嬉しすぎて踊ってしまい、家族から白い目で見られて冷静になりました
今回は紫煙ちゃんの無双が始まったり始まらなかったり
昼食後の事。
もう一人の転生者がしつこい。
……もう殺しちゃっても、いいよね?
「どうしてそんなに照れているんだい?……もしかしてアイツに弱味でも握られてるのか?」
「私が弱味を握られる?そんなことされたら私はソイツを削除するね。そして私の何処に惚れたの?」
「まずその綺麗な黄緑色の髪。そしてその黒くて綺麗でトロンと眠そうな瞳。そして何よりも素敵なのはその強い意志!最高だよ!だから俺と」
私は魔王(w)がこちらに手を伸ばして来たから窓をぶち破り、外へと飛び降りた。
その後、トイレで吐いたのは言うまでもない。
問題はその次の日の事だ。
私達は魔王(w)の事を完全に無視しつつ、学校生活を終えた。
そして家でラノベを読みながら寝落ちをしそうになっていた頃。
なのはちゃんから電話が掛かって来た。
「もすもす。どったの?こんな時間に」
ちなみに現在時刻は午後9時だ。
『紫煙ちゃん!今すぐ私の所に来て欲しいの!いきなり襲われて、今…フェイトちゃんと戦っているん……。キャアッ!』
プツッと切れた電話。
ただ事じゃない。
私はすぐに準備を終え、家を飛び出した。
するとびっくり。
目の前に結界があった。
私の家はギリギリで入らなかったらしい。
とりあえず軽く拳で叩いてみると硬く、入れそうになかった。
すぐさま私は筋力をAランクにし、両拳に霊力で補強。
そして結界に掌で触り一言。
「チュミミミィィィィン」
結界をこじ開け筋力をBランクにしながら結界に侵入成功。
なのはちゃんの所に行こうとすると、目の前からピンクの髪をした人がやって来た。
「結界の中に入って来たのは驚いたが……。私達の悲願のためにそのお前の魔力。蒐集させて貰う……」
私はとりあえず変身しといたね。
でもまぁ頭に帽子と学ラン(3部承太郎)のような格好だけど。
「お前、ふざけているのか?」
相手も変身してたよ。
「これっぽっちも?」
その言葉を合図にしたかのように相手が斬りかかってくる。
甘いね。
私はすかさず真剣白刃取りをしました。
上手くいったよ。
上手く取れた。
「くっ……。なんて馬鹿力だ。全然外れないッ」
当たり前だ。
斬られてたまるか。
「仕方ない、か。レヴァンティン。シュランゲフォルム」
え?
『 Schlangeform!』
ガシャコンって音の後、何か伸びようとして、って。
「させるかぁ!」
私は左手でまだ伸びきってない刀身を掴みつつ、剣先を右手で摘まむ。
これで伸びない。
「何ッ!」
「胴がお留守だ!」
私は右足でピンクの髪をした女の人の左横腹を蹴る。
すると面白いように吹き飛ぶ。
「貴、様。何者だ?」
「ただの通りすがりの少女」
ピンクの髪をした女の人(もうピンクさんでいいや)が聞いてきたから私はすっとぼける。
いや、ね?
だって下手に名前出して私の家まで来られたら困るからね。
でも見た感じ騎士っぽいからそんな事は無いのかも知れないけど、一応保険を掛けておくと言った感じだ。
正直真剣白刃取りは辛かったでござる。
だって完全にこちらを斬るつもりだったんだもの。
怖いわ~騎士って怖いわ~。
さて、と。
なのはちゃんとフェイトそんの援軍に
ドプ
ふえ?
私の体をわっかを通、して腕が貫通して、る?
そしてその手の中にあるのは多分、私のリンカー……リンカー……何だっけ?
いや、今はそんな事を考えている時じゃない。
足がガクガクする。
ち、力が抜ける。
へ、変な声出そう。
だけど出さない。
私はとっさにその手を掴む。
あれ?
これ、このまま引っ張ればいいんじゃね?
紫煙 side out.
side 湖の騎士
正直シグナムを吹き飛ばしたあの少女は凄いと思った。
そして、そんな少女に不意討ちは忍びないと思いつつ仕方ないと思いながら彼女のリンカーコアに手を伸ばす。
あった。
「ふえ?」
少女はすっとんきょうな声を上げる。
「ごめんなさい……。これもはやてちゃんの為なの……」
少し少ないがこれでまた闇の書は完成に近付く。
そう確信した時の事だ。
私はこの時の事を一生涯忘れないだろう。
あろうことか、私の腕が掴まれた。
更に、私の腕は強い力で引っ張られる。
「え?ちょっ……」
遂には私は自分の出した術式に自分の頭が入ると言う体験を経験した。
湖の騎士 side out.
side 紫煙
おお。
引っ張れば引っ張るほど出てくる。
肩まで来た。
さてさて、顔はどんなのかな?
すると、金髪の頭が出てきた。
そして、何かを諦めたような感じのドヤ顔をした女性が出てきた。
私は丁重にお帰りいただいた。
わっかに押し込む形で。
「ちょ、ちょっと待って!痛い痛い痛いってば!」
「知らぬ存ぜぬ省みぬ」
頭どころか腕までわっかの奥に押し込むと、緑色のわっかは消えた。
よし!
とりあえずなのはちゃんの所へ向かおう!
と、飛ぼうとした時だ。
私の足下から白くて太い棒的な何かが生えてきた。
凄く………大きいです。
それをジョジョ立ちで華麗に回避。
今度は誰だ。
「まさかシグナムを倒すとはな……」
目の前には青いチャイナ服っぽいモノを着た筋骨隆々の男性が立っていた。
…………頭に犬耳を着けて。
まぁ、それは趣味なのだろう。
だから私はあえて触れずに置いておく。
私は人の趣味を嘲笑う趣味はない。
「おい。何だその憐れむような目は」
「気のせい」
会話に区切りが付いたので私はとりあえず先手をとっておく。
5mの距離を詰め、相手の顎を狙い、アッパーカット。
が、相手はそれを避けた。
から私は膝で更に顎を狙う。
けどそれも避けられた。
ので私は回転して回し蹴りをする。
今度は当たった。
でも浅い。
相手は当たると同時にどうやらその方向に飛んだらしい。
見た感じダメージが全く無いように見える。
私は更に接近。
相手が両肘を立て、顔、腹部を守るように防御している。
だが、その防御には欠点が一つ。
私は相手に近付くと、左手で相手の右腕と右手で相手の左腕に掌をぴったりと付け、そして、結界を開いた時のように動かした。
「チュミミミィィィィン」
これを言うのを忘れずに。
「!?」
まさか開くとは思ってなかった相手の顔面に足をぶつける。
今度は上手く入った。
私は地面に着地。
だが、相手はまだ立ち上がる。
何でそんなにするのだろうか、まるで意味が分からない。
「く、ぅ、ぅ。油、断した。まさかこんな少女から一発貰ってしまうとはな……」
ただの少女だと思った?
残念。
凄い少女でした。
ほら良く言うでしょ?
少女、暴漢を叩いて丸めてそこらへポイ。
油断した貴方が悪い。
「だがまだここで倒れる訳にはいかない!」
何がそこまでこの人達を奮い立たせるのだろうか。
「うおォォォォッ!」
拳をこちらにまだ向けて来る。
そして二、三発打ち合った後に相手がいきなり拳の速度を加速。
ふむ。
「フンッ………
いいだろう。
受けてたつ。
そしてそこからは
「ぬぁぁぁぁぁッ!」
「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァッ!」
何合打ち合ったか忘れた頃。
終わりは突然に来た。
それは私の腕から鳴ったプチプチと言う音から始まった。
その時私は
だが、痛みはあった。
でもそれは脳内のアドレナリンの多量分泌によって麻痺。
身体の警告に気付かずに続けた結果。
ブヂッという音と共に私の両腕がまるで公園の子供が乗った後のブランコがまだゆらゆらと揺れているかのようにプラプラしてた。
あぁ、腕の筋肉繊維がボロボロになったと理解した。
「ちょ、やば」
例え腕が無くなろうとも相手は待ってくれない。
私はそのまま吹っ飛ばされる。
手が使えないため受け身が取れず背中からダイレクトに地面にぶつける。
…………危なかった。
霊力で補強してなかったら背骨が明後日を向いて新人類になってる所だった。
このくらいなら………ん~……。
入院期間は1ヶ月くらいかな……?
ちなみに私の身体に回復魔法は効かない。
調べて貰ったら私の中の霊力と魔力が混ざったモノが反発するとか。
何て面倒臭い。
「ハァ……ハァ……ハァ……。この、連打対決、は私の、勝ちだ」
全くだ。
これでも一応人間だよ?
相手が人間かどうかは分からないけど。
そうだ。
気になったら聞いてみよう。
「ねぇねぇ。貴方の名前はなぁに?」
「何ッ!ま、まだ立ち上がるのかッ!」
そんなに身構えるの?
私の両腕使えないのに?
酷くない?
あぁなるほどまだ足があるから怖いのね。
「落ち着いてよ。私にはもう戦う意思は少ししかないんだから。ただ、名前を聞きたいだけだから。実質私は
「…………………………闇の書守護プログラム。ヴォルケンリッターが一人、盾の守護獣ザフィーラだ」
相手はそう名乗った。
「他の人の名前は?」
「自分で聞くといい。そして私は名乗ったぞ。お前にも名乗って貰う」
「私?私は刻 紫煙。ピザが大好物な小学3年生」
あ。
名乗っちゃった。
まぁ、仕方あんめぇ。
戦う意思があるなら私は戦うだけだぁ。
「ふむ………。シエン、か。覚えた。……あぁそうだ。お前はあの茶色の髪と金色の髪と紫色の髪をした少年と少女の知り合いか?」
茶と金と紫?
あぁなのはちゃんとフェイトそんとファクトの事か。
「それがどうしたの?」
「私の仲間が私と私の仲間とお前以外の奴らから蒐集を終えている。傷は少しあるだろうが、命に別状は無い」
ふむ。
つまりなのはちゃんとフェイトそんとファクトは負けた、と。
「我々はここで立ち去るがお前は?」
OK、理解した。
「私がその子達を回収しておくよ。だから心配しないで帰りたまへ」
「そうさせて貰う」
そう言うと結界と共にザフィーラは転移した。
これは私もSランク(???くらいの筋力)の出番があるのかも知れない。
その後、なのはちゃんとフェイトそんとファクトはアースラに行ったが、私はそれどころでは無い。
私は病院に緊急入院した。
医者に骨折していないのが奇跡と言われたがそれは仕方ない。
ちなみにどうしてこんな怪我をしたのか、と親に聞かれたから私はとりあえずこけて二転三転をした、と言っておいた。
私はとりあえず、しばらくお世話になる部屋へと行く。
中には既に入院している人がいるらしい。
私はそれを気にせず手が使えないため足で扉を開けた。
するとそこには茶髪をショートにカットした少女が窓の外を見ていた。
赤色と黄色のバツ印の髪留めがよく似合っている少女だった。
「ん?」
少女がこちらに気付く。
とりあえず挨拶を
「今日からこの部屋で一緒させて貰う事になりました。刻の紫煙と申すモノなり。これからよろしゅう」
「あぁ、貴女が先生から聞いとった新しい患者さんやね?……それにしてもえらい個性的な挨拶やな……。私は八神はやてって言います。こちらからもよろしゅうな♪」
その少女は関西弁の少女だった。
はやてちゃんの関西弁ってこれでいいのかどうか……
それは読者の皆様のご判断にに任せるとして、
質問、感想、批評、誤字報告待ってます!
次回もよろしくお願いいたします!
次回は紫煙ちゃんは余り出番がありません