それと、今回はシリアスと茶番の差が激しいので、ご了承下さい。
そんな事は、させる訳がない。
黙って二人が殺られるのを見てられるか。
俺は時を止め、二人を救出した。
その際にアミティエの持っていた銃が大破したが、この場合は仕方がない。
「世界を支配する能力者、か」
「それが俺の『
なんと言うか、全部見透かされているかのような気分だ。
「率直に言うと、君はこの世界の人間じゃない、それは自覚しているつもりか?」
やっぱりコイツは分かっていた。
俺が転生者だと。
「だったらどうするつもりなんだ?お前は」
「何も変わらない。ただ、壊すだけ」
言葉のキャッチボールが出来ない。
掴み所がない。
とりあえず俺は小さめの結界で足場を作り、そこにアミティエとキリエを乗せた。
後は………『U-D』の攻撃にも1分は耐えれる結界を張ってっと………。
さて、ヴォルケンリッターとクロノに救助のために念話をすると、こちらに来れるまで後7分程掛かるらしい。
それまで耐える事が出来れば俺の勝ちだ。
もっとも、俺は脳ミソと心臓のどちらかが吹き飛ばされない限り、死にはしない。
それにジュエルシードを取り込んだ時の影響の所為か、魔力量がAAからSにランクアップした。
流石に『U-D』の足下にも届かないかも知れないが、無いよりマシだ。
覚悟は決めた。
後は実行するだけだ。
「戦闘中に余所見とは………。余裕だな」
『U-D』の声が俺の耳に届くと同時に左腕が軽くなったかのような感覚が俺の中に芽生える。
そちらへ目をやるともぎ取られていた。
痛い。
ただそれだけの感想を思い浮かべると同時に左腕は再生する。
「この辺は防衛プログラムに通じる所があるだろ?」
俺が皮肉を込めて言うと、
「違うのは魔力だけに頼っていない、と言う所だけがな」
『U-D』は嘲りを超えてむしろ憐れんでいるかのような声色で俺の皮肉を流した。
そしてしばらくは千切られては再生する、千切られては再生するの繰り返しだ。
しかし突如戦況は変わる。
「ヴェスパーリング・ディプローメント」
それは『U-D』のその一言と共に。
彼女は手を突き出し、そこに魔力で形成された輪っかの形にされたエネルギー弾を作り出した。
するとそれ真っ直ぐに、一直線に並んだ。
それはとても奇妙な光景だった。
何故かって?
燃えているようなエネルギー弾がお行儀よく、まるで蟻の行列のように並んでいるんだ。
これを奇妙と言わずになんと言う。
「一斉射出」
そのエネルギー弾は生み出した者の声を聞いてこちらに一直線に、されどショットガンのように飛んでくる。
その数は目の前を埋め尽くす程に。
それの一つ一つに絶対的な殺傷能力がある。
俺はそれを避ける、では無く、こんな時のためにクロノに借りておいた『デュランダル』を取り出す。
そしてデュランダルをカードのような形から杖に変える。
そして、
「行くぜ?デュランダル」
『O.K. hero』
「ヒーローはやめろって言ってんのに…………まぁいいや。…………久なる凍土、凍てつく風にて我に仇なすあらゆる害悪に永久の眠りと氷結を与えよ、凍てつけ!!」
『Eternal Coffin.ver.The entire』
目の前にあるエネルギー弾を全て凍らせる。
ただそれだけの事だ。
エネルギー弾は芯まで凍りつき、自ら砕ける。
その光景は美しささえ感じた。
俺はデュランダルをカードの形に戻し、懐にしまう。
「読めていた」
「ッ!」
余裕だと感じていたが、そんな事は無かったらしい。
気付くと目の前には既に翼を爪に変形させ、降り下ろそうとしている『U-D』がいた。
「ッ!『
降り下ろされる一瞬。
その一瞬の内に視界が白黒になり、そして元の色を取り戻す。
その世界で動いているのは俺だけ。
危なかった。
爪が頬に少しだけ刺さっている。
その頬からは血液が垂れている。
だが、流石の『U-D』でも止まった時の中で動ける筈が無い。
そんな認識は甘かった。
あろうことか、『U-D』の爪がピクピクとほんの少し動いているのだ。
つか、止まった時の中で動ける奴が多すぎる。
フェイトにしろ、紫煙にしろ、そして、目の前の『U-D』にしろ。
まぁ、紫煙は転生者だから、フェイトは『神速』が使えるから仕方が無い、と考え、そんな事よりどうして『U-D』が止まった時の中で動く事が出来たか、を考えなくてはならない。
その前に邪魔なこの爪を切り取っておくか。
よし。
爪は掴んだ。
後は引っ張るだけだ。
まずは一つ。
木の根っこを引っこ抜くかのように引っ張ると抜けた。
