〜イッセーside〜
サーゼクスさんと副尾の強さに呆れていると、驚くことが起きたんだ!
空間に急に穴が空いたんだよ!
会議のときみたいな感じで。
そしたら、おじさんが出てきたんだぜ?
驚くよな、誰だって。
「あいつの気配がしたから来てみたら、戦ってたのか。」
なんというか、ただならぬ気配を感じる。
本能的に、この人は強いって言ってる気がする。
「おっと、忘れてた、神力が漏れていたな。」
おじさんが何かをすると、さっきまでの恐れはなくなった。
「あなたは・・・?」
サーゼクスさん、すごい。
さっきまで恐ろしい力を纏っていた見ず知らずの人に話しかけてるよ!
「俺は、福尾の親父だ。
世界神と言えば分かるかな?」
また、驚かされた‼
この人が世界神!?
「あいつ、また遊んでるな?」
「遊んでるってどういう意味ですか・・・?」
「あいつ、たぶん力の1割も出してないぞ?」
そんな馬鹿な!
今のあいつの力が全体の1割にも満たないだと‼
「驚いてるところ悪いが、あいつ神器なんかなくても一撃で倒せてたぞ?
だから、遊びといっているんだ。」
「俺たちにはどうしようもできないのか・・・?」
「彼には驚かされてばかりだよ。」
ホント、何かあってもあいつだけは敵にまわさないようにしよう。
そんなこんなで、ヴァーリーが負けそうになったとき、猛攻が止んだ。
「そろそろ、やめにしない~?
君も疲れてきたしね♪」
「ふざけるな、俺はまだやれるさ‼」
「あっそ、じゃあ早めに終わらせるね♪
しっかりと避けないと死ぬよ?」
すると、徐々に白い球が構成され始める。
「むっ、あんたたち、下がった方がいいぞ?
俺が結界を張っとくから。」
なんだろう、何かあったんだろうか?
「さ、これで終わりだよ!【サーモニック・フュージョン】」
彼のそのことばとともに巨大な爆発が起こった。
膨大な魔力の奔流は俺にだってわかる。
爆発の煙が晴れ、ヴァーリーの方を見ると・・・
ヴァーリーがいた場所にはクレーターがあり、彼の姿は見当たらなかった。
~イッセーside out~
思わず、やり過ぎてしまった。
この力、制御が難しすぎる。
「「「「「「「ヴァーリー・・・。」」」」」」」」
なんだろう、この空気は。
こんな空気じゃ無理だ。
言えない。
ヴァーリーは力を取り込み、それが大きすぎて自分の力のコントロールを失ったなんて。
言えない、それで圧縮され過ぎて小さくなったヴァーリーが自分の手元にいるなんて。
「もう、しょうがないな・・・。」
面倒くさいから、それっぽくやっておこう。
【冥府に連れられし者よ。
我が冥府の呪縛を説いてやろう。
今一度、現世に姿を表し、天寿をまっとうせぬ。】
僕が唱えると、ヴァーリーは再び姿を表した。
「まさか冥府から魂を呼び戻すなんて・・・。」
いや、実際は彼を大きくしただけだよ?
まあやろうと思えば死人を呼び戻すことはできなくはないけどさ・・・。
「ヴァーリー、君との戦いは面白かったよ、それなりにね。」
「ああ。俺もだ。
どうやら迎えが来るらしい。
また会おう、最弱の赤龍帝、そして戦友よ!」
そういって、ヴァーリーは去っていった。
なんで引き止めなかったか?
そんなの決まってるじゃん。
そっちのほうが面白いから〜!
「で、そこで立ち尽くしてるトップさんたち、
仕事だよ〜。」
「「「げっ・・・。」」」
そう、危機は去ったものの、校舎はもう跡形もなかった。
それを治すのは、きっと至難の業だし、骨が折れるだろうな。
ま、関係ないけどさ。
「そういえば、アザゼル〜。
僕の神器、気に入ってくれた?」
「ああ!
ぜひとも研究したいよ!」
「なら、この神器、あげる。
善良な人たちを守るために使ってね?」
「いいのか!?
俺にはファーブニルの神器があるが・・・。」
「そんなのかんけーないよー。
じゃーね。」
なんか、疲れた・・・。
次合うときはもっと楽しくしよっと!