筋力全開 スターダストブレイク!!   作:とかとか

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今回はかなりのグロが含まれてたり、理不尽な展開がありますので、御了承下さい。


ちなみにタイトルの和訳は

残酷な希望と慈悲の絶望

です。




バッドエンドもいいと言ったな?

くあ、あぁだから大佐……

あれはifだ。

くうわぁ(あぁ)


第38話 Cruel hope & Despair of mercy ~chapter3~

さて、皆様方にお説教した後、腕が痛い。

そりゃね?

いくら魔力霊力で強化してるって言ってもEXランクだよ?

空間削れる程度の筋力だよ?

右腕がプラーンってなってる。

まぁ、チンクちゃんを幼児退行させて、更にディエチちゃんのファーストキスを偶然(アシガスベリマシターで)奪っちゃった事の代償としては低過ぎるけどね。

三つ編み?

誰それ?

さて、腕、どうしよう。

とりあえず、ファクトでも召喚(ただし費用は私は持たない)して治して貰おうかな?

それくらいにしかファクトは使えないし。

とりあえずそれまでに私は切れた筋肉繊維を霊力で一時的にくっつけ、腕が使えるようにはしておく。

………後々に気付いた事だけど、こうやって切れた所をくっつけてそれを霊力なり魔力なりでコーティングしたら治りが早くなる事に気付いたのは、だいたい5分後の話やで。

で、今からキリンと牛の役に立ちそうかもな関係性を話そうと思ったんだけど、その矢先にフェイトすんから電話だ。

内容は私がどこにいるのか。

私は今現在ミッドチルダなう。

それだけ伝えた。

一体なんだったのか。

あれか?

新手の嫌がらせか?

と、言う訳で一段落ついたので、いやいやながら仕方がないけどとっても気が乗らないけど管理局に戻ろうとしていたら地震が起きた。

立ってられなくなって()けた私はきっと勝ち組。

すると、空がいきなり星空になった。

なのに明るい。

なにこれ怖い。

それで、しかもここは結構人通りが多かった筈なのに誰もいなくなった。

これはあれか?

そして誰もいなくなった、とか?

やだ、フランちゃんがいるの?

会いたい。

それともあれか?

皆一気に引きこもったのか?

駄目だよ働かないと。

私はニートしとくけどな。

おっと、またまた地震だ。

私はとりあえずジャンプ。

そして足を着くと同時に地面がまだ揺れていた所為で(ころ)ぶ。

ちくしょう。

顔面から赤くてドロッとした液体がダバダバ出てるけど気にせず進もう。

さて、話は戻るけど、結局どゆことなの?

あ、今度ははやてちゃんから電話だ。

気分的には野生のバルバトスなので若本ボイスで出よう。

 

「もぉしもしっぃぃぃ……」

 

ふふふ。

上手く出た。

その所為で喉がごりごりする感じがあるけど気にしない。

きっとこの一声で声が枯れるなんてそんな馬鹿な……げほ。

 

『………お前、本当に紫煙なのか?』

 

ん?

今ファクト私の事をお前っていったか?

まぁ、気の所為って事にしてやらぁ。

次言ったら………まぁ、うん。

言った時に決める。

そんなことよりこの電話、ついいつもの癖で右手で持った所為で右手が凄い痛い。

 

「ほう?わちきを疑うか」

 

『まぁ………な。お前の偽物が出て来たし……』

 

あらプッツン。

ファクト君ったら私の事をお前呼ばわりするなんて、偉くなったもんだねぇ…………あぁん?

 

「なぁ、ファクト。私さぁ、いつ私の事を『お前』って呼んでいいって言ったよ」

 

『え?あ、いや、済まない………』

 

今更謝っても遅いんだな、これが。

私ね、本当にお前とか君とかって呼ばれるのが大嫌い。

なんて言うか、クレイジーな金剛石のスタンドを使う人みたく本能って奴なのかも知れない。

と、言うのは全くもって嘘で、本当は悲しいし、寂しいだけだよ。

だって、女の子に名前で呼んで貰えないのは、ねぇ。

男?

あぁ、私の事をなめてんだな、あぁ?

 

『ま、まぁ、紫煙ちゃん、ファクトさんだってこない言うてんやし、許してやったらどうや?』

 

「おうけい」

 

今回ははやてちゃんに免じて許そう。

次はねぇかんな。

で、色々話を聞いたら世界が融合してるってさ。

あれか?

超融合かな?