さて、もう片方も………と思いその爪に手を置いた瞬間の出来事の事だ。
腕が掴まれた。
その腕は細腕だった。
まるで少女にして幼女のような──そう『U-D』のような。
それと同時に俺の右腕が握り潰された。
直ぐ様治そうと能力を発動する。
だが、魔力のようなモノで常に繰り返しズタズタにされる。
治っても治っても、だ。
「──『永遠結晶エグザミア』、それ自体を核とし、特定の魔導力を無限に生み出し続ける『無限連環機構』のシステムである。この意味が分かるか?」
『U-D』は喋る。
止まった時の中で。
『U-D』は動く。
止まった時の中で。
どうしてこんな事になっているんだ。
考えが追い付かない。
「『無限連環機構』とは先程も言った通り無限に魔力を生み出すモノだ。その力は次元すら超える。その力を人体に直接打ち込んだら、どうなると思う?」
よく見るとその『魔力』は俺の腕を昇って来ている。
その過程の皮膚や血管、筋肉に神経、骨などを消し飛ばしながら。
それがもし、俺の脳や心臓に到達してしまうと………。
俺は死ぬ。
ジュエルシードを取り込んだ事すら相手にならないくらいに差が開き過ぎている。
俺は、時が動き始めると同時に右腕を、既に上腕まで『魔力』が届いていた右腕を肩ごと切り落とす。
そして生やす。
落ちていく俺の"元"右腕は、消失しながら落ちて行った。
そして時計を見ると、まだ2分しか経っていなかった。
まだか。
まだ7分経たないのか。
これで分かった。
俺一人では決して『U-D』には勝てない。
止まった時すら超越するアイツには絶対に勝てない。
………それから先は覚えていない。
きっと死ぬ気で『U-D』の攻撃を避けていたんだと思う。
ヴォルケンリッターとクロノが来てくれていた時には俺は所々がボロボロに。
しかし『U-D』はどこも傷付いてはいなかった。
『U-D』は俺達が集まる所を見ると、どこかに逃げていった。
「ファクト。お前は休んでおけ。アイツは僕が追う」
「すまない。クロノ。だったら今が丁度いい。
「そうか、分かった。じゃあありがたく返して貰うよ」
それを最後に、俺の意識は途切れた。
ファクト side out.
side 紫煙
ワクチンが出来た後、暇だったので医療室をあさって見たら色々と出てきた。
で、あさる事によって出てきた、ほうれん草を3つ纏めたようなモノ(特薬草)、葉っぱの先っぽがくるんとなったモノ(いやし草)、満月みたいな草(満月草)の3つを調合してみようと考えた。
理由?
昔やったゲーム(龍の探索)に似たようなモノがあったから。
で、それを調合しようと思った。
でも私にはそんな事は出来ない。
だから調合=錬金術。
つまり、錬金術=プレシアさん。
結論。
プレシアさんの所に行けばいいんだ。
と、言うわけでプレシアさんの所に行こうと思います。
で、今このアースラ。地球の大気圏内にいるとかいないとか。
いや、いるんだけど。
で、私はそこから飛び降りました。
そして飛び降りて気付いた。
パラシュート、忘れた。
あ、これヤバイパターンです。
私死ぬかも。
仕方あんめぇ。
霊力と魔力の超融合!!
それにより私は四方1㎡くらいの霊魔力(魔霊力でも可)で出来たナニカを融合召喚ッ!
そしてそのナニカの効果を発動ッ!
パラグライドッ!
つまり私の腕がもつ限りパラシュートの役目をやってくれるとても優れたモノです。
それによってゆっくり降下していってねッ!
ん?
おおッ!
あそこに見えるのはプレシアさんとアリシアちゃんじゃあないか。
あ、マンションに帰った。
まぁ、いいや。
着地しよう。
私はナニカから手を離す。
落ちる速度が速すぎてワロエル。
地面と足のフレンチならぬディープなキス。
まるで私、ウルトラマンガイアになった気分。
つまり地面は犠牲になったのだ。
着地の犠牲にな。
まぁ、犠牲になったのは私が着地した地面だけだ。
私が着地した地面には私の足跡がくっきり残っている。
私が有名になった時には高値で売れるよ。
ちなみに、今いる所は路地裏だ。
何故かって?
町中でそんな事をしたら大騒ぎになるじゃないですか。
だからですよ。
もし大騒ぎになって、私が静かに眠れなくなったら海鳴市内から人が消える事件が起きる(確信)事になる。
私はこの町が好きだ、
だからそんな事が起きない為にも路地裏に着地したのだ。
さて、プレシアさんの所に行くとしましょうかねぇ……。
マンションに入って私は絶望した。
階段。
掃除中。
エスカレーター。
掃除中。
エレベーター。
使える。
あぁ……。
てめぇは私にどれだけ試練を与えるつもりだ?
