筋力全開 スターダストブレイク!!   作:とかとか

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今回、ご都合主義&キャラ解放が多数含まれておりますので、ご注意下さい。






※何故か削れていた部分、修復しました。


第40話 主人公補整VSご都合主義 ~chapter5~

敵が………多い。

なんだよ……こんなの絶対に勝てる訳が無い……。

俺達の目の前に広がっているのはヒトではない化け物の集団。

その中には使徒やゾンビなどが今、この廃工場にいる。

 

「メタリア!悔しいがここは一時撤退だッ!」

 

シグナム………分かっている。

そうしたい。

確かにそうしたいのはやまやまだが………。

 

「退路が……塞がれている……」

 

既に俺達の後ろは化け物どもが沢山いた。

だが、そもそもここから逃げ出したとして、どうなるって言うんだ……。

ここは世界から切り離された場所。

どこに逃げたとしても元の場所に帰る方法が無い。

 

「シャトルの中に逃げ込むのッ!」

 

「閉じ込められるからやめえッ!」

 

「そもそもシャトルがねえよッ!」

 

駄目だ。

ここはもともとシリアスだった筈なのに既にカオスになりかけてる。

 

「おいおい………もしかしてふざけてんのか?あぁ?もし本当にふざけてるっつーならこっちから行くぞ?」

 

ッ!

しまったッ!

俺が振り向いた時にはそこには既に波奥がいた。

 

「まずは1発食らっとけ」

 

波奥の右拳がアッパー気味に俺の鳩尾(みぞおち)に刺さる。

いや、本当に刺さったと言うべきかも知れない。

波奥の右拳は俺の腹部を易々と貫いていた。

 

「がはっ………」

 

「情けないねぇ………主人公がこのザマかよ」

 

そのまま波奥の右拳が引き抜かれると同時に波奥は左足による蹴りを俺の頭の側面に向かってサンドバッグを蹴るキックボクサーのように蹴りをいれた。

この時点で既に俺の頭は脳震盪によりクラクラしている。

だが、この程度で諦める訳にはいかない。

俺は傷を治すと同時に能力を発動させる。

 

「『世界(THE・WORLD)』ッ!時よ止まれッ!」

 

世界がモノクロに染まるその一瞬の時だ。

波奥の腕にはどこかで見たことがある円形の盾が付いているのが見えたのは。

世界が元の色を取り戻すと同時に誰も動いてはいない。

なのはもフェイトもはやてもアルフもアインスもツヴァイもヴォルケンリッターも………。

そして、異形の化け物達も………。

時は止まった。

時は止まった、筈、なのに………。

 

「なんで、なんでお前は動いてんだよ………波奥ッ!」

 

波奥龍斗は、変わらぬ姿でその場で動いていた。

それどころか、余裕綽々の態度で伸びすらしていた。

 

「いや、なに。止まった時の中で動けるのがお前だけとか、思ってんじゃねえよって言いたいだけだぞ?」

 

その波奥の左腕に付いている円形の盾。

やっと、やっと思い出す事が出来た。

 

「お前………それは、まさかッ!」

 

「そうだよ。これは平行世界のモノ。本当なら俺が使うモノじゃないけど、出しちゃった」

 

あの盾は………『魔法少女まどか☆マギカ』に出てくる暁美ほむらと言う名前の少女が使用するモノだ。

その能力は時間操作。

作中では、暁美ほむらは主に時間停止を使用していた。

その停止させる事の時間はその盾に内蔵されている砂時計が落ちるまでである、と言われているが、時間を1ヶ月以上巻き戻す事が出来る為、1ヶ月は止められる、と言う説がある。

 

「出すって………そんな、どうやって……」

 

「なぁ、一ついいか?俺ってご都合主義を操る能力を持ってるじゃん?」

 

波奥は時が時が止まっている世界でいつもの事だとでも言わんばかりの顔で話を始めた。

 

「………反応してくれないのは寂しいな。まぁ、話を続けるが、幾らご都合主義を操れたとしても、俺自体(・ ・ ・)は体術くらいしか取り柄が無いんだわ。そんで、そんな俺にはもう一つ隠された能力があるのでーすッ!どう?このご都合主義。いやぁ~……誰にも言ってなかったからさぁ……言う時に少しドキドキしたんだよね」

