星狩りと魔王【本編完結】   作:熊0803

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今月は忙しい…

エボルト「チッ、俺だ。前回はまたキルバスが出てきやがったな」

シュウジ「ま、このままだと原作通り進んじゃうし。てか出しとかないと作者が忘れそうだし」

ハジメ「終盤に差し掛かって、かなり登場人物も増えてるしな……で、今回はエボルとキルバスの戦いだ。それじゃあせーの、」


三人「「「さてさてどうなる大樹編!」」」


宇宙最悪の兄弟喧嘩

 三人称 SIDE

 

 

『《どうやってここに入ったんだ、ゴキブリ野郎? さすがに解放者も、お前やお前の親玉を入れるほど甘いセキュリティにはしてねえだろ?》』

 

 シュウジと深層意識から出てきたエボルト、二人の声が重なりキルバスに問いかける。

 

 未だに感情は凍ったままであるのに、その声には明確に殺意が宿っていた。

 

 ハジメ達も、新たに現れた《獣》にゴキブリ達を駆除しながら鋭い視線を飛ばす。

 

 

 特に、オルクスで一度ネルファが敗れたことを知っている光輝達は驚いた目で見上げた。

 

 雫は感情が反転していてなお、あの時の恐怖を思い返して体が震える。

 

「俺の権能は〝侵食〟! この大迷宮とやらの守りを蝕んで入ってきたのさぁ!」

 

 その言葉に、全員が素早く上の天井を見る。

 

 すると、本当にキルバスのちょうど上あたりの天井が赤黒く腐食して、穴が空いてるではないか。

 

 この場の誰も預かり知らぬ所ではあるが、この権能でエヒトに授けられた剣の力を流し込み、ネルファは覚醒させられた。

 

 

 あの人の形をした男は、ゴリ押しの力技で大迷宮へと直接侵入してきてのだ。

 

 大迷宮においてエヒトの眷属たる《獣》と遭遇したのは、これで三人目。

 

「チッ、ただでさえ厄介な状況なのにもっと面倒くさいのが介入してきたか……!」

「南雲ハジメ! お前は戦い甲斐がありそうだ……だが、それよりもっと面白いものを見せてやる!」

 

 

 ヴヴゥヴヴヴヴヴ!!! 

 

 

 その時、ゴキブリ達の一部がキルバスに向かって殺到した。

 

 不躾な侵入者に対し、その物量で圧殺しようと全方位から固め、球状になって閉じ込める。

 

 そして少しずつ、その大きさを狭めて中で押し潰そうとするが……

 

「フンッ!」

 

 気合の入った声と共に、キルバスが全身から発した赤黒いオーラが害虫達を消し飛ばす。

 

「じょ」

 

 ならばと、人型ゴキブリの一匹が飛んでいき、キルバスを嬲り殺そうとする。

 

 

 しかし、音速に迫る速度で飛んできた人型ゴギブリの頭を、キルバスはいとも簡単に掴んだ。

 

 簡単な言語しか話せない人型ゴキブリは、「じょ」と言いながらキルバスを殴り付けるが、全く怯まない。

 

「俺の手先となれ!」

 

 そしてキルバスは、無駄な抵抗をする人型ゴキブリに〝力〟を送り込んだ。

 

 キルバスの右手から、赤黒いオーラが人型ゴキブリに纏わりついていく。

 

「じょ、じょじょじょじょしょ……」

 

 触れている箇所から、人型ゴキブリの体に同じ色の亀裂が走っていく。

 

 やがてそれが全身に達した時──人型ゴキブリはその体を真紅に染め、大人しくなった。

 

「じょじょ」

 

 それどころか、キルバスが手を離すとその側に付き従うではないか。

 

「さあ、俺の手先を連れてこい」

「じょぉ──ッ!」

 

 その一匹にとどまらず、キルバスは〝侵食〟で手駒になった人型に仲間を呼ばせる。

 

 ゴキブリ軍の一部と二匹の人型、それらがさらに加わって、あっという間にキルバスは軍隊を作った。

 

『《なるほど、大した力だ……お前の望みは? 決まってるだろうが、一応聞いておいてやる》』

「俺の望みは変わらない! お前の持っているパンドラボックスを奪い、その力でビックバンを引き起こして宇宙もろとも心中する!」

 

 どこからともなくビルドドライバーを取り出し、装着するキルバス。

 

 顔の横に左手でキルバスパイダーを掲げ、そこに右手で振ったフルボトルを装填した。

 

「フン!」

 

 

KILL BA SPIDER!

