釈迦堂さん出しました。
釈迦堂さん回です。
そんな長くないです。
こんにちは~神威君だよ~~
技の鍛錬がひたすらに続いているんだが…
「ぬおー!!!!!あいつは絶対に許さないからなー!!!」
ケンイチさんが荒れている。
中々あそこまで怒ってるとこ見ないなぁ…どうしたんだろ。
「叶翔というYOMIのリーダーと何かあったみたいだねぇ。」
「あ、秋雨さん。今日はケンイチさん美羽さんとデートでしたよね?後心を読まないでください。」
「植物園に行ってたみたいなんだが、そこで急に現れて見事にやられてしまったみたいだよ。」
「うぐっ?!」
「友達に助けてもらわなかったらケンちゃんここにいなかったね。」
「あぐっ?!」
「師匠は超一流、弟子は三流とか言ってたみたいじゃねえか!」
「うばぁっ?!」
あ、ケンイチさんが死んだ。
慰めるか…
「大丈夫ですよケンイチさん…この修行に耐えてるんですから三流な訳ないですよ…」
「今はその慰めが心に沁みるよ神威君…」
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何とか立ち直ったケンイチが師匠達を集め…
「僕はあいつに勝ちたいんです!!!美羽さんを絶対に渡しはしません!!」
「ホッホッホ。美羽は愛されてるのぉ。」
「お、お爺様!!からかわないでくださいまし!!!」
自分が負けた事より美羽が連れて行かれそうになったことに怒り闘志を燃やすケンイチ。
「師匠方!!!僕を更に厳しく鍛えてください!!」
「「「「!!!」」」」
ケンイチの言葉を聞き秋雨・剣星・逆鬼はどうメニューを増やすか考え、アパチャイとしぐれは特に何も考えず、
長老は嬉しそうににこにこ笑っている。
ケンイチはちょっとだけ後悔している。
「あ、あの、程ほどに厳しくしていただけるとありがたいんですが…」
「ケンイチさん。諦めましょう。」
「神威君…自分で言ってなんだけどどうにかならないかなぁ…」
「美羽さんを守れるほど強くなりたいんでしょ?それならどんな試練でも乗り越えないといけないですよ。」
「!!そうだね!よし!!!死ぬほど頑張るぞ!!!」
小学生に教えられる高校生という謎の構図になってはいるが、ケンイチは神威の言葉に奮起した。
「あ、神威君もメニュー追加するからね。」
「え?!」
「もっと厳しくするから覚悟しとけ!!!」
「いや、あの。」
「おいちゃんはりきっちゃうねー!!!」
「おかしいでしょ!?!?」
完全に巻き添えをくらい意気消沈する神威。
するとそこに…
「おー、神威。中々やべえ奴らに教わってるじゃねえか。」
「ん…?って、え!?!?!何でここにいるの!?!?」
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「おい神威。誰だこいつは」
「釈迦堂刑部さん。川神院の師範代です。」
「ほう…中々鍛えてるようだけど、ちょっと危ない気も感じるねぇ。」
「ジジイクラスがゴロゴロ居やがるとはな…話には聞いてたが気が気じゃねえなここは。」
釈迦堂さんが気圧されてるの初めて見たな…
やっぱり皆鉄爺クラスなんだな…怖すぎ…
「って、どうしたの?急に来たりなんかして。」
「いやな、お前の姉貴がうるさくてだなぁ…とりあえず様子を見に来たって感じよ。」
「百姉か…やっぱり暴れてる?」
「暴れてるどころかもうあれは嵐だわ…門下生がとばっちり受けてその度ジジイの毘沙門で気絶させてる。」
うわぁ…あれ出すほど荒れてるのか…
「ま、お前はまだ何年かこっちには居なきゃいけねえ訳だから気にすんな。俺もあいつ鍛えるのとりあえずは退屈しねえしな。」
「百姉また強くなってるの?」
「まぁな。あれはホント天才だ、ってそこの兄ちゃん。ここの門下生か?」
「あ、はい。梁山泊一番弟子の白浜兼一って言います。」
「ほう…おめえあれだな…才能ねえな。」
「ぐぼぁ!?」
あ、また死んだ。
やっぱりこのクラスだと一目見て分かるのか…
「あ、気にしてたのか。わりぃわりぃ。」
「全く悪いって思ってないでしょ釈迦堂さん。」
「あ、バレた?まぁ才能が無いにしてはだいぶ鍛え上げてるから大したもんだわ。」
まぁあの鍛え方してたらね…いやでも上達するよね…
「さて、と。お前の様子見たらとっとと帰ろうと思ってたんだがな…こんなやべえ奴ら目の前にして素直に帰るのももったいねえよなぁ?」
「ほう…?我々と闘う気かい?」
「闘うってか組み手にしてくれ。本気出されたら瞬殺だろうからよ。」
「ふむ…じゃあワシが相手になろうかのぉ。」
「長老自らとは珍しいですな…いつもの気まぐれですか?」
「そんな感じじゃ。さぁやろうかのぉ?」
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釈迦堂と長老が向かい合い、構えを取る。
「へっ、一番やばそうな爺さんが来やがるとはな…お手柔らかに頼むぜおい。」
「ほっほっほ。老人は労わってほしいのぉ。」
軽口を叩く釈迦堂だが内心全く余裕はない。
目の前にしてここまでプレッシャーを放つ相手は今までいなかったからである。
「おい爺さん。名前教えてくれや。」
「そういえばまだ名乗ってなかったのぉ。ワシは風林寺隼人。しがない長生きしてる爺さんじゃ。」
