ハジメ「よう、ハジメだ。前回はあの勇者(笑)に色々言ったな。多分聞いてないけど」
エボルト「むしろ、あれで聞いてたら驚きだろ。どうせご都合解釈に走ってるんだろうけどよ」
雫「こら、二人とも。たしかに光輝は考えが足りないところはあるけど…まあ、うん。いいところはあるわよ」
香織「そこはちゃんと最後まで擁護しようよ!いや、私も今回の光輝くんはちょっと違うなと思ったけど……」
ウサギ「二人とも、自信ない」
二人「「うっ…」」
エボルト「ま、その辺にしとけ。今回は…こりゃまた大変だな。んじゃ、せーの」
五人「「「「「さてさてどうなる再会編!」」」」」
ハジメ side
邪魔な魔物を殺しながら移動すること、数時間。
俺たちはあと一階層で地上というところまで登ってきていた。まったく、ここまで面倒な雑魚処理ばっかで飽きた。
その光景にクラスメイトたちがすげえだのなんだの言ってたけど、お前らこんくらいですげえって言ってたら真の迷宮とか無理だぞ。
というか男ども、お前らそれ以上ユエたちに近づいたらまたヤクザキック入れるかタマ撃つからな。この変態どもが。
思えば、あの魔人族の女の目的も真のオルクス大迷宮だったんだろう。今となっちゃ魔物の餌になってるだろうからわからんが。
それはいいとして、だ。
いつもなら、こんなことせずともシュウジがカーネイジに先行させて露払いをしたりするので、無駄な手間が省けるのだが……
「いやー、帰ったらまず風呂だなぁ」
「……そうね」
空虚な笑みで言うシュウジに、八重樫が悲しそうな顔で返す。それは見ていてとても痛々しい光景だった。
あいつはずっとあんな感じで、自然な様子を装っている。まるで同じことを何度も繰り返す、壊れかけたラジオのように。
「シュウジ、大丈夫かな」
ユエたちに俺のことを根掘り葉掘り聞いてくれやがっていた美空が近寄ってきて、小声で言ってくる。
「……まあ、あいつなら自分で折り合いつけると思うが。それでも目を話すことはできねえな」
「うん……ところでハジメ、死にかけてユエさんにキスされたって話だけど説明してくれる?」
「げっ」
またか。さっきから定期的にこれまであったことを聞いちゃ詰問してくる。そろそろ胃が痛くなってきたな、うん。
とはいえ、嫉妬&怒り半分心配&悲しさ半分で聞いてくるので、無碍にもできない。ああー早くミュウに会いたいなぁ(現実逃避)
「ん? おっ、着いたな」
「チッ」
「怖い、怖いです美空さん」
そんなこんなで歩いてるうち、迷宮の出入り口が見えてくる。やれやれ、ここまで長かった。
さっさか残りの階段を上って、入場ゲートから外に出る。途端に日差しが照りつけて、後ろのやつらがほっと安堵の息を吐いた。
「パパぁ────────!」
「むっ、ミュウか!」
間髪入れず、周囲の喧騒に負けない大声で呼ぶその声に即座に反応。気配のする方に振り向いて腰を落とした。
程なくして、腹部に衝撃。転げるなんてテンプレなことはせず、うまくダメージを外に逃がすと一回転して腕の中に収めた。
「おかえりなの!」
「おう、今帰ったぞ!いい子にしてたか?」
「うん!」
屈託ないひまわりみたいな笑顔で頷くミュウ。ああ、やっぱうちの娘は可愛い。
「美空さん白崎さん、あれがさっき言ったミュウちゃんですよ。可愛いでしょ?」
「確かに可愛いねぇ」
「えっなにあの子超可愛いんですけど?今すぐ抱きしめて頬スリスリしたいんですけど?ていうか色々可愛い服着せて髪セットしてアクセサリーつけてあげて……」
「あ、あれ?美空さん?」
「あー、美空のアイドル癖が始まった。シアさん、こうなるとしばらく戻らないから私に任せて」
「あ、はいですぅ」
後ろでクラスメイトたちがギャアギャアなんか言ってるし美空たちがなんか話してるが、今俺の目にはミュウしか見えてない。
