剣も無い、悪魔召喚プログラムも無いただのチンピラのあんたに誰が従うって言うんだい?」

ホーク「ネコマタ!貴様!メシアの俺を裏切るのか!」

ネコマタ「まだメシアとか言っているのかい?おめでたい男だねぇ。あの女に担がれただけのチンピラが。」

 

ネコマタの攻撃!

動けないホークの胸を鋭い爪で切り裂いていく!

 

ホーク「ぎゃああああ!テメエ!メシアの俺に!モー・ジョホー!ヴィーヴル!何を見ていやがる!助けろ!」

モー・ジョホー「…。」

ユキムラ「大丈夫、君達はもうホークの言うことは聞かなくていい。」

モー・ジョホー「本当?あたち達メシア教団の言うこと聞かなくていいの?」

ユキムラ「もし、またメシア教団が君達の所に来てもこのイケメンである僕が君達を守ってみせるさ。」

モー・ジョホー「あたち、ホークの言うことなんか聞かない!」

ヴィーヴル「あたしも聞かない!イケてないメンズ助けてくれてありがとう。」

ユキムラ「ちょっと!イケてないじゃないよ!イケてるメンズだよ!」

 

誰もホークには従わない。

 

ホーク「ジャックランタン!俺を助けろ!そして俺に逆らう奴等を全員焼き殺せ!」

ジャックランタン「ヒーホー!『アギラオ!』」

 

ジャックランタンはアギラオを唱えた!

ホークの傷口をめがけて火の玉が襲いかかる!

 

ホーク「ぎゃああああ!火がー!!ああぁぁぁぁ!」

ジャックランタン「ホーク。オイラはお前の傷口が痛そうだから火傷をさせて痛みを和らげようとしただけだホ。オイラに感謝するんだホ。」

ホーク「この雑魚悪魔が~。よくも、この俺に対してよくも~。」

 

金縛りが解けたホークが立ち上がろうとする。

 

ジャックランタン「ホーク、お前こそよくもオイラを騙して兄弟を傷つけたな。覚悟するホ!オイラはお前を許さないだホ!」

 

ジャックランタンはホークに対して敵意を向ける。

 

ジャック「兄弟…。」

ジャックランタン「オイラに兄弟を傷つけさせたホークは殺してやるだホー!」

???「それまでや!」

ジャックランタン「誰だホ!」

???「愛知県警特殊捜査6科の佐野や。悪魔と言えども殺人は見過ごされへんなぁ。こっからは警察の仕事や。引っ込んどれ。」

タダカツ「佐野警部…。タイミングが良いですね…。」

 

佐野警部と部下の愛澤が出てきた。何処かで様子を見ていたのだろう。

 

ホーク「け、警察か。メシア教団には警察のキャリアだっている。ベスが俺の援護に寄越したのだな。」

佐野警部「メシア教団のホーク、改め本名 西崎 権三郎、強姦、恐喝の被害届が出とる。」

ホーク「は?何を言って…。」

佐野警部「メシア教団の信者から被害届が出てるんや。逮捕状もある。」

ホーク「テメエ…。メシア教団に逆らう気か…。警察のキャリアがメシア教団にいるんだぞ、それを…。」

 

ホークの話を遮り愛澤が詰め寄る。

 

「この折れた剣、貴方の私物ですよね。あっ、答えなくても結構です。署で指紋も採って裏を取りますので。銃刀法違反に器物破損のオマケつきですね。」

ホーク「テメエ…。女だからって…。」

 

ホークが愛澤に近づこうとしたら愛澤は大袈裟に転んで痛がる。

 

「あー!痛い痛い痛い痛い!西崎 権三郎容疑者に突き飛ばされて痛いー!」

ホーク「おい…。俺は何もしてないだろ…。何を…。」

佐野警部「公務執行妨害もプラスやな。よし、逮捕や。」

ジャック「あのメガネの姉ちゃん、わざと転けたぞ…。」

ホーク「お前ら…。メシアの俺に…。」

佐野警部「めし屋か吉野家かなんか知らんけど逮捕や。」

「午後1時12分。強姦、恐喝の容疑、そして銃刀法違反、公務執行妨害の現行犯、後、存在がムカつく罪で西崎 権三郎、逮捕。」

ネコマタ「存在がムカつく罪って…。滅茶苦茶な警察だねぇ…。」

 

佐野警部がホークに手錠をかける。

 

佐野警部「中島 朱美、後の処理は警察に任せとけ。」

中島「あ、あの…。」

ジャックランタン「おい!オイラは…。」

「貴方が今、ここでこの男を殺したら今度は貴方を逮捕する事になりますが?我々は悪魔でも逮捕しますよ?」

ユキムラ「しょうがないね。後は警察に任せようではないか。」

ジャックランタン「分かったホ…。」

「この男は他にも余罪があると思うので死ぬ方がましだと思うぐらい罪を償うと思いますよ?」

ホーク「待て!このデブ野郎も剣を持っているだろうが!」

 

ホークはまだ往生際が悪く喚いている。しかし、中島の錬気の剣はすでにメルコムが空間の歪みに預かっていた。

 

佐野警部「はぁ?何処に剣なんかあんねん!嘘ついてんとちゃうぞボケが!」

「佐野警部、これは虚言告訴等罪になりますね。後、大声で喚き散らし騒音を出したので軽犯罪法違反の現行犯も加わります。後、先程のデブ野郎って言葉頂けませんね。言葉の暴力、すなわち暴行罪になります。」

ホーク「そんな事、通ると…。」

佐野警部「言いたい事は署でゆっくり聞いてやるわ。」

「それでは市民の皆さん、って言っても人間は中島 朱美さんしか居ませんでしたね。警察へのご協力、感謝します!」

 

佐野警部と部下の愛澤はホーク改め西崎 権三郎を連行していった。

 

ヴィーヴル「ホーク、連れて行かれちゃったね。」

モー・ジョホー「アタチ達をいじめたホーク達に仕返ししたかったよ…。」

ヴィーヴル「うん…。」

ネコマタ「あんた達、まだベスが残っているよ。仕返しするなら急いだ方が良いさね。」

ヴィーヴル「あっ、ベスだ!アイツに仕返ししよう!」

モー・ジョホー「よーし、仕返しだー!でも、ベスは何処に行ったの?」

ネコマタ「あっちに少し大きめの悪魔の気配があるね。きっとそこじゃないのかい?」

タダカツ「事務所の方角ですね。悪魔の気配はパスカルでしょう。」

ヴィーヴル「よし、行こう!」

モー・ジョホー「仕返しだー!」

ネコマタ「あたしも行ってみようかね。あの女はいけ好かないからね。あんた達、迷惑かけたね。傷を癒したら今度は正々堂々と真っ正面から戦いを挑ませてもらうよ。またね。」

 

ネコマタは傷ついた体で事務所の方に向かって行った。

 

ヴィーヴル「イケてないメンズ、ありがとう。」

モー・ジョホー「イケてないメンズ、助けてくれてありがとう。」

ユキムラ「君達!今度、名古屋城に遊びに来たまえ。このイケメンである僕が観光案内をしてあげるよ。」

ヴィーヴル「キャハハハ!バイバーイ。イケてないメンズ。」

モー・ジョホー「気が向いたらね、イケてないメンズ。バイバーイ。キャハハハ!」

 

モー・ジョホーとヴィーヴルは笑顔で事務所の方に飛び去って行った。

 

タダカツ「プッ、イケてないメンズですか。あれだけ必死に助けようとしたのに。」

ジャック「ヒーホー、ユキムラ。イケてないとか言われたのに嬉しそうだな。」

ユキムラ「やはり君達には僕の心が分からない様だね。彼女達が笑顔になれたんだ、イケメンである僕にとってこんなに嬉しい事はないのさ。君達も僕と同じぐらいのイケメンステージに上がって来る事をお薦めするよ。」

 

ユキムラは二人が飛んで行った方向を見ながら笑顔で言った。

 

ジャックランタン「兄弟…。オイラはイングランドに帰るホ。」

中島「ジャックランタン君、良かったら僕達と一緒に…。」

ジャックランタン「中島…。お前は本当に良いやつだホ…。だから兄弟の事、よろしく頼むだホ…。」

ジャック「兄弟!」

ジャックランタン「オイラ、人間の世界は懲り懲りだホ…。兄弟、達者で暮らすんだホ…。」

 

ジャックランタンはとぼとぼと去って行った。

 

ジャック「兄弟…。」

ユキムラ「彼なりのケジメなんだと思うよ。いつかほとぼりが覚めた時に今度は僕達が彼に会いに行こうではないか。」

中島「うん…。」

タダカツ「皆さん、干渉に浸るのは後にしましょう。我々のやる事はまだあります。時間がありません、行きましょう。」

ジャック「時間?」

タダカツ「ライブです。新田殿が待っています。」

中島「あっ、そうだったんだな。」

メルコム「その前にデビルサマナー、彼女は少しの間預かります。空間の歪みの中にチャクラポットが1つ残っていたと思いますので。」

中島「メルコム、ティンクをお願いなんだな。」

ジャック「良いのか?中島。メルコムだぞ?」

メルコム「ホホホ、信用が無いのですね。大丈夫ですよ、貴方達を騙すような事はしませんので。」

中島「うん、メルコム。ティンクを少しの間、お願いなんだな。」

メルコム「ホホホ、デビルサマナー。これで命を助けて頂いた事はちゃらと言うことで。では、またお会いしましょう。」

 

メルコムはティンクを預かり空間の歪みに消えて行った。

 

タダカツ「中島殿、急ぎましょう。ライブが終わってしまいます。」

ユキムラ「タダカツ…。結局君が1番アイドルにハマっているんだね。」

タダカツ「違います。私は徳川最強の男、舞いでも最強である事を貴方達に証明して見せるだけの話です。行きましょう。」

中島「フフ…。分かったんだな。」

 

中島達はボロボロの体で新田が待つライブ会場に戻って行った。

 

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