真剣で私に恋しなさい!~もう一人の武神~   作:Ragal

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お久しぶりです。
全く進みません。
ダラダラ続きそうだったので、次話で何とか我流Xとの闘いを全て書きます。
そして文字数も少ないです。
申し訳ございません...


16話

黒虎白龍門会に何とか勝利を収めたものの、

次の相手が我流Xという事が分かり意気消沈する3人。

 

「はぁ...長老が相手だなんて...」

「本気でなくてもお爺様が相手ですと中々厳しいですわ...」

「勝たせてくれるって事も多分無いですよね...」

「「ないね(ですわね)」」

 

溜息が止まらない3人。

そこへやって来たのは、

 

「おいおい...こちらが降参したとはいえ、俺たちに勝った奴らが何て顔してるんだ?」

 

先ほど戦った黒虎白龍門会の郭 誠天だった。

 

「郭さん!!もう身体は大丈夫なんですか!?」

「ああ、師父達の治療が的確でな。歩くくらいは訳ないさ。

 ただこっぴどく説教はされたけどな...」

 

軽く首を振りながらも、嬉しそうな顔で話す郭。

 

「次の対戦相手が誰であろうとお前らなら大丈夫だ。

 どんなに相手が強かろうとこの時点で負けを考えてたら勝てるものも勝てないぞ?」

「郭さん...ありがとうございます!」

 

ケンイチの目が先ほどの弱気なものとは打って変わり、

強い意志の籠ったものへと変わる。

 

「その意気だ梁山泊の一番弟子。

 よし、俺はあいつらの所に戻るよ。絶対勝てよ。」

 

郭はそういい手をヒラヒラとさせながら立ち去っていく。

 

「何が何でも勝たなきゃですね。」

「ですわね。お爺様をぶっ倒すくらいの覚悟ですわ!!」

 

ケンイチに火が付いたのを見て神威と美羽も同じようにやる気に満ち溢れていく。

ただし、策を練る流れになりそこでまた少し意気消沈してしまうのであった。

 

・

・

・

「ぐっ...!!」

「何が歩くくらいなら訳ないね。まだ立ち上がることすら苦しいはずね。」

「師父...何度もご心配おかけし、申し訳ありません。」

 

郭の身体は少しの時間でしかなかったが、使用した静動轟一によって大きく歪み傷ついていた。

そんな体にムチ打ち、兼一達を励ましに来ていたのであった。

先ほどまでは敵同士であったとはいえ、同じ師匠に教えを受けた者、

何かしてやりたいという気持ちから何とか身体を動かしたのである。

 

「でも、助かったね。これで何とかあの子たちも次の試合に臨めるはずね。」

「いえ、自分に出来るのはこのくらいしかないので...それにしても、次の対戦相手はそんなに強いんですか?」

「うちの長老ね。」

「ぶっ!?え、あの無敵超人が...!?」

「大きな声で言っちゃだめね!!一応20歳未満って事になってるねこの大会は!!」

「す、すみません、イテテ...」

 

余りにも驚きすぎて叫んでしまい身体に響いてしまう郭。

剣星も叫んでおり話を聞いてた秋雨が溜息をつきながらやってくる。

 

「剣星...君まで叫んだら意味がないじゃないか...」

「あ、秋雨どん...面目ないね...」

「とりあえず、君は安静にしていてくれたまえ。少なくともこの大会が終わるまではね。」

「はい...無理言って申し訳ないです。」

「いいんだよ、兼一君はスイッチの入りどころがイマイチ掴めないからね...

 我々が言うよりも君が言ってくれた方が効果はあっただろうから。」

 

肩をポンっと叩き笑顔で郭を見つめ、見送る秋雨。

この後更に兼一達を焚きつける為の策を考えるのであった。

 

・

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神威です…

長老との闘いがこの後待っているんですが!

ですが!!

全く策は浮かびませんでした。

いやだって下手に小細工しても簡単に看破される...

その場の全力をぶつけよう!!という策といっていいかわからない作戦になりました。

 

「僕なら出来る僕なら出来る...」

 

兼一さんはずっと呪文みたいに同じ言葉を呟いてる。

美羽さん曰く蓋をしていた長老との修行の記憶が蘇ってる模様。

闘いが始まる前までには戻るとは言ってたけど...大丈夫かな...

