どうしてこうなったって。
ですが、後悔なんてある訳がn嘘ですあります。
正直私自身なんでこう繋がったのかが謎です。
さて、どうしてこんな事に?
三人がけのソファーに座っている私の目の前には忍さんと恭也さん。
その近くにさくらさんとノエルさんとファリンさん。
私の右隣にははやてちゃんが座っていて、すずかちゃんは向こうでこちらを見守っている。
んでもって、そこら辺に投げ出されているイレイン。
凄い動きたそうだけど私のハッキングの所為でビクンビクンって動くのがやっと。
口は動かせるらしいけど。
にしてもイレインの動きがうるさい。
すんごいマグロみたい。
「おいッ!そこの黄緑頭ッ!私をどうする気だッ!私を解放しろッ!」
うるさいから威嚇をしてやろう。
「ふぅ~。………ジャンクにしてあげようかしら?」(水銀燈顔)
「ひうッ!………す、すすすすすいませんでしたなんでもございませんほんとうにゆるしてくださいおねがいしますなんでもしますから…」
ん?
今なんでもするって言った?
ふぅ……やっとイレインが壊れた。
私の言葉はどうやらクリティカルな上に多段ヒットしたらしい。
だからだろうね。
こうかは ばつぐんだ!!
「紫煙さん?それ、誰の真似?」
忍さんが私に聞いてきた。
ふむ。
「ふざけた真似です」
「怒るわよ?」
「しゃっせんした」
そもそも、私達が何をしたって言うんだ。
はやてちゃんは何もしていないとして………。
私はただあのヒョロもやし(+α)を生き埋めにしただけじゃないか。
ほら何もしていない。
ただ殺人はしてないからいいでしょ?
「私が貴女達に聞くのは一つだけ。まぁ紫煙さんには三つって事になるけど」
あれ?
なんで私だけ3つ?
と、言うより最初はやっぱりお礼から入るだろうね。
「それで、私達に話ってなんです?」
「まずはお礼かしら。すずかを助けてくれてありがとう」
やっぱりお礼だった。
この人、つまり忍さんは先に簡単なのをやるって感じがしたからね。
「ふふふ………。私は当然の事をしただけ、そこに困ってる女の子がいたら、助けるのは至極当たり前。ちなみにそれの原因が男だった場合、私はその男を"つい"除外しちゃうけれど」
「そ、そうなの………。じゃあ私からのお礼が済んだので本題に入るわ」
にしても、何で私ってこんなに女の子が大好きなんだろう。
これはあれか?
今話題(話題になってないかも知れないが)の百合って奴か?
まさかのレズ?
「それは『夜の一族』の契約よ」
あ、話聞かなきゃ。
えっと…………夜の一族の契約?
まさか………
「秘密を知っちゃったから『私達の仲間になれー』とかのあれですか?もしそれなら大歓迎なんだけどなー?」
「いえ、そんなんじゃないわよ。ただ、私達一族の秘密を知った者は一生その事を口外せずに誓うか、それとも記憶を消去するか」
記憶を消去、ねぇ………。
「その記憶消去ってどんくらいの量なんです?」
Niceはやてちゃん。
私が聞こうとしてた事を聞いてくれるなんて。
「そうね………私達の事、全てかしら」
わあお。
それ、記憶を消去、じゃなくて記憶を削除だよ。
「それなら勿論誓いますよ。………ごほん。私は、この生涯尽きるまで月村家の秘密を口外しない事を、今この場にいるはやてちゃん、すずかちゃんへの愛と共に誓う」
「「「「「「は?」」」」」」
おい待てなんでそんな大合唱になったし。
忍さんにノエルさん、ファリンさん、さくらさんにイレインまで。
あ、後恭也さんも。
「し、紫煙ちゃん………ありがとう」
あら可愛い、照れてるすずかちゃん。
「紫煙ちゃん………皆の前で言うなんて、照れるで……」
うん。
やっぱりはやてちゃんも可愛い。
これは揺るぎない事実だね。
んじゃ次ははやてちゃんだね。
はやてちゃんはおもむろにジョジョ立ちをし、
「私も、生涯この事を口外はせえへん事をここに誓います」
さて、これでこの話は終わり。
「それで?最後の、私に対する事の一つは?まぁ、だいたい予想出来るけど」
あれしか無いよね。
「そう。なら話が早いわ。貴女のあの筋力は一体なんなの?」
え?
