テスト勉強中だけど、何も怖くない。
第2話 魚の水を得たるが如し
「あはははは、さ、流石にそれはないと思うの。紫煙ちゃん」
「でもそれ本当に臭かった」
「それはお昼時に話す話題じゃないわよね」
「今話すって事はそれだけ臭かったって事だと思うよ?アリサちゃん」
さて、何故私が今なのはちゃん、アリサちゃん、すずかちゃんと仲良くなっているのか、その馴れ初めと、次いでに産まれてからここに至るまでをしばし語らせてもらう。
~9年前~
0歳
私は海鳴市のとある病院で産まれた。
それは今でも覚えている。
最初に見たのは白い天井。
鼻につく薬品の匂い。
とりあえず赤子なので泣いておくといった感情。
そして両親の声。
「俺さ、この子が産まれる日の前日に紫の煙が出てくる夢を見たんだ」
「え?本当?それ私もなの」
なにそれこわい。
・名前
・由来 支援と言う言葉と掛けている。
前世の両親よりマシだと思った。
ちなみに容姿だけど、前回と同じ………だけど髪が…目の色が…。
髪の色が黄緑。
目の色が黒。
どこの厨二だよ!!、と思った。
1歳~4歳
割愛。
5歳
能力の練習。
その途中誘拐されてボロイ倉庫へgo!
「この子ら全員上玉だからよぉ。金貰った後、どっかに売ろうぜ」
「そりゃいい考えだ。しかもこの中にはかの大財閥の令嬢がいるし、今回は結構いけそうだ」
今回はって事は何回もやっているのだろう。
しかもどうやら私だけ、という訳ではなさそうだ。
耳をすますと、少なくとも後六、七人はいそうだ。
「は、離しなさいよ!!そしてここから出しなさい!!」
おや、あそこに見える金髪の女の子はこの『魔法少女リリカル☆なのは(無印)』のなのはちゃんの親友(になる予定)のアリサちゃんに、銃器類を持った男が二人もいるじゃあないか。
と、言う事はとらハルートじゃないと決まった。
でも流石アリサちゃん。
この時期から性格が強い。
「ははは!離す訳ねーだろ。お前は俺達のお財布の足しになって貰うからなぁ。逃げられちゃ困る」
「くぅぅ……」
流石にこの状況はアリサちゃんでも無理らしい。
ならば私が立つしかないかな?
ランクはだいたいCくらい(成人男性レベルの筋力値)でいいかな?
よし、いいだろう。
「………フン!」
ブチィッ!
縄なんて軽く切れた。
そりゃそうだろう。
もともと売り飛ばすために捕まえたんなら少しでも傷、付けたく無いもんね。
「な、何だァ?今の音は」
「お、おい!誰かいるのか?いるなら出てこい!」
「や、やった!た、助けが………」
大人だと思った?
残念私でした。
「何だよ。驚かせやがって。ってお前何できつく縛って無いんだよ」
「だって傷付けちまったら売れねぇじゃん」
「バカだねぇお前は……。ちょいと傷付けりゃソイツは売れないんだぜ?だから売れなかった奴は俺達で楽しめばいいんだよ」
「あぁ…。その考え方は無かった。と、言う訳でお嬢ちゃん。今楽しい事やるか、それともちゃんとお縄になっとくかどっちがいい?」
勿論どちらも嫌だ。
だから私はとりあえずこれを突き付ける。
「私は5歳。その子も、その子達も多分私と余り年齢が変わらない。そうよね。だから私は言っておく未成年者略取及び誘拐罪
拐取の対象が未成年であることが要件である。法定刑は3月以上7年以下の懲役。(刑法224条)
営利目的等略取及び誘拐罪
営利、わいせつ、結婚又は生命若しくは身体に対する加害の目的があることが要件である。法定刑は1年以上10年以下の懲役。(刑法225条)
身の代金目的略取等の罪
身代金要求目的がある拐取。あるいは拐取者の身代金を要求すること。法定刑は無期又は3年以上の懲役。(刑法225条の2)
「は、はぁ?コイツ一体何を言ってんだ?」
「法律じゃないの?」
「
流石アリサちゃん。この時期で法律が分かるなんて、今更ながらに帰国子女は凄いと思う。
ちなみに私がこれを知ってる理由は、『もし幼女を誘拐したらどうなるかな?』と、前世の若き日の私は思ったから法律を見た。
そしたらこんな事になってた。(※当時10歳)
「とりあえず黙っとけよお嬢ちゃん。痛い目に遭いたいのか?」
「五月蝿いこのペドフィリア野郎。その汚い口を閉じてくれる?」
「な、何だと?てめぇ言っていやぐぉぶッ!」
とりあえず五月蝿いので、私は5mの距離を一気に詰め、ペドフィリア野郎の顎に拳をhitさせた。
ペドフィリア野郎はそれで脳を揺らしたのか、すぐに目を回して倒れた。
おまけで私は倒れているペドフィリア野郎の股関に足を叩き込んでおく。
メシャア
ビクンッ!