 

 

 エボルトの目の前で、エボルトの声で叫ぶガジェットがなんとも皮肉的だった。

 

 キルバスがレバーを回すと、機械的な音ともにドライバーと一つになったキルバスパイダーがチューブを伸ばす。

 

 それはキルバスの体の前面と後面に広がっていき、真っ赤な蜘蛛の巣を形成して。

 

 

《ARE YOU READY!?》

 

 

変、身(ヘェン シィン)

 

 

スパイダー! スパイダー!! キルバススパイダー!!!

 

 

 蜘蛛の巣がキルバスの体にまとわりつき、毒々しいまでに鮮烈な赤と黒の装甲を形成する。

 

 最後に八本のチューブがブラックホールのように収束して、赤く目を輝かせたキルバスが変身を完了した。

 

『さあエボルト! あの時の続きといこうじゃないか!』

『《いいだろう。あの時と同じようにお前を叩きのめしてやるさ。今度は一時的じゃなく、本当の相棒とな》』

 

 蜘蛛の足のような双剣を構えるキルバスに、エボル……否、主意識になったエボルトがゆらりと構える。

 

《行くぞシュウジ。今回ばかりは一切手加減なしだ》

(あたぼうよ。ただし今の奴はエヒトの眷属になって強化されてるはずだ、気をつけろ)

《ケッ、いつまで経っても厄介な兄貴だぜ》

 

 

 心の中で軽口を交わし、こちらを憎々しげながらも、時間が経ったためか不安げに見る雫達に告げる。

 

『《あいつの相手は俺達が引き受ける。その間に試練を突破して、この糞虫どもを一掃しろ》』

「……あなたに言われるまでもないわ」

「ああ。さっさと片付けてこい」

 

 さっきよりも幾分か優しい口調で、雫とハジメが答える。

 

 他のメンバーも頷き、エボルトとシュウジはフッと仮面の中で微笑む。

 

 そうすると体の操作権のほとんどをエボルトに明け渡し、重力を操作して飛行した。

 

 

 

 

 

『さっさとご退場願おうか、キルバス!』

『またエネルギーにしてやるぞ、エボルトォ!』

 

 

 

 

 

 そして、宇宙一最悪な兄弟喧嘩が始まりを告げる。

 

 

 

 

 

 ●◯●

 

 

 

 

 

『行け!』

「「「「じょじょじょじょ!」」」」

 

 キルバスに支配され、従順な兵士となった人型ゴキブリ達がまず先発に出される。

 

 キルバスの力の一部を受けた彼らは、従来の数倍のスピードで動くことが可能になっていた。

 

 ゴキュッ、と気色の悪い音を立てて力み、引き絞った右の拳を、飛んでくるエボルトに──

 

『邪魔だ、雑魚が』

 

 繰り出す前に、全員が空中で瞬間移動したエボルトの乱撃に胴体を吹き飛ばされた。

 

 いかに生命力に優れ、より強靭になっていようとも、その構造は人型である以上人間に非常に近い。

 

 故に、心臓も内臓もまとめて衝撃波で破壊された人型ゴキブリ達は一瞬で絶命し、墜落していった。

 

『ならばこれは……どうだ!』

 

 巨大化した蜘蛛足……カニ足ではない……が二本、頭上から降り注ぐ。

 

 さらにその表面に、螺旋状に赤く染まったゴキブリ達が纏わり付き、高速で回転をし始めた。

 