「あ、それ私も気になっとったんやけど」
はやてちゃんも?
「まさかのそっち?私はてっきり人間サンドバッグの作り方かと思ってたんだけどなぁ……」
「誰がそんな事を聞くと?」
人間サンドバッグ、あの時ポッと出で作ったにしては良かったと思うんだけどなぁ………。
「それで、貴女のあの筋力は一体?」
「そうだねぇ………。言うなればある時は普通の筋力。またある時は人間の限界を超えた筋力。またある時は大陸割ることが出来て、更に頑張れば空間に穴を開けれる。その程度のモンだね」
「それが程度で済む訳がないだろうが………」
そうかな……。
私、ほとんどの事件やらなんやらをこの筋力とハッキングでクリアしてっからなぁ。
邪魔する奴は吹き飛ばす。
※ただし肉片が飛び散る
って奴だね。
未だ飛び散らせた事は無いけど。
あ、私まだ誰も殺してない。
良かった……警察のお世話になることは無さそうだね。
やったね。
私もこの歳で捕まりたくないし。
「まぁ、この筋力はHGSでも無ければスタンド能力でも無いから………う~ん。なんなんだろうね、この筋力」
でもそれでこの筋力が何か、と聞かれれば分からない。
ただの物凄い筋力じゃ駄目?
駄目か……。
駄目だよね。
ここで私が転生者だよ~んって言っても信じて貰えるだろうか。
いや、信じて貰えそうにない。
「少し、調べさせて貰っていいかしら?」
忍さんの提案。
受けるべきか、受けないべきか。
よし。
「力比べくらいなら」
「よし。俺が相手になろう」
ほほう。
私の相手は恭也さんか。
相手にとって不足はない、かも知れない。
「じゃあこちらに来て貰える?」
そうしてついていったのは月村家の庭。
その中でもとっても太い木がある所に行く。
へぇ~……こんな木が月村家にあったんだって思うくらい。
どうして私気付かなかったんだろうね。
「今からこの………」
あ、忍さんが枝を折っ…………。
え?
枝じゃない。
あれはレバーだ。
なんでレバー?
そしたらすっごい野太い地響きのような音と共に太い木が開いた。
それは、何て言うか私の大嫌いなモノみたいに見えるのは気のせいだろうか………。
「このエレベーターに乗って貰って「あ、すいません。私帰ります」………え?えっと……どうしたのかしら?紫煙さん」
マジかよ。
これエレベーターかよ。
せめてエスカレーターとか階段とかロッククライミングとか飛び降りとかバンジーとかにしろよいやしやがってください。
「いや、その、何て言うか、私、エレベーター無理っす」
「え?」
「あ~……。それは私から説明させて貰いますけど、紫煙ちゃん、エレベーターに乗ると酔ってまうんです」
「 は?」
おいガチな間が入ったよ。
台詞に本当の空白が入っちゃったよ。
「えっと………それじゃあ……何なら行ける?」
「う~ん………。あいきゃんふらい?」
「却下」
オーマイガッ!
と、言う訳で、私は忍さんに引き摺られながらエレベーターに乗り込みましたよ。
うん。
やっぱり酔った。
昇りも降りもエレベーターは無理だよ。
胃がバーストストストストストストストストストリームになってる。
それこそストがゲシュタルト崩壊起こすくらい。
私はエレベーターが着くと同時にトイレを探して幾千里。
その途中、とってもゴツい、と言うより範馬の勇次郎さんがいたのでトイレを聞く。
「
「そこだが?」
私は急いで指を指された方向に行く。
紫煙 side out.