……凄い。
気絶してても反応した。
これ、潰したらどうなるのだろうか。
まぁ、そんなことはどうでもいい。
次だ次。
「て、てめぇ……。餓鬼のくせにやりやがったな?」
「餓鬼相手にこの程度なの?ロリコン野郎」
「今度はロリコン野郎かよ」
「黙れ。宇宙が汚れる」
「宇宙規模!?」
「素粒子よりも小さいその肝っ玉だから子供しか拐えない。そんなビビりには良かれと思ってる」
「な!俺だって頑張ってんだよ!!」
「何でその矛先を正義の方向に向けれない。だからロリコン野郎って言われるんだよ」
「主に言ってるのはあんたよ……」
あれ?そうなの?
アリサちゃんに突っ込みを入れられた。
何か嬉しい。いや決してマゾという訳では無く一人のファンとして。
「あぁ~もう面倒臭ぇ。だからお前死ね」
なんと言う事でしょう。
相手のロリコン野郎はこちらに銃を向けて来ました。
よし、拳に霊力を纏おう。
これで拳の硬度は豆腐からダイヤモンド以上に進化した。
そして、乱射。
ダララララララララララララッ
どうやらマシンガンみたいらしい。
そして私も
「役立たない役立たない役立たない役立たない役立たないィィィッ!」
拳を銃弾に当てるだけのお仕事。
無駄無駄無駄無駄無駄ァッ!でもよかったかも知れないが、私は今エキサイトしてるんでね。
ガガガガガガガガガガガガッ
拳と銃弾がぶつかる音が聞こえる。
くっ……やっぱり銃弾は早い。
「いやおかしいだろ!!何で拳で銃弾とタイマン張れてんだよ!!」
喋る余裕なんてない。
というより、そろそろ
だからなんか機会があればそれで決めてみようと策を弄する。
それまでもってくれればいいけど……。
ガツン
すると待っていた機会がやって来た。
弾詰まりだ。
「くそ!!なんてこった!!」
機会到来。
私はすかさず足に力を込め、ロリコン野郎に詰め寄る。
そして拳……は筋肉断裂しそうになってるから、足で、主に膝でロリコン野郎の股間を目掛けて叩き込む。
グシャァ
すると鈍い音と共にロリコン野郎は泡を吹いて倒れる。
とりあえず対男性戦では小さく小柄な女性は相手の弱点を狙った方がいいね。
とりあえず変態二匹を縛っておく(両手を後ろに縛りそれを首に巻き付けておく。もし手を動かせば首が締まるような縛り方)。
これでしばらくは動けまい。
さて、アリサちゃんを解放(捕まってたその他大勢も解放)したし、どうしようか。
「あ、あのさ」
と、考えてると私はアリサちゃんに話掛けられた。
「ん?何?」
「た、助けてくれてありがとね」
「いや私がただやりたかっただけだからお礼なんていい」
「いや、でも……」
「気にするな」
私はとりあえずどこぞの魔王の真似をしてみたり。
「いや、むしろ気になるわよ」
この返しは予想してなかった。
「じゃあ貴女の名前だけ教えて」
「人に名前を聞くときは自分から」
「ああ、それもそうよね。あたしはアリサ。アリサ・バニングスよ。よろしくね」
まぁ知ってましたけど。
もしそれを言ったらそこで転がってる変態みたいになるから言わないだけだ。
少し舌足らずな所が可愛い。
………ハッ。
私は何を口走って……。
それこそ気にしない。
「私は刻 紫煙。好きに呼んで貰っても構わない」
「え、えっと……し、し、しぇん?」
あら可愛い。
「それでいいよ。よろしくねアリサちゃん」
「こちらこそよろしくね!!しぇんちゃん」
私達は固く握手を交わした。
それが私とアリサちゃんの出会い。
このあとしっかり助け出され、変態二匹はちゃんと警察に捕まりました。
まさか二人だけの犯行だったとは夢にも思うまい。
6歳
割愛。
7歳
私立聖祥大付属小学校に入学。
そしてイベントへ突入。
それはなのはちゃんがアリサちゃんをすずかちゃんのために叩くと言うあの有名な仲良しのきっかけ開通イベント。
ただし私は入らない。
変に刺激しちゃあいけないし。
8歳
私の髪の色のせいでいじめが発動。
ほとんど男だったけど。
かーらーの返り討ち。
やられたら密かにやり返す。
サッカーで足引っ掻けたり。
野球で打ったボールをぶつけたり。
椅子を濡らして『コイツお漏らししてるぞー』作戦を使ったり。
そしてアリサちゃんとの再開。
「し、シェン!!あんた同じ学校だったの?」
「久しぶり」
「アリサちゃん。この人は?」
「この人はあたしが誘拐された時に助けてくれた人よ」
「あぁ!いつもアリサちゃんが話してる人?」
………今気が付いたが、シェンって呼ばれると某モンスターをハンティングする大ヒットゲームのでっかい甲殻類のモンスターを思い出す。
まぁそんなことは置いとくとして、自己紹介をしよう。
「私は刻 紫煙。よろしく。好きに呼んで貰っても構わないから」
「私、高町 なのは、よろしくね!!紫煙ちゃん」
やった。
名前を覚えて貰った。
「あの、私は月村 すずか、です。よろしくね紫煙さん」
「こちらこそよろしく。なのはちゃん。すずかちゃん」
友達増えた!!