 

そんな……馬鹿げてる所の話じゃ無いぞ………。

 

「その能力がこれッ!………いや、能力って言うよりは希少能力(レアスキル)って言うべきなのかな?まぁ、魔力使ってるし、いいかな?俺の希少能力(レアスキル)。その名も平行直結(パラレルリンク)って言うらしい。そんでさ……」

 

いつの間にか時も動いている。

 

 

「このご都合主義(レアスキル)は状況に応じて丁度いい能力、又はそういったアイテムとかを平行世界から持ってくるって能力なんだよ」

 

 

なん………だよ。

平行世界から持ってくる?

D4Cとも違うが、D4Cよりも危険性は高い。

そんな能力。

そして、そんな事を考えていた時だ。

波奥の背中から、ナニカが噴出した。

それ(・ ・)は、どこまでも紅かった。

その翼はかつての最凶の敵、まるでシステムU-D──今ではユーリ・エーベルヴァインの使っていた紅の翼によく似たモノ……と言うよりそのものじゃないかと疑う程のものがあった。

そして、その翼を広げながら波奥は言う。

 

「なぁ、ファクト(主人公)。お前の弱点ってよぉ……はっきり言ったら無限、だよな?」

 

そして、紅の翼は俺に向かって襲い掛かって来た。

 

ファクト side out.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side はやて

 

私の目の前では物凄い光景になっている。

向こうではファクトさんがなんかラスボスみたいなのと凄いシリアスに会話していたりするが、こちらでは

 

「貴様らを………貴様らなんぞを主はやてに近付かせるものかぁぁぁぁッ!」

 

「うわっ……こっちに近付くんじゃねぇぇぇぇ」

 

「は、ははははははやてちゃん!?わ、わわ私は別にこここ怖いって訳じゃななな無いからね!?う、うわっ!こ、こっちに来たぁぁッ!」

 

「………えい」

 

「どうして……こうなったんや……」

 

シグナムは私に近付けまいと奮闘している……ように見えるがその顔は喜びの笑顔だ。

どうやら最近ハマっている戦国無双や三國無双やガ○ダム無双のような状況に自分がなっているのが嬉しいのかも知れない。

更にそれに相まって退路が断たれている。

どうやらこの状況は本当にシグナムにとっては願っても無い状況なのかも。

ヴィータはヴィータでゾンビやネクロモーフ(?)が近付く度にグラーフアイゼンを振り回し、その目には涙を溜めながら戦っている。

正直、可愛いとしか言えなかった。

シャマルは私の後ろでガタガタまるで青いブルーベリー色の鬼が出てくる作品のた○しみたいになっていた。

ザフィーラはどうやらそれほど怖くないみたいだ。

…………ここで一つ疑問に思ったんだけど、シグナムやザフィーラはともかく、ヴィータとシャマルは古代ベルカの戦乱を生き抜いて来た筈だ。

だからこんな生物兵器には慣れているものかとばかり思っていた。

その疑問には、アインスが答えてくれた。

 

「………我が主。確かに古代ベルカの戦乱ではあのような異形の化け物は多数おりました。ですがそれらはだいたい私の一斉掃射で駆逐しておりましたので」

 

納得出来た自分が嫌だった。

 

「あー………とりあえずアインス、私とユニゾンしよう、な?」

 

「そう、ですね………」

 

そんなこんなでアインスとユニゾンしようとしたら、向こうから待機状態(幼女モード:紫煙命名)では無いツヴァイがとことこと走ってきた。

 

「はやてちゃん、ツヴァイは、ツヴァイはどうすればよいですか!?」

 

その頬をべっとりと血で濡らしながら。

 

「アインスとだけユニゾンなんてずるいです!!」

 

「そ、それはそうかも知れないが……そんな事よりツヴァイ、その血はなんだ!!怪我でもしたのか!?」

 

ちなみに、アインスは超が付く程のシスコンである。

 

「ん?これです?これはただの返り血です♪」

 

