東方零無対 ~All Dimension of Opposite 作:zakky
記念?
ナニソレオイシイノ?
第1話 天邪鬼、捕まる
-妖怪の山/麓-
ルナクが起こした異変から
時が経ち季節は完全に冬へと変わった
その頃、妖怪の山の麓では
[藍]
「出てこい天邪鬼!
紫様のお煎餅と橙のししゃもを返せー!!」
[正邪]
「やなこった
コレは私が食ってやる
ありがたく思え!」
[藍]
「誰がお前なんかに感謝するかー!!」
正邪が藍の買い物袋を奪い
絶賛逃走中であった
[藍]
「くそー
後で覚えとけよー!」
[正邪]
「...
まいたようだな」
上手く逃げ切ったようだ
「もう夕方か...
そろそろ寝床でも探すか」
[???]
「おい!
そこの天邪鬼!」
[正邪]
「誰だ
私の名前を呼ぶのは
まさか追っ手か?」
[???]
「追っ手じゃねー
俺も天邪鬼だ!」
その者は小さな小屋にいた
正邪と同じ小さな角と
白髪混じりの黒い髪
前髪の一部が赤い髪といった
特徴がその者にはあった
[正邪]
「まさか私以外の天邪鬼が幻想郷に居たとわな」
[???]
「とりあえず中に入れ」
[正邪]
「しょうがない
お邪魔しようじゃないか」
-妖怪の山/麓の小屋-
[正邪]
「ふー
食った食った
にしてもあの九尾はどんだけ
油揚げ買ってるんだよ」
[???]
「冬は食べれるだけでも有難いがな
特に野菜は貴重だ」
[正邪]
「確かにそうだな
ところでお前、名前なんてんだ」
[???]
「俺か?俺の名前は
黄昏 暁 だ
お前は?」
[正邪]
「私か?私は
鬼人 正邪だ」
[暁]
「じゃあ下剋上をしようとしていると噂の」
[正邪]
「そうだ
その正邪様だ」
正邪は腰に手を当て
ドヤ顔とポーズを決めた
[暁]
「そうか、鬼人正邪は君か」
[正邪]
「どうした?」
暁は立ち上がり
魔法陣を展開し始めた
[正邪]
「!?」
[暁]
「うつつ、鬼人 正邪を確認
捕獲を開始する」
[正邪]
「くそ
裏切ったな!?暁!!」
[暁]
「俺の名前は暁じゃない
本当の名前は
ルナク・トワイダウン」
そう言うと
暁の姿は正邪ルナクVer(服の色反転目の色変化)の姿に変わった
[正邪]
「ルナクって
新しい妖怪賢者じゃないか!
くそー!!...」
そう叫びながら
正邪は魔法陣に飲み込まれて行った
[ルナク]
「鬼人 正邪の捕獲を完了した
テレポート先で確認してお終わり次第
紫に正邪を捕らえた事を伝えておけ」
ルナクは小さな水色の結晶に
そう話した
[通信/うつつ]
「了解しました」
どうやらトランシーバーの様な物のようだ
[ルナク]
「さてと、
謝っとかなきゃな」
翌日
-博麗神社/縁側-
[針妙丸]
「正邪がつかまった!?」
博麗神社に住んでいる針妙丸が
大声を上げた
[紫]
「今朝連絡があってね」
[霊夢]
「誰が捕まえたの?」
[紫]
「ルナク
あと、ほかにも有るわよ」
[針妙丸]
「まさか、身代金?」
[紫]
「違うわ
1,後の処分は任せろ
2,殺したり拷問したりはしない
3,今の所針妙丸のみの面会を許す
だってさ」
[霊夢]
「なんか企んでるわね...」
[針妙丸]
「一体何処にいるんだろう...」
[紫]
「反転郷、つまり
鏡の世界の幻想郷にいるらしいわ」