 即席のドリルと化した蜘蛛足に、エボルトは冷静にブラックホールの能力を発動する。

 

『ハァッ!』

 

 かざした両手から黒球が飛び、空中で小型のブラックホールになって蜘蛛足に向かっていく。

 

 まるで鞘に剣を納めるように、あっという間にゴキブリもろともキルバスの蜘蛛足が喰われた。

 

『ハハハハハ! 全盛期のお前と戦えるとは最高だな!』

『そうかい、俺は今やダラダラとゲームする方が楽しいね!』

 

 ついに接近した二人の地球外生命体が、まずは小手調べにと互いに拳を放つ。

 

 繰り出された白い拳と赤い拳が交わった時──空間全体を震わせるような大衝撃が発生した。

 

 その余波を受け、ハジメにボコボコに殴られていた巨人ゴキブリが吹っ飛び、足場さえも揺れる。

 

 

 半分の力も込めていない、ただのパンチ。

 

 拳の間で火花を散らし、エボルトとキルバスは互いに仮面に包まれた顔を睨み合わせる。

 

『どうやら強くなってるのは本当のようだな。だが俺の敵じゃない』

『忘れたか弟よ! お前がこの兄に勝ったことは一度しかない!』

『バーカ、一回負けた時点でお前の敗北だ』

 

 拳を弾き、空中で百八十度体を回転させて蹴りを放つエボルト。

 

 その足先には球状の破壊エネルギーが収束されており、キルバスはそれを顕現させた双剣で防ぐ。

 

 

 止まったのは一瞬。

 

 次の瞬間に再び両者は動き出し、激しい攻防を繰り広げる。

 

 

 

 片や変幻自在な、全てに必殺の威力を込めた拳撃や蹴撃を。

 

 

 

 片や目で捉えられぬ速度で繰り出される、的確に急所を狙った斬撃を。

 

 

 

 その威力は凄まじく、どちらかが一撃繰り出す毎に大樹の枝が砕け、幹にヒビが入り、巨大空間が震撼する。

 

 もしこれが頑丈な大迷宮ではなく、地上であったならば軽く街の一つや二つは壊滅していることだろう。

 

「なんつー力だ。まあ、その余波でこいつらが死んでくれるのはありがたいがな」

「……ん。私もそう思う」

 

 ゴキブリ達の中心を飛んでいるため、一番その被害と同時に恩恵を被っているハジメとユエが笑う。

 

 その表情の浮かべ方は、魔法が発動した直後よりも随分といつものものに近づいていた。

 

「なあユエ」

「……ん?」

「もう俺、お前への嫌悪感がほとんどない。今ならちょっとしたお仕置きだけで我慢できる気がする」

「……奇遇。私も、ハジメの頬を引っ張るくらいで十分。それと、あの巨人は気持ち悪い」

「それは心の底から同意する」

 

 本人達もそれを実感しており、共闘している間にもう八割以上解けかかっていた。

 

 微笑み合うその様子は、もういがみ合っていたとは思えないほど桃色空間になってきている。

 

「やりますね、ウサギさん!」

「ん、シアもさすが」

 

 それは他のメンバーも同じことであった。

 

 各々勝手に動いていたウサギコンビは、もういつもの見事な連携を取り戻してゴキブリを狩っている。

 

「香織、後ろから来てる!」

「ありがと美空! ハアッ!」

「ふっ!」

「龍っち、結界張るから合わせて!」

『おう!』

 

 治癒士コンビもいつもの仲を復活させ、光輝や凸凹カップル……失礼、龍太郎と鈴も互いに補い合っている。

 

 これまでのように、互いが互いを助け合って戦っていれば、彼らが試練を乗り越えることなど容易い。

 

 

 

 それが、揺るがぬ事実である。

 

 

 

「ふむ、だいぶ減ってきたの。清々するわ」

「……あっちが少し、心配だけどね」

 

 戦闘スタイル的に、遠距離攻撃の使い手と相性の良い雫はティオと途中から共闘していた。

 

