やぁ、基礎鍛錬ばっかりこなしている神威だよ!
まだ体が出来上がってないから技の練習は中学に上がってかららしい。
あと2年くらいは基礎鍛錬のみ...あれ...視界が歪んでるよ...
そ、そんなことはともかく!!!
今日は4人で遊んでいます。
俺とユキと、ユキが入院してるときに知り合った冬馬と準だ。
「さて、今日は何をして遊びましょうか。」
「鬼ごっことかは勘弁な。神威とユキが速すぎて遊びにならねぇ。」
「準と冬馬が遅いだけだよ~。」
「遅くないわ!!むしろ平均以上だよ!!」
まぁ、そりゃあ達人に鍛えられてるからイヤでも速くなるわな。
「じゃあ缶けr「却下だ。どっちかに蹴られたらそれで終わりだからな。」準はわがままだな。」
「わがままじゃねえよ!!事実をそのまま伝えてるだけです!!」
「では、今日はもうこのまままったりとしませんか?天気もイイことですし。」
「それでもいっか。」
そうして俺たちは土手に座り込んだ。
2,3分沈黙が続くと冬馬が口を開いた。
「前々から聞きたかったのですが、神威君はどうしてこちらまで来たのですか?生まれは川神と言っていましたが...」
「んー?あー...まぁ、簡単に言えば信念を貫く為の強さを手に入れるため、後は勝ちたい人がいるからかな?」
前者は以前より思っていたこと。後者は...聞かれて考えてみて出てきたことだ。
「信念...ですか?」
「そうだ。自分が絶対曲げられないこととでも思っといてくれればいいさ。」
「ふむ...信念...」
冬馬はそのまま考え事をし始めたのか黙ってしまった。
すると準が先ほどの俺の言葉に疑問を抱いたのか口を開く。
「勝ちたい人って言うのは誰なんだ?」
「天賦の才を持つ姉だ。生半可な努力じゃまず勝てないだろうな。」
「あー、前に組み手で一回も勝ってないって言ってたな。でも、姉貴だろ?どうして勝ちたいんだ?」
「まぁ、これに関しては...意地ってやつかな。」
ただ勝ちたい。それだけだ。
「ふぅん...神威にもそういう男の子っぽいところあるんだな。」
「準君。それどういう意味かな?」
「神威さん?その笑顔やめてくれないかな?超恐いんですけど!?」
いや、何かバカにされてる感があるじゃん?
「お前は歳の割りに落ち着いてるからよ。意地とかそういうのが意外だったんだよ。」
「俺そんなに落ち着いてるか?」
「逆にお前が落ち着いてなかったら誰が落ち着いてるのか教えてほしいぜ。」
もうちょっとはっちゃけた方が良かったりするのか?
...なんか自分で想像したら自分でも引いたからやめておこう。
「俺もお前みたいになりたいぜ。いろんな意味で。」
「ならお前も梁山泊で鍛錬するか?」
「んー...お前とユキもいるしなぁ...若、どうする?」
いきなり振られたもんで冬馬がハッとする。
「準がやりたいと言うのであれば私も少し参加させてもらいましょうかね。」
「お、意外だな。冬馬はてっきり見学だと思ったんだが...」
「3人ともやってるのに私だけやらないというのも忍びないですからね。」
準より冬馬の方が乗り気だな。意外だね。
「よし!じゃあ今から行くか?」
「今からかよ!?」
「うぇーい!行くのだー!!」
「ふふ、善は急げと言いますからね。」
遊ぶつもりが結局鍛錬...あれ?俺これ自分で自分の首絞めてね?
...まぁ、しょうがないか...
こうして俺たちは梁山泊へと向かうことになった。
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「ほぉ、入門希望者かい?」
「入門というかまぁ、まずは体験的な感じで。じゃないと多分死にます。主に冬馬が。」
「お手柔らかにお願いします。」
「ねぇ神威君?俺の心配は?ねぇ?」
「お前は大丈夫だ...多分。」
「多分って恐いからやめてもらえませんかね!?」
相変わらず準がうるさい。ツッコミ担当だからか?
「じゃあ、基礎的な鍛錬だけにしようね。二人にはホントに軽いものからで。」
「ねぇ秋雨さん?ホントにって何?俺と兼一さんの軽いは嘘だったの?」
「早速始めようか。準君と冬馬君でよかったかな?」
「無視しないでよ!!!」
秋雨さんがこっちを見てくれないです。
「兼一さん...あの人ホント鬼畜ですよね...」
「ドラ○もんのくせに鬼畜だからね...性質が悪いよね...」
「そこの弟子2人?君たちも早く支度しないといつもの3倍にするよ?」
「「すぐ行かせていただきます!!」」
3倍とかマジ死ねる!!
そんな感じで準と冬馬が仮入門的な感じで鍛錬に参加するようになった。
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「ふぅ、疲れたぜ...でもあいつの見ると吹っ飛んじまうくらいだ。なぁ、若。」
「全くです。神威君の凄さの原因が分かりました。」
準と冬馬はイイ汗をかいた感じで終わってる。
大して俺と兼一さんは...
「兼一さん...生きてますか...?」
「かろうじてね...神威君も大丈夫かい...?」
ぶっ倒れている。立つ気力もない。いつもより量多かったんですけど!?
「ふむ...これでまだ喋る余裕があるか...もう少し増やしたほうがいいかな?」
「「やめて...ください...」」
「これを私たちがやったら当分体は使い物にならないでしょうね。」
「この半分でも無理じゃねえか?」
この量はいつも通りじゃないです...
そ、それにしても...
「うぇーい!!」
「アパー!!」
何で小雪さんあんなに元気なんですか!?
「ふむ、彼女は相変わらずアパチャイと仲良しだねぇ。」
「あれ仲良しとかそういう次元じゃないと思いますよ?」
もうあれ兄妹だわ。息合いすぎじゃね?
「それにしても冬馬君、だったかな?聞いていたよりも中々筋がイイ。」
「本当ですか?ありがとうございます。」
「将来的には鍛え方次第で化けるかもしれないよ。」
「若が化ける、ねぇ...想像つかねえわ。」
冬馬が普通に付いていけてることにも驚きだよね。あいつこれで運動出来たら弱点ないんじゃね?
「私自信も驚いていますよ。ここだと何故か体がいつもより動くんです。」
「君の体つきを見て合うようにメニューを作ったからねぇ。」
「え!?そんな事ができるんですか...?」
「んー?普通だよ?」
出た。秋雨さん流常識。もはや非常識だろ。
さて...何とか回復したことだし...
「よいs「え?神威君もう動けるの!?」...頑張ってください兼一さん。」
「兼一...兄弟子らしくもっとカッコ良くできねぇのか?」
「無理です!!僕には限界です...!!」
「兼一...カッコわる...い。」
逆鬼さんとしぐれさんがからかってる。
あ、そういえば最近ようやくしぐれさんとしっかり会話出来る様になってきた。無口な人苦手なんだよな...
「よし、遅くなってきたし今日は俺が飯を作る。準と冬馬も食ってけよ。」
「え、いいんですか?」
「何か悪いぜ。」
「気にすんなって。友達だろ?」
あれ?何か俺らしくない言b
「ぐふぅ!?」
「ボクを仲間はずれにするなー!!」
「ユ、ユキ。ごめんな。今日はユキの好きなもん作ってやるから。」
「ホントに?でもボク神威が作る物だったら何でもいいのだー!」
「アパチャイもなんでもいいよー!!」
いつのまにかにアパチャイさんも入ってきてるし...これは作る量が増えるな...
「私も手伝いますわよ。」
「美羽さん...ありがとうございます。」
俺はふと思いついた事があったので兼一さんの所まで行き呟く。
「料理を覚えれば美羽さんと一緒に居れる時間が増えますよ。」
「...ハッ!何故気付かなかったのか...ありがとう、神威君...!!」
まだ動けていない兼一さんは歓喜の表情をしながらサムズアップをしてくる。
兼一さん...頑張って...!!
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「今日はとりあえずある材料でチンジャオロースを作りましたわ。」
「何故か大量にピーマンがあったから、全部使いましたよ。」
ドンッとテーブルの上に置く。
すると...
「...私は用事を思い出したk「座ってくださいね?秋雨さん。」ぬぅ...」
ピーマン嫌いの秋雨さんが逃げようとするので釘を刺しておく。
「神威!!美羽!!アパチャイ我慢できないよ!!早く早く!!!」
「わかってますですわ。じゃあ皆さん手を合わせて、」
『いただきます!!』
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「ふぅー、食った食ったぁ!」
「初めてこんなに食べましたよ。」
「美味しかったぁ!!!」
皆がそれぞれ感想を口にしていく。
美味しかったならよかった。うん。
そして雰囲気が暗いほうを見ると...
「・・・」
秋雨さんが真っ白になっていた。
おぉ、珍しすぎる。
「剣星さん。写真撮っておいてもらえませんか?」
「お安い御用ね。おいちゃんもこんな秋雨どんを見るのは初めてね。」
「秋雨君がピーマンを食べるとこんな風になるとは...たまにやるのもいいかもしれんのぉ。」
長老が呟くと秋雨さんがビクッっとしてまた動かなくