小説書いてないで変なこと呟いてたら「書けよカスゥ!!」って言ってほしい
@you20190708
「これ、暖かいお茶です。あと、治療は自分ですると仰ってたのでここに救急箱置いときますね」
「ああ、感謝する」
なんか流れで人斬りを部屋に匿ってしまった件について
いやほんと俺何してんだろ、犬や猫感覚で人斬り拾ってくるとかこんなん藍さんとかにバレたら絶対怒られる…怒られないにしても、過保護具合が加速したら、おいそれと外出も出来ない可能性がある。
「それにしても…狭いと言っていたがなかなか良い部屋だな」
「御屋敷自体が広いので、規模的にはかなり狭い方の部屋ですよ」
紫様はもっと立派な部屋を俺に使って欲しかったみたいだが、庶民的な感覚しか持っていない俺にとっては狭い部屋の方が管理しやすいし落ち着く。
「それはそうと…先程仰っていたお話ですが…」
「ああ、あれか」
人斬りはそういうと自分が人斬りであること、そしてこの幻想郷の強者達を倒し、弱者の過ごしやすい世界に変えるということを説明しだした。
「お前も今の幻想郷が歪なパワーバランスのもと形成されていること、そして強い者がデカい顔をしすぎていることを理解しているんだろう?」
まぁ、確かに、今の幻想郷は完全な弱肉強食という程ではないが、人里の外に出ればかなりの無法地帯感があり、人間は過ごしにくいといえばそうなのだろう。
「それは確かに理解しています。でも、僕は力が無いですからね…」
「だからこそだ」
包帯から少し覗く赤い目をこちらに合わせる。あっ、よく見ると二重で睫毛長いなこの人…
「俺に協力して欲しい」
いやでもさぁ…確かに最初はこの人の言う「強者に怯えないで暮らせる世界」
に惹かれたけど、よくよく考えると俺が協力することでこの人にどんなメリットがあるんだ?
俺がこの人の立場ならば、こんな弱小吸血鬼とか仲間にしても逆に足でまといになりそうだし絶対勧誘しないだろう。
「僕に出来ることがあると思いません…」
「大丈夫だ…お前は戦わなくていい。その代わり、この部屋を俺の拠点にさせて欲しいんだ」
「拠点に?」
「ああ」
ああ、そうか。この人見るからに住所不定の社会不適合者っぽいもんな…なんか気弱そうでチョロそうな吸血鬼、それも結構いい部屋に住んでるとなると利用したくもなるか…
「全て成功した暁には、お前にもちゃんと恩を返すつもりだ。どうだろうか?」
「そう、ですね…」
なんというか、
だけど、それだけではダメだ。倒した後どうするか、自身が幻想郷を管理するのか、強者が居なくなった幻想郷で何を成したいのか。なにもイメージ出来ていない。
ストレートな言い方をすると、この人は
王を殺しに行ったメロス然り、権力や強さを持つ人間の表面しか見れず、その裏の苦悩や責任を理解しようとしていない。
まぁでも、良いだろう。俺は俺でこの人の行く末を少し見たくなった。
「分かりました、協力します。いつでもこの部屋を使っていいですよ」
「お、おお!そうか!
能力、か…この人も自身のことを「弱者」と呼びつつ、才能がある人間なんだな。
クソが、死ねや才能マンがぁ…嫉妬で狂っちまいそうだぁ…
「ん?何か言ったか?」
「いえ、それよりも貴方の名前を教えてくれませんか?」
「あ、言っていなかったか。俺の名前は夜刀〈やとう〉と言う。夜に刀で夜刀だ」
「格好良いお名前ですね、僕はアルクと申します」
スカーレット、とは名乗らなかった。こいつが強者を狙い、人斬りをし続けているのならば、姉様達を狙っている可能性が高い。「スカーレット姉妹の弟だと!!人質にさせてもらう!!」とか言われたら終わりだ。
「そうか、アルク…いい名だ」
「ありがとうございます」
とりあえずはこの人をお風呂に入れたい、めっちゃ野生動物みたいな匂いするし。
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私は、昔普通の家庭の普通の人間だった。毎朝家族と一緒にご飯を食べ、畑を耕して、人里で売るというごく普通のただの人間。
しかし、ある日その普通は簡単に壊された。
「夜刀…!あんたは…逃げなさい!!」
「嫌だ!!
