なんにでも変身出来るヒーロー志望ですが何か 怪! 作:輝く羊モドキ
「させへんでえ」
な、なんだこいつ……いつの間に俺等の後ろに!
「なあ、あんさん。ちーと聞きたいことあるんやけど」
「ん、だコイツ……!喋る……ネズミ!?」
「どぉもー、喋るネズミこと『
「色々とヤベー奴だコイツ!!!」
ここUSJだぞTDLに帰れ……じゃねえ!
目の前に居るってのにこの存在感のなさ、タダモンじゃねぇな。まるで木や石のような、自然そのものの様な
「ほい」
「っ危ない遊戯君!!」
ドスッ
いつの間にかヤツが手に持っていた短刀が俺の胸部を貫く。
俺も、
「遊戯っ!?」
「遊戯君!!」
「騒ぐなっ!俺ぁ無事だっつーの!!」
僅かに刺さる直前に短刀と俺を融合出来た。お陰でなんとかダメージらしいダメージは無いが、一番の問題はこの攻撃に対して当たる直前まで反応出来なかった事だ。明らかに殺す為の攻撃に対して、俺が!
「マジかいな、殺す気で行ったつもりやっちゅーに。ユウギ……ほぉん、お前が遊戯融剛か。ボスが惚れるだけゃーあるなぁ」
「気軽に殺しに来るんじゃねえよ!」
拳をネズミ野郎の顔面に向かって振るう。しかし顔に拳が当たる直前に再び消えるように離れていた。
な、何なんだコイツ……ネズミの異形型個性じゃないのか?
「チッチッチ……ワイに触れられると思わんこっちゃで」
「どうなってやがんだ……!」
「んー。殺せんかったし、本題に入るわぁ。ワイらはあー……
は!?
「だけんど、オールマイトはなんか居らんみたいやなぁ。まぁええわ、ワイの役目はオールマイトをブッ殺す事ちゃうしぃ、ワイはワイのやる事ぉ頑張るわ。ってなわけでな?お前等ちょっと死んでくれぇへん?」
一歩、ネズミ野郎が踏み出そうと脚を僅かに浮かせた瞬間に爆豪と切島の奴等がネズミ野郎の前に飛び出し、腕を振るって攻撃した。
切島は腕を鋭く硬化して切り裂き、爆豪はその掌から爆撃を当てる。
確かに当たったはずだった。
「あー、スマンなぁ。ガキ殺るんはワイの役目ちゃうんよ。引っ込んでてくれへん?」
「なんっ!?」
「ハァッ!?」
いつの間にか、そういつの間にか爆豪と切島の後ろ側に通り過ぎていた。
すり抜けた?瞬間移動?というか、先生達はなんで未だ動かない!?
そう思ってチラと相澤先生の居る方向を見ると、睨むような視線を忙しなく動かしている先生が居た。まさか、このネズミ野郎を認識できていない……!?13号先生は!?
「ちっ、お前らにオールマイトは殺させねえよねずみ野郎」
轟が自身の足元から氷結攻撃を放ち、ネズミ野郎を氷の檻に閉じ込めた。
「だぁからワイの役目ちゃうって言うとるがな」
「なっ!?」
確かに氷の檻に閉じ込めたはずだ。だと言うのにまるで最初から当たっていなかったかのように歩いてくる。
「あーもぉー……めんどいわぁ……おい、はよぅこんガキらを何とかせんかい」
「言われなくてもそのつもりですよ。彼等は生徒とはいえ優秀な金の卵……散らして嬲り殺す」
突然黒い靄が現れ、更にその靄を広げていく。
「お前等!この靄なんかヤバイぞ!」
「分かっとるわクソッ!!」
靄が広がって俺達を包み込む……と思いきや、突如収束していく。
「ねずみ野郎ってのは見えないが、その靄は見えてるよクソ共」
「相澤先生!」
「く、イレイザーヘッド……鼠月、まだ殺せていないじゃないですか」
「当たり前やろ、アホか。生徒共が邪魔で刺せんかったわ。はよぅ何とかせーや」
「イレイザーヘッドが邪魔でしかないでしょうが」
仲間割れ……いや、今はともかくこの状況を打破しないとマズイ。黒い靄野郎の個性は先生が止めてくれる。だがネズミ野郎は何故か先生は認識できていない。俺等の攻撃もネズミ野郎に当たらない今、何とかしてあのネズミ野郎の個性を暴かないと相澤先生がヤベェ。相澤先生が黒靄野郎を止められなくなったら必然俺等もヤベェ。
「ヤオモモ!なんか武器貸せ!長い棒だ!」
「えっ、は、はい!」
「瀬呂!お前あのネズミ野郎にテープ飛ばせ!」
「お、おう」
「常闇!芦戸!耳郎!青山!峰田!遠距離行ける奴ガンガン行け!ネズミ野郎を先生に近づけるな!!」
「ああ、行くぞ
「うん!