「けっ、あんたがあの名高い無敵超人様か…ジジイですら歯が立たないって聞いたぜ?」
「ワシってもしかして有名人なのかのぉ?ホッホッホ。」
釈迦堂は鉄心にこいつだけには刃向うな、と教えられた人物が何人かおり、
その中でも特にと伝えられたのが無敵超人である。
「ヒュームの爺さんですらやりたがらねえ相手と出来るとは…ここに来てよかったぜ。」
「懐かしいのぉ…ヒュームちゃんとはよく組手しとったわい。」
「さて…お話はここまでだ…いくぜ!!!」
釈迦堂が声を上げながら長老に突っ込み、気弾を放つ。
「気の放出をここまで操るとは、最近の若者はなかなかやるのぉ!だが甘いぞい!!」
「なっ!?!?」
長老は気弾を掴みそのまま釈迦堂に投げ返す。
「うわぁ…レベルが違いすぎる…」
「あの釈迦堂って奴…闇に近い気をもってやがるな。」
「えっ…」
「まぁ、鉄心さんの元にいる限りは大丈夫だと思うよ。」
「そう、ですか…」
逆鬼の言葉に少し不安を覚える神威。
釈迦堂の事を慕っているが、たまに危ない気配を感じていたので余計である。
「はっ!やってくれるじゃねえか爺さん!!!」
「まだまだ若いもんには負けんぞい!」
「ぐっ!?本気じゃねえのに一撃が重過ぎんだろクソ!!」
投げ返された気弾を新たに気弾を放って相殺した瞬間に距離を詰められガードの上から吹き飛ばされる釈迦堂。
今の釈迦堂は今までで一番イキイキしていた。
鉄心と最近は組手すらしていなかったので溜まっていたフラストレーションが爆発しているのである。
「くっくっく。楽しいぜおい!!!」
「ホッホッホ。まるで獣じゃなお主は。」
狂気染みているとも取れる笑みを浮かべながら拳を放つ釈迦堂。
それを簡単にいなしたまに反撃をし吹き飛ばす長老。
「川神流!!無双正拳突きィ!!!!」
「いい突きじゃ!!!」
「なっ…!?へっ、ホントに化けモンだなあんた…!!」
必殺の正拳突きを胴体に放つも、そのまま受け止められ逆に跳ね返されてしまった。
「これが効かねえならあれしかねえわな…食らいやがれ!!」
一度体勢を立て直し先ほどと同じように突っ込んでいく。
「川神流!!!!!富士砕き!!!!」
「ぬ!?」
この組手で初めて動揺したような声を出す長老。
先ほどの突きとは威力が段違いである。
「へへっ!こいつなら流石にちったぁ効くだろ!!!」
「ちょびっとだけ効いたぞ若いの!!鉄心も後進をきちんと育てているのぉ!」
「あれでちょびっとかよ…辞めだ辞めだ!これ以上こっちは何もできねえわ。」
その場に座り込み手をひらひらさせ終了を告げる釈迦堂。
時間にしては短いが、釈迦堂は今までで一番濃い闘いを味わうことが出来た。
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釈迦堂さんも中々強いんだけどなぁ…
長老の強さがインフレしてないか?
「おい神威。あの爺さんに教わった方がいいぜ。ありゃ比喩抜きで世界5本の指に入ってんだろ。」
「でも教えないって言われたんだよねぇ…」
「無理にでも教われっつってんだよ。百代に勝ちてえんだろ?」
「そうだけどさ…まぁ長老が教える気になってくれたら教わるよ。」
百姉は恐らく釈迦堂さんのレベルまでは行くと思う。
分かってはいたけど中々長い道のりになるなぁ…
「釈迦堂って言ったな!!中々いい拳持ってんじゃねえか!俺とやらねえか?」
「おいちゃんもやってみたいね。長老に少しでもダメージが通る拳流してみたいね。」
「私とはどうだい?柔術はなかなか触れる機会がないだろう。」
「アパチャイもやりたいよー!!」
「僕はいい…や。」
しぐれさんを除いた師匠方が釈迦堂さんに興味を持ったようで物凄い気迫で迫ってる…
あんな気迫受けたら気絶しそう…
「勘弁してくれよ…あの爺さんとの組手でお腹いっぱいなんだわ…また今度にしてくれ。」
それをさらっと流して釈迦堂さんが断ると残念そうに気が落ちていく師匠方。
なんかこの辺は秋雨さんも子供っぽいんだよなぁ。
「チッ!この高ぶりはケンイチにぶつけるとでもするか。」
「え!?僕死んじゃいますよ!?」
逆鬼さんがふざけて迫ってガチで逃げるケンイチさん。
「ま、俺はそろそろ帰るわ。じゃあな神威。また気が向いたら来るとでもするわ。」
「百姉に程ほどにしてって伝えといて。」
「言っても聞きはしねえと思うが一応伝えとくわ。」
釈迦堂さんは気怠そうだけど満足気な顔をして帰って行った。
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「にしても神威の奴…あいつは気付いちゃいねえが中々育ってんじゃねえか。」
弟のような存在の成長に嬉しく思う釈迦堂。
「百代もウカウカしてられねえな。俺ももっかい鍛えなおしてみるとするかぁ!」
長老との闘いで刺激された釈迦堂。
自分がまだまだ成長出来ると確信し、一から鍛えることを決心する。
「最近はルーの野郎が調子乗ってるからな。あいつをまずぶっ飛ばすか。」
最近は抜かれかけているのを感じていた釈迦堂はまずは目標をライバルに設定する。
帰ったら即座に勝負をしかけてやる、とニヤニヤしながら呟く釈迦堂であった。
釈迦堂さん一番好きなんですよね…
釈迦堂さんも強化していきたいです…!