第3部完!!
~回想終了~
「どうしたの?シェン」
「皆とあった時の事を考えてた」
私はアリサちゃんの声で我に帰る。
まさか産まれて5年で誘拐されるとは。
「ねぇねぇアリサちゃん、すずかちゃん、紫煙ちゃん。将来やりたい事、ある?」
そんな事を考えてたらなのはちゃんが話を切り出して来た。
将来か………。
「アリサちゃんとすずかちゃんはもう将来の夢は決まってるんだよね」
「一応ね。あたしはパパもママも会社経営だから勉強して、跡を継がなきゃぐらいだけど」
「私は機械が好きだから工学系の専門職に就きたいかな」
「私は引きこもりかな」
「「「え?」」」
え?
なんで皆鳩が豆鉄砲を食ったみたいな顔をしてるの?
「シェン……。あんた勉強が出来るんだから就職したりすればいいじゃない……」
おおよそ小学三年生が言う言葉じゃない。
「そ、そうだよ紫煙ちゃん。何で引きこもりなんかに?」
「いや、それは」
前世でも引きこもりをしてたなんて言えない。
「私みたいに才能がない訳じゃないんだからちゃんと就職すればいいと思うの」
だけど私はなのはちゃんの言ったこの言葉にカチンと来た。
「なのはちゃん。それは違うよ!!」
「ふえ?え?」
私はスピーディー学級裁判の某主役のように言った。
「ち、違うってえっと……引きこもりになる理由?」
「違う違う。私に才能があるって言ったこと」
「え?違うの?」
「うん。私のこの知恵はちゃんと調べて自分に身に付けたものだから」
強くてニューゲームだったから。と言うのもあるが前世では私はしっかりと勉強をしていた。
「じゃあ運動とかは?紫煙ちゃん足凄い速いよ?」
「それも自分で努力して効率のいい走り方を弾き出した」
これはジョジョ7部を参考にしたりしたけど……。
再現は難しかったです。ハイ。
「私はこう思ってるんだ。なのはちゃん。才能だ何だって言うのはただの逃げ道なんだよ。私はただ努力した結果。過程や方法なんてどうでもいいかもしれないけど、これは私の積み重ねだから。私にも出来たんだからなのはちゃんも出来る、かも。私はあくまで努力。それの一択。それ以外何もしてない。私は無理強いはしない。私は色々試して自分に合うのを集めてやって、それを伸ばした。だからなのはちゃんも自分に合うのを見つけて、それを伸ばせばいいと思う」
後半自分でも何を言っているのか分かってないけど雰囲気で誤魔化してしまえ。某ハゲててマントを着けたヒーローみたいに
「でも、それは……」
「なら最後の手段。なのはちゃんが才能があるって言う人の真似をすればいいよ」
「それ、あくまで偽者じゃない」
アリサちゃんに突っ込まれた。
ならば私はこれを言う。
「偽者が本物に勝てないなんて誰が決めた?それどころか偽者なら、偽者だからこそ本物を超えられる」
「「「……………」」」
知ってて良かったFate/stay night……。
もう1つ何か言おうとしたが惜しい所でチャイムが鳴る。
チャイムめ………。
私達が教室に戻る途中。
アリサちゃんに聞かれた。
「そういえば何故引きこもりになるか理由聞いてなかったわよね」
私は用意していた台詞を言う。
「働きたくないでごさる」
アリサちゃんに叩かれた。
何故だ。
アリサちゃんがヒロイン?
それは違うよ!!!!
ちなみに、
Eランク
十代少女の筋力
Dランク
成人女性の筋力
Cランク
成人男性の筋力
Bランク~EXランク
物語の進行上秘密
…こんな感じで大丈夫だろう。
感想、質問、批評お待ちしております。