ゴラァ。
『ごめーんね☆』
なんか聞こえた。
よし。
次に出会った時にお仕置きしよう。
これは確定事項だ。
さて、話は元に戻る、
私は震える指でボタンを押す。
すぐに来てくれたソイツに乗り込む。
確か、テスタロッサ家は一番上の階だ。
そして乗ってから気付く。
屋上に着地してれば良かった、と。
もう遅い。
エレベーターは動き始めている。
そして一階を過ぎる。
戦いはここからだ。
このマンションは15階だ。
つまり後14階。
そして2階に到達する。
それと同時に私の腹のそこから沸き上がる名状し難いモノが上に上がって来る。
意識が遠退く。
9階にたどり着くと同時に嗚咽が始まった。
な、何故一度も止まらなかったのだろうか。
あれか?
今日が日曜日だったからか?
いや、違う。
きっとこのマンションは時空管理局の人達が住むための所だからか。
どんだけ金もってんだよ管理局。
これなら人がいないことも理解できる。
そして、目的の15階にやっと着いた。
そしてそこからクラウチングスタートッ!
テスタロッサ家の合鍵を使い、家に転がりこむ。
何故合鍵を持っているかって?
プレシアさんに貰った。
なんでも、アリシアを助けてくれてありがとう、だってさ。
アリシアちゃんは私にとっても(この世界では)
おっと、今はそんな事を考えている暇じゃあない。
私は一目散にトイレへダッシュ。
「へ?し、紫煙!?ど、どうしたの?そんなに顔を真っ青にして……」
「
「あ。そう言えば階段もエスカレーターも使え無かったよね……」
トイレのドアを開けると同時に私は便器に顔を突っ込む勢いで顔をset。
そして…………。
波動砲、発射ッ
私はしばらく名状し難き吐き気と戦闘してました。
~10分後~
ふぅ~…。
すっきりしたでガンス。
「で、何しに来たの?今は確か闇の書の闇の根源、だとか言うのと戦っている筈でしょ?」
「あぁ、それならもう解決するのに必要なワクチンが出来てるからいい。そんな事よりこれ、調合して貰える?」
「この事件もあっさり終わりそうな気がしてならないのは私だけじゃない筈だわ」
「大丈夫だよ。ママ。私もだから」
はっきり言えば今まで戦って来た、誘拐犯、ジュエルシードを取り込んだ犬、ジュエルシードを取り込んだファクト、ヴォルケンズ、仮面の変態紳士(Ⅰ)、魔王(w),仮面の変態紳士(Ⅱ)、銀髪巨n……アインスさん、防衛プログラム、ディアっち、ヴィヴィオちゃん、ゴールデンちゃん、の誰よりもエレベーターが強かったでござんヌ。
あのエレベーターで私の中の強さの序列が変わったね。
ちなみに一番強いのは焼いた椎茸。
いや~、彼らは強敵でしたね~(嘲り)。
本当に強かったネ~(皮肉)。
「んで、プレシアさん。これ、調合出来る?」
「出来るわよ。少し待ってて」
そう言うとプレシアさんは私の持っていた薬草達を掴み、鍋の中に入れ、かき混ぜる。
その途中に魔力的な何かを入れたりしながら混ぜる事だいたい20分。
万能薬 が 出来た!!
やったね。
「なに?これ」
「アリシア……。あ…ありのまま今起こった事を話すわよ。『私は鍋の中にこの薬草を入れてかき混ぜ、薬草が纏まった物が出るかと思っていたらいつの間にか袋と丸薬が出てきた』……。な、何を言っているか分からないかも知れないけれど、私も何が起こったのか分からなかった………。頭がどうにかなりそうよ……。魔術だとか錬金術だとかそんなちゃっちいもんじゃあ断じてないわ……。もっと恐ろしい……そう、アルハザードにでも行ったかのような気分を味わったわ……」
プレシアさんがポルナレフ状態になっているが、まぁ無視する。
「で、紫煙。これは何?」
「まぁ、待って。で、これにさっきトイレにあった鈴(天使の鈴)とミントの花(目覚めの花)を袋に入れてシェイクします」
すると………?
超万能薬 が 出来た!!
完成だ。
私の作ろうとしていた物が完成した。
「プレシアさん。これを一つ、飲んでみ?」
私は袋から一つ取り出しプレシアさんに渡す。
「い、いやよ。そんな気味が悪い物………」
が、プレシアさんは受け取らなかった。
ならば、私のやることは簡単だ。
「この丸薬を、プレシアさんの口に、
「え?ちょッ!まッ!そ、そんなに酷く………むぐぅッ!うむァ……。に、苦い。苦いわ。これ………」
「身体の調子はどうかしらん♪」
「え?………あれ?肩凝りが、治ってる」
「なにそれ!?ど、どう言う事!?」
「これが………これが超万能薬の力、か」
これ、確実にオーバーテクノロジーみたいな匂いがプンプンするぜ。
ドラ○エの薬を再現したらごらんの有り様だよ。
これでロ○の剣とかを作ったらどうなるんだろう。
やんないけどね。
食事中(だったと思われる)の皆様、申し訳ございませんでした。
さて、感想、質問、批評、誤字報告待ってます。
次回もよろしくお願いいたします。
エレベーターが最強。