あれなら可能っちゃ可能だけど、それの生け贄がねぇ……。

 

「まぁ、こちらはこちらで色々調査を進めてみるよ。あ、そうだ戻って来たら……」

 

ん?あれ?あれって……もしかして……。

なんであんな所に(えにし)がいるし。

縁は前世での私の親友だ。

あぁ、別に厨二病をフルドライブイグニッションした訳では無く、本当に私の親友だった。

生まれつき心臓が弱く、本気で走るのは5歩までしか走れなかった。

その縁は私の目の前で通り魔に殺された。

その、目の前で殺された筈の縁が、なんで私の目の前でドヤァって顔をしているのか。

あれか?

もしかして縁も転生したのかな?

ふむふむ。

 

「面白くなって来た。とりあえず調査だけはしとく。戻って来たらラーメン奢って」

 

『あかん、紫煙ちゃん、それ、完全に死亡フラグやで?』

 

死亡フラグ?

なにそれ、おいしいの?

 

「はやてちゃん。私を誰だと思っていやがる。誰がフラグなんか………。フラグなんて怖かねぇ。フラグをぶち折ってやらぁぁぁぁッ!………Oh……腕の骨が折れた……」

 

ちくしょう。

電話が壊された。

原因?

縁に蹴られた。

しかもぷらぷらしてた右腕を。

おもっくそボキリッて音が聞こえたよ。

あれ?

これって本当にフラグ回収しちゃうんじゃない?

 

「ふぅ………久しぶりだね、紫煙」

 

「うん。でも、この歓迎の仕方は頂けないかな?」

 

なんで蹴ったし。

つか、縁は前世と全然容姿が変わってない。

まぁ、私も髪の毛と目の色以外は変わってないし、お互い様なのかもしれないけど。

 

「で?縁は私になんの恨みとあれそれとどれそれがあって蹴ったの?この虚弱体質」

 

「そうだね、まぁ第一にあんたんとこの幼女(神様)とは違う神様に紫煙を殺せって頼まれたからね。このドチビ」

 

そうか、殺せ、ねぇ………。

ちなみに、この罵詈雑言は完全に無視する方向でお願いします。

 

「私、なんかしたっけ?」

 

ただ、女の子しか愛でてないよ?

 

「まぁ、紫煙は気にせず死んでくれればいいから」

 

「そんな簡単に人がげっ」

 

そんな簡単に人が死ぬ訳なかろうがド低脳って言おうとしたら腸の一部が破られたでござる。

やべぇ。

このままだと血便とかしそうなり。

とりあえず霊力で膜を作って破れた所を覆っておく事にする。

霊力ガチで万能過ぎる。

 

「いきなり酷いことするねぇ……」

 

「殺さなきゃ(使命感)って奴でね」

 

ここをスルーするとは……流石は縁。

 

「でも、そうなると何故私を一撃で殺さなかったん?」

 

「一応、"元"親友だったじゃん、私達」

 

せやな。

私としては悲しいね。

なんで縁と争わなくちゃならんのだって。

時間と次元を超えて久しぶりに感動(w)の再会を果たしたんだから少しはしみじみとしたいものさ。

 

「その顔……。本当に覚えてないんだね」

 

なにが?

縁は顔を悲しそうに歪ませた。

そうだね、例えるなら画用紙を1度くしゃってやってそれを広げたような感じ。

 

 

「私と、貴女の両親を殺したのは、紫煙自身だよ?」

 

 

は?

え?

今、なんて?

嘘、でしょ?

私が?

私が縁と両親を、殺した?

思考が停止した。

当たり前だ。

殺した、そんな筈がない。

私は目の前で殺される所を見た。

なのに、なんで?

そんな事を考えていたら、私の身体の中で破裂音が響いた。

 

紫煙 side out.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side アリシア

 

私は、急ぐ。

身体が肉体的、精神的共に辛いが、急ぐ。

(さそり)みたいな化物にやられた肋骨はいつのまにか治っていた。

ファクトが治してくれたのか、それとも………。

いや、今は紫煙だ。

私はクロノとユーノと共に融合中のクラナガンへと向かう。

なにか、嫌な予感がする。

なんて言うか、とてつもなく。

そう、例えるなら大切な人から貰った物がいきなりなんの前触れもなく壊れる、そんな感覚だ。

 

「アリシア………速い、速いよ」

 

ユーノの声が聞こえたのは私の後方。

どうやらかなり速く行ってしまったのかも知れない。

 

「ご、ごめん」

 

