それと相まって書きたかった話と言うわけで一気に書くことが出来ました
でも今回はどちらかと言えば台詞の文の方が多い気がします
あ、タグに外道追加しときます
※3月29日 ラッシュの掛け声追加しました
※5月6日 一人称の一部変更
ある6月の晴れた日に、詳しく言うとなのはちゃん、紫煙ちゃんからサプライズパーティーを知らされた日の帰りの事、私は綺麗な青いひし形の石を見付けた。
私は勿論それを交番に届けた。
だが、交番のおじさんが『う~ん……。儂は昔宝石商をやっとってな?それのおかげで宝石を見分ける事が出来るようになったんじゃが……。お嬢ちゃん。これは宝石じゃないぞ?これはただの綺麗な石じゃ。じゃからお嬢ちゃんが持っとっても、大丈夫じゃよ』との事で、今私の手の中にこの青い石がある。
この青い石を私は御守りとして家の私の机の上に飾っている。
これは一番の親友のなのはちゃん、アリサちゃん、紫煙ちゃん、フェイトちゃん、はやてちゃん、アリシアちゃん、それどころか家族にも教えていない私の秘密。
いつかこれと同じモノを見付けたら皆に渡そうと考えている。
でも、私が皆と仲良くしていて本当に良いのだろうか。
私は、
私には皆に秘密にしている事がもう一つある。
それは人間じゃ無い事。
勿論これは家族も同じ一族の為、家族は知っているが私の大切な友人達は知らない。
私は『夜の一族』……つまり、吸血鬼と呼ばれる化け物の一族の一人だ。
お姉ちゃんに聞いた話だと人類の突然変異らしいけど、どのみち化け物である事には違いはない。
異常なまでの運動能力と再生能力があり、更に寿命は人間の数倍に及ぶモノを化け物と言わずになんと言うのか。
私は怖い。
いつか、いつの日か私が人間では無いと知った皆が私にどんなモノをぶつけるのか。
それは恐怖かも知れないし、侮蔑かも知れないし、罵倒かも知れない。
私は今のこの大切な友人達を失いたく無い。
昔、そう、まだ小学校に入る前の話だ。
私は自分の事が余りよく分かっておらず、『夜の一族』の力を無意識に使ってしまった結果、皆から恐れられてしまい、お姉ちゃん達の魔眼で一人一人の記憶を消さなくてはならない事になってしまった。
魔眼を使うのにかなりの体力を消費すると言うのに、お姉ちゃん達は私の為にやってくれた。
だから私はそれ以来お姉ちゃん達の為に色々と自重するようにした。
小学校に入ってからは自分を出さないようにずっと抑えていた。
そしたら友達が沢山出来た。
学校生活は楽しい事でいっぱいに溢れていた。
確かに最初は色んないざこざがあるにはあったけど、それのお陰と、それを乗り越えたお陰で今がある。
そんな良いことは長くは続かないと言う事を、今日改めて思い知った。
それは、氷村のおじ様の
「そこにいる月村すずかはなぁ………。人間じゃ無いんだよ」
この一言で。
しかも、よりにもよって大切な親友のはやてちゃんと紫煙ちゃんの前で。
すずか side out.
side 紫煙
ある日の事。
私はすずかちゃんとはやてちゃんからお買い物に誘われた。
勿論ホイホイ着いて行きますが、何か?
そりゃ精神面も可愛い女の子から誘われて断る馬鹿はいる訳が無い。
楽しかったね。
新作の服とか見に行ったよ。
いやぁ………眼の保養ばっかりでした。
可愛い女の子ってなに着ても似合うから本当に良いよね。
それで………えっと………。
どうして私達はこんな廃工場に捕まってるんでせうか。
確か………帰ってる途中に車が止まって……そんなかから黒いスーツで揃えた男と女が私達の体を縄でぐーるぐるにして、車に積め込まれて……。
あぁ、なんだ、誘拐か。
久し振りだな………。
ちなみにすずかちゃんはガタガタ震えている。
はやてちゃんは何とか縄を切ろうと縄を床に擦りつけている。
私はボーッとしてる。
まぁとりあえず何故私達を誘拐したのかを聞いとこう。
「なぁなぁそこのおっさん。何故私達を誘拐したんでぃすか?」
あ、しまったちょっとオンドゥルが入っちゃった。
「あ?お前みたいなガキに話す事なんざ何もねぇよ」
ぶち殺してやろうか?
