星狩りと魔王【本編完結】   作:熊0803

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どうも、現在進行形で超頭痛い作者です。

シュウジ「よっ、シュウジだ。前回は街に戻って魔物の襲撃を報告して、ちょっくらマリスの説教があったぜ」

マリス「やめてください。私のようなものが説教などと……」

ハジメ「いや、あんたはちゃんと先生だよ。俺がたった一人認める、な」

ユエ「……ん。ハジメが大人を尊敬してる。珍しい」

ハジメ「俺だって人を尊敬することくらいあるよ」

シュウジ「俺は俺は?」

ハジメ「は?(本気でわからない顔)」

エボルト「大w草w原w不w可w避w」

シュウジ「よーしエボルト、今からタコ専門店に行こうか」

エボルト「ちょ、やめっ、アッーーーーー!」

ヴェノム「……騒ガシイナ。今回ハ戦イノ導入部ダ。クク、ヨウヤク存分ニ暴レラレル。デハ、イッセーノ」


六人「「「「「「さてさてどうなる襲撃と再会編!」」」」」」


始まりの狼煙

  ウルの街に帰ってきた翌日。俺たちは街の周りを取り囲む、見事な城壁の上にいた。

 

  この城壁はハジメが街の周りをバイクで走りながら〝錬成〟したものを、俺が魔法でより強固に、より美しい外観にしたものである。

 

  最初はもし俺たちが突破された時の万が一の壁として作ったのだが、遊び心とか色々マザルアップした結果、見世物として申し分ないものに仕上がった。

 

  四方には展望台も付いており、ここからだとウルの街の最大の見ものであるウルディア湖がよく見える。

 

『展望台の使用料金について、町長と話つけといたぜ。取り分は〝あれ〟の活動資金に回すことにしといた』

 

  太陽の光を反射してきらめく湖を見てると、エボルトから連絡が入った。サンキューエボルト、あとはリベルのお守り頼むわ。

 

『おう、このエボルトおじさんに任せとけ』

 

 変なことするなよ(意味深)

 

『ゲッヘッヘ、お嬢ちゃん可愛いねぇ(便乗)』

 

  エボルトお前魔物の殲滅終わったらタコパな。

 

『理不尽ッ!』

 

 お前が相手に限って理不尽ではない(暴論)

 

「ん〜、絶好の殲滅日和だねぇ」

「殲滅日和ってなんだ。物騒だな」

「まあまあ、そこは適当ってことで」

 

  隣に腰掛けて、山脈の方を見ていたハジメにそう答える。ハジメはまったくいつも適当だな、と呆れたように笑った。

 

  そんなハジメの両隣には当然のごとくユエとウサギがおり、腕に寄りかかったり膝の間に座ったりしている。頭を撫でられてるウサギは嬉しそうだ。

 

  さらに背中にはシアさんが張り付いてる頭の上で揺れるおっpゲフンゲフン胸に、ハジメが時折鬱陶しそうな顔をしてた。

 

  しかしオルニスで魔物の追跡に集中してるので、特に文句は言わない。それにさらにシアさんが機嫌をよくしてくっつくというルーティンが完成しておる。

 

「ふふーん、こんなに近くにいても怒らないなんて、いよいよハジメさんもデレてきましたねぇ」

「いやぁ、これは完全にデレるのも時間の問題ですねぇ」

「お前ら二人まとめて城壁の外に投げ飛ばしてやろうか?」

「「えぇ〜酷いですぅ〜」」

「うぜぇ……」

 

  上機嫌にハジメの首に手を回しているシアさんに便乗してハジメをからかっていると、スタッと背後に誰かが着地する音が二つした。

 

  振り返ると、そこにいたのは我が二人の愛弟子。それぞれ城壁の外側と内側からルイネとマリスは、俺を見てこくりと頷いた。

 

  それに俺も頷き返し、街の方を向くと両手をかざす。そうするとマリスが街の随所に設置した要の魔法陣と、体内で構築した魔法を連結させた。

 

