戦う赤血球   作:悪魔の実

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2話 生き残りの細菌

「さてと、これを毛細血管まで持っていかないとな」

 

AE3608はあれから二酸化炭素が入ったダンボールを肩に乗せ毛細血管に向かおうとしていた。

 

「ちょっと、アンタまたサボってたでしょ!!」

 

後からAE3608に向かって誰かが怒鳴ったのだ。AE3608は後ろを向くと青ざめてこう呟いた。

 

「うげ、先輩・・・」

 

AE3608を後から怒鳴った人物の正体はAE3608の先輩にあたる赤血球AA5100だった。

 

「うげじゃないでしょ!!しっかり仕事をやりなさい!!」

 

AA5100はAE3608に向かってそう言った。

 

「今から毛細血管に二酸化炭素に行く仕事をやるよ」

 

AE3608はAA5100に向かってそう言い毛細血管に再び向かおうとすると・・・

 

「グエッ!!」

 

後からAA5100に制服の襟を引っ張られて首が締まり動けなくなったのだ。

 

「ゲホゲホ!何だよ今から仕事に行こうとしたのにいきなり襟を引っ張りやがって!!」

 

AE3608は少し咳をしながら自分の制服の襟を引っ張り首を締めたAA5100にそう怒鳴った。

 

「いや、また仕事をサボりそうだから毛細血管まで私も着いていくわ」

 

AA5100は衝撃的な発言をしたのだ。

 

「はぁ?いや先輩も仕事あるでしょ」

 

AE3608はそう言った。確かにAE3608の言う通り赤血球は基本何かをいつも運んでいるのだその為ほとんど休む時間が無いのだ。

 

「ちょっと、長い休憩よ!!ほら行きましょ」

 

「お・・・おい、待てよ」

 

AA5100はそう言いAE3608より先に毛細血管に向かって行きそれをAE3608が二酸化炭素が入ったダンボールを肩に乗せて慌てて追いかけて行ったのだ。

 

*****

 

「あっ、先輩!!」

 

AE3608とAA5100が毛細血管に向かっていると1人の赤血球の少女AE3803が話しかけてきたのだ。

 

「あれ、どうしたのアンタ?」

 

話しかけられたAA5100は一旦止まり話しかけてきたAE3803にそう言った。

 

「えーと、お恥ずかし事に迷子になってしまい白血球さんに道案内をしてもらっているところです」

 

AE3803は隣に居る白血球U-1146を指差してそう言った。そして名前を出された白血球U-1146はペコりと会釈をした。

 

「アンタ、また迷子なの・・・」

 

AA5100はAE3803の顔を見ながら呆れながらそう言った。

 

「うぅ〜、すいません。所で先輩はどうしたんですか?荷物を持たずに?」

 

AE3803は謝ったあとAA5100にそう聞いた。

 

「コイツがサボるかもしれないから見張ってるのよ」

 

AA5100はAE3608を指差してそう言った。

 

「あっ、あの時の赤血球さん!!」

 

AE3803はAE3608を見て驚きの声をあげた。その理由はAE3608がAE3608を助けたからなのだ。

 

「えっ、アンタ、こいつと知り合いなの?」

 

AA5100は驚きの声をあげた。

 

「はい、さっき肺炎球菌から私を守ってくれたんです!!」

 

AE3803はそう言った。

 

『えーーー、こちらヘルパーT細胞生き残りの肺炎球菌が2匹血管内を逃走中との連絡が入りました。これよりキラーT細胞を動員します!我々リンパ球の精鋭部隊が向かうからには心配無用です。我々の誇りにかけて必ずや抹殺してご覧にいれましょう!!』

 

AE3803がそう言った直後AE3803たちの近くにあるモニターにヘルパーT細胞が映し出された肺炎球菌2匹が逃走していることとキラーT細胞を動員することを伝えたのだった。

 

「うわぁ、細菌が2匹も逃げてるのか・・・じゃ、早く仕事を終わらせないとね。ほら行くよAE3608!!それとアンタも早く仕事を終わらせなさいよ!!」

 

AA5100はAE3803、AE3608に向かってそう言い毛細血管に向かって行った。

 

「うぃーす」

 

AE3608はそう返事をしAA5100の後を追いかけていった。

 

「じゃ、白血球さん道案内ありがとうございました・・・」

 

「あぁ、気おつけて行けよ」

 

AE3803はそう言い毛細血管に向かいU-1146は毛細血管に向かって行ったAE3803を見送った。

 

「あっ、AE3608の事聞くの忘れてた・・・」

 

U-1146は目の前では細菌を殺したAE3603の事を聞くの忘れてたと今思い出していた

 

*****

 

「えーと、ほらあったわよ!!毛細血管98よ!!さっさと仕事を終わらせなさい!!」

 

AA5100はそう言い毛細血管98の部屋のドアを勢いよく開けたのだ。

 

「おっ、早速獲物の登場か・・・」

 

ドアを開けた先で待っていたのは生き残りの細菌肺炎球菌だったの

だ。

 

「死ねぇぇぇぇぇ!!!!!」

 

「えっ・・・」

 

「はい、先輩危ないですよ〜」

 

肺炎球菌はそう叫びながら手の爪でAA5100を殺そうと飛びかかった時AE3603はAA5100を突き飛ばし飛びかかった来ていた肺炎球菌の溝に蹴りをお見舞したのだ。

 

「グボッ・・・」

 

溝蹴りを喰らった肺炎球菌は毛細血管98の部屋の壁に激突したのだ。そしてAE3603は壁に激突した肺炎球菌の元に歩いって行った。

 

「はい、じゃさようなら」

 

「ちょ・・・待ってくれ!!」

 

AE3603はそう言い肺炎球菌に拳銃を向けたのだ。拳銃を向けられた肺炎球菌はAE3603に命乞いをしたのだったが・・・

 

「いや、待たない」

 

AE3603はそう言い拳銃の引き金を引き肺炎球菌に5発の銃弾をお見舞した。

 

「さてと、先輩肺炎球菌は始末したし、一応これで仕事も終わったし少し休憩しますしょうか」

 

AE3603は肺炎球菌が死んだことを確認し二酸化炭素が入っているダンボールを毛細血管の部屋に置き今までの光景を毛細血管の部屋の外で見ていたAA5100に一言声を掛けた。

 

「・・・アンタ、本当に赤血球なの?」

 

今までの光景を見ていたAA5100はAE3603に向かってそう質問をした。

 

「えぇ、勿論俺は先輩と同じ赤血球ですよ。ただし俺は戦う赤血球だけどね」

 

AE3603はホルスターにしまってある拳銃をAA5100に見せながらそう言った。

 

「じゃ、休憩にしますか、先輩」

 

「・・・えぇ、そうね」

 

AE3603はそうAA5100に向かってそう言った。AA5100は立ち上がりAE3603と一緒に休憩できるスペースに向かって行ったのだった。

 

*****

 

余談だがAA5100の後輩3803もAE3603達が毛細血管から立ち去ったあと自身が運んでいた二酸化炭素のダンボールに隠れていた肺炎球菌に襲われたがU-1146に助けられU-1146の策略により最後の肺炎球菌はバイバイ菌したのだった。




これで、漫画とアニメの1話分が終わりました。
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