頬を指でくすぐると気持ち良さげに目を細めて、えへへーと笑った。よし義眼の超小型消音カメラ起動、携帯に移動して永久保存。
「んー、パパの手気持ちいいのー」
「エボルトとティオはどうした?一緒じゃないのか?」
あいつらミュウから目を話すとか、ちょっとお仕置きしたほうがいいのでは……いやそれティオ悦ぶわ。俺に損しかないわ。
「俺たちならここだぜ」
手っ取り早く気配感知を使おうとすると、人混みをかき分けて二人の人物が現れる。リベルを抱えるエボルトとティオだ。
リベルはいつも通り元気いっぱいのミュウの相手をして疲れたのだろう、うつらうつらとしていたが、シュウジを見つけてパッと目を開いた。
が、何か
今のシュウジは、何をするかわからない。
「ティオ、あんまり離れんなよ」
「少々不埒な輩がいてな。ミュウたちに手を出そうとしたから……の?」
「……なるほど。で、どこのどいつだその殺されたい自殺願望者は」
愛らしい容姿からトラブルを避けるため、フードをかぶせていたのが裏目に出たのか。とりあえず探し出してシメよう。
うちのミュウとリベルに手を出す?即射殺案件だ。今はまともな状態じゃないシュウジに変わって俺が全員ぶっ殺す。
股間を50回くらい撃ってからヤクザキックかと怪しく笑っていると、すでにティオが痛めつけた上にエボルトが処理済みだという。
「もう絡まれることはねえよ、
「そうか……チッ」
せめて一人くらいどタマブチ抜けると思ったのだが。
「……ほんとに子離れできるのかの?」
「? なんの話なの?」
「いや、なんでもないよミュウ。それよりご主人様、後ろのそやつらは……」
ティオのご主人様呼びに、また男どもが騒ぐのが聞こえた。多分俺も同じ立場なら同じ反応するけど、いい加減にウゼえ。
「昔の知り合いだ、ここまで連れて来たらもう用はない。若干三名以外はな」
「ほう……」
ユエたちと一緒にいる美空たちを見やり、次いでおかしいシュウジを心配そうに見る八重樫に視線を移してふむ、と頷くティオ。
エボルトは……シュウジと直接繋がっているから、俺よりも今のあいつがどうなっているのかわかるのだろう。険しい顔をしていた。
「……ハジメ」
「わかってる。あいつをさっさとこの街から出した方がいい」
「ああ。ったく、面倒なことになったな」
「理由はわかるのか?」
「それについては、あとで教えてやる。とりあえず報告をしに行くぞ」
そうだ、美空に色々聞かれて忘れかけてたけど、これ一応ギルド支部長からの指名依頼の形になってたな。
ユエたちに手招きすると、こちらに来る。八重樫にもアイコンタクトを取り、刺激しないようシュウジを引っ張ってきてもらった。
道中御堂と話していたルイネも合流して、全員揃ったところでギルドに向かおうとする。が、待ったがかかった。
「お、おい待て南雲!いったいどこにいくつもりだ!」
「はぁ?見てわからねえのか?ギルドに報告しに行くんだよ。メルドさんたちなら宿に帰しといたからそっち行ったらどうだ?」
そう言えば、天之河は何か言おうとするが先ほどの俺の言ったことを覚えているのだろう、押し黙る。
これでいいか、と思った瞬間──なんと天之河はキッと一番あちらの近くにいたシュウジを睨むと近づいていった。あっこいつまだ諦めてねえ!
「おい、北野!俺と話をしろ!」
「そういや、うまい店見つけてさー」
あいも変わらず何も反応せずに、八重樫に話しかけるシュウジ。
それに天之河はイライラとした表情をして、俺が割って入る前にその言葉を言い放った。
「いい加減にしろ!なんであんな必要ないことをしたのか俺に説明しろよ!」
「………………………………………………………………………………………………あ?」
パァンッ!
あっ、と八重樫が声を上げるのと、シュウジの手がブレて天之河が宙を舞ったのは同時だった。
●◯●
シュウジ side
自分のふるった拳によって、誰かが宙を舞う。その様を、俺は無情に見つめた。
ほどなくして、どさりと音を立ててそいつは地面に落ちる。そうすると上半身をもたげ、困惑した表情を浮かべた。
まるで何故自分が殴られたのかわからないという顔に、つい数秒前まで分散していた心にどす黒いものが広がる。
「雫、これ持っててくれ」
「え、わっ」
雫に帽子を預けて、俺は名前すら思い出す価値のないそいつに荒い足取りで歩み寄ると胸倉を掴みあげた。
無駄に豪華な鎧に包まれた体はたやすく浮き、苦しげに顔を歪めてそいつは俺の腕を解こうとする。
「お、おい、いきなり何を……」
「もう一回言ってみろ」
「えっ?」
何を?と間抜けな声を上げるそいつ。それにさらに忿怒が加速して、俺は叫んだ。
「何が必要なかったのか、言ってみろって言ってんだッ!!!!!」
びくり、と体を震わせるそいつ。それがあまりに滑稽で、何より腹立たしかった。
「殺す必要がないだと?寝言を言うのも大概にしろよこの妄想野郎。俺が殺さなかったら誰があいつらを助けた?え?もしかしてお前か?」
「で、でも何も命まで奪う必要は」
「テメェの脳みそは空っぽなのか?死にかけてもバカは治らないってのは本当だな」
なぜ自分や周りの人間の命が脅かされておいて、こんな世迷言をほざけるのか。俺にはこいつの思考が信じられない。
こいつはいつまで主人公気分でいる?目の前で本気の殺気をぶつけられたのに、こんなバカのような顔をしてられる?
「いいか、よく聞け小僧。命ってのはな、一つしかないんだ。失ったら二度と手に入ることはない。だから俺は殺した。一人の命を刈り取ることで雫たちを含め、二つと無い多数の命が救えたからな」
それが俺に選べた最適解だ。それを、何をぼさっと見てただけの奴が上から意見しようとしている。そんなことは許さない。
「なのにお前は、何を天秤にかけた?その甘さで、お前の一時の甘い感情でたった一人の敵と、ここにいる数十人の命をかけたんだよ!」
「っ!」
驚愕。そんなこと知らなかったと言わんばかりに、そいつは目を見開く。
心の底から軽蔑と嫌悪が湧いてきた。こいつ、そんなガキでも知ってる当たり前のことすらわかってなかったのか。
この世は等価交換だ。何かを手に入れれば何かを失い、また何かを救えば何かが壊れる。そういう風にできてしまっている。
それは誰にも変えられない絶対の法則。それこそ世界そのものでも変えなけりゃ、不可能に等しい。
「その責任の重さを自覚してんのか?お前の迂闊な判断のせいで死んだ多数の人間の無念を背負うだけの覚悟はあるのか?」
「そ、そんなことさせない!俺が、俺が全部守って!」
「その力もねえ奴が夢物語を語るなッ!!!」
気づけば、また殴り飛ばしていた。手加減はしたが、先ほどよりも強い拳打はそいつを地面に打ち付ける。
「ぐぅ……!?」
「光輝くんっ!」
クラスメイトの中から、中里が出てこようとする。それを進行上に突き刺さった紫の触手が阻んだ。
「じっとしていなさいな。怪我をしたくないなら、ですがね?」
「っ……」
心の中でネルファに感謝しつつ、再びそいつの目の前に立つ。そうすると首を掴んで顔を上げさせ、目線を合わせた。
「ぐっ……!?」
「絵空事言う前に、まず自分を見てみろ。弱さを見せ、敗北し、あまつさえ俺に八つ当たりする始末。いったいお前のどこに何かを守る力が、正当性があるというんだ?」
「お、俺はこの世界の人々のために努力を重ねてきた!この先も魔人族を退け、必ず皆を救ってみせる!」
答えになってねえよ。頑張ってるから何言っても自分が正しいってか?マジで頭沸いてんのかこいつ。
「へえ、どうやって?その貧弱な志でか?