あ"ぁ"?
おっと、つい殺気が………。
「な、何が目的なんですかッ!」
あ、今度はすずかちゃんが質問した。
「そうだなぁ…………強いて言うなら、君だな」
うわ…………コイツ真性の変態だった。
「すずかちゃん、危ないよ。コイツロリコンだ」
「まぁ、否定はしないな」
あらまガチだよコイツ。
「いつまでそんな下等な事を続けているのかは知らんが、そろそろ本題に入らせてもらおう」
おっさんとそんな話をしてたら柱の影からヒョロもやしが現れた。
パッと見た感じ、RPGだとレベルは……8くらいかな?
もっと鍛えろよ。
「氷村のおじ様!?」
え?
なにそのエ○ラの○まだれみたい言い方。
「やぁすずか、元気にしてたかい?」
すげぇきめえ。
顔立ちは一般人よりは整ってんだろうけど………見てて殴りたくなってくるね。
「お、おじ様!わ、私はともかくはやてちゃんと紫煙ちゃんは関係ないじゃないですか!」
「それはそうだね。でも、強いて理由を言うなら一気に拐った方がこちらの為にもやり易かったからかな?」
誘拐も、皆一緒なら怖く無いってか?
「こうなったのも、君のお姉さんの所為だ。僕に靡かなかったからこうせざるをえなかったんだ」
ふむ。
コイツはストーカーだね。
「でも………でもッ!はやてちゃんと紫煙ちゃんはやっぱり関係ないじゃないですかッ!二人を解放してくださいッ!」
「ふふふふ………。それは出来ない相談だね。僕にとっても、手駒は多い方がいい。それも、御神の剣士や君の姉が来た時に絶望してもらう為の、ね。君達は彼等の事を知っているんだろう?それならば尚更話は早い」
おーい。
私達が知らない所で勝手に話を進めるんじゃナイゾー。
このままだと私、怒っちゃいますよー。
「そもそも、人間を超越した僕達が何でこんな下等な動物を相手にしなくちゃいけないんだ?」
「ッ!…………」
なんだコイツ。
ディオにでもなった気か?
「あのさぁ……ヒョロもやし。そういった痛い発言は家の中でした方がいいよ?いや、別に変態的な性癖があるなら仕方が無いけど」
「(ヒョロもやし?いや、きっと幻聴だ)嘘じゃないよ。僕と、そこにいる月村すずかはなぁ………。人間じゃ無いんだよ」
「やめ、て………」
人間じゃない、と………。
「より具体的に言うと?」
「ん?ぐ、具体的?具体的に言えば、吸血鬼だね」
「やめてよぉ……………」
あ、すずかちゃんが泣いた。
それほどこの事は精神的に嫌だったらしい。
すずかちゃんが吸血鬼…………。
「すずかちゃんが、吸血鬼っちゅうのは、ホンマ、なんか?」
はやてちゃんも驚いて縄を切る作業を止めた。
それにしてもすずかちゃんが吸血鬼、か。
駄目だ。
可愛いすずかちゃんしか頭に出てこない。
真っ黒いマントを着けて『あなたの全て、吸わせて貰います♪』って言う可愛らしいのしか思い付かない。
「だから君達のような下等な種族は僕達を敬い、崇めたりはしても、決して同等と扱っていいものじゃない」
ヒョロもやしは続けて、
「そう。全ての生物をも圧倒的に上回り、あらゆる超人すら超えた肉体ッ!頭脳ッ!この世でただ唯一地上で最も優れたと勘違いしている馬鹿な下等種族の生き血を貪るように吸い付くす事が出来る選ばれし者ッ!それが僕達だ。分かったら出過ぎた真似はしないように心掛けたらいいぞ」
全く………やれやれだぜ。
「へぇ~すずかちゃん、吸血鬼やったんか………ええなぁ………。私も石仮面探してこようかな?」
「あ、やっぱり?はやてちゃんもそう思うよね」
「う、うぅぅぅう…………って、え?」
今さっきまで泣いてたすずかちゃんが泣き止んだ。
「どう、して?」
どうしてと聞かれれば、
「なんて言うか………どちらかと言えば私の方が吸血鬼より化け物だから、かな?」
「そもそも、私は今まですずかちゃんを恐ろしいと感じた事なんて少しもあらへんで。それは今でもやし、これからもや。例えすずかちゃんが吸血鬼だろうが宇宙人だろうがそれは関係あらへん。だって、親友やろ?私達」
あ、はやてちゃんに先越された。
「ふ、ふざけるなよ」
「ふざけてるのはヒョロもやしの方だ。そもそも、本物の吸血鬼ならイギリスに沢山いるからそこで吸血鬼が何かをまずは確かめて来た方がいいよ?」
さて、まずはこの縄だ。
とりあえず筋力は吸血鬼ボーナスって事で特別にAランクでいってあげよう。
そして力を込めて腕を開く。
おぉ、脆い脆い。
縄が楽に切れる。
「くっガキがふッ!」
何が起きたって?
