ネトゲをしていたはずの後輩が異世界召喚されて尊敬する先輩の元へ帰るために魔王として頑張る話   作:銅英雄

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サブタイはこれでいいんですよ?あとタイトルを少しいじくりました。

というわけで今回もよろしくです。


第1話 俺の名は魔王ディア……。

この美少女達……よく見ると豹人族にエルフか?どちらも『クロスレヴェリ』にいる種族だな……。

 

そして俺の腕はこんなに筋肉質だったか……?地面を見てみると鏡みたいに透き通っているので除いてみると、そこには……。

 

(これが俺か!?先輩と共同で使っている魔王キャラにそっくりだ!どうなってるんだ?)

 

「これで隷従の儀式は終了ですね」

 

豹人族の子が口を開く。隷従の儀式だと?どういうことかと考えていると今度はエルフの子が発言する。

 

「召喚成功ね!これであたしも召喚士なれた!!」

 

(隷従の儀式に召喚士……ということはここは召喚士が召喚獣を召喚するポイントだ。名前は星降りの塔……。じゃあまさかここは『クロスレヴェリ』の世界なのか!?)

 

「この勘違いエルフは困ります。いいですか?この召喚獣は私が召喚したのです」

 

「はぁ!?あたしが召喚の呪文を使ったでしょ!」

 

おいおい、急に喧嘩しだしたぞ……。

 

「そ、それに隷従の儀式の……キ、キスだって……」

 

「……それなら私だってしました」

 

つまりさっきのキスが隷従の儀式ということか?俺はリア充になれると機会を逃してしまったのか。もったいねぇ……。

 

(話を整理すると隷従の儀式によってこの2人のどちらかに隷従されたということだよな?この世界が『クロスレヴェリ』の設定と同じだとすれば召喚獣は儀式によって隷従の首輪をつけられて絶対服従となる……。なんだかなぁ……。見た感じ俺と年が変わらない奴に服従とか嫌だ)

 

「此方の言葉がわかりますか……?」

 

おっ?なんだ?馬鹿にしてんのか?豹人族だが日本語喋ってるみたいだしそれくらいはわからぁ!!

 

「ああ」

 

「しゃ、喋った!?」

 

「……驚きましたね。召喚獣が言語を理解するどころか発するとは……」

 

そんなに驚くことか……?でもそうか。俺は一応召喚獣として呼ばれているわけだから召喚獣が喋ることがとても珍しいってわけだ。

 

ゲームでも召喚獣は喋れんし。

 

「さっすがあたし!初召喚ですごいの呼んじゃった!」

 

「……人型の召喚獣なんて見たことがありません。エルフの魔力では無理です。理論的に考えて召喚したのは私ですね」

 

「違うよ!あたしの呼び声に応えたんだからね!!」

 

まーた喧嘩始めやがったよこの2人。パッと見た感じ相性良さげに見えるんだが。

 

(とりあえず2人を落ち着かせるか……。俺のビジュアルは魔王っぽいし、隷従されているとはいえ舐められん方がいいだろう)

 

「くだらん争いはやめろ……!」

 

「「っ!」」ビクッ

 

(よし、この調子でいくか!)

 

「貴様らに命じる……。仲直りの握手をするがいい。笑顔でな!!」

 

とにかく仲直りさせよう。喧嘩ばかりだと話が全く進まん。

 

「誰が……こんな駄エルフ等と……っ!」ピクッ

 

「はぁ!?悪いのはあっち……っ!」ピクッ

 

俺の命令が聞いたのか2人は張り付けた笑顔で握手を始めた。

 

「「…………」」グググググ

 

(わーお、ぎこちない笑顔……。っていうかあれ絶対手を握りつぶそうとしてるだろ)

 

そう思った瞬間に2人に首輪が出現した。

 

「「えっ?」」

 

(えっ?)

 

「これは……隷従の首輪!?」

 

「なんで!?これがつくのは召喚獣の方じゃないの!?」

 

(確かに……。本来なら召喚獣として呼ばれた俺に隷従の首輪がつくはずだが……ん?)

 

自分の手元を見ると人指し指に指輪が装備されていた。

 

(成程、魔王の指輪のせいか……!)

 

魔王の指輪とはあらゆる魔術を反射させる超激レアアイテムのことである。

 

「ふん、貴様らごときにこの俺を隷従できるとでも思ったのか?片腹痛い」

 

「どういう……ことですか?」

 

「俺の魔術反射の能力によって隷従の魔術を跳ね返してやったのだ」

 

「っ!……魔術反射とは素晴らしい能力ですが、認められません。こんなこと……」

 

「あたしだって召喚獣に隷従するのなんてやだよ!!」

 

そりゃ本来隷従するはずの召喚獣に謀反されて挙げ句隷従されるはめになるのは嫌だわな……。

 

だとすると俺が召喚獣じゃないことを伝えれば多少は心のダメージが抑えられるんじゃないか?

 

「……俺は召喚獣ではない」

 

「……?ならなんたというのです?」

 

そういえばまだ名乗ってなかったな。よーし……!

 

「俺の名はディア……」ハッ!

 

「ディア……?」

 

待て待て!タイムタイム!!そもそもディアヴロという名前は俺と先輩の合作、或いは先輩が生み出したもの。俺なんかがその名前を簡単に使っていいものじゃない!

 

つまり見た目はディアヴロのそれでも先輩ではなく俺だけが使っているんだ。ここは新しい名前に、俺だけの魔王になるチャンスだ!

 

「ねーねー、ディアって名前なのー?」

 

「ディア……で言葉が詰まっていたからディアの後に名称があると考えるのが妥当でしょう」

 

とはいえもう既にディア~で名前を通さないといけない気がした!え~っと、え~っと……。

 

「俺はディアベル!異世界より推参した魔王だ!!」

 

「「ディアベル……」」

 

しまったぁぁぁぁぁ!!なんか魔王じゃなくて噛ませ犬っぽい戦士みたいになっちまったぁ!!

 

「ディアベル……ですか。私はレム・ガレウです」

 

「あたしはシェラ・L・グリーンウッドだよ!よろしくねディアベル!!」

 

しかもディアベルで通っちゃってるしぃ!もうどうにでもな~れ☆




今回はここまでです。

先輩魔王(坂元拓真)はディアヴロ。じゃあ後輩魔王(八金当麻)は?その名はディアベル!

……自己紹介のつもりで書いた話がかなりグダクダになっちゃったなぁ。ディアベル(八金当麻)の設定なんかはまた次回以降に書きます。……まぁ余りディアヴロと設定は変わりませんが。

次回は宿屋で一悶着!?ディアベルはこのピンチを切り抜けれるのか?
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