くそうッ!
受験のプレッシャーに負けてたまるかッ!
※5月6日 曜日を変更しました
あぁ……、紫煙。
やっと、会える。
私も、やっと貴女の事を見つけたよ。
どれだけこの日を願った事か………。
・・・ side out.
side 紫煙
ミッドチルダから帰って来て、だいたい一月が経った。
ただ今5月、私達はいつも通りの日常で生きています。
それと、帰って来る前に知ったんだけど、アインスさんに妹が出来た。
名前はリインフォース・ツヴァイって言うらしい。
なんでも、はやてちゃんのリンカーコアの一部ををコピーしてそれをコアにしたとか。
容姿はアインスさんを小さくして髪の毛を水色にした感じ。
身長はだいたい30㎝。
よくはやてちゃんの頭の上で見掛ける。
種類は融合型デバイスなんだって。
確か……ミッド式とベルカ式の初の融合型デバイスを作る、とかで生まれたのがツヴァイちゃん。
その子を見た瞬間思ったね。
あ、可愛いって。
でもはやてちゃんのリンカーコアをコピーした所為なのか、それとも
それこそ、『石仮面』の知識から『壁の目』の知識まで。
そんでもって、『とうおるるるるるん』あ、電話だ。
ツヴァイちゃんの説明についてはまた今度って事で。
さて、誰からだろうか。
『やっほう紫煙ちゃん。元気でやってる?』
え?
マジで?
コイツってまさか
いや、そもそも何故に?
「
『そうだよー。って、相変わらず私の事を幼女幼女って………まぁ別に構わないんだけどさぁ……』
「で?私になんか用事?」
『あはは………私の事はどうでもいい、と』
勿論。
それ以外に用事はない。
私は基本的に&本能的に可愛い
なんでだろうか。
別に匂いとかそう言う訳じゃないとは思うんだが。
「用事がないなら切るよ?」
『あ!待って待ってッ!ちゃんと用事があるから!』
ならそれを速く言えってんだ。
と、言う訳で
何人かって?
一人だと。
そんでもって、その転生者はとってもチートな能力を持ってるんだと。
『うん。本当にごめん。これは私のやった事じゃないけど謝る。悪いのは私じゃないんだけどね』
と、言う事は誰か違う奴がやったと言う事か。
で、今日この学校に転校してくるらしい。
それだけ言って
さてと、このクラス(5年A組)の情報通の情報網に転校生が来るって情報を既に入手してるって奴に話を聞いた。
そしたら転校生は
ふむ、これのどちらが転生者なのだろうか。
この学校に残っている転生者と言えば私と魔王(w)のみ。
ファクトは既に卒業している。
そう言えばこれは卒業式の時の話なんだけど、フェイトすんがファクトにキスした。
まぁズキュゥゥゥンって感じではなく、フレンチにチュッて感じだったんだけどね。
それでも両者は頬を真っ赤に染めてた。
まぁその後ファクトが真っ赤に染まったのは私にとっては新しい。
さて、先生が入ってきた。
「授業始める前に転校生を紹介しようと思う。それじゃあ入って来い」
まさかうちのクラスに、転校してくるのだとは気付かなかった。
それで先生の声と同時に入ってきたのは黄緑色の髪と紫色の瞳をした少年だった。
………おい。
私と髪の毛の色、被ってるぞ。
いや、本当に黄緑?
碧銀って可能性も捨てきれぬ。
「僕は
う~ん………。
髪の毛の色以外変な所は無い気がする。
まぁ、明日からゴールデンウィークだし、その間にゆっくりと考えればいっか。
でも、時空管理局の私の直属の上司が呼んでるんだよなぁ……。
ほら面倒臭い。
私が何をしたと言うんだよ。
ただ違法な工場を筋力で吹き飛ばしただけなのに……。
サボろうかな?