side はやて
えらい所に来てしまった。
ここはおそらく地下闘技場のような場所だろう。
そして紫煙ちゃんと入れ違いに来た身長約190cmの男性がこちらに向かって歩いてきた。
その姿を見た瞬間、生物としての本能が叫ぶ。
逃ゲロ、と。
しかし足が動かない。
「あら、範馬さんじゃないですか。今回はどうなされたのかしら?」
「んん~?あぁ、月村の小娘かァ……。いやなに面白い事はないか、と探していたら、ここまで来てしまっただけの事」
私は思う。
紫煙ちゃんに早く帰って来てほしい、と。
「で?月村の小娘。そこにいる男は彼氏か何かか?」
「彼氏です」
「ほう………お前も色を知る
い、威圧感が半端ない。
まるであの時の………ユーリちゃんと対峙した時のような感覚だ。
「いえ、少し確かめたい事がありまして………」
「それはまさか先程俺とすれ違ったあの黄緑色の頭をした小娘の事か?」
「その通りですが」
「ふむ………。その相手は?」
「俺です」
私はチラリとすずかちゃんの方へ目を向けた。
すると、すずかちゃんも震えていた。
「お前か………。ふふ………。残念ながらお前じゃああの小娘には勝てないだろうなァ……」
「なっ!」
私達も驚きたい、でも声が出ない。
「確かにあの小娘をパッと見た感じではそれほどでも無いだろう。だが、あの小娘には何か違うモノがあると分かる。そうだなァ……例えるなら『学園都市』にある超能力や、貴様ら『夜の一族』とはまた違った何かがな」
まさかすれ違いさまの一瞬で見抜いたと言うのだろうか。
「と、言う訳で俺にやらせろ」
そう言うと、彼は闘技場の方へ目を向ける。
それだけで身体が少し楽になった。
「あの………範馬さん?」
「んん~?」
「もしかして、喜んでいます?」
その問い掛けで振り向いた顔は、無邪気な満面の笑みだった。
はやて side out.
side 紫煙
ふぃ~すっきりした。
やっぱりエレベーターに乗った後っていっつもこうなんだよね。
さて、それでは切り替えて恭也さんと戦うとしましょうかね。
丁度近くに階段があったので、闘技場まで降りる。
いや~誰もいない闘技場って凄い静かだよね。
これならどんな小さな音でも聞けるから何かに驚く事は無いだろう。
でも次の瞬間とっても驚く事になった。
何故かって?
それは私が闘技場に降り、目の前を向いた瞬間だった。
「……………」
何で範馬勇次郎さんがあそこに立ってるの?
そしたら忍さんが上から大声でこう言った。
それで、そこで気付いた事だけどこの闘技場と観客席って結構遠いのね。
「私の、と言うよりぃッ!そこの範馬さんがやった事だけどぉッ!紫煙さんの相手はその人だからぁッ!」
マジすか。
つか本人がいない所で勝手に決めないでおくんなし。
「最初に聞いてこう。小娘、名前はなんと言う?」
なんというか、確かに私は小娘だけど。
あぁ、だからこそ名前を聞いたのか。
でも、
「名乗る時は自分からじゃないの?」
一応知ってるけども。
「ほぉ……。ただの虚勢かと思ったがそうでも無さそうだなァ…………」
恐怖は欠片も無い。
「まぁ、私は名乗るよ。私は刻 紫煙。別名、通りすがりの淑女です」
「紫煙、か………」
「それで、貴方は確か地上最強の生物の称号を持つ、範馬勇次郎さん、だよね」
「俺を知ってるのか」
それを聞いた範馬勇次郎さんは驚いた顔をしていた。
まぁ、私が知っていて当たり前だよ。
前世であれほど衝撃を与えられたんだもの。
まぁ、かといって私の筋力強化の能力の原因は範馬勇次郎さんではないけどね。
それにしても、この世界って本当にカオスだよねぇ………。
まずは『リリカル☆なのは』の世界を基準として『学園都市』があったり『HELLSING』があったり、仮面ライダーカブト………はまだ確認して無いとして……。
それでもまだ沢山あるだろう。
案外この世界の三国志も恋姫だったりするのかも知れない。
そこへ来てこのグラップラーだよ。
私、もう大抵の事には驚かないし、驚けない。
まぁ、さっきはほんの少し驚いちゃったけれど。
そういやこの世界の地図を開いた時に冬木市があった。
もしかしたらリアルエクスカリバーが見れるかも知れないので、今度聖地巡礼してこよう。
さて、現実逃避はこれくらいで充分だ。
私は、筋力をAランクにする。
理由?
これが私の無強化でいける最大値だからだ。
決して範馬勇次郎さんを馬鹿にしている訳ではない。
それどころか敬ってさえいる。
それに、霊力や魔力で補ったりするとなんというか、それが力の緩衝材になるから、である。
それが嫌だった。
「そうだ。お前さんに聞きたい事が一つある」
…………今日はよく質問される日だな~。
で、私に質問ってなんだろう。
「お前は『力』について、どう考える?」
『力』?
ふむ。
力、か。
平仮名にすると三文字。
「私が思うに、最古のコミュニケーション手段だと思うね。言葉が使えない時代には力で相手を屈服させ、服従させたりしてたって言うし……。どうかな?勇次郎さん」
「そうかよ………ふふ、では、始めるとしようか。それと、俺の事は勇次郎でいい」
顔が笑っている所から見て、どうやら満足の行く解答だったのかは私じゃ分からない。
とりあえず、構える。
「行くぞッッッッ紫煙ッッッッ!」
「オッケー勇次郎ゥゥゥゥッッッ!」
私と勇次郎さん………改め、勇次郎が同時に地面を蹴る。
そして同時に拳を振りかぶり、同時に前面に付き出す。
拳がぶつかった。
ただそれだけ。
本当にただそれだけの事なのに、大気が震えた。
そして、私達の姿は砂煙に消えた。
紫煙 side out.
side クロノ
「提督ッ!大変ですッ!海鳴市で次元震が発生しました」
「映像を急いでッ!」
それはある日の事だ。
紫煙を時空管理局に勧誘しようと考えた上層部の命令により、再び地球に来た時、地上で謎の次元震が起きた。
ただその次元震はすぐに収まった、と思われたが何度も何度も小規模のモノが発生していた。
ただ、魔力は欠片も検知出来なかったため、その場所の映像を見て、僕は驚く事になる。
そこに映っていたモノが原因だ。
なんと、二人の人物が殴りあっていただけだったのである。
しかも物凄い速さで。
それこそ、カメラではとても捉えられない程に。
少なくともこのアースラに積まれているカメラはミッドチルダでは最高性能な筈なのに……。
その人物の一人は僕らがよく知っている人物、刻 紫煙。
そしてもう一人。
急いで調べた所、範馬 勇次郎と言う名前らしい。
履歴を見た所、つい最近まで傭兵をやっていたらしいが………この動きはどう見ても傭兵のソレじゃないし、そもそも人間の動きをしていない。
母さんは二人を見た瞬間、凄い嬉しそうな顔をしていたが、僕個人としては、もしあの二人が管理局に入ったりしたら乗っ取られるかも知れないと言う謎の恐怖が背中を這っていた。
なので、勧誘するのは紫煙だけにするよう、母さんに釘を刺しておく。
クロノ side out.
side すずか
肉を叩く音だけが響く。
私は、あの時の………私達が誘拐された時に紫煙ちゃんの言っていた『どちらかと言えば私の方が吸血鬼より化け物だから』と言う言葉の意味をここで理解した。
あそこにいる範馬さんは『夜の一族』どころか世界で恐れられ、一部では崇められている『
少なくとも私程度じゃいくら頑張った所で『所詮子供の児戯よなァ……』との一言を言われて終わるくらいであろうモノなのに、紫煙ちゃんはソレと戦っている。
今は土煙で見えない。
だが音だけは聞こえる。
だがその音もズバンとかならまだしも、ドゴンとか、ドルゥンとか、おおよそ人間の身体からは出そうにない音ばかりが響いている。
いや……これは私が言うべき事ではないのかも知れないが、あそこで戦っているのは本当に、人間なのか?
そう思っていると、音が止んだ。
それと同時に煙が晴れて来た。
そこにはお互いの拳をぶつけた、最初の時のような二人がいた。
「この勝負ってさ………」
「あぁそうだ………」
紫煙ちゃんが口を開き、それに範馬さんが応えた。
その二人の間には、奇妙としか言えない、強者にしか分からないであろう友情があった。
「この勝負ってさ、どちらかの勝ちでも負けでもなく引き分けでも、なんでもないよね」
「まァこれは力比べだし、仕方ねぇよな……。ハァ~……
私は、思った。
この二人、までとはいかないけれど、力が欲しい、と。
それで、紫煙ちゃんの隣に立ちたいと。
勇次郎さんの出番はこれで終わりです。
いや、終わってくださいお願いします。
さてさて、感想、質問、批評、誤字報告待ってます。
次回もよろしくお願いいたします。
特別付録
刻 紫煙のウィークポイント
・エレベーター
・焼いた椎茸
・黒テカりするアイツ(ただし見たら発狂)
・???
・???