筋力全開 スターダストブレイク!!   作:とかとか

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どうしよう……最近投稿ペースが下がってきている……。
その上にこのぐだぐだっぷり……。
空白期が、終わらない……。

これも全部受験の所為なんだ……。




さて、今回一部のキャラのメンタルが振り子になっております。
それこそ不屈ってなんだっけレベルです。
後、ダレヤネンコレがあるかも知れないのでご了承ください。


第46話 変わらなくちゃ ~chapter11~

『あ、あぁぁ………あ、……が……あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ッ!』

 

向こうから、ファクトさんの悲鳴が聞こえた。

なんて言うか、身体の奥底から絞り出したような、そんな声だった。

……あっちで、何が起こってるんだろう。

ファクトさんとフェイトちゃんの事が心配になったけど、今の私とアルフさんの状態じゃあ助けに行くどころか気にする事も、出来ない。

少しでも気を逸らすと、死んでしまうかも知れないから。

 

「なのはッ!今度は右から来たぞ!アタシが左をやるからあんたは右をやってくれ!」

 

「は、はい!ディバイン……バスターっ!!」

 

だって今、私達の目の前には氷で出来ているような、そんな怪物がいるからだ。

顔の部分は仮面を被ってるっぽくて、そこから尻尾みたいなのも生えている。

右手には氷の肩まである盾を持ってて、左手に大きな3本の爪を携え、足はまるで恐竜の脚のみたいだった。

身体は完全に氷みたいな色で、間接部分に少し黒色があるくらい。

そんなものが、今、私達を襲ってきている。

 

「GIAAAAAAA!」

 

甲高い声を出しながら一斉に、襲ってきている。

最初は、一匹だった。

でも、気付いたら時には五匹、十匹と増えていっていた。

初めの方だと、アルフさんの攻撃や、私のアクセルシューターも当たった。

でも、その内にアルフの攻撃は防御され始め、私のアクセルシューターは当たっても、怪物に当たった瞬間空気に溶けるように霧散する、そんな、無意味なモノになってた。

つまりは、この怪物は学習をしていると言うこと。

はやてちゃん達にも、念話で支援要請を出してるけど、その念話も目の前の怪物の魔力に邪魔されているのか、届いていないみたいだ。

それに、はやてちゃん達がどこにいるかも分からないから声を出して呼ぼうにも意味がない。

 

「あっ……つつ……」

 

そんな事を考えていたら、怪物の爪が私の右腕にかすった。

バリアジャケットが裂けて、腕に少し裂傷ができた。

そこから血が少し滲んでいるけど、まだ大丈夫。

でも、バリアジャケットを楽に切り裂くあの爪……気を抜いて、油断したてたら、いつ身体があの爪で貫かれる事か……。

 

「ッ!……キリが無い!こんな奴、シグナムがいればなんとかなっただろうに!」

 

確かに、シグナムさんがここにいれば、こんな氷の怪物なんて『紫電一閃!』の一言で終わってるのかもしれない。

でも、本当にキリが無い。

この氷の怪物達は、無限に沸くのかな……。

もし、仮にそうだとしたら、ここで倒すか、この原因を止めないとここにいる皆が危険になっちゃう。

だから、ここで止めないといけない。

 

「……レイジングハート、大丈夫?」

 

Yes. I'll Be Ok(はい。私は大丈夫です)

 

「よかった……。えっと……悪いけど、少し無茶しちゃうけど、いい?」

 

Okay.(大丈夫です) There is no problem(問題ありません)

 

私は、レイジングハートを改めて構え直し、氷の怪物に向ける。

負ける訳には、いかない!

紫煙ちゃんを、助けるまで私は絶対に倒れたくない!