でもまぁ、出世した後で元上司を首にすればいいか。
出来ればだけどね。
紫煙 side out.
side 総求
神からの通信で転生者一人が来ると聞いたが、その転生者が誰なのか、俺はソイツを見ただけで理解した、と思う。
どうやら刻のクラスにも一人、転校生が来るらしいが俺は目の前の少女が転生者ではないか、と疑っている。
なので俺は能力を使い、この黒髪黒目の少女を少し調べた。
が、調べられなかった。
強いて調べられたって事をあげるとすれば、身長と体重くらいだ。
その身長と体重も信じられるかどうかは分からないけれども。
理由は簡単だ。
目の前の、この少女の身長と体重と
「あー………。始めまして、私は
それだけ言うと、竜夢はこのクラスを見渡し、ニッコリと微笑んだ。
周りの男どもは凄い嬉しそうにデレデレしていたが俺には寒気しか感じられなかった。
しかも、ソイツにはどこか刻と同じような恐怖を感じれた。
どちらにせよ、用心するに越した事はない。
総求 side out.
半日経過
side アリサ・バニングス
そこは、はっきりとした焼け野原だと言う事は理解できる。
しかし、それでいて周りは霞んでいるように見えた。
周りには倒壊した建物。
傍らには倒れているすずかがいて、そのすずかに近寄る高身長の男性、だけどあたしは何も出来なかった。
側に近寄る事も、声を掛ける事も、呼吸すらも……。
そして更に周りを見渡すと
腕を永遠に消失し続けるファクトさんや、その周りで頭を抱えているなのはとフェイト、それにはやて。
その近くにそれを見る事によって腹を抱えて極上の笑顔をしている黄緑頭の人物。
それでもあたしは何も出来なかった。
身体すら動かせずにいた。
そして、そして、そして……………。
そこで目が覚めた。
そこは自分の家のベッドの上。
あたしが先程見ていたモノが夢だと分かって安堵する。
しかし、身体中にびっしりと、びっしょりと汗をかいている自分に気付く。
でも所詮は夢だ、だから何も心配する事はない。
そう自分に言い聞かせつつ、そう言えばツェペリ先生が言っていたが、『波紋』の達人である老師トンペティはその対象である人物に触れただけでその人物の『死の運命』を知る事が出来た、と言う事を思い出す。
だがあたしは別に達人でもないので、気にする事はないだろう、そんな結論を導く。
深呼吸を一つ、二つ、三つ。
落ち着いた。
いや、まだ心臓はあたしの胸の中で暴れてはいるけれど意識は落ち着く。
とりあえずベッドから降り、着替える事にする。
幸い、今は丁度5月の始め頃。
これが意味する事は一週間の休み。
そう。
ゴールデンウィークである。
今回は奇跡的に水曜から日曜まで休める。
あたしの見た夢がなんなのかをそれだけあれば見極める事は出来るだろう。
さて、ではこれからどうしようか。
今日は一応なのは達と翠屋で会う約束をしている。
着替えが終わると、部屋から出た。
そこには鮫島がいた。
「おやお嬢様。おはようございます。今日は一段とお早いお目覚めでございますな」
「あら鮫島。おはよう。そうね、今日はたまたま早く起きれたの」
怖い夢を見た、これは伏せておく。
「そう言えば、旦那様がお嬢様をお呼びでしたよ?」
「そうなの?パパがあたしに?何の用かしら………。パパはどこに?」
「旦那様は書斎におられます」
「ありがとう」
パパがあたしに………一体、なんなのだろうか。
あたしは、それが気になったので、早足で書斎に向かった。
「ハァ~……」
あたしは一つ、溜め息を吐く。
まさか、パパの用事が少女漫画を一冊買って来て欲しい、だとは思わなかった。