その一言には流石の私も凍りついた。

 

「どうしてそんなに?」

 

「いやぁ~…ペット・ショップのホルス神を真似してたらこんなになっちゃってたです」

 

バイオレンス……。

おかしい。

私はツヴァイをこんな風に育てて(作って)無い。

どうしてこんな娘に………。

 

「まぁ、ユニゾンしないならしないで今度はウェザー・リポートの血の槍を再現してみたかったので、別にいいのです!」

 

ツヴァイってもしかして将来無邪気な悪になりそう。

 

「分かった。なら二人とも一緒にユニゾンしようや」

 

「主!?それは管理局に禁止されてる筈では……」

 

全く………アインスは全然分かってない。

 

「ええか?アインス。バレへんかったら犯罪やあらへんので?」

 

「……………(また、また紫煙の影響か……)」

 

「なら、いくでぇ!アインス、ツヴァイッ!」

 

「「はいです/分かり、ました」」

 

三位一体ッ!

 

「「「ユニゾンッ!インッ!」」」

 

これぞ正しく、真の夜天の主と言うべきなんじゃないだろうか。

 

はやて side out.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side フェイト

 

「なのは、大丈夫?」

 

「う、うん。ありがとうなの。フェイトちゃん」

 

なのはに大きな怪我は無かった。

でも、だとしても許せなかった。

なのはを、私の大切な親友にこんな事をするなんて。

今はファクトが戦っているけど、私も加わろうと思う。

でも、そんな私の目の前には、まるで長い長方形の紙をバネみたいに畳んだ手が両方に付いていて、足がちょっと可愛いくて、身体には赤い石みたいなのが付いていて、それで広い肩幅の中心に仮面みたいなのを被っている(掛けている?)ようなでっかい化け物がいた。

化け物?

いや、違う。

これってもしかしたら使徒かも知れない。

確か、名前はなんだったっけ………。

ファクトと紫煙が熱く(それぞれの使徒の絵を出しながら)語りあってたのは覚えてるんだけど………。

あ、そうだ。

あれって確かゼルエルだ。

良かった~名前を思い出せて……ってそれどころの話じゃ無いや。

そのゼルエルは私に向けて、ナニカを発射したそうにこっちを見てた。

その仮面のような目には、ビームを溜めて。

と、思っていたら発射してきた。

私はバルデイッシュを縦に構えた。

そしてそのビームの攻撃の先っぽに当て、全力でそのビームの向きを変える。

かなりの力作業だ。

さて、なのはを庇いながらの戦闘は私にとってはかなりきつい。

 

「アルフっ!」

 

「おうっ。どうしたんだい?フェイト」

 

「なのはを……お願い」

 

「………任しときな(フェイトのあんな覚悟を決めた顔、久し振りに見たよ)」

 

なのははアルフに連れられ、遠くに行った。

これでなんの問題も無く全力が出せる。

 

「バルデイッシュ、ザンバーフォーム」

 

『yes sir』

 

先ずは先制に相手の反応を遅らせ、確実に先制攻撃が出来るように『神速』で相手の目の前に行く。

これなら、相手にとっては瞬間移動のようなモノだし、反応出来ない筈だ。

 

「ハァッ!」

 

バルデイッシュザンバーフォームを降り下ろす。

こんな近距離なら、バリアは張れな………ッ!

防が……れた?

そんな……。

私の攻撃は謎の障壁に阻まれてしまった。

その謎の障壁はまるで八角形が内側から波紋のように広がっているかのようなモノだった。

 

「だったら……撃ち抜け、雷神ッ!ジェット……ザンバーッ!」

 

これならどうだッ!

だが、これも謎の障壁に弾かれた。

嘘、でしょ?

ジェットザンバーは結界やバリアを破壊する筈なのに……。

………ん?