「〝呪縛の牢獄〟」

 

  充分に魔力が行き渡ったのを確認し、魔法の名をつぶやく。その瞬間魔法陣が連鎖的に起動して、ウルの街を禍々しい紫色の結界が包んだ。

 

「うし、こいつで突発的な恐怖に駆られて街の外に出る、みたいな人間はゼロだ」

 

  〝呪縛の牢獄〟。対象を小型の結界に拘束し、あらゆる力を封じて身体の自由さえも奪い、尋問するための魔法だ。

 

  相手が一人なら、たとえ亜神クラスでも拘束できる代物だが、これはそれを弱くして、街の人間を街の中から動けなくしたものだ。

 

「お疲れさんシュウジ。戦闘中にいきなり誰かが街から飛び出して、みたいなのは面倒だからな」

「すごいでしょ、最高でしょ、天才でしょ」

「はいはい」

 

  まあ、もとより避難する人間は昨日のうちに街を離れて、街を思って残った人間には外出禁止命令が出されてるから、これは保険だ。

 

  昨日はもうそりゃすごかった。魔物の大群が来ると知った街の人間は阿鼻叫喚し、街の権力者たちを押しつぶさんばかりに糾弾したのだ。

 

  〝豊穣の女神〟であるマリスと、魔法を解いて正気に戻した神殿騎士たちが説得しなければ、暴動でも起こりそうな勢いだった。

 

  あ、俺も精神沈静化の魔法で一役買いました。(さらっと自分の功績も主張するスタイル)

 

「マリスも協力サンキュー。流石にあの数の魔法陣を設置すんのは時間かかった」

「……嘘を言わないでください」

 

  てっきり「いえ、それほどでも」とか答えると思ったら、マリスは俺の言葉を否定した。ジトーッとした目で俺を見る。

 

「先生なら一人でも、10分もあればできるでしょう?わざわざ手伝わせたのは、〝畑山愛子〟としての私の、街のために何かできないか、という感情を満たさせるため……違いますか?」

「あっちゃあ、見抜かれてたか。さすが俺の娘、俺の思考なんてお見通しか」

 

  ペシッ!と額を叩く。やや大げさなリアクションにマリスは呆れたため息をついた後、フードで顔を隠して何事かつぶやく。

 

「はぁ………当たり前です。私が何年あなたの娘だと思ってるんですか

「ん?」

「……なんでもありません。それよりルイネ、あなたのほうも準備は終わったのですか?」

「ああ、完璧だ。すでに〝罠〟は仕掛け終えた」

 

  少し得意げに胸を張るルイネ。戦いの場となる平原を見てみれば、なるほどたしかにいたるところに罠が仕掛けられている。その数は万にも届くだろう。

 

  ちなみにその平原は、先程から数分おきに小刻みに揺れている。戻ってきたフィーラーが地中を旋回し、今か今かと魔物の大群(ごちそう) を待ち構えているのだ。

 

  そしてそれは、俺の魂の中に潜んでいる〝あるもの〟も同じだった。まるでせっつくように、朝から俺に断続的に空腹を訴えかけてくる。

 

「先生、一つお願いが」

 

  今にも飛び出しそうなそれを軽くあしらっていると、不意にマリスがそう言った。

 

「ん、なんだ?清水のことか?」

「……先生こそ、お見通しではないですか。まあいいです。それで、清水幸利のことなのですが」

「できれば殺さず捕らえてほしい、か?」

 

  その言葉の先をいった俺に、マリスは苦笑い気味に頷いた。まあ、〝畑山愛子〟としてのこいつがいる時点でそれは予測してたからな。

 

  俺の知る畑山愛子は、生徒を第一に優先する人間だ。それがたとえこの世界の人間を見捨てるようなことでも、生徒が無事なら何でもするだろう。

 

  それほど生徒を想っているのだから、必ず清水と話をしようとするはず。その俺の予想は、やはり間違ってはいなかった。

 

