戦争ジャンキーこと少佐が異形種ギルド、アインズ・ウール・ゴウンに加入して三ヶ月がたった。
他のメンバーとのクエストで特に戦闘に加わらず戦闘指揮に従事していた少佐だが、着実にレベルが上がり、転生三ヶ月目でようやくレベル60に到達。
種族も吸血鬼からクラスチェンジし古種吸血鬼【エルダーヴァンパイア】になったが、
他のメンバーは少佐のあまりのレベルの上がらなさ加減に違和感を覚え始める。
確かに少佐は直接、戦闘には関わらず指揮官の一人として動いていた。
攻撃も支援もせずに、ただただ真っ当に戦闘指揮に徹していた。
他のメンバーは何度か少佐に尋ねていた。
楽しいですか?と、
少佐はいつも
「勿論だとも、これは私が私を忘れない為にしていることだ。誰が何と言おうと楽しいさ」
まぁ本人が楽しいならと、誰もそれ以上は追及しない。
アインズ・ウール・ゴウンのなかでも少佐は、体は異形種でも心は人間よ設定を掲げた珍しいタイプの厨二病という見方をされ皆から一目を置かれていた。
特に同じ厨二病という事でメンバーのウルベルト・アレイン・オードル、通称ウルベルトとは気が合うらしく、結構一緒にいることがある。
ちなみにウルベルトとたっち・みーのいざこざの際には基本的に我関せずのスタイルを貫いている。
他のメンバーとも意外と仲良くしていることが多く、
メンバー随一のエロリストことペロロンチーノとその実姉であるぶくぶく茶釜とも仲が良く。
時折、三人で集まりそれぞれの好みについて熱く熱く語っている。
ペロロンチーノとぶくぶく茶釜のシャルティアとアウラ&マーレのどっちが可愛いかという争いにも必ずといってもいい割合で絡んでいる。
少佐いわく
「ロリエロ吸血鬼少女に男装女装エルフ姉弟も捨てがたい。どちらも甲乙つけがたい。しかし、あえて言おう。結局のところ女装美男子に勝るものなし!
銀○の女装した新八君しかり!」
という偏った意見が結局事態をややこしくし、モモンガやたっち・みーの手を煩わせるのであった。
モモンガとたっち・みーの二人から「どうでもいい」と言われたときは、3人が一致団結しモモンガとたっち・みーを論破していた。
ウルベルトを含めた他のメンバーはそれを見ながらケラケラ笑うのが割りと楽しみでもあった。
そんな日々に包まれながらも少佐は内心退屈でならなかった。
確かに戦闘指揮は楽しい。しかし、それは戦争ではない。
仲間と過ごす日々も嫌いではない。しかし、それじゃ足りない。
年々増える嫉妬マスクと共に少佐の不満は募っていった。
しかし、少佐はまだ動かない。
みっじけ!