「泣かせるねぇ…でも、残念。二人とも逃がさないよォ!!」
筋繊維が気持ち悪い程に露出し、鋭い爪と牙を持つ妖怪が私の家を襲ったからだ。父親はもう既に首を斬り飛ばされ、弟や妹は既に胃袋の中。
母親は腹を爪で貫かれながらも、私を必死で逃がそうとしていた。
「最後のお願いよ…早く、逃げて…」
「嫌だぁ!!」
「早く!!行って!!!」
「っ、助け、助けを呼んでくるから!!絶対!!」
走る、走る、走る。後ろを振り向かずに、誰か助けて、お願いだから。私のお母さんを、助けて。
必死で走っていると、前方に傘を持った緑色の髪をした女の人が歩いているのが見えた。私は迷わずその人に助けを求める。
「あのっ!!お願いします!助けてください!!家に、妖怪が来て、家族が食べられて…」
その人は、花のような笑顔をこちらに向けて、こう言った。
「あら、気の毒ね。でも、しょうがないわ。だって」
「貴方の家族が弱いから、食べられたんでしょう?」
「強い者が弱い者から搾取するなんて当たり前の事よ?」
「弱者に、死に方を選ぶ権利は無いのよ」
「分かったら、運良く生き延びたことに感謝して逃げ続けなさい?」
何を言っているのか、目の前に居るこの生物は、なんなのか。理解できないことが起こりすぎて私はもう限界だった。
「ふざけるな…ふざけるなぁ!!」
「あら、私に向かってくるの?なら、容赦はしないわよ」
私は拳を握り、その女に殴りかかった。理不尽な言葉を浴びせられ、嘲笑われて、我慢出来るはずがなかった。
「遅い攻撃…だから家族が食べられちゃうのよ」
「がっぁ!?」
攻撃が見えなかった、視界が回ったと思ったら頬にとてつもない痛みが走り、意識が遠のいていくのがわかる。
「初回サービスで今回は見逃してあげる、でも次もし逆恨みでもして歯向かってくるのなら…」
その女は、最初から何一つ変わらない笑顔のまま、言い放つ。
「肉片が残らないくらいまでグチャグチャにするわよ」
その日から、私は復讐すると決めたのだ、弱者を搾取する全ての強者達に。
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とりあえず、あの人斬りさんをお風呂に入れた。藍さんは仕事に集中してるし、気づかれないだろう。バレそうになっても「お風呂掃除しときました!」とか言えばいいっしょ。
「あと、とりあえず藍さんへの軽食ついでにご飯作ってあげますか…」
お腹すいてそうな感じだったし、結構量もあった方が良いだろう。藍さんには鮭と梅干しのおにぎりを作った。
人斬りさんには…そうだな、豚汁とか作るか。生姜入れて、いい感じに根菜余ってるのもぶち込もう、余り物処理の時間だ。
「藍さん、軽食お持ちしました」
「おお、アルクありがとう」
藍さんにも豚汁を用意し、食べてもらう。味に問題無いか確認してもらわないといけないからな。
「美味い…暖まるな」
「ありがとうございます」
「腕を上げたな、さすがだ。…ところでアルク」
「はい」
「お前、部屋に誰を上げてるんだ?」
「 」
バレてたぁーー!!!!しっかりバレてたーーー!!!やべぇーー!!
「私は一応お前の保護者のようなものだと思っている、そんな私に何も言わずに何処の馬の骨とも知らん
「え?」
女?何を言ってんだこの人、仕事し過ぎておかしくなっちゃったか?どう見てもあの人斬り、男だろ。
「え?では無い、今回のことは本気で怒っているぞ。お前は騙されやすいし、力も弱い、押し倒されでもしたらどうするんだ全く…」
「は、はぁ…。しかし、庭で行き倒れそうになっていたもので、放っておけず…」
「…どんな事情があろうととりあえず、すぐにでもここから出ていってもらう。お前が言えないなら私がガツンと言ってやる。全く…紫様ならばもっと拗れていたぞ…」
「い、いえ!僕が言ってきますので!」
とりあえずさっき作った豚汁を、魔法で作った保温性の入れ物に入れ、おにぎりを竹の皮で包み、自分の部屋に急いだ。
「あ、あの夜刀さん!」
扉を開けて俺は驚愕した、少し濡れた黒髪をタオルで拭き、赤い目でこちらを見る刀を差した美少女がそこに居たからである。
夜刀ちゃんの気持ちとしては、
妖怪に家族食べられる→助け求める→なんで助けられるのに助けてくれへんの!?→ふざけんな!!
っていう、生命的なものを維持する為に家族を食べた妖怪よりも、助けれたのに助けようともしなかったこのY香さんへの憎悪が強い感じになってます。
まぁ、子供だし、感情論ってことで…(暴論)
んー、今回あんま上手く書けなかった感がある…(後悔)大丈夫かな?大丈夫?(恐怖)