Fate/Grand Order ~巻き込まれた特異と少女たち~   作:コーラテートク

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10話目にして、ようやく題名を確定させる。

今回は訳が分からないことになってる気がします、です(´・ω・`)


第10話

「うん…。最近の魔術礼装はしゃべるんだなぁ。」

 

「ああっ!?誠さんが混乱してる!」

 

「そりゃそうよねぇ…。本来なら意思を持って話すステッキなんてありえないもの。」

 

クロの言う通りである。

音を発生させる魔術礼装は存在するが、自らの意思を持って行動・発言する魔術礼装なんてものは、もはや魔法の領域なのだ。

 

「誠さん、大丈夫ですか?」

 

「…はっ!?え?ああ、大丈夫、大丈夫。心配してくれてありがとうな。」

 

心配そうにこちらを見ている美遊の頭をなでながら、軽く微笑んでお礼を言う。

 

「ひゃっ、あの、その…。」

 

何故か顔を俯かせてしまった。

 

「あ、ごめん。驚かせちゃったか。」

 

「い、いえ。もう少し…。」

 

「「…羨ましい!」」

 

「?」

 

何故か羨ましがられた。イリヤたちも美遊を撫でたかったのだろうか?

 

『姉さん、これは…。』

 

『いやぁ、なかなかの朴概念ですねぇ。イリヤさんをいじるネタが増えました♪』

 

「はぁ…?あんまりイリヤたちをいじめてくれるなよ?」

 

『わかってますよぉ。イリヤさんが本気で嫌がることを、このルビーちゃんがするわけないじゃないですか!』

 

どうだかなぁ…。などと軽口をたたくことで緊張感は紛れた。

 

そして、タイミングを見計らったように、ヘラクレスの蘇生が終わる。

 

「■■■───!」

 

再度咆哮を上げ、己の命のストックを減らした相手に目を向けた。

 

「来るか!?」

 

なけなしの魔力をかき集めて干将莫邪を投影、即座に動けるように体勢を整える。

 

───だが、ヘラクレスの視線がイリヤに向いた瞬間。

 

自由意志のないバーサーカーであるヘラクレスが、明らかな動揺を見せた。

 

「ぁぁ…。」

 

そして、

 

「生きていてくれて、ありがとう。」

 

と慈しむような顔で呟いた。

 

「■■■───!!!」

 

その後ヘラクレスは大きな声で咆哮し、崩れた街の中に消えていった。

 

──────────────────────────────

 

ヘラクレスが去ったため、一度休息をとることにする。

 

「あのヘラクレス、イリヤのことを認識して…?いや、まさか、な。」

 

思考を奪われているバーサーカー、かつ戦闘しか考えられない黒化サーヴァント状態だったにも関わらず、意思を伝えて見せたヘラクレス。

 

その理由に、一つだけ心当たりがある。以前別の師匠(衛宮士郎)に聞いた話に、イリヤがバーサーカー(ヘラクレス)のマスターだったというものがあった。

その話の中では、ヘラクレスはイリヤを守ることができず、イリヤが殺されてしまった。

 

───もし、この世界がその世界線と似たものであったなら。ヘラクレスのあの行動にも納得がいった。あの大英雄はずっと、イリヤを大切に思ってきたのだろう。

 

だが、それを誠の口から語ることはない。己の胸に秘めておくべきことなのだろうと感じた。

まあ、ヘラクレスとともに戦うようなことがあれば話は別なのだけれど。

 




今回のヘラクレスの行動については、Fate/stay night 及びに、Fate/stay night[Unlimited Blade Works]を見られた方なら想像はつくかな、と思います。
ここから、誠が辿ってきた世界も何となくは分かる───かもしれないとか思ってたり思ってなかったり?

まずは読みやすい文章を書けるようにしていきたいかなぁ(遠い目)
思いつくままに書く、はだめですなぁ…。
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