Fate/Grand Order ~巻き込まれた特異と少女たち~ 作:コーラテートク
とはいっても、かなりの期間が空いている(´-ω-`)
《カルデアside》
「そういえば、さっき遭遇したアーチャーだけど、なんで攻撃してこなかったんだろう?」
「そうですね、キャスターさんとはお知り合いのようでしたけど…?」
「…さあな、あいつことなんざ知らねえよ。」
───現在に戻る。
《誠side》
「■■■───!」
先程、一瞬だけ心配するような素振りを見せていたヘラクレスだったが、今は誠に止めを刺すべく行動を開始しようとしていた。
(くそっ!どうする、どうすればこの状況を打破出来る…。出来ることと言えば投影か
自身が取れる行動について考える。
(まず夢幻召喚はダメだ。アーチャーとは音信不通のままだし、他の英霊を呼ぼうにも魔力が底を尽いてる。投影も同じだ。今の魔力じゃ干将・莫耶の投影で手一杯だ、これじゃあ意味がない…。)
そして気付けば、ヘラクレスは目前に迫っていた。
「しまっ!?」
「■■■■■───!!!」
さらに振り下ろされる一撃に、なすすべなく弾き飛ばされる。
なんとか直撃は避けたもののその威力は絶大で、血を吐き地面に倒れ伏す。
「ご、ふ…。」
止めを指そうとヘラクレスが突っ込んでくる。
その様子をぼんやりと眺めながら、
(ああ、ここで死ぬのか…。死ぬ瞬間はゆっくりに見えるって本当だったんだなぁ。)
などと考える。
ふと、冬木で過ごしていた時のことを思い出す。
(師匠や凛さん、ルヴィアさんには、いろんなことを教えてもらったなぁ。ま、あの人たちなら俺がいなくても元気にやっていけるだろうけどな。)
師匠─衛宮士郎には今の基礎となる投影と家事全般を、凛やルヴィアには魔術を叩き込まれた。
───ヘラクレスが斧剣を振りかぶる。
(クロ、美遊───イリヤは、あの娘たちは悲しんでくれるかな。)
突然現れた得体の知れない誠に対し、よく懐いてくれた少女たちのことを思うと、少し悲しくなる。
「せめて、お別れくらいは言っておきたかったなぁ…。」
───迫るヘラクレスの斧剣。
そうっと目を閉じ、来るであろう痛みを待つ。
だが、痛みは訪れることなく───
「「
「
「■■■───!?」
聞き覚えのある声と、
「───ぇ?」
「「「大丈夫(ですか)、
「な、なんで君たちがここに…?というか、その格好は一体…。」
───そこには、いかにも魔法少女、といった服装の
《カルデアside》
「まだ着かないの!?」
「もう少しです、所長!」
「間に合え…!」
「あと少しだ、悩んだりする前に足動かせ!」
───藤丸たちが合流するのは、まだ少し先である。
誠が飛んでくる寸前にいたのは、雪花の誓い(アニメ完結後)の少し後くらいです。
師匠とは美遊の世界の士郎のことですね。
また、詳しい話は小説内で(^_^;)
次の投稿がいつになることやら…。