Fate/Grand Order ~巻き込まれた特異と少女たち~   作:コーラテートク

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仕事とFGOイベにより、投稿が遅れてしまいました…。

許してください何でもしますんで!(何でもするとは言ってない)


第4話

振り抜いた双剣が槍ごとランサーを切り裂く。

その一撃で霊基に致命的な傷を負ったのか、俯いたまま消えていくランサーだったが───

 

完全に消滅する寸前、その口元が見えた。

 

ランサーは───

嗤っていた。

 

ゾクリ、と背後に悪寒が走る。

 

直感に従い、即座に離脱しようと動き出したのだが、遅かった。

その直後、背後に現れたサーヴァントに背中を切り裂かれる。

 

否、いきなり現れたのではなく、元から近くに潜んでいたのだろう。

気付けなかった。簡単に言ってしまえば油断していただけだ。

 

「が、ァ…!?」

 

元々狙われていたであろう首に当たらなかったのは幸運だった。

 

だが、どれだけ強かろうと、誠は人間だ。

それだけに、今の一撃は致命的だった。

 

「ア、アサ、シン…!」

 

「甘イ、甘イゾ。イツカラ敵ガ一人ダト思ッテイタ?」

 

「ぐ、くそぉ…!」

 

悔しさが込み上げてくるが、そんなことを考える暇すらなく追撃が来る。

咄嗟に干将・莫邪を盾にして防ごうとするが、力なく添えられただけの剣で防げるほどサーヴァントの攻撃は甘くなかった。

剣は弾き飛ばされて消滅し、誠自身も直撃は免れたものの、大きく吹き飛ばされ壁に激突する。

 

「が、ぁ…。」

 

肺の中の空気が吐き出され目の前が真っ暗になる。

 

苦しい、呼吸が出来ない。

激しい痛みに視界が歪み、意識が飛びそうになる。

 

ふと、脳裏に褐色の白い髪の男の姿が映る。

その男は皮肉気な表情を浮かべ口を開く。

 

───諦めるのか?ここで倒れたら、誰がこのアサシンと戦う?

 

その言葉を聞きふと蘇るのは、最後に別れた藤丸たちの姿である。

 

まだだ、まだ力は入る。

 

「ム?」

 

「俺、は…!」

 

魔力も問題なく使える。

 

───ならば貴様はどうする?

 

「俺は…!負けられないんだ!!!」

 

己の心からの叫びとともに、力を振り絞って立ち上がる。

 

───フッ、そうか。なら少しだけ、力を貸してやろう。

 

師匠からもらったお守りが光を放つ。

 

「ソノ光ハ…!?」

 

中に入っていたのは───

 

「これは…?何かの欠片と、カード?」

 

黄金に輝く欠片と、弓を射る人が描かれたカードの二つ。

 

手に取った途端、先程の男の声とは違う、どこか機械的な声が聞こえてくる。

 

───貴様は、何を望む?

 

「戦う力を。」

 

───何のために戦う?

 

「守るため、救うために。」

 

───その願い、聞き届けた。

 

最後にその言葉が聞こえた瞬間、黄金の欠片から凄まじい光が迸る。

 

光が収まる。欠片は消え、代わりにカードケースのようなものが腕に装着されているのが確認できた。

何故かは知らないが、使い方は理解できている。

 

「さて、反撃開始だ。覚悟しろよ?」

 




何書いてるか分かんなくなりそう…。

小説初心者なんで多めに見てください(´・ω・`)
あと感想とかいただけると嬉しいです。

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