東方零無対 ~All Dimension of Opposite   作:zakky

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第4話 黒歴史

-[反転郷]紅魔館/次元の書庫(ディメンショナルアーカイブ)-

 

[ルナク]

「ダメか?

なら霊夢と魔理沙の黒歴史は?」

 

[霊夢&魔理沙]

「やめろー!!」

 

さけぶ2人を無視してルナクは祭壇へと行き

現れた画面を操作し始めた

 

[紫]

「河童のホログラムみたいね」

 

[ルナク]

「あっちは科学的なものだが

コレは魔法でつくっている

だからといって科学もあなどれないけどな」

 

そんな会話をしているうちに

操作を終えたらしく

結界の奥の方から2つの本が飛んできて

結界をすり抜け祭壇の上で静止した

 

[ルナク]

「ほいよ」

 

ルナクが手にしたほんの名前には

「博麗霊夢 過去編」

「霧雨魔理沙 過去編」

という題名が書いてある

 

[霊夢&魔理沙]

「わーーーーー!!!!!!!」

 

2人は顔の色を真っ青にして叫んだ

 

 

[ルナク]

「お前ら大分かわったなー」

 

ルナクは2人に霊夢が

博麗靈夢

と名乗っていた時の写真を見せた

 

[紫]

「懐かしいわねー」

 

紫は懐かしそうに

 

[正邪&うつつ&針妙丸]

「だいぶ変わったな(わね)(ね)」

 

正邪は笑いながら

うつつは驚き気味に写真を見ていた

 

一方霊夢と魔理沙は

白目むいて座り込んでいた

 

[霊夢]

「...ちょ....」

 

[魔理沙]

「やめ...て........くれ...」

 

[ルナク]

「紫!

この2人を連れて帰ってくれ

あと針妙丸も」

 

[紫]

「いいもの見れたわー」

 

[針妙丸]

「じゃーねー!」

 

そう言って白目の2人を連れて紫と針妙丸は

元の世界に帰っていった

 

[ルナク]

「そろそろ夕ご飯でも食べるか」

 

[正邪]

「あんたは食わなくても死なんのに

なんで食うんだ?」

 

[ルナク]

「だってさ、周りが食べてるのに

1人だけ食わんてのもあれだし

食えばそれだけ霊力とかになる」

 

[正邪]

「確かに食べてるところをじーっと

見られてもあれだしな

ところでうつつ

今日の献立は?」

 

[うつつ]

「白ご飯に味噌汁、きんぴらごぼうに

鮭の塩焼きですね」

 

 

翌日

-[反転郷]紅魔館/居間的な部屋-

 

[正邪]

「おい!」

 

[ルナク]

「よくねむれたか?」

 

[正邪]

「よくねむれたか?じゃねよ

なんで私のベッドが廊下にあるんだよ」

 

[ルナク]

「まだ部屋を与えてないから

野宿よりはましだろ?」

 

[正邪]

「確かに野宿よりはましだ

それより部屋をくれ」

 

[ルナク]

「じゃあ仕事を出すからそれをこなせ

そうしたら上手くやれる毎に

何かしらやる」

 

[正邪]

「ゲームのクエストみたいだな」

 

[ルナク]

「要はそんなところさ」

 

[正邪]

「で、何をさせる気だ?

さっさと片付けて部屋を手に入れたいんだが」

 

[ルナク]

「じゃあ

1週間、人里でアルバイトしてこい

妖怪がやってる店があるから」

 

[正邪]

「はい!?」




ちなみに夕ご飯の献立は作者の和食の中でも好きなものです

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