 ハジメと同レベルの速さで感情のベクトルを戻した彼女は、ほぼ普段通りのレベルで心配の目を上に向ける。

 

「何、シュウジ殿もエボルト殿も強い。簡単に負けはせんよ」

「ええ。私達は、私達に出来ることをしましょう」

「そうじゃの。さあ、焼き尽くされる覚悟は良いか畜生ども!」

 

 一抹の不安を胸に、雫は再び戦いに身を投じた。

 

 

 

 

 

 ●◯●

 

 

 

 

 

『ハハハハハ!』

『くっ!』

 

 一方、その悩みの種である二人は案外苦戦の様相を呈していた。

 

 拮抗していた状態から、止まることのないキルバスの猛攻に徐々に防御する割合が増えている。

 

『どうした、そんなものかエボルトォ!』

『元気だなこの野郎!』

 

 交差するように繰り出された斬撃を、エボルトは瞬間移動で躱してカウンターを仕掛ける。

 

 繰り出された拳をキルバスは頭を逸らして回避し、前蹴りをエボルトの胸部装甲に叩きつけた。

 

『ぐっ、衰えねえ野郎だな……』

(厄介な兄弟だな)

 

 一度後退し、煙を上げる装甲を手で払うエボルトは悪態をつく。

 

 

 スペックや技量が負けているわけではない。

 

 能力を底上げするブラックホールフォームの力も、二人の負担にならない範囲で使っている。

 

 素体であるシュウジも、かつてキルバスと戦った時に融合した万丈龍我より遥かにハザードレベルを上回る。

 

 

 キルバスにしたって、以前倒した時と地力がそう違うわけではない。

 

 実力はシュウジを換算に入れてもほぼ互角。だというのに押されている原因は……

 

 

『底無しだな、あの野郎』

(どうせエヒトの恩恵受けてんだろ。ノイントと一緒だ)

 

 そう。キルバスに一切の疲れが見えないのである。

 

 無論のこと、相手もシュウジ達も数十分程度の戦闘で疲労するような柔な戦士ではない。

 

 

 だが、それでも少なからず攻撃を受けているキルバスの動きが、あまりにも鈍らないのだ。

 

 まるで常に十分なエネルギーを供給され、ダメージなど気にしていないかのような素振り。

 

 十中八九、エヒトの人形であるノイントのように力の供給を受けているのだろう。

 

 

『さて、どうするかね。下はもう直ぐ終わりそうだが……』

(確実にこっちの方が長引くだろうな……とすると、定番だが短期決戦が望ましい)

『そりゃまたテンプレ……っ?』

 

 相槌を打とうとして、エボルトは左腕の操作権が奪われたことに気がつく。

 

 仮面を下に下げると……シュウジの動かす左手が、ホルダーに収まったボトルに触れている。

 

 そう、毒々しい紫色のエボルボトルに。

 

『……おいおい、俺にこれを使えってか? 随分とふざけてくれるな』

(だが、エヒトの恩恵を奴から消すには一番効率的だ。そうだろ?)

『……チッ。バレないようにやってやる。後は勝手にしろ』

 

 不機嫌に告げるエボルトに、シュウジはサンキュ、と返した。

 

 

 腕が自由に動くことを確認して、エボルトは正面からキルバスのことを睨みつける。

 

『よおキルバス。いい加減ここらで決着としないか?』

『ほう? 俺はまだまだやれるぞ?』

『生憎と俺は、無駄な戦いはしないもんでね。お前とやりあうのも疲れたよ』

 

 腰に手を当て、ひらひらともう一方の手を振るエボルト。

 

 いかにも舐め腐った態度。しかし、ここまで急にやる気を失えば疑いもする。

 

『いいだろう。お前の使っているその体を死体にして、パンドラボックスを奪い取ってやる!』

 

 だがこの地球外生命体、かなり短絡的だった。

 

 双剣を投げ捨て、空中で光の粒子になって消えていくのも見ずにレバーに手を伸ばす。

 