単純にヒョロもやしの前までいって拳で殴っただけ。
おぉ、遅い遅い。
ヒョロもやしは一気に壁にぶつかった。
「くうッ…………。くそ、殺してやる。来いッ!イレインッ!」
現れたのは金髪の女性。
眼を引くのはそのアホ毛。
そして腕についた………クナイ?
いやクナイじゃねえよ。
まるでカーズみたいな輝彩滑刀があった(ただし右腕だけ)。
それでいてナイスバディ……。
でも、なにあの回りにバチバチってなってるロープは。
え?
まさかのそういったご趣味がおありの人?
む、動いた。
早いには早いけど………フェイトすんよりは遅いかな?
なので後ろに回ってジャーマン・スープレックス決めたった。
「お前の敗因はたった一つ。サラマンダーより遅かった事だ」
「イレインが負けた!?」
ここでどや顔を決めようとしたら頭が埋まってるイレインが動きそうだった。
やっぱり………この人も吸血鬼なのか?
「僕の………僕の自動人形が負けただとッ!」
なんだ、境界線上のアレか。
ってマジか。
「ふざけん、なよ………。お前みたいな奴に私が」
「黙っとけ」
「ぶべばッ!」
なんかヤバそうだったので無理矢理ハッキングして止めた。
「イレインの暴走を、あんな一瞬で………」
「さて、今度はヒョロもやしの番だね」
ちなみに、他の黒服の皆さんは撤退してた。
「仕方ないッ!僕が相手だ!人間なんかに負けて堪るかッ!」
ふむ。
「先にすずかちゃんに謝っとく。ごめんね」
「え?あ、うん」
私は人指し指を思いっきりヒョロもやしに突き付けた。
「吸血鬼程度が私を倒せると本気で思っているのか!!!」
「なん、だと?」
すずかちゃんに失礼だと思ったから先に謝った。
さて、料理を始めよう。
3分クッkillングを開始します。
まず殴ります。
殴ります。
殴ります。
その後、倒れた所で男の象徴を思いっきり蹴ります。
これは念のためにも6回は叩き込んでおきましょう。
途中気絶しそうになりますが、気絶しないように痛め付けるのがここのコツです。
それで、気絶しそうな所で持ち上げ、顔を筋力で整形させてあげましょう。
骨格を曲げるだけの簡単なお仕事です。
そして最後に、上に投げ、後はラッシュを決めるだけ。
ここで私のワンポイントアドバイス!!
ラッシュ時に『オラオラ』『無駄無駄』『ドラララ』『アリアリ』『ボラボラ』などの声を出せればなお良くなるでしょう。
マニアックな人は『しばしば』や『うばしゃあ』、『WAANNAABEE』や『エリエリ』なども良いかも知れません。
人間がサンドバッグになる料理をこれで終了する。
ぼとりと落ちてきたヒョロもやしはボロボロだった。
よし、言ってやろう。
「ねぇどんな気持ち?ねぇ今どんな気持ち?ねぇ今本当にどんな気持ちですかァァァ!!見た目が貧弱な少女を拐って自分が完全に優位に立っていると思ってペチャペチャクチャクチャ気色の悪い事を言いながらすずかちゃんを馬鹿にして、愉悦に浸っていたら今は床に這いつくばって足蹴にされて、どんな気分?おっと、眠って貰うにはまだ早いよ。今はまだ昼だからさァ……。あ、もしかして自称吸血鬼だからお昼にお眠なの?そもそも吸血鬼ってのは不死身、不老不死、怪異の王だってのにあんたのこのザマ、全ての吸血鬼に喧嘩を売ってるようなモンだね。それと…………すずかちゃんとあんたみたいなモンが同じ?全くもって違うね!!似てる所なんて素粒子の欠片もねェよ。ん?え?何?」
私が愉悦に浸りながら上機嫌に話していたら邪魔された。
でも今の私は機嫌がいいから喋るのを許してやんよ。
ヒョロもやしの顔も完全にパンパンだもんね。
「許、ひて、くへ………」
それは許しを請うモノだった。
「はぁ?…………全く仕方ないなァ……許してやろう」
私の寛大な心で許してやろう。
なんか可愛そうになって来た。
「あ、ありが「たぁだぁし」…………え?」
「細胞1個だけな♪」
あくまで可愛そうになったのは床だ。
いつまでもこんなゴミを乗せてちゃ床が可愛そ過ぎる。
あ、こんなんとゴミを一緒にしたらゴミが可愛そうだ。
許してほしいってか?