「やはり、ダメでしょうか?」

「……そうだな。まあ俺としては生かしとく必要はないなぁ」

 

 裏にある情報は全部持ってるし。

 

「そう、ですよね……」

「けどまぁ、いいんじゃねえの?」

「……!」

 

  一瞬沈んだ表情を見せたマリスは、俺の言葉にパッと顔を上げた。

 

「今のお前は〝先生〟なんだろ?だったら道を誤った生徒は更生させなきゃいかんなー」

「……ふふっ。ええ、そうですね」

 

  少し可笑しそうに、しかしどこか嬉しそうに笑うマリス。まったく、我ながら前世の俺からしたら甘すぎてヘドが出るような対応だ。

 

  だが、今の俺は〝世界の殺意〟ではなく北野シュウジ。悪人の即時抹殺よりも、娘がやりたいことをサポートする方を優先したいのであーる。

 

「ありがとうございます……お父さん」

「おうよ」

 

  マリスと話し合っていると、ふと城壁の内側からこちらに移動してくる気配を察知した。おろ、この結界内、相当な力の持ち主じゃないと動けないんだが。

 

  そう思って近くのはしごを見ると、城壁の上に上がってきたのはあのマリスと一緒にいた軍服の兄妹と……あと、なんだっけ。

 

  ほらあれだよ、あの変態。よくお弁当に入ってるやつ。みんなだいたい嫌いだけど結局残せずに、いやいや食べるしかないやつ。

 

『ティオ・クラルスだろ。トマトと間違えんな(※ちなみに作者はトマトが大の苦手です)』

 

  あーそうそう、クラルス!いやぁ、前回まったくセリフなかったから忘れてたわ(定期的にメタさを増していくスタイル)

 

  三人は一度ぐるりと城壁の上を見渡し、俺たちを見つけると近寄ってくる。そしてクラルスがハジメたちの方に、兄妹がこちらを見る。

 

「やあやあ、ご無沙汰しとります」

「こんにちは〜」

「うぃーっす。どう、元気でやってる?」

「ええ、()()()()()()()

「ほんま、助かりましたわー」

 

  恭しく頭を下げる兄と、愉快そうに同じく頭を下げる妹。確か、兄貴のほうがハクで、妹ちゃんのほうがソウだっけか。

 

「で、君らも?」

「そや。できる限りあなた達のサポートをするよう言われてるさかい。それに、データも集めなあかんし」

「不束者だけど、よろしゅうな〜」

「オッケー。戦力は多いに越したことはないからな」

 

  頷いた二人は、「そんじゃ城壁の上散歩してきます〜」と言うと、そのまま踵を返して歩いていった。うーん、マイペースな兄妹だ。

 

『世界中の人間が、お前にだけはマイペースとは言われたくないだろうな』

 

 それはそれ、これはこれだ。

 

  二人の背中を見送り、ハジメ達の方に向き直る。クラルスはどうやらこっちの話が終わるのも待ってたようで、俺が向き直ると話し始めた。

 

「皆の者、昨日ぶりじゃな」

「あ?………………………………………ティオか」

 

  気だるげに振り返ったハジメが、クラルスの顔を10秒ほど見て呟く。ナチュラルにクラルスの存在を忘れてたらしい。まったくハジメは(ブーメラン)

 

「おふっ、ナチュラルに妾の存在を忘れとったな……ハァハァ、だが、これも良い」

「……きめぇ。で、何の用だ。戦うのならまだ来てないぞ」

「うむ、実はじゃな。お主に折り入って頼みがあるのじゃ」

 

  頼み?と首をかしげるハジメ。それにクラルスはうむ、と頷くと豊満な胸を張り、自信満々な様子で宣言する。

 

「ウィル坊を送り届けたら、お主らは旅に戻るのじゃろう?」

「そうだが?」

「そこでじゃ。その旅に妾も同行させて「却下」あふんっ!」

 