「──っ!?」
また予想外のことを言われたと言う表情を見せるそいつ。
今世の俺の父は有り体に言えば不動産屋だ。その関係で貸している事務所に所属するこいつの祖父に会ったことがある。
敏腕弁護士だった彼の目は、正しさと理不尽さ、その両方を知っているものだった。前世で俺が守ろうとした、尊敬すべき当たり前の人間だ。
そんな彼の唯一の失敗は、こいつに正義しか教えなかったことだろう。俺の異常性に勘付いていた彼は、死の間際俺にその悔いを告げた。
そう、こいつには自分の正義なんてない。ただ自分の祖父から聞いた正義がかっこよかったから、それを真似ようとしているだけ。
「聞かされたものに従ってるだけで物事の本質を見る目がなく、自分の身を十分に守る力すらない。そんなお前に何が守れる?」
「う、うるさい!わかったようなことを言うな!お前に俺の何がわかる!この人殺しめ!」
おーおー、無意識にも自覚してたことを言われて逆ギレか。こりゃエボルトが人間を面白がるのも無理はない。
「何も?知りたいとすら思わない。ただこれだけはわかる──お前はただ、自分に酔ってただけだ」
自分の都合のいいように物事を解釈し、正義という名のエゴを満たすことで満足する。
正義のヒーローごっこはさぞ楽しかっただろう。普通は途中で挫折して現実を知るが、こいつは平均的な人より性能が良かった。
「な、ふざけるな!俺はちゃんと、困ってる人を救ってきた!自己満足だなんていうことは許さないぞ!撤回しろ!」
「ほお、なら教えてくれよ。お前は一度として、お前がいう〝救い〟を実行した相手を最後まで見たか?」
だからこそ──気づかない。自分の価値観を押し付けていることに。その行動が満足すればすぐに終わるものだということに。
「な、なんだと?」
「救うってのは最後まで面倒を見るってことだ。自分じゃなくて、相手が救われたと思うまで支えることだ。お前はそれをしたか?パッと見て悩んでいるからと強引にそれを解決して、終わった気になっていなかったか?」
中途半端に関わったせいで別の問題や、あるいは悪人が生まれる可能性だってある。それを防ぐためにも、最後まで責任を持たなくちゃならない。
また口を開くそいつ。きっと否定したかったのだろう、俺は最後までやり遂げてきたと言いたいのだろう。
だが、結局言葉は出なかった。それが何よりの証拠であり、その正義に見せかけたエゴの限界だ。
「そんなものなんだよ、お前は。最後まで責任を負う気概もない奴が、むやみやたらと守るなんて口にするな。愉悦に浸りたいなら街の中で何でも屋でもやっとけ」
「……え…………ど…………んだ」
うつむいたまま、そいつは何かを呟く。
一体なんだ?と思うと、次の瞬間勢いよく頭を上げたそいつは怒りの目を俺に向けてきた。
「お前はどうなんだ!あんなふうに惨たらしく人を殺して、なんとも思わないのか!相手を救おうとは考えなかったのか!この心のない怪物め!」
……は? 今更何言ってんのこいつ。
「
「……は?」
意表を突かれたか、これまでで最大に間抜けな面を晒した。
ああそうか、こいつは俺が人を殺してもなんとも思わないやつと思ってるんだったな。
「きっと彼女にも待っている幸せがあったんだろうな。未練も、後悔も、様々な思いがあっただろう」
「な、ならなんでなおさら!」
「一千年だ」
「へ?」
そいつの言葉を遮って、俺は言う。
「一千年、俺は人を殺し続けた。そうすることで多くの命が助かるから、誰かを殺した。その心を踏みにじってな」
ふと、思うことがある。前世において、俺はこの手で誰かを救うことができたんだろうか?