許してやるよぉッ!
「それ以外は許さない。え?理由?簡単だよ。私の大切な大切な大切な大切な大切な大切な大切な大切な友達の精神を土足で踏み込んだ挙げ句傷付けておいてこの程度で済むと思ってンじゃねェよ。だが、殺さない。あんたみたいなモンでも殺っても犯罪になっちゃうから。だから代わりと言ってはなんだけど、目ン玉とか関節とか精神とかを殺ってやるから感謝しろ。あ、すずかちゃん、はやてちゃん。お互いで目と耳を塞ぎ合うか、この部屋から出た方がいいよ。今からグロ方面でR-18になるから」
「おーけーやでッ!痛め付けてやってな紫煙ちゃんッ!」
「紫煙ちゃんって、本当に何者………?」
すずかちゃんとはやてちゃんは、遅れてきたすずかちゃん救出隊(恭也さん、忍さん、ノエルさん)に預けた。
それと、そこにニューフェイス。
その名も
なんでも、本気を出したら犬耳と尻尾が生えてくる萌えポイントを持ってる可愛い人。
しかし、とっても可哀想な事に、このヒョロもやしの腹違いの妹らしい。
しかも妹にまで手を出そうとしたらしいね、この変態もやし。
ここで私が蹴りをつけてやる。
と、言う訳で皆さんにはここが危険なので、建物の外に出てもらった。
ん?
イレイン?
恭也さんが回収した。
紫煙 side out.
side アリサ・ローウェル
全く、なんて日なのだろうか。
アタシはここで死んでしまうのかな………。
そう考えてた。
今日は孤児院の院長先生に日頃の感謝を込め、プレゼントを買うために内緒で外に出た。
そしたら変な男達に捕まった。
でも、不思議とアタシは自分が死んでしまうのに恐怖が無かった。
それが不思議で堪らなかった。
それと同時に院長先生に迷惑を掛けてしまった、と考えてしまい、それで目から涙がこぼれた。
アタシは既に縄で身動きが取れなくなっている。
そして近付いてくる男達。
アタシには、諦めしか無かった。
でも、そんな時だ。
そんな時に、救いの女神が現れた。
その救いの女神は、廃工場の壁を粉砕し、その手には何故かボロボロの男性を掴んでいたが、紛れもない、アタシより少し幼そうな黄緑の髪の色をした少女だった。
そしてその黄緑の髪の少女が持っている男性を男達に向かって投げた。
それの所為で男達は吹き飛んだ。
それをやった黄緑の髪の少女がこちらに歩みより、縄を引き千切り、アタシに言った。
「怪我は無い?」
それだけでアタシの緊張感や、今までの恐怖がぶり返したのかは分からないけど、つい力が抜けて倒れてしまった。
その後の事は、余り覚えていない。
気付いたら病院のベッドの上だった。
院長先生がホッとした顔でこちらを見ていた。
それにしても、あの少女は一体何者だったのだろうか。
アタシは、退院したら恩を返す為にあの少女を探そう、と決意した。
さぁて皆さんご一緒に
『氷村ざまぁ』
と、言うわけでとらハ要素の足りない分補充しときしました
伏線で少し絡まってるこの作品の伏線を一応少し回収しときました
さてさて、感想、批評、質問、誤字報告待ってます
次回もよろしくお願いいたします
シリアス「出番マダー?」
出番まだー