 

「……アルフさん。少し、私の後ろにいてもらってもいいですか?」

 

「え?……いきなり、どうしたんだい?」

 

「私、今から少し……いや、かなり本気を出すんで」

 

「え……あ、あぁ。構わないけど……」

 

アルフさんが渋々、といった感じだけど、私の後ろに来てくれた。

 

「ありがとうございます。いくよ。レイジングハート!……カートリッジ、ロード!」

 

『Load cartridge』

 

今回は思いっきり全力を込める。

だから私は一気に10発を装填する。

10発のカートリッジを消費するのは懐的にも、肉体への負荷って意味でも痛いけど、(当たらない)STR(スターライトブレイカー)を撃つよりましだ。

……へんなカッコが入ったけど、気にしないでおこう。

それと同時に、レイジングハートを中心として、10発の魔力の塊が円になるように現れる。

 

「ディバインバスター・フルバースト・デクテット!」

 

私がそう叫ぶと、魔力の塊がピンク色の砲撃になって氷の怪物目掛けて飛んでいく。

1体は氷の盾で防御したけど、ジュッて音を立てて蒸発した。

それを見た氷の怪物は学習したのか恐怖したのかは分からないけど、身体を曲げて避け始める。

だけど、残念ながらその行動は意味ない。

避けられた私のディバインバスターが軌道を変え、再び氷の怪物に向かって直進。

そして、氷の怪物の背中に直撃し、怪物を溶かす。

 

「これなら……!」

 

何体も一気に溶けていく。

これなら倒せる!

でも、そんな甘い事を考えていた私の期待はすぐに裏切られる。

 

氷の怪物の量が、減らない。

 

それどころか、増えてきている気がする。

 

「……な…んで」

 

私の目の前には、氷の怪物達。

さっきよりも、十倍近くいる。

 

「ッ!……まだ、まだまだぁ!」

 

更にカートリッジをロード。

何発も、何回も、何度も!

……カートリッジの残りがもう無くなって来て、目が少し霞みはじめて来る頃には、私の身体はほとんど限界だった。

膝が笑ってるし、レイジングハートを握る掌の握力も弱くなってきている気がするくらいには。

もう、立っている事すら危ういくらいには……。

レイジングハートが私の事を呼ぶけど、返事を返すことも億劫になっている。

でも、なのに、

 

「おいおい……なんで、だよ……。何が起きてるんだ?なんで今さっきより増えてんだよ……」

 

……これは、おかしいよ……。

何発、何十発撃ったと思ってるの?

身体がガタガタになりかける程には撃ったのに……。

なのに……なんで?

目の前には、さっきよりも……私がディバインバスターを撃つ前よりも、多くなっている。

もしかして、どこかに核があるとか?

それともこの怪物達が出てくる門があるの?

だとしても、流石にこの量は無理だよ……。

足から力が抜けて、地面に膝をつける。

手を握る力も入れられず、レイジングハートを落としてしまう。

 

「な、なのは……?おい!しっかりしろ!」

 

あんな量、勝てる訳がないよ……。

 

「アルフ、さん……。しっかりしろ、なんて言われてもあんなにいて、どうやって倒せばいいって言うんですか……」

 

「っ……確かに、そうだけど……」

 

口から愚痴が零れる。

もう、立ち向かう気力も、魔力も、体力も残ってない。

戦う力なんて残ってない。

でも、そんな私なんてお構い無しに氷の怪物はこちらに近寄ってくる。

 

「う、うぅ……。……紫煙……ちゃん…………」

 

来ないって事は、分かってる。

でも……だけど……。

もうそんな、祈りにも似た言葉しか出てこない。

だけど、氷の怪物達には、そんな言葉は聞く耳をもつ訳が無い。

諦めたくないって、言ったばっかりなのに。

紫煙ちゃんを、助けるって、言ったのに……。

アリシアちゃんみたいに、恩返しをしたかった……。

でも私には、フェイトちゃんみたいなスピードも無いし、はやてちゃんみたいな大量の魔力も無い。

筋力に至っては話にならない。

私の一番得意な砲撃は、当たらない。

……あはは。

私ってなんのためにこんな力があるんだろう。

私ってなんでこんな所にいるんだろう。

……やだなぁ。

諦めたく、無いなぁ……。

目の前には、氷の怪物の集団。

その怪物の集団から1体出てきて、ソイツが爪を振り上げて、降り下ろす。

それが、それだけの行動で、私は簡単に殺される。

まるでまな板の魚を三枚におろすように。

 

「ッ……………?」

 

だけど、その瞬間は訪れなかった。

 

「……ったく……。あたしに後ろに下がれって言った割には大した働きしないよな、なのはは……」

 

そこには、私に毒づきながら結界を張っているアルフさんがいた。

 

「アルフ……さん……?」

 

「……あたしは、フェイトに頼まれたから…。『なのはをお願い』って頼まれたから、あんたを助ける。……まぁ、あたし達は、ほら、ジュエルシードを巡って色々あったし、あんときはあんたの事が心の底から大嫌いだったんだけど……今は信頼を置けるし、それに紫煙から聞いたんだけど、なのはは学校生活じゃあの娘(紫煙)以上にフェイトを支えてくれてるんだって?…………ありがとうな」

 

アルフ、さん……なんでこんな時にお礼を?