そう言えば、この謎の障壁って心の壁、だったような。

名前は確か……『A.T.フィールド』。

正式名称が『Absolute Terror Field』で、直訳すると『絶対恐怖領域』。

……これを破るには力技か同じ『A.T.フィールド』で中和するしか無い。

 

「……バルデイッシュ。『A.T.フィールド』展開」

 

『Is impossible』

 

「だよね……ははは」

 

さて、どうしようか。

あれ(・ ・)はまだテスト段階だってリニスが言ってた。

でも、ま、いっか。

 

「バルデイッシュ。『イーターフォーム』」

 

『yes sir』

 

確か、あの波奥はごつごうしゅぎ?って言うのを操るらしい。

そのごつごうしゅぎって言うのが何かは分からない。

でも、その響きは私にとっては何故かとっても心地よいモノだった。

だから、なんでか知らないけれど、この『イーターフォーム』もなんとか出来るかも知れないと思った。

 

フェイト side out.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side ファクト

 

俺は波奥の紅の翼による攻撃を避けていた。

一撃でも頭、胸(主に心臓部位)に当たると俺は死ぬ。

少しでもかすればそこは切り取る。

そうする事でなんとか難を逃れていた。

だが、その割に一撃も入れられない。

波奥に、隙が無さすぎる。

 

「ハッハァッ!主人公君ッ!どうしたのかなぁ?避けてばっかじゃなくて攻撃してこいよッ!」

 

そんな波奥の挑発が聞こえるが、何も出来ない。

………くそッ!

無限なんて、どうやって対処すりゃあいいんだよ。

そう、考えながら。

そんな時だ。

不意に波奥の動きが止まる。

 

「…………なんだよ。そりゃあ」

 

波奥は、呆然とそちらを見上げていた。

願っても無い隙だと思ったが、余りにも不自然過ぎるので、波奥が見ている方向を見た。

すると、そこには

 

 

「………なんで、なんでゼルエルの『A.T.フィールド』と腹が食い破られてんだよッ!」

 

 

腹部に大穴が空いたゼルエルが機能停止して仁王立ちしていた。

………それには、流石の俺も動きを止める。

ゼルエルって、最強の使徒だったよな……と、自分の記憶と比べながら。

そんな、ぼーっとしていた時に波奥の方から殴られたような音が聞こえた。

そちらに目を向けると、髪の毛を白髪にしたフェイトが所々赤い血管のような……例えるならFate/Zeroのバーサーカーが触ったモノは何でも宝具にしてしまう宝具、『騎士は徒手にて死せず』 (ナイト・オブ・オーナー)のような状態のバルディッシュで波奥を吹き飛ばしていた。

 

「ファクト、助けに来たよ」

 

そんな、フェイトが俺に向かってそう言った。

 

「フェイト………それって」

 

「え?これ?………えへへ♪リニスに頼んだらしてくれたんだ♪……これね?『イーターフォーム』って言うんだよ?」

 

…………リニス。

 

「なあ、フェイト……それって何か身体能力が向上したりすんのか?」

 

「うん。いつもより5倍速く動けて力も、防御も強くなるってリニスが言ってた」

 

「………凄いな、それ」

 

「ただ、一度使ったら二時間は変身出来なくなるけど」

 

「以外と条件が重かった!?」

 

「とりあえず、ファクトは下がってて。ここからは私がやるから」

 

フェイトは俺の前に立ち、波奥に向かってバルディッシュを向ける。

波奥は、ゆっくりと立ち上がった。

………それだけで、かなりのタフネスだと言うことが分かった。

 

「くそが………。やっぱり主人公補正って奴か?チッ……どいつもこいつもふざけやがって………」

 

そうぶつぶつ呟いているがこちらに向き直ると

 

「あーはいはい。分かったよ、分かりましたよ………。………ぶち殺してやるからそこを動くな」

 

殺気を孕んだ言葉で殺害予告をしてきた。

だがフェイトも

 

「そっちこそ、この融合を止めさせないと、この状態の私は何をするか分からないよ?」

 

それだけで、殺し合いが再び始まった。




やり過ぎた。
ただその一言しか言えません。

さて感想、質問、批評、誤字報告待ってます。

次回もよろしくお願いいたします。


※7/20 帰宅し、覗いてみたら削れていたので、驚きました。
そして、大急ぎで治しましたが、一部………どころか、かなりの変更点がございます。
なんていうか、すいませんでした。
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