「ハートビートディストーション!」
「ね、ネビルレーザー!」
「うおおお!ミッキーなんぞに負けるかぁ!グレープラッシュ!!」
「うおっ、なんやガキ共急にくんなや!」
「チッ、うっとおしいですね」
ネズミ野郎に近づくのはマズイ。どういう手段か未だ判明していないが、認識する事の出来ない
瀬呂の伸ばすテープがネズミ野郎に当たる……と思いきやテープの横にネズミ野郎が立っていた。
芦戸の酸性弾がネズミ野郎の周辺地面を焼く。だがネズミ野郎には傷一つつかない。
青山のレーザーが直撃する。した筈なのに次の瞬間には立っていた場所の横に居た。
「出来ましたわ遊戯さん!タングステン合金の棒!」
「貸せ!そんで下がれお前等!」
八百万からタングステン合金の長い棒が生える。そのままその棒を引っ掴んで自身と融合する。
「
俺の融合は身体に融合素材を纏うだけが能じゃない。こうして武器と融合することで、武器を
俺の腕はタングステンの腕!
「
約5mほどもあるタングステン合金の腕がしなる様にしてネズミ野郎の真上から襲い掛かる。
ズガァンと地面を叩き割る威力だが、それでもネズミ野郎に当たらない。
「ハハッ!なんやオラァ、当たらないやんけ全然!」
「挑発はいいですから早くイレイザーヘッドを始末してください」
「縦がダメなら横だ!
一歩、踏み込んで長い腕を薙ぎ払うようにネズミ野郎に振るう。
「危ないなぁ」
跳ねるようにして回避される。……跳ねるように?
「はぁーホンマガキの相手とかしんどいわぁ。はよぉ散らしてくれへん?」
「だから貴方が働かないと私が動けないでしょうが」
「ホンマアホやなお前。イレイザーヘッドも人間なんやから瞬きした瞬間で何とかしーや」
「……ヤオモモ、お前散弾銃作れるか?」
「……作ろうと思えば……まさか、撃つ気ですか!?」
「ゴム弾でいい、手足の一本二本は奪わねえと。爆豪!」
「んだオラァ!俺に指図すんなクソ野郎!」
「うるせぇ!辺りごと吹き飛ばす爆撃やれや!お前なら出来んだろ!」
「言われんでもやるわボケが!!」
爆豪が両腕の籠手を前に突き出した。
BOOOOOM!!!
正に大爆発。ネズミ野郎と靄野郎を盛大に吹き飛ばせるほどの威力だ。だがまだだ。
「轟!
「っ、そういう事か!」
パキッ!!
一瞬。目の前は一瞬で銀世界に変わった。
俺の予想が正しければ……
「い、イタタ……マジかぁ……!ガキやと思って舐めてたわぁ……!」
そこには片足が凍り付き、煤だらけになっているネズミ野郎が居た。
「やっぱりか。お前、単体攻撃に対して絶望的に強い個性だな?」
「……ハハッ!ガキの癖に冴えてるやないか!」
「な、なんだそりゃ!?ずっけぇ!一対一じゃヤバイじゃねえか!」
「こんな社会だ。探せば
「ハハッ!その
――――――――
鼠月
個性:回避(単体)
単体攻撃を回避出来る!範囲攻撃は場合によるが大抵無理だ!
――――――――
「そうか!だから相澤先生には
「ハハッ!そういう事やで。ちなみに遊戯クゥン、何処でワイの個性に気が付いたんや?」
「靴だ」
「靴ぅ?」
このネズミ野郎、クラスの奴等の攻撃全て傷一つ無く回避していた。当然のように服も一切の傷が無かった。だが、靴だけは。芦戸の酸で少し溶けていた。ほんの少しだがな。
「つまりお前を狙った攻撃は回避されるが、結果的にお前に当たる攻撃は回避出来ねえんじゃないかと睨んだ」
「ハハッ!それならワイが透過の個性持ちかもしれんやんか!それならどない説明すんねん!」
「簡単な話だ。ただの透過なら俺に捕まえることが出来ない訳が無いからな」
昔から化太郎との戦闘訓練で、
「……ハハッ!やるやんけお前等。ガキやと思って油断したワイのミスやなぁ!」
「何笑ってやがるブッ殺すぞネズミ野郎!」
「ちょ、爆豪!」
「まぁ、ブッ殺しはしねえが下手に抵抗すんなよ?最悪お前の手足の一・二本くらいへし折っても構わねえんだぞ?ヤオモモが」
「私が!?」
「はぁー参った参った。ワイかて好きで痛い思いなんてしたぁないねん。降参や、こーさん」
「……そうか、おい瀬呂、峰田、なんか良い感じで縛っとけ」
「お前、そんな適当な指示あるか?」
「……ねえ、皆」
「んだぁ緑谷?」
「相澤先生と13号先生……何処?」
「……あ?」
「……ハッ、ハハッ!ハハハハッ!!やっぱお前等ガキだわ!ワイ一人でお前等相手してたと思ってたんかドアホ!!黒霧ィ!!」
「やれやれ、漸く仕事をしてくれましたか。遅すぎですよ……でもまあ、これで漸く作戦通りになる」
「っ!まず」
それでは金の卵の皆さん、さようなら
そうして俺達は全員黒い靄に飲み込まれた。
一話を短めに切って投稿する事を覚えた羊。
でも投稿先を間違えて旧作に投稿した羊。懲役一ヶ月ジンギスカンの刑。
アキラ0106さんありがとうございます。お礼にこのジンギスカンをどうぞ。
高難度ポイント
1.応援呼べてない
2.先生居ない
3.敵連合(チンピラ勢)+αが居る
4.脳無は化太郎が抑えてる奴一人だけだと思った?