私は、紫煙を助けたい。

ただそう考えていた。

そしたら周りが見えなくなっていた。

 

「アリシア………大丈夫かい?」

 

「………なにが?」

 

「顔色が悪いぞ?」

 

「そ、そうかな………。でも、私は大丈夫だよ、クロノ」

 

嘘だ。

私自身でも分かる嘘だ。

恥ずかしい時に顔が赤くなり、背中に生暖かい汗が流れるような感覚の真逆。

顔はきっと青くなっていて、背中には冷たい汗が流れている事だろう。

 

「だとしても、だ。ここで少し休憩でもして行こう。幾ら紫煙が心配でも、大切な時に疲れてたりするのは得策じゃない」

 

「だ、だけど………」

 

「でももだけどもないよ、アリシア。確か地球の諺に急がば回れと言うのがあるんだけど、急ぐからって慣れない近道を通ったら、道に迷ったり危険な目にあったりして、余計に遅くなるんだ。ならそれよりも、多少の手間や時間がかかる回り道だけれど、本道を行った方が、結局は早く、そして安全に目的地に着けるって意味だ。だからここで少し休んでいこう」

 

そのユーノの一言で私はしぶしぶながらも地上に降りる。

そこはやっとクラナガンの町外れ。

遠い。

まだ、紫煙まで遠い。

私達が紫煙の居場所を特定出来たのは、今この世界にはどうやら関係ない人以外はおらず、そのお陰でクラナガンにぽつんとある紫煙の位置を特定出来たからだ。

だからこそ急いで行けれる。

だかこんな所で止まっている訳にはいかないのに……。

 

「……………ッ!」

 

まただ。

この感覚。

背筋が凍るような、そんな感覚。

クラナガンに向かっている最中、何度も何度も私を襲うその悪寒。

 

「とりあえず、休憩はこの辺にして、もう行こう!」

 

「もういいのか?」

 

「うん。私は、大丈夫だから」

 

休憩を早々と切り上げ、私達は出発する。

だけど恐らく時間がない。

………ここでは使いたく無かったけど、仕方ない。

 

「クロノッ!ユーノッ!私に掴まってッ!」

 

私は左手を出す。

 

「え?あ、あぁ。構わないが、どうするんだ?」

 

クロノとユーノが私の左手を掴んだ。

私は懐からお札を1枚取り出し高らかに宣言する。

 

「『夢符「夢想亜空穴」』ッ!」

 

移動する先は、紫煙のいる場所だ。

 

 

瞬間移動(テレポート)

 

 

ふと気が付くと私達は先程とは違う、クラナガンの中心部に来ていた。

『夢符「夢想亜空穴」』の説明はまた今度にする。

さて、やっぱり私がいた時と全然違う。

流石に何年も経てば変わるよね。

でも、そんな事よりも重大な物事が私の目の中に入った。

その光景を、私は2度と忘れる事は出来ないだろう。

 

 

そこには、真っ赤な血溜まりに身体を沈める紫煙がいた。

 

 

そして、恐らく紫煙の返り血を浴びたであろう一人の少女。

 

 

年齢は……多分紫煙やフェイト達と同じだろう。

それを見た瞬間、私は頭に血が昇ってしまったのか、その少女に殴りかかっていた。

 

アリシア side out.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side 縁

 

いきなりだけど、私の能力は『パッと思い付いた超能力を使う能力』だ。

それなんてチートって思うでしょ?

本当にチートなんだ、これ(能力)

だって、なんの代償もなしに超電磁砲(レールガン)撃てたり、ベクトルだって変更出来るんだもの。

そう考えたらこの能力はこの世界(リリカル☆なのは)の中でも、本物の魔法って言えるかも知れない。

まぁ、魔力も何も無しに何でも出来るんだから。

私一人の、個人の願いで何でも出来る。

さて、私のこの能力は筋力強化の紫煙ととても相性が悪い。

確かに紫煙の筋力強化も物理攻撃にはそれなりに耐性がある。

でもそれはあくまで対外だけであり、もしその攻撃が体内に直接通ればどうなだろう?

