真剣で私に恋しなさい!~もう一人の武神~   作:Ragal

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遅筆なので大変です...しかも量がかけない。ツライ。


4話

「...知らない天井だ。」

 

あ、そっか。昨日から梁山泊に来てたんだっけ。

 

やぁ、とても憂鬱な神威だよ。

だいぶ鍛錬がきつそうです...

 

「あ、お早う神威君。今から僕は学校だけど...神威君はどうするんだい?」

「...あ、すっかり忘れてました。」

 

そうだ。学校があるんじゃないか。何も聞いてないんだけど...

 

「それはちょっと困ったね...師匠方に聞きに行こうか。」

「はい。そうした方がイイですね。」

 

 

「む?言ってなかったかのぉ。神威君は近くの小学校に通うことになっておるんじゃ。」

「え?もう手続きしてあるんですか?」

「もちろんじゃ。」

 

早くね?昨日の今日だぜ?

 

「地図を秋雨君が書いておいてくれたからの。」

「あ、ありがとうございます。」

 

ってこの地図書いたの!?何か細部まで異常なほど書かれてるんだが...

 

「とりあえず学校の問題も解決したことだし、朝ご飯食べちゃおうか。」

「そうですね。」

 

兼一さんの言葉に従って朝ご飯を食べる。うむ、美味い...!!

 

 

「「「いってきまーす」」」

 

俺と兼一さんと美羽さんで門を出る。

 

「じゃあ、俺はこっちなのでまた後で。」

「うん、気をつけてね。」

「ちゃんと周りに注意してですわー。」

 

...なんか物凄く子供扱いされてる。いや、実際子供なんだけどさ。

久しぶりにこんな扱いされるからなんか歯痒いな...

 

兼一さんと美羽さんと別れた俺は地図を頼りに学校へと歩いていく。

 

 

ついた...ってかこの地図無駄な部分多くね?学校から5キロ圏内全部書かれてるんだけど...

秋雨さんおそろしや...

 

そ、そんなことはともかく、とりあえず校長室に行けばいいんだっけか。

 

「えっとー...校長室は...どこだ?」

 

全く分からない。これでも生徒に聞くしかないよなぁ...

誰かいないかなぁ...お、いた。

 

「あの、ちょっと聞きたいことが...」

「!?」

 

おぉ!?めっちゃビックリされた!?

しかもよく見ると髪が真っ白?珍しいな。

 

「ボクに言ってるの...?」

「...君以外俺の目の前にいないとおもうんだけど...」

 

俺ってそんな変な顔してたっけ...?

 

「えっと...校長室ってどこにあるか分かる?できれば連れてって欲しいんだけど...」

「うん、わかったよ。」

 

おぉ、よかった。いきなり迷子になるところだったぜ...

 

 

「ここだよ。」

「ありがとう、あー...名前教えてもらえるかな?」

「小雪だよ。君は?

「俺は神威だ。改めてありがとな。」

 

俺は小雪の頭を撫でる。

 

「おぉ!?ごめんないきなり撫でちゃって。」

「ううん、大丈夫だよ!何かあったかくなったし!」

 

あったかく?どういうことだ?

 

「じゃあ、ボク行くね。バイバーイ!」

「じゃあな!」

 

ふぅ、無事に着いて良かったぜ...

 

「失礼します。」

 

 

ふぅ、校長のテンションの高さにびびったわ...

秋雨さん凄い有名人なんだね。だからこんなに転入の手続きが早かったのか。

後でお礼を言っておこう。

 

とりあえず、転入するクラスまで担任の先生についていくことになった。

先生も秋雨さんのファンらしく物凄い勢いで話しているが俺は詳しくは知らないため相槌しかうてない。

そんな先生のマシンガントークを受け流しているうちに教室の前まで着いた。

 

「じゃあ、神威君はここで待っててね。」

「わかりました。」

 

先生がさっきとは別人のようになり教室に入っていく。

 

『今日はこのクラスに転校生が来てます。』

 

その言葉にクラスの人たちから色々な声が上がる。

テンション高いね...もう俺二人の教師によって疲れたよ...

 

『じゃあ、早速紹介します。入ってきて~!』

 

呼ばれるの思ったより早い!?

心の準備が...ええい、ままよ!

 

ガラッ!

 

「どうも初めまして。川神市から転校してきました。川神神威と言います。よろしくお願いします。」

 

よし、噛まずに言えた!...ん?あれは、さっき案内してくれた...

 

「皆さん仲良くしましょうねー。じゃあ、神威君は小雪さんの横に座ってね。」

「あ、はい。分かりました。」

 

小雪の隣か。縁があるな。

 

「改めてよろしくね。小雪。」

「うん!よろしく!」

 

こういう笑顔のことを純粋無垢って言うんだろうな...うちの姉とは大違いだ。

 

「クシュン!!うぅ...誰か私の噂をしているな...?神威か?」

 

ブルッ!

おうふ...なんか悪寒が...イヤな予感がするぞ...

 

ん?何か変な視線を感じるな。クラスの奴らからか?なんだろうか。

後でちょっと聞いてみるか...

 

 

昼休み

 

さてと...聞きにいk...ってあっちから来たな。

 

「おい、転校生。お前あいつと仲がいいのか?」

「仲がいいって言うか...朝校長室まで案内してもらっただけだが。」

「なら、あいつのことは無視しろ。菌がうつるぞ。」

 

...あ?今何て言ったこいつ。

 

「おい、俺の話きいてるのか?」

「お前みたいなクズの話なんか聞きたくないね。」

「な、なんだと!?」

 

いじめかよ。くだらねぇ。

 

「俺はお前らみたいなクズとは一緒になりたくないんでね。」

「な...!?お前!覚えてろ!!」

 

何故か連中は走ってどっかへ行ってしまった。

何もしてないのに...バカなのか?