  即答するハジメ。それにクラルスが仰け反り、赤い顔で鼻息を荒くした。うーん、やっぱりさん付けは戻さなくていいや。

 

「こ、この清々しいほどの即答ぶり……良い、実に良い」

『…………………』

「ご、ごほんっ!何もタダでとは言わん。ハジメ殿を〝ご主人様〟と呼び、妾の全てを捧げよう、身も心も全て「それならさっさと土に還れ」あふぅっ!」

 

  三度仰け反るクラルス。もはやユエたちハジメハーレム組の三人の目は氷点下以下になっており、こっちの二人は完全に興味を無くしてる。

 

  ハジメに至っては汚物でも見るかのような目をしており、話したくもなさそうだったので、ビクビクしてるクラルスに俺が聞くことにする。

 

「えー、クラルス容疑者。発言の意味を聞いてもよろしいでしょうか」

「うむ。実はじゃな……」

 

  クラルスの話をまとめるとこうだ。つらつら書くと読者も読み飽きると思うので、いつもの簡単まとめるくん方式でいく。え、そんなのないって?

 

『黙れ、俺がルールだ(某慢心王風)』

 

 実際お前も半分そんなもんだろ。

 

 んんっ、それでは気を取り直して。

 

 

  まず、クラルスは一族の中でもダントツに強く、一、二を争うほどの実力者。特に耐久力はハジメも知っての通り一級品。

 

 

 ↓

 

 

  そのため今まで傷つけられることがなく、痛みを感じたことがなかった。が、ハジメたちにフルボッコにされ、強烈な痛みを感じた。

 

 

 ↓

 

 

  急所ばっかを狙った嫌な攻撃の上に、最後にはエニグマの出力全開の一撃。もう全身が痛みに支配されてライトアップザニューワールド。

 

 

 ↓

 

 

  これはもう一生ついていくしかないと決め(ここでハジメの顔が引きつった)、今回の奴隷同等の宣言に至った。

 

 

『相変わらず便利だな、これ』

 

 だろ?

 

「それに……妾の初めてを奪った責任、取ってもらいたいし」

「……はぁ?」

 

  さらにここで駄目押し、クラルスが豊満な自分の尻を掴んでそう言えば、ハジメが冷徹な声で何いってんだこいつ的な顔。そしてまたクラルスが興ふ(ry

 

  ケツにパイルバンカーの杭を思い出したのか、あれはなぁ……的な目をハジメに向けるユエとシアさん。ウサギは我関せずらしい。

 

「いや、そもそもお前、調査とやらはどうしたんだよ?俺たちについてきたら、そっちはどうなる?」

「いや、それこそお主らについてったほうが多分、効率的じゃ。あれほどの力を持っているなら、いずれ異世界からの来訪者とも出会うじゃろうし」

 

『俺たちがその異世界人だと知ったら、こいつどんな顔するだろうな』

 

 お前はそれ以前に地球外生命体だろうが(辛辣)

 

 

 

 オオォオオォォオオオオォオ…………………

 

 

 

  さあどうなる、とワクワクして(クズ)見守っていると、不意にフィーラーの鳴き声が遠く響いた。同時に、全員が山脈の方を振り向く。

 

  〝千里眼〟の魔法を使ってみると、山脈の麓から大地を埋め尽くす魔物の群れがこちらに向かってきていた。その数は、目視だけでも五万にも上るだろう。

 

「……ついにきましたか」

「ああ、いよいよだな。ルイネ、トラップは?」

「もう展開済みだ」

 

  ルイネがすべての指に加え、背中に生やした翼の鉤爪までをも使って、トラップに繋がっているだろう金属糸を細かく調整していた。

 

  それを見てハジメたちも立ち上がり、それぞれ戦闘準備を始める。俺もフィーラーに臨戦準備を指示すると、ずっと抑えていたものの枷を外し始めた。

 

「お、ちょうど一周や」

「ほんまや、タイミングええなぁ」

 