 

「おら!!!!いつまでそんな顔してやがんだ!!

 当たって砕けてこい!!!」

「逆鬼どん、砕けたらケンちゃん達負けちゃうね。」

「物理的に砕けることは無いはずだから精いっぱいやってきなさい。」

「誰が相手でもぶっ殺すよー!!!」

「がんば...れ。」

 

震えて呪文を唱えている兼一さんに師匠方が声をかけている。

色々言われてるなぁ...

 

「もし負けたら神威君も含めて修行量倍増ね。」

「「!??!!?」」

 

え?!!?嘘でしょ?!!?

あれの倍って...ええ...死ぬじゃん...?

 

「兼一さん。何が何でも勝ちましょう。」

「そうだね神威君。負ければ死が待っているからね。」

「お爺様と闘うより厳しい修行の方が嫌なんですわねお二方は...」

 

美羽さんがあきれたような顔で言っているがその通りである。

長老と闘うのはもう決定事項。

ただ勝てばそれ以上の苦しみは生まれないんだ。

 

・

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・

 

『次の対戦は!!激闘を制したチーム梁山泊 vs 圧倒的な強さを見せつける謎の青年!我流X!!!』

 

いやあれが青年に見えるか...?

紹介された我流Xもとい長老に対して大声援が上がっている。

まぁあれだけ強ければなぁ...致し方ない...

 

「神威君...本当に作戦通りでイイのかい?」

「はい。お二人の方が連携的にも慣れてると思いますし、僕も一人の方が動きやすい部分もあるので。」

「心配ですが...やるしかありませんわ!」

 

秋雨さんに言われ何とか俺が考えた作戦は、兼一さんと美羽さんがタッグを組み、俺が一人で挑むといったものだ。

身体の大きさ的にも恐らく俺一人の方が臨機応変に動けると思ったからこの作戦にした。

ただ、死ぬほど心細い。怖い。でも頑張る。それしかない...

 

〈かかってきなさい!!!〉

 

長老の謎に加工されたような声が響き渡る。

あれどうなってんのよ...

 

「行きましょう!二人とも!!」

「「はい(ですわ)!!」」

 

 

 

高すぎる壁を乗り越えるための闘いが始まる。

 

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・

 

長老と密談をする梁山泊の達人たち。

 

「長老、どの程度の力量で挑むおつもりですか?」

「そうじゃのぉ...いつか美羽にもやったアレがいいかのぉ...」

「ん?アレってなんだじじい。」

 

秋雨の問いに対しての答えに訝し気になる逆鬼。

 

「逆鬼君は知らなかったね。極限まで力をセ-ブした上で全力を出す技があるんだよ。」

「長老のアレを見るのは久しぶりね。今回はどのくらいでやるつもりね?」

「神威ちゃんもいる事だしのぉ...0が三つくらいかの?」

「なっ!?...彼らにとって中々厳しい闘いになりそうですね。」

 

本来であれば0.0002%であるが、その10倍ほどの力量で挑む発言に秋雨は冷や汗を流す。

それ程までに神威の実力を買っているのだ。

 

「ケンちゃんと神威ちゃんはここで壁を乗り越えれば一つ上の段階に上がれるはずじゃからのぉ。」

「へっ!じじいがここまで肩入れする事も珍しいが、あいつらにとっちゃ災難ってとこだな。」

「逆鬼どん実は心配してるのが丸わかりね...でも今回は下手な闇との闘いより困難なものになるね。」

 

逆鬼は口調とは裏腹にやけにそわそわし、剣星は柄にもなく真剣な顔になる。

 

「アパー!あの三人なら大丈夫よー!我流Xもブッコロスよー!」

「ボク達が鍛えたから、問題な...い。」

「その中にも長老は入っているんだけどねぇ...とにかく、彼らが乗り越えるのを信じるしかないかな。」

 

師匠達がそれぞれの想いを内に秘めながら、弟子たちがこの試練に打ち勝ち、

一つ大きくなる事を信じながらこの後の闘いを見守るのであった。

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