 

「神威?どうかしたの?」

「いや、何でもないよ。早くお弁当食べようぜ。」

「うん!」

 

この子は癒しだ。絶対守ろう。うん。

 

 

授業が終わった。何かレベルが川神に比べて若干低い気はするが、まぁ別に支障はないか。

さっさと帰ってたんr...ん?あれは...

 

「やめてよぉ!返してよぉ!」

「ばい菌がこんなもん持ってるぜ!!捨てちまうか!」

 

靴に履き替えて校門へ向かおうとすると、

小雪がクラスのやつらに物を盗られていた。

しかもあれは...

 

「俺が...さっき渡したやつ...!」

 

そこで俺の中の何かが切れた。

 

-三人称side-

 

「おい...てめぇら...」

「あ?何だてm...ヒィ!?」

「そんなにぶち殺されるてぇか?あぁ!?」

 

神威の顔を見た瞬間にいじめっ子たちの顔が恐怖に染まる。

 

「かむ...い...?」

 

小雪が信じられないような顔をして神威を見つめる。

会って間もない小雪だが神威がこんな顔をするような人ではない、と本能的にに感じていた。

 

「てめぇら、どうされたい?どこの骨を折られたい?」

「ひ、ヒィ!?ご、ごめんなさい!!もうしませんから!!!」

「そんな言葉が信用できるとおもってるのk...」

 

いじめっ子たちの言葉を無視して殴りかかろうとする神威を後ろから抱きしめた。

 

「神威!ボクは大丈夫だから、やめて...」

「こゆ...き...」

 

小雪の行動と言葉により冷静になる神威。

そしてひどく落ち込んだ様子になる。

 

「...今後二度と小雪と俺に関わるな。次は問答無用でやる。いいな。」

「は、はい!!!」

 

いじめっ子たちが一目散に学校から出て行く。

 

-神威side-

 

...やっちまった...この前百姉に言ったことはなんだったんだ...

自己嫌悪に陥る前に小雪に謝らないと...

 

「小雪、ごめんな。」

「ううん。いつもの神威に戻ったから大丈夫だよ。」

 

小雪はいつも通りの笑顔で俺にそう言う。

そして、グラウンドに落ちていた俺があげた手のひらサイズの人形を取る。

 

「初めて友達からもらったから、大切にしなきゃ。」

「だいぶ汚れちまったな...新しいの明日作ってこようか?」

「ううん、これがいいの。」

「小雪がそう言うならいいけど...」

 

趣味で作ったもんだしなぁ...まぁ、いっか。

おっと、もうこんな時間か。

 

「もう暗くなってきたし、帰るか。」

「うん。また明日ね。神威。」

「おう。」

 

そういって小雪と手を振りながら別れる。

俺は、落ち込みながら帰路につく。

 

 

門の前まで着いた。

すると、

 

「何か悩み事かい?神威君。」

「うぉ!?秋雨さん...ビックリさせないでくださいよ。」

「すまないね。しかし、ずいぶんと浮かない顔をしているじゃないか。」

「実は...」

 

俺はさっきのことを話す。

 

 

「ふむ...なるほどねぇ。」

「姉に言ったのに、自分が同じようなことをしてしまったので...」

「...じゃあ君は後悔しているのかい?」

「え?」

 

後悔...?

 

「その友達がひどい目に遭っていて、それを助けたんだろう?その行動に後悔はあるのかい?」

「後悔は...無いですが...」

「なら、それでいいじゃないか。」

「え、でも...」

「時にはそんなこともあるさ。君が持っている信念はとても立派だ。けれど、君はまだ若い。若すぎる。

 そこまで大げさに考えなくてもいいんじゃないかな?友達を助けることができた、それだけで十分じゃないか。」

 

...そうだ、俺は小雪を助けることが出来たじゃないか。

それでよかったじゃないか。

 

「その顔を見る限り吹っ切れたようだね。」

「はい!」

「よし、じゃあ早速鍛錬といこうじゃないか。」

「...え?」

「さぁ!時間は待ってくれないよ!!」

「え?ちょ、えええええええええ!?」

 

もしかして秋雨さん鍛錬したかっただけなのか!?

あんなにイイこと言ってたのに!?

 

 

「ただいま帰りましt...て神威君!?」

「ただいまですw...って神威君!?」

「け、兼一さん、美羽さん...お帰りなさい。」

「おぉ、二人ともいいところに帰ってきた。もう彼は限界のようでね。」

「何をさせたんですか!?岬越寺師匠!!」

「いやぁ?ただ、君のメニューをやらせたら案外耐えてね。少し追加しただけだよ?」

 

あれで、少し...?1.5倍くらいになってなかったか?

 

「まだ彼は小学生ですよ!?無茶ですよ!」

「実際耐えてるからねぇ。君より物凄く才能があるよ。神威君。」

「なん...だって...!?」

 

いや、川神院での鍛錬があったからであって...あぁ、声が出ない...

 

「...でも...積み上げていけば大丈夫なんだ...大丈夫...」

「あぁ、兼一さん!?もう、秋雨さん!!」

「私は事実を言っただけだよ?」

 

何か凄い騒がしい...でも耳に入ってこない...

 

川神の皆...俺生きて帰れないかもしれないです...




小雪登場です。ヒロイン候補の一人ですね。
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