  そこで、ちょうど軍服兄妹も戻ってきた。役者が全員出揃ったところで、城壁から飛び降りて平原に移動し、疾走する魔物たちを見据える。

 

「そういやクラルスよ」

「む?そんな堅苦しい呼び方をせずとも良い。ティオと呼んでくれ」

「ホイホイ、んじゃーティオ。ウィル君とは話ついたん?」

「まあ、とりあえずはな。あの時の話通り、今回の件を尽力して乗り切ったら、冒険者たちの件は許してくれるそうじゃ」

 

  妾、竜化しなくても炎と風の魔法はなかなかのものじゃぞ?と胸を張るティオ。

 

  その時揺れた胸に、ユエとマリスの舌打ちが聞こえた。我が娘よ、やはり思うところがあるのだな。

 

「おい変態ドラゴン、これをやる」

「む?」

 

  さて、後何秒で完全に解放するかなーと考えていると、ハジメがティオに指輪を投げ渡す。神結晶製の魔力タンクだ。

 

「魔力の補充に使え」

「うむ、感謝する……ハッこれはもしや遠回しなプロポーズ「なわけあるか。ぶん殴るぞ」ぐふっ、辛辣」

 

  クネクネしてるティオに、いよいよユエが気色悪そうな顔をする。最初の尊敬は何処へやら、完全にドン引きである。

 

「あー、いいなぁ。私もハジメさんから指輪欲しいですぅ」

「貸してるだけだからな?」

「いや、妾としてはその首輪もめっちゃ羨ましいぞ」

「えー、でもティオちゃんの指輪も素敵っていうかー」

「そーおー?シアちゃんの首輪マジ新しい愛の形って感じでー」

「ちょっと女子ぃー、戦闘準備早くしてぇー」

 

  グダグダとやってるうちに、いよいよ大群の先頭が肉眼で捉えられるほどになってきた。あと数分で開戦だろう。

 

  流石にふざけた雰囲気はなくなり、全員が各々の武器を構える。ハジメはいつもと違い、機関銃の〝メツェライ〟を、シアさんも戦鎚ではなく〝オルカン〟を担いでいる。

 

「よし、じゃあ開戦の狼煙をあげますかね」

 

  そんな中、ハジメの隣に立っていた俺は一歩前へ踏み出した。そのままスタスタと歩いていき、ギャアギャアと喚く魔物たちの上空を見る。

 

  未だ発動している〝千里眼〟には、プテラノドンもどきの上に乗る黒ローブの男……清水幸利が俺を見て驚愕の表情を浮かべているのがくっきり見えていた。

 

「その顔、もっと驚かせちゃうぜ?」

 

  ゆっくりと、右腕を持ち上げて後ろに引く。すると枷を外したそれが体内から滲み出し、俺の腕を包んで黒い亀裂の走る赤い鎌を作り出した。

 

  後ろのハジメたちが息を飲む音が聞こえる中、ついに目と鼻の先まで地響きを起こして走る多種多様な魔物たちが迫る。

 

  そんな魔物たちに、俺は大鎌と化した右腕を振りーー

 

 

 

 

 

 ザンッ!!!!!!!

 

 

 

 

 

  たった一振りで、二千以上の魔物を真っ二つにした。

 

  先頭にいた魔物がことごとく上半身を地面にこぼし、血の海を作る。洗脳されてるとはいえ生存本能が働いたのか、大群はそれを前に立ち止まった。

 

  ザワザワと魔物たちがざわめく中、右腕だけを覆っていたそれが全身から溢れ出て侵食し、音を立てて俺を別のものへと変貌させていく。

 

  全力で制御してもなお、半ば混濁していく意識の中、俺は今一度慌てふためいている清水を見上げ。

 

 

 

 

 

「さアーーー食事ヲ始メよウカ(蹂躙を始めようか)

 

 

 

 

 

 その言葉とともに、もう一度鎌を振るった。




嫌だなぁ……この後の展開、賛否両論分かれそうで。
お気に入りと感想をお願いします。

次回、大虐殺。
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