 

「あたしも、フェイトとは長い付き合いなんだけどさ。今以上に幸せなフェイトの顔は見たことが無くってね。……フェイトの使い魔としては情けない限りだよ」

 

ち、違う……。

それは、プレシアさんがあんな事になっていたからで……。

 

「そ、そんなこ……っ!?」

 

そんなことはないって言おうとした瞬間に、私は気付いた。

いや、気付いてしまった。

確かに、アルフさんは結界を張って氷の怪物達から私を守ってくれた。

私もその結界がどれだけ強固なのかは、今までの訓練や模擬戦で嫌になるほど知っている。

でも、

 

「アルフさんッ!!そ、その怪我……」

 

「あぁ、これかい?心配しなくていいよ。ちょいと結界を破られてね」

 

アルフさんは腹部を押さえていた。

そこからは赤黒い血液が多少ってレベルじゃないほど漏れている。

 

「ちょいと、じゃ無いですよ!その出血は……。すぐに手当てしないと……」

 

「その必要は無いさ」

 

だけどアルフさんは私の言葉をはねのける。

 

「なんで……」

 

「なのはは今のこの状況を打ち破る……もとい撃ち破る方法を考えるんだ。……そうだね、ちょいと紫煙っぽく発破をかけてやるとしたら、あの娘っぽく言うとすりゃあ、速くしないとあたしが死んじまうから、速くこの状況をなんとかしてくれって、所さ」

 

でも、こんな状況……どうすれば……。

 

「あ~あ……全く。ま~たそんな顔をして……。なのは、あんたは何が得意なのか、それを考えてみなよ。もうあたしはそれに賭けてんだから、さ」

 

……私が得意なこと?

えっと……数学と集束くらい?

……これでどうしろと?

 

「……あんたは、一人じゃない。いつだって、誰かに支えられてる。……なんて、臭い月並みな、しかもこんな怪我をした狼が喋る言葉じゃないんだけど、ね……。でも、あんたは支えられてる。……じゃあ、あんたを支えてくれている人が今のあたしみたいな状況になったとき、その人を守るには、どうしたらいい?」

 

私は、一人じゃない……。

あ、何か思い付きそう……。

 

A=私の得意なこと=集束

B=私は一人じゃない

 

大切な人達を守るためには、その大切な人から力を貰っちゃ駄目だ。

と、言うことは……。

そうか……そういう事、だったのか……。

集束の、本当の意味って……。

……結論は、出た。

 

「アルフさん……。ありがとう、ございます!……私、答えが出ました!」

 

「そうかい……。なら、出来るだけ速くしてくれたらありがたいかな……」

 

「はい!……行くよ、レイジングハート。リンカーコアを削るような真似だけど、ちゃんとついてきてね!」

 

That would be fine!(了解しました、大丈夫です!)

 

私は、レイジングハートを構え、集束を開始する。

……私は、一人じゃない……。

 

「私達は、1つ!」

 

レイジングハートの前に魔方陣を展開!

そしてレイジングハートを、振り上げる。

集束する魔力の対象は、自分と味方以外の全ての(・ ・ ・)相手(・ ・)から強制収集!

 

「GI……AA……?」

 

目の前の氷の怪物も何が起きているのかは理解できていない!

つまり、今が最初で最後のチャンス!