 エボルトもエボルドライバーのレバーに手をかけ、二人同時に回し始めた。

 

 何かを組み立てるような音楽と、不安を掻き立てるような音楽が混ざり合い、力が放出されていく。

 

 やがて、両者ともに赤黒いオーラを纏った二人のライダーは、やはり同じタイミングで動いた。

 

 

《READY GO!》

 

 

《READY GO!》

 

 

『フッハハハハ!!!』

『セヤッ!』

 

 無数の蜘蛛糸、そして八本の蜘蛛足全てを展開して、自分ごと殺到させるキルバス。

 

 硬く握り締めた右の拳に虚無のエネルギーを収束し、面のようなキルバスの攻撃に向かっていくエボル。

 

『再び死ね、エボルト!』

『こっちのセリフだ、キルバス!』

 

 罵倒しあいながら、ぐんぐんと接近していき──接触した。

 

 

 

《Evoltech Finish! Ciao~♪》

 

 

 

《キルバススパイダーフィニッシュ!》

 

 

 

『ゼヤァアッ!』

『ハァアアッ!』

 

 

 咆哮し、互いに必殺技を解放する。

 

 

 迫る巨大な足と、全身を絡め取ろうとする蜘蛛の糸。

 

 

 それらの奥で拳を構えるキルバスに、オーラで足達を破壊したエボルは右腕を引き絞って── 

 

 

 

 

 

 ドッガァアアアン! 

 

 

 

 

 

 そして、大爆発が起こった。

 

「「っ!」」

 

 ほとんどのゴキブリ軍団を倒し、後は巨人ゴキブリを嬲って再生させて、を繰り返していた二人が顔を上げる。

 

 足場にいたメンバーも、ほぼ同じ瞬間に空を見上げ──そこに咲いた紅蓮の大華に息を呑む。

 

 

 

『ハハハハ!』

 

 

 

 誰もが見守る中で、炎の中心でキルバスは高らかに笑っていた。

 

 未だに爆炎が収まらぬものの、確かな手応えを感じていたのだ。

 

『正面から来るとは、間抜けなやつ──』

『──来ると思うか?』

 

 そんなキルバスの背後から、ゾッとするような声。

 

 咄嗟に振り返ろうとしたキルバスだが……その腹部を何かが貫通した。

 

『ガハッ!?』

『間抜けはお前だ、キルバス。俺達が正々堂々なんて、やるわけがないだろう?』

 

 

 キルバスの腹を貫いた腕を動かし、エボルトは楽しげに笑う。

 

 

 既に感情凍結の魔法は解除されており。

 

 

 故にその言葉に乗るのは、心の底からの愉悦だ。

 

 

『え、エボルト、貴様……!』

 

 糸や足が消えていく中、その腕を掴んだキルバスは後ろを見る。

 

 そして──そこにいた、一度も見たことのない、全く未知のエボルに息を呑む。

 

『なんだ、それは……! そんな進化、見たことがないぞ……!』

『だから言っただろ。お前は俺と、そして人間に負けるんだよ。ハッ!』

 

 隠れ蓑である爆炎が消え切らないうちに、エボルトは腕を振ってキルバスを空高く放り投げる。

 

 腹部を襲われた瞬間、〝抹消〟であらゆるエネルギー、その供給を断たれたキルバスはなすすべなく宙を舞う。

 

『これでチェックメイトだ。終末を味わうがいい』

 

 

《READY GO!》

 

 

 素早くレバーを回転させ、瞬間移動で一瞬にしてキルバスに肉薄したエボルは。

 

『じゃあな、クソ兄貴。できれば二度と顔は見たくないぜ』

『エボ、ルトォォォオオオオ────ッ!!』

 

 

 

 

 

《Evoltech Finish! Ciao~♪》

 

 

 

 

 

 渾身の力で叩き込まれたライダーキックが、二度目の大爆発を引き起こした。

 

 

 




読んでいただき、ありがとうございます。

割とあっさり終わった。

感想・プリーズ。
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