その答えはいつも同じだ。
俺は小を切り捨て、客観的に見て
当たり前だ、だってこれは自己満足に他ならないのだから。救っただなんて、口が裂けても言えるはずがない。
「救おうと思わなかったのかって?ああ救いたかったよ、できるならな。でもな、救えないんだ。全てを救うなんて、無理なんだよ」
俺に人は救えない。常に二択を選択することしかできず、そしてそれこそが真理だ。
彼女は雫たちを殺そうとした。だから殺した。彼女の命と引き換えに、雫たちの命を助けた。まあ、感情的にはなってたが。
その選択に後悔はない。雫たちは何より大事な存在だ。でも、俺が殺した彼女だってきっと誰かの大事だった。
この世は等価交換だ。何かを手に入れれば何かを失い、また何かを救えば何かが壊れる。そういう風にできてしまっている。
「だから決めた。俺が絶対悪になろうってな」
選択することをやめられないというのなら、このやり方変えられないというのなら。むしろ、最後まで貫こう。
だから俺は選択した。一方のため一方を殺すことを、残虐であることを。
そしてかつて忌み嫌った悪辣な悪のように、全てを操ることを。そうすることで選択する機会を少なくするために。この手中で知っているために。
その過程で殺した人たちの怒りも悲しみも、恨みも、憎しみも、悔しさも、全部受け入れる。それがせめてもの誠意ってやつだ。
そしてその一人であるあの魔人族の女のことも、覚えていよう。まあ、俺に覚えられても嬉しくないだろうが。
「お前の言う通り何かを思うとするなら、俺は彼女の命を奪うという選択をした事実をこそ受け止める。それが俺の〝責任〟だ。それで俺一人が苦しむなら、喜んで受け入れよう」
「…………………………」
「なあ、聞かせろよ正義のヒーローくん。お前に、俺の結論を覆せるだけの力はあるのか?全てを救う方法を知っているなら、教えてくれよ」
「シュー……」
ああ、なんだこの頬を伝うものは。これは、涙を流しているのか。何に?決まってる、自分の至らなさにだ。
自分で聞いておいて世にも滑稽な質問だ。そんな方法あるんだったらとっくにやってる。それができないから俺は選択する。
「……………………それは」
そいつは何か答えようとする。でも途中で口を噤んで、何も言わなかった。
言えるはずがないよな。だってこいつの正義は明確な理論ではなく、力ありきのもの。こいつの力が通用する範囲でしか振り翳せない。
そしてこいつは、魔人族の女に負けた。その時点で、こいつの正義は正義ではない。ただの理想論、腑抜けた戯れ言だ。
「だから俺は、お前が嫌いだよ。明確な方法を持たずに根性論で物を言い、現実を自分の都合のいいように見るお前が」
「っ…………」
最早何も言わなくなったそいつから、手を離す。そいつは地面に座り込んで、悔しげな顔で地面を見た。
立ち上がってそれを見下ろしながら、俺は最後にそいつに言葉を投げかけた。同族嫌悪丸出しの醜い決意を。
「俺は悪を張り続ける。その選択で救えるものが、一方でもあるのならな」
いつかこの自己矛盾に食い尽くされる、その日まで。
「これはただの事実証明だ。お前に俺の価値観をわかれなんて言わない。そのままでいたいならいればいい。ただ……もう二度と、俺の前に現れるな」
じゃないとあまりに歪みすぎてて、殺したくなる。
用が済んだので踵を返し、さっさとその場から離れた。そして雫に預けていた帽子を被り、ハジメたちの横を通り過ぎる。
「おい、シュウジ!」
「マスター!」
「シュー!」
後ろから、ハジメたちが俺の名前を呼ぶ声が聞こえる。
……すまん。今は、お前たちの顔を見ることができない。
こういう話書くたびに思う。理論めちゃくちゃになってないかと。
深夜にもう1話投稿するかもです。
感想をお願いしまっす。