真剣で私に恋しなさい!~もう一人の武神~   作:Ragal

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かなり久々です。
もう前回までの話全然覚えてなかったです()


9話

やっほー神威だよ。

なんか死ぬほど久々な気しかしないよ。

 

前回ボリス達が攻めてきた時に自分の力不足を感じたから今日から技の鍛錬に入るんだけども…

 

「川神流は打撃系が多いんだから空手を教えんだよ!!!!」

「まだ神威ちゃんは小さいから化勁で受け流した方がいいね!!だから中国拳法を教えるね!!」

「小さいって事は懐に潜り込みやすいってことだよ。だから柔術を教えようと思ったんだが…」

「アパチャイが一発で相手をブッコロスムエタイをおしえるよー!!!!!」

「神威には、ボクが教え…る。」

 

1時間くらい誰が教えるかで言い争ってるんだよね…

教えるのが誰になったとしても地獄が待ってるのは分かってるから何とも言えないよ…

 

「おい神威!!!!お前は誰がいいんだよ!!!」

「そうね!!神威ちゃんに決めてもらね!!!」

「え?!こんだけ話して俺に振るんですか!?」

 

俺がボーっと待ってると急に逆鬼さんと剣星さんに急に話を振られてしまった。

いや正直誰でもいいんだけどそんなこと言えないしなぁ…

 

「ホッホッホ!!人気者じゃのぉ、神威君は。」

「長老…他人事ですね…」

「ワシは教えないからのぉ。そうじゃ!!ケンちゃんみたいに全員に教えてもらうのはどうかのぉ?」

 

え、いや無理無理無理全然無理。

誰か一人だとしても死ぬ気しかしないのに全員とかホント無理。

 

「お!!ジジイ良い事言うじゃねえか!!ケンイチ程詰めなくてもいいしな!!」

「ほどほどにすれば大丈夫ね!!」

「そうだねぇ。神威君もケンイチ君程ではないけどある程度頑丈だからねぇ。」

「やるよー!!!アパチャイ頑張るよー!!!」

「ボクも、がんば…る。」

「いや俺の意志は尊重されないんですか?!!?」

 

闇との闘いの前に命落とすよ?!

俺が拒否しようとしてると後ろから

 

「神威君…君もこっち側に来るんだよ…」

「ケ、ケンイチさん!!?」

 

今にも死にそうな顔で肩を力なく掴むケンイチさんが引き込もうとしてくる。

俺もこうなるんでしょ!?嫌だよ?!

 

「よーし!!そうと決まったら早速取り掛かろうじゃねえか!!」

「待つね逆鬼どん!!!おいちゃんから教えるね!!!」

「うるせぇ!!ケンイチと一緒に教えりゃいいんだから今日は俺からだ!!」

 

俺の意見は虚しくも全く考慮されずに全員から教わることになってしまった。

 

「うわああああ!?逆鬼さん!?引きずらないで!?」

「神威君!!!!一緒に地獄を味わおうじゃないかぁ!!!」

 

そのまま逆鬼さんにケンイチさんもろとも連れて行かれることになってしまった。

逆鬼との鍛錬

「よし!!!今日は夫婦手を教えてやる!!」

「え、いきなりですか!?逆鬼師匠!?」

「お前とは違って才能の塊だからな!!初歩の技は組み手の時にでも盗むだろ!」

 

神威との差をまざまざと感じたケンイチはいつもの如く落ち込む。

 

「ふーんだ。どうせ僕は凡人ですよーだ。」

「元は凡人以下だけどな!!ガハハハ!!!」

「なにおう!!今日という今日は許さないぞ!!」

 

更に煽られたケンイチが逆鬼に向かっていくが一蹴され神威の鍛錬に戻る。

 

「夫婦手って言うのはだな、両手をつかず離れず同時に動かしていって両手とも攻撃にも防御にもなる技だ!!

