もらった装備がダサすぎるんだが・・・・   作:悠蓮

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三話:森の中で・・・

「まだ見えないな・・・」

装治はここに留まっていても飢え死にするだけなのでまずは街を探そうとも思い、草原にあった道らしいものをひたすら歩いていた。

しかし街は一向に見つかることはなく、道を通る人なんてもちろんいなかった。周りを見ても森くらいしかなかった。

そのままずっと歩いていると装治は大きな森の入り口の前まで来ていた。森の入り口には森の名前なのか横に看板があり文字が書いてあった。装治は看板に書いてある文字を凝視していたが・・・

「読めねぇ・・・・」

書いてある文字は日本語とは当然違い、見たこともない文字で当然読めるはずはなかった。

「でも行くしかないよな」

周りも見ても地平線が広がるだけで歩いても意味がないと考えた装治は意を決して森の中へと入っていった。森の中は気がかなり生い茂っていて光はさえぎられて薄暗かったが人などが通って出来る道があり迷うことはなく進んでいくことが出来た。

それから装治はずっとまっすぐ道を進んでいたが出口は見えず、空は少し薄暗くなっていった。

「これはやばいな・・・」

装治はが今持っているものとすれば、元々持っていたスマホと魔道具のみだけで他には何も持っていなかった。

そして少しずつ暗くなっていくにつれてどんどんと森も前が見えなくなり、少しずつ気温も下がって冷えてきた。

装治はこのまま歩いても意味がないのでここで一旦夜が明けるまで持とうと思い立ち止まり夜を過ごす準備を始めようと考えた。

「何が食べられるのかは分からないし焚火だけはしとくか」

そうして装治は焚火に使える枝と枯葉を辺りで探し始めた。日が当たらないとこというのがあり、ほとんどの枝が湿ったりしていて採れた使えそうな枝と枯葉はかなり少なかった。

「数は少ないが一応集まったし後は火をおこすことだな」

装治は火をおこす方法を考えていたが今持っているのもので火をおこすことは出来ないし自分で摩擦でおこすことも出来ないのでどうするか考えていたが何も良い案はなかった。

「やっぱりこれしかないのか」

火をおこす方法は装治の中では確実なやり方が一つあったがその手はあまり使いたくなかった。

「でも他ないし早く火をつかないといけないからもうやるしかないのか」

そして装治はポケットに入れていた魔道具を取り出した。

装治が考えている方法としては魔道具での装備の中にあった魔法使いであった。

そして装治はいやいやながら魔法使いの装備をまとった。魔法使いの装備はローブをまとっていてシルエットだけだとまだましそうに見えるがローブはすべて金色でズボンは銀色と光を当てたらまぶしいくらいに反射しそうな装備だった。

「本当にまともなのないのかよ」

そんな愚痴を呟きながら装治は枝を組んで枯葉を重ねてそこに火をつけた。

火はうまくつくことが出来、装治は装備を取って木を背もたれにして焚火をあたって休んでいた。

(眠くなってきたな・・・)

火にあたっていると歩いていた疲れと焚火の温かさでだんだんと眠くなり瞼がだんだんと閉じかけてきて寝そうになる時、

「ん?何だ?」

装治は向こうで何か聞こえた気がしてその方向を耳を澄ませてじっとよく見た。

すると徐々に声が大きくなってきてこちらに近づいてくるのかが音では分かったが視界の方では見ることが出来ず、装治はもしもの時のために魔道具を持って立ち上がった。

そうして待っていると向こうから誰かが全速力で走ってやってきた。

「助けて~~!!」

それは中学生くらいの少女で涙目でこちらに走ってきて、すぐさま装治の後ろに隠れた

装治が少女が走ってきた方向を見てみるとそこには狼よりは一回り大きいモンスターがうなり声をあげながらこちらを威嚇していた。

少女は装治に助けを求めていた。

「お願いします!助けてください!」

「分かったよ」

このまま見捨てるわけにもいかず装治はモンスターと戦うことにした。

(あの装備は見られたくないしすぐに終わらせないとな)

装治はすぐに装備をまとってモンスターを殴り飛ばした。モンスターは一発では倒れなかったが装治に勝てないと判断したのかそこから逃げて行った。

「大丈夫か?」

装治が少女の無事を確認すると少女は頭を深く下げて装治にお礼を言った。

「ありがとうございます!」

清二は少女にこのまま動くのも危ないというので一緒に焚火にあたっていた

すると少女が装治に話しかけてきた。

「あの、お名前何て言うんですか?」

「塚本 装治だ」

「ツカモト ソウジさんですか・・・珍しい名前ですね」

「君の名前は?」

「私はセナ・レイスタです」

そうセナはにこやかに笑って言った。

 

 

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