 

「……受けてみて。これが、私の、私達の本気の心からの……」

 

氷の怪物や、その他……フェイトちゃんやはやてちゃんの所にいるであろう危害を加えている対象の魔力を強制で集める。

搾り取ると言った形が近いかな。

 

「全力全開……全身全霊……粉骨砕身で編み出した究極の魔()!」

 

私はレイジングハートを全力で降り下ろす。

 

 

「スターライトォォォォォォォォォォ!」

 

 

これはもうブレイカーじゃ、ない。

 

 

「ディストラクショォォォォォォォォォォン!!!!!!!!」

 

 

これは、ディストラクション(破滅)、だ。

私達に敵対する悪を破滅させるって願いを込めた砲撃。

そして、私の放った破滅(・ ・)は氷の怪物ごとこの工場を破壊しつくしていく。

壁は突き破り、天井を溶かす。

それどころか、その空間そのものがねじ曲がって見える。

これはまさに災害だ。

その災害を扱っている私のリンカーコア、身体、そしてレイジングハートには尋常じゃないほどの負担がかかっているけど、そんなものは完全に無視する。

 

「ひぃぃぃかぁぁぁりぃぃぃになぁぁぁぁれぇぇぇぇぇ!!!」

 

喉が裂けそうなほどの声だけど、気にならない。

そして、私は追撃と言わんばかりにレイジングハートに流す魔力を……はっきりと言えば敵から強制的に収集し(奪っ)た魔力をこれでもかと流す。

身体のあちこちからピキピキと嫌な音がするけどそんなの全然苦にならない。

むしろ、相手を消滅させる為にならどんな犠牲でも払ってやる!

 

「うおぉぉぉぉぉあぁぁぁぁぁ!!」

 

リンカーコアの辺りが痛い。

身体のいろんな所が痛い。

レイジングハートを握ってる手の皮膚が裂けて痛い。

……でも、それ以上に身体の奥底から沸き上がるこの熱は、なんだろう。

この痛みを吹き飛ばす熱は、なんだろう。

 

Master!(マスター!)Load on the body is intense!(駆体への負荷が激しいです!)

 

「ご、めん!レイジングハート!もうちょい、耐えて!」

 

O.K.Master!(分かりましたマスター!)Is the Civilization of Magic!(死なばもろともです!)

 

「さっすが私の、相棒!!」

 

口ではこんな事を言える。

でも、私の身体はもう本来の限界を出しきった後に無理矢理ムチを打って捻り出した正真正銘の限界突破。

だからいつ倒れたっておかしくない。

 

でも、思ったよりも速く限界は来た。

 

それは、氷の怪物が目の前から消えてすぐの事だ。

 

「ぶっっっちぃ抜ぅぅぅぅけぇぇぇぇ!!!!」

 

その言葉を叫んだと同時に、身体の中とレイジングハートから嫌な音が聞こえる。

まるで、ガラスの割れるかのような、そんな音が。

 

「ぁ……れ……?」

 

おかしいな……目の前がぼやけてきた……。

あ、はは。

身体に、今度こそ、力が入らないや。

やっちゃった……。

無理矢理に身体と、リンカーコアと、デバイス(愛機)であるレイジングハートを使った結果が、これだよ。

私は地面にうつ伏せに倒れこむ。

呼吸すらするのも辛い。

レイジングハートは、もう喋らない。

まだ少し光っていたからまだ生きているんだろうけど……無茶、させちゃったなぁ……。

私は、最後の意識が途切れる前に、私が放った砲撃による痕を見る。

せめて、せめて自分が何をしたのかだけは、見たかったから……。

力が入らないから、顔だけ頑張って動かして、ぼやけた目で一生懸命ピントを合わせて、私は見ることが出来た。

 

 

そこには、まるでそこだけを一直線に削ったかのように、何も無かった(・ ・ ・ ・ ・ ・)

私が放った砲撃は、どうやらその空間ごと削ったみたいだった。

 

「え、へへ……。これで、私も、少しでも……近付くことが、出来たのかな……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紫煙ちゃんみたいな、皆を守れる破壊の力に……。

 

 

 

 

 

 

 

そして私は、意識を手放し深い闇に落ちていく。




コレジャナイ感が半端ないですが、いかんせん私の頭がネタギレしそうで危険な結果、こうなってしまいました。
もっとしゃんとしなければ……。


ちなみに、氷の怪物の元はデビル・メイ・クライの敵悪魔、『フロスト』です。


感想、質問、批評、誤字報告待ってます。
次回もよろしくお願いいたします。







スターライトディストラクションについて
・発射するのに必要な魔力は相手から収集可能
・空間を削る威力
・筋力全開スターダストブレイクで表すと筋力EXランクレベル
・身体への負担がブラスターなんか比じゃない
・撃った後は倒れる


やり過ぎた感がいなめない…………。
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