 お前はまだ体がちいせえ!だから守りもしっかりしねえとな!まずは見ねえと覚えねえからな!打ってみろ!」

「分かりました!!ハァッ!!」

「おらぁ!!!!」

 

逆鬼の声とともに突き出された拳に吹き飛ばされる神威。

 

「ふぐぅ!!?!?…そ、それ防御じゃなくて攻撃ですよね…」

「攻撃は最大の防御ってな!!!ガハハハ!!」

 

馬剣星の鍛錬

「おいちゃんは化勁を教えるね!化勁は相手の攻撃を受け流してその流れで攻撃するね!」

「力で劣ってる俺には丁度いいですね!!」

「そうね!ケンちゃんぐらいの攻撃なら受け流せるように頑張るね!」

「師父!!!なんですかその言い方は!!僕だってこれでも強くなったんですよ!!」

 

先ほど逆鬼に吹き飛ばされても元気に剣星に噛みつくケンイチ。

 

「まぁまぁ、言葉のあやね。そう怒らないでほしいね。」

「皆して僕をバカにするんだ!!」

「しょうがないね。おいちゃん秘蔵の写真上げるから機嫌直すね。」

「まーたまたぁ。いつも通りわけのわからない写真でしょう?」

「じゃあ一枚だけ見せてあげるね!」

「こ、これは…!!!」

 

神威の鍛錬そっちのけで盛り上がっていく二人。

 

「あのー、置いてけぼりにしないでもらえませんか?」

「神威ちゃん!ちょっとだけ待ってほしいね!!」

「ごめんね神威君!!今取り込んでるんだ!!」

 

結局30分経っても終わらず様子を見に来た美羽にバレてしまい写真は破棄された。

秋雨との鍛錬

「とりあえず、技に入る前の動きを深めていこうね。」

「はい!宜しくお願いします!」

「いい返事だね。後、ケンイチ君は神威君の鍛錬を邪魔したから地蔵の量5倍だよ。」

「鬼ー!!悪魔ー!!!男なら仕方ないじゃないかぁー!!!」

 

今にも地蔵に押しつぶされそうなケンイチが泣きながら叫ぶが秋雨は全く気にしない。

 

「まず、相手を投げる為には懐に入る事と、相手の体勢を崩すことが大事だよ。」

「柔道の試合とかで見る感じですか?」

「あれはまず組み合うところから始めるようなものだからあそこまで簡単には行かないよ。」

「じゃあどうやって…?」

「ちょっと見ててね。」

 

相手は動かないけど、と言いながら用意してあった地蔵に向き合う秋雨。

一瞬間を置くとあっという間に地蔵に近づき地蔵に当て身をするが、ガン!!と音がすると…

 

「え!?地蔵の頭取れてるじゃないですか!?」

「あれ?珍しく加減を間違えてしまったねぇ。でも大丈夫大丈夫。達人を相手にしない限りここまで力は込めないよ。」

 

いやそれにしても怖いよ…と思う神威。

 

「怖くないよぉ。全然怖くない。」

「いやナチュラルに心読まないでもらえます!?」

「じゃあ早速やってみようか。」

「無視しないでください!!!!!」

アパチャイとの鍛錬

「アパー!!アパチャイは相手をブッコロスことを教えるよ!!」

「活人拳なんですから殺しちゃだめですよアパチャイさん…」

「ホントに気を付けてくださいね!僕何回死にかけてると思ってるんですか!!!」

 

加減が出来ない時代から三途の川を何度も渡りかけてるケンイチは気が気ではない。

 

「大丈夫ですよケンイチさん。俺は加減してもらえてるんで。」

「そうだけどね…技ってなるとやっぱり不安だよ?」

 

否定はできないので神威もうーーん、と唸る。

 

「まぁ、気にしてても仕方ないんで!やりましょう!」

「いくよ神威ー!!パンチとキックでブッコロサナイようにブッコロスよー!!」

「なんですかその果てしない矛盾は…」

「見ててねー!!アパァ!!!!!」

 

神威が困惑してる中独特な掛け声で地蔵の頭を殴りどこかにふっ飛ばし、身体を蹴り見えないほど高く飛ばしていった。

 

「ケンイチさん。これ人に打ったら死にますよね?」

「即死だね…多分神威に技教えるってなったから張り切り過ぎてるんだと思うよ。」

 

ウキウキしながら地蔵を破壊しまくるアパチャイ。

 

「アパチャイ君…あんまり地蔵を壊さないでくれないかね…」

「アパー!!今日は何かどんどん壊したくなるよー!!」

「これ以上はダメだよアパチャイ君!!!」

 

自分の作品をどんどん壊される秋雨が止めに入り、ケンイチと神威には見えない速度に加速していく。

 

「これ俺の鍛錬できない気が…」

「落ち着くまでは無理だね…僕としては地蔵壊してくれた方がありがたいけど…」

 

結局長老が入るまで続き、アパチャイはおやつ抜き、秋雨はまたピーマン尽くしの罰が与えられた。

しぐれとの鍛錬

「これ神威のぶ…き。」

「え、これ真剣ですよね?」

 