パパが自分で行けばいいと思うのだけど、流石にいい年をした大人が行く訳にはいかない、と諭され仕方なくあたしがお使いに行く事にした。
何故必要なのか、を聞くと『最近の若者のニーズが変わって来ているからその為の情報が欲しくて』だとか。
とりあえず、なのは達と遊んだ後でもいいか、と聞くと構わない、との事。
さて、集合場所である翠屋に着いた。
今日は翠屋は休業日なのか、人が誰もいなかった。
しかし、奥の席の方になのはとはやてがいた。
どうやらすずかとアリシアさんはまだ来てはないらしい。
ちなみにフェイトはファクトさんとデートに出ていて、シェンはどうやら今はミッドチルダ、と言う所に行っていて、上司からお説教を受けているらしい。
シェン……一体何をやったのか……。
「あ、アリサちゃーん。こっち、こっち」
あたしはとりあえずなのは達が座っている席まで行く。
「ん?どしたん?アリサちゃん。なんや、考えとる事があんの?」
流石はやてだ。
勘が鋭い。
「実はね………」
あたしは今日見た夢を全て話した。
すると、なのはとはやても顎に手を当て、考え始めた。
「それ、はっきりと見えたん?それとも朧気?」
急いで夢の内容を頭に思い浮かべる。
「う~ん………。所々が霞んでいるような、そんな感じの夢……だった」
「なら、それは未確定の運命って事でええんとちゃう?」
あたしははやての言葉の意味が分からなかった。
「簡単に言うたら、まぁここではあくまでその夢を予知夢として仮定する訳やけど、それと今からする話もあくまで私の考えてる事やから信じる信じないは個々に任せるけどな?話を戻すけどな、アリサちゃんが見た夢はまだ不確定な『運命』やないか、って思うんや。それは霞んで見えた、って所からやけど」
はやての言いたい事は、あたしが見た夢は将来的にそうなるかも知れない『運命』であり、しかしそれは変えれるかも知れない『運命』でもあるとの事だ。
そう言えば、かの有名なタイタニック号に乗る筈だった人達の大半がその前日に見た夢で乗船を止める、言う話があるのを思い出した。
「夢……夢と言ったら私はこことは違う海鳴でなんかのカードゲームをしてたの」
「へぇ……それ、どんなゲームだったの?」
「えっとね……まず筒状のモノに入って……そしたら無重力みたいになって、それでなにかのカードをスキャンしたら変身して、それで戦う………って感じのゲームだったの。名前は………えっと……ブレイブデュエルって名前だった気がする」
ブレイブデュエル……。
日本語に直訳すると、勇気の決闘?
ふむ………余りにも現実とかけ離れている気がするけど、出来そうで出来なさそう、これがあたしの結論だ。
「しかもね?そこにはアリサちゃんとかすずかちゃんがいて、しかもフェイトちゃんとかはやてちゃんとか、つまり簡単に言ったら皆いたのッ!そこでの私達は海聖小学校の4年生だった」
ううむ……。
これだけはっきりしている夢は一体なんだろう。
「それ、もしかしたら平行世界かもしれへんな……」
平行世界、か。
「それならはやてちゃんはどんな夢を見たの?」
「私か?私はなぁ……。黒髪ツインテールで、赤い悪魔とか呼ばれとったり、側には白髪のこれまた赤い服を着とった男の人もおったし……本当に、聖杯戦争ってなんや………」
はやても夢で苦労しているらしい。
とりあえず、その話をしていたらすずかとアリシアさんが来た。
勿論この二人にも、夢の話をした。
そしたらアリシアさんは、
「夢、ねぇ~……。私はなんか知らないけどイギリスにいて、そこで死神って呼ばれる人になってたなぁ~」
あれ?