 

「ごふっ…………」

 

私の目の前で、紫煙が口から血を盛大に吐いた。

当然だ。

喉を傷付けたのだから。

その吐血が私にも掛かるが、別に気持ち悪くもなんともない。

 

 

だって、親友だもん。

 

 

紫煙は、幾ら筋力が強くなるとしてもあくまで普通(w)の人間の女の子。

そして、人間の一番の弱点は体内への攻撃。

この事より導き出される答えは一つ。

 

「表が駄目なら裏からドーンって奴だよ」

 

「えに、がぼっ」

 

「紫煙は何も心配しなくていいから、ゆっくり死んでいってね」

 

何か言おうとしてるけど気にしない。

私は次々と能力を使い、紫煙に傷を与えてゆく。

腕、肩、腰、背中、脚…………。

いくら筋力を強化しても内部からの爆発には耐えられる訳が無い。

あ、勿論顔と髪の毛は傷付けないよ。

顔と髪は乙女にとってはとっても大切なモノだから、ね。

そうしている内に、紫煙が倒れた。

そして、そこら辺に飛び散っている紫煙の血液。

紫煙が倒れた時に出来た血溜まりもある。

さて、そんな生きているかどうか、怪しい紫煙は………?

 

「か、ひゅ、ひゅ………」

 

辛うじて生きていた。

心を読んでみたら謎の防壁に止められた。

でも、ここまで来たらもう能力を使うだなんだとは言えないだろうし、ここで生きていても苦しいだけだし、トドメをさしてあげる事にする。

私は手を──

 

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!!!!!」

 

そんな時だ。

私は殴り飛ばされた。

 

「お前が……お前が紫煙をぉぉぉッ!」

 

私を殴り飛ばした人の正体は、アリシア・テスタロッサ。

蠍に吹っ飛ばされ、死にかけていた少女。

その少女は今、顔を怒りに染めて私に最大級の殺気を飛ばしている。

あぁ、なんとも皮肉な事だろうか。

私が助けた少女がこうして私と対峙しているなんて。

って、うん?

 

「あっつ………?」

 

な、何が起きたんだ?

それはいきなりの事だった。

私の足元が燃えた。

そう、炎がぼわって感じだった。

いや、いきなりの事で本当に対処できなかった。

 

「あ、あれ?う、動けない!?」

 

更にどうやら拘束されたみたいだ。

え?

なんだって?

アリシアちゃんを殺せば助かる?

馬鹿言ってんじゃないよ。

私に女の子が殺せるかっての(親友除く)。

そんな事を考えていたら私の左脇腹にゴツい拳の感触あり。

 

「ごふ」

 

更に追撃だろうか、私の左胸に拳の形をした何かがぶつかる。

これは、もしかしスタンドか?

確かにスタンドならスタンド使いじゃない私の目には映らない。

その結果、私は一方的にフルボッコにされるって訳か。

つまるところ、紫煙にとっては私が天敵、私にとってはスタンドが天敵って訳だ。

どうしてこんな時に………更に追撃がくる。

これはあれだ、ラッシュって奴だろう。

1,2,3,4,5,6,7,8,9………もう数えるのが面倒だ。

 

「ご、ば………」

 

これは、ヤバい。

骨が何本も折れ、内蔵もきっと何個か破裂しているだろうし、血管も幾つか切れているだろう。

そして、アリシアちゃんのスタンドは炎を扱う事から恐らく『魔術師の赤(マジシャンズ・レッド)』で間違い無い。

ちくしょう。

ガストレアの蠍を燃やした時、どうやって燃やしたのかが分からなかったけど、これで理解出来た。

と、言うか理解出来たのはいいんだけど、意識が飛びそうだ。

そりゃそうだ。

拘束された上でオラオラかどうかは知らないこけどラッシュを受けているんだから。

さながら徐倫による紐でぐるぐるからのラッシュって奴だ。

それで、前から押されている訳だから紐のようなモノが私の身体にどんどん食い込んで来る。

逃げなくちゃ殺される。

本能的にそう悟った私は、すぐさまテレポート。

場所はここから2㎞離れた所へ。

 

瞬間移動(テレポート)

 

気付くと、私は草むらにいた。

どうやら奇跡的に壁にめり込む事は無かったようだけど、それよりも身体が重い。

身体の表面は糸の食い込んだような傷痕、身体の内面はきっとぐちゃぐちゃ。

身体はすぐ治せるから問題は無い。

無いには無いけど欠点が一つ。

これ、身体を治しても、体力までは回復しないんだよね……。

う、意識が………。

私は身体を治した後、しばらく深い眠りについた。




今回は少し尻切れトンボになってしまい、申し訳ございません。


さて、感想、質問、批評、誤字報告待ってます。

次回もよろしくお願いいたします。










主人公が最強だとしても、無敵と言う訳ではない。
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