しぐれから渡されたのは神威の体格でも使える小太刀だった。

今までは新聞紙を巻いた物など使っていたのだ。

 

「技を教えるなら、神威ならこれでい…い。」

「いや、普通に使うの怖いんですけど…」

「ボクがあげた武器使いたくな…い?」

「そんなことないんで!!!そんな顔しないでください!!!」

 

使うのを躊躇っている神威に対して悲しげな眼で訴えるしぐれに神威は勝てなかった。

 

「良かった。今からボクがやるから見て…て。」

 

嬉しそうな顔で葉っぱを宙に舞わせて構えるしぐれ。

 

「香坂流、相剥斬…り。」

「…え!?これどうなってるんですか!?」

「相変わらず意味が分からない…」

 

切ったと思ったら薄い葉っぱがさらに薄く切られていたのだ。

 

「神威も出来るようにす…る。」

「いやこれ極めないと出来なくないですかね…」

「やりたくな…い?」

「あー!もうやりますよ!!!!」

 

しぐれの攻撃(?)に勝てず半分ヤケになって取り組む神威であった。

神威です。

半分くらいまともに出来なかった気がするよ?

ここの達人たちは実力は川神院より上だけどその分癖が強すぎる…

 

「それにしても…俺は何が一番合うんだろうなぁ。」

「そんなに考え過ぎんでもいいんじゃないかのぉ。」

「うぉ!?長老いつの間に後ろに…」

 

1ミリも気配感じなかったよ…多分この人鉄爺より強いよな…

 

「ただのジジイじゃからそんな買いかぶらんでほしいぞ。」

「だからナチュラルに心読まないでください。」

「なんのことかのぉ?」

「はぁ…でも長老。自分のスタイルに合うものを学んだ方が良いと思うんですよ。」

「その考えはわかるがのぉ。神威君はまだ若いんじゃから目の前の事を全力で取り組むだけでもいいと思うぞい?」

「そんなもんなんですかね…」

「君は歳の割に大人びているからのぉ…もっと簡単に考えるのも大事じゃぞ。」

 

確かに…色々難しく考えすぎてるのかもしれないなぁ。

でも考えないとあの馬鹿姉に勝てる気はしないし…

 

「うーーーん…」

「言ったそばから悩むでない!ケンちゃんくらいの歳になったら色々考えなさいな。」

「わか、りました。とりあえずは師匠方との鍛錬を頑張ります!!」

「うむ!!それでいい!!」

「ありがとうございます長老!!」

 

心が軽くなったというか、肩の荷が下りたというか。

とりあえずは頭空っぽにして鍛錬だな!!

 

「さっきよりいい顔になったのぉ。」

(ワシも教えるかのぉ…)

「長老何か言いました?」

「なーんもないぞい。さぁ汗を流してくるとぞい。」

「はい!ではまた後で!!」

 

明日からも鍛錬頑張らないとな!!!

「さて…そこで盗み聞きしてる達人たちよ。」

「アパ!!!!」

 

長老がそういうと陰からアパチャイが転がり出てきた。

 

「馬鹿野郎アパチャイ!!!お前気配消し切れてねえだろ!!」

「ホッホッホ。お前たちの気配が読み取れんわけないじゃろうが。」

 

長老が笑いしながら逆鬼に告げる。

 

「それにしても長老。長老自ら彼の鍛錬をするおつもりですか?」

「まだそう決めたわけじゃないぞい。今後の彼の上達次第ではそれも考えるといったところじゃ。」

「アパー!ケンイチみたいに神威もフワフワ空に行っちゃうよー!!」

「それは大体アパチャイ君のせいだと思うんだけどねぇ。」

 

秋雨が呆れて言うがアパチャイはアパ?と首をかしげて全く気にしていない。

 

「でも長老が神威ちゃんに教えたとしたら、ケンちゃんとの差が更に広がってしまうね。」

「ケンイチ、かわいそ…う。」

「教えるとしたら二人まとめて教えるから問題はないわい。」

「ガハハハ!二人とも死んじまうんじゃねえか?」

そんな会話を梁山泊の達人達がしてる頃、神威とケンイチは謎の悪寒に襲われていた。

 

「ケンイチさん…何か嫌な予感しません?」

「この悪寒は大体長老絡みだよ…気を付けてね神威君…」

 

今にも死にそうな眼をしているケンイチを見て地獄が待っていることを知った神威であった。




5千文字も行かなかったですね!!!
1万文字書いてる人すごいです、、、
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