それってこの前クロノさんのお父さんのクライドさんが言ってたウォルターって人じゃ……。
「う~ん………。私は巨乳で、恥ずかしい格好をして、『レヴィアタンって呼んで、ね♪』って言ってた」
なにそれ怖い。
「ねぇすずか、それって中の人繋がりだったりする?」
「アリシアさん………中の人繋がりって、なんですか?」
中の人って………なんだろ……。
「あ………えっと………気にしなくていいよ」
気になって仕方がないが、アリシアさんが話したがらないなら仕方がない。
「そうだッ!今日ね、お母さんが新しく作ったメニューを食べて貰おうと思ってたのッ!」
この言葉に、あたしを含めたここにいる女性陣達の目が光輝く。
「なのは、それって、無料なのかな~?」
アリシアさんの後ろからなにやらよく分からないオーラのようなモノが出ている。
それが何かを形作っているように見える。
………なのはとはやてとすずかには見えてないみたい。
なんだろう……あのアリシアさんの後ろのあれは………。
しかも何故かアリシアさんの周りの温度も少し上がったような気がする。
「あ、アリシアちゃんが何か怖いの……。も、勿論無料だよ?」
「ふふ~ん。それなら幾らでも食べれる」
あ、消えた。
あれはどうやらあたしの見間違いなのかも。
優れた絵画や彫刻はそれ自体輝きを放つやように見えるけど………それと同じように感じただけだよね。
その後、皆と別れあたしはパパから頼まれていた少女漫画を買い、帰路についていた。
すると、あたしの目の前から昔聞いた事がある台詞が聞こえた。
「営利目的等略取及び誘拐罪。営利、わいせつ、結婚又は生命若しくは身体に対する加害の目的があることが要件である。法定刑は1年以上10年以下の懲役。(刑法225条)つまり、あたしに手を出したら捕まるわよ!?って、やめ!?」
そこで、あたしに良く似た少女が襲われていた。
アリサ・バニングス side out.
side アリサ・ローウェル
やはりアタシはツいてない。
どちらかと言えば憑いているのかも知れない。
こんな短期間にまさか2度目だ。
「お嬢ちゃん、どう?」
「こんな所で一人だなんて………そうだァ……おじちゃんと良いとこに行こうや」
アタシはなんとか法律を口にしたが、目の前の暴漢達の耳には届いてはいないようだった。
ただあの黄緑色の髪の毛をした少女にお礼をしにこの辺りまで来ただけなのに……。
どうやら本当にアタシはツイテナイ。
武力行使をしようにも、相手は二人。
しかも共に男で勿論アタシよりも身長が高い。
こらはもう、本格的に諦めるしかないのかな……。
そんな時だった。
目の前の男の一人が崩れ落ちるように倒れた。
アリサ・ローウェル side out.
side アリサ・バニングス
あたしは携帯を収めると、気付かれぬように男達の後ろに近付きそして思い切り『波紋』を込めた回し蹴りを男の首筋に叩き込んだ。
「な、なんだぁ!?このガキャァ!」
「その汚い口を閉じてなさい」
あたしは着地と同時にもう一人の男の足を払う。
そして男が顔面から落ちて来ている最中にあたしは少女漫画が入っている本を思い切り首にぶつける。
男が苦しんでいる間にあたしはあたしに良く似た少女の手を引く。
「今のうちに逃げるわよッ!」
「あ………う、うん」
後ろをチラリと見ると、苦しんでいた方の男が追って来ている。
もう一人の波紋蹴りを決めた方は……どうやら込めた『波紋』が弱かったのか、起き上がり始めている。
あたしは手を引きながら走った。
「待ちやがれこのガキがぁッ!」
「捕まえて売り飛ばしてやらぁッ!」
だが所詮子供の足。
やはり追い付かれてしまった。
後ろは壁で逃げ道が無い。
「へへッ………。ここまでくりゃぁ……」
もう、ここまでなのか。
「残念だったなぁお嬢ちゃん達ぃ……。まぁ、二人仲良く売り飛ばしてやっから感謝しろや」
だが、
「それはどうかしら?」
計算通りだ。
「なんだとぉ?」
男の一人が疑問を口に出すが、分からないだろう。
男達の後ろからコツッコツッと靴を鳴らす音がなる。
そして、
「私の友達に手を出そうなんて、何を考えているのかな?」
「このお姉ちゃんの目が黒い内は、手は出させないから」
あたしの友人のシェンと、アリシアさんが現れた。
さあてどっちが転生者ナノカナー(目を逸らす)
それと、アリシアちゃんにスタンド使わせてやっても構いませんよねーッ!(ゲス顔)
と、言う訳で感想、質問、批評、誤字報告待ってます
次回もよろしくお願いいたします
悪で悪を潰すって楽しいよね
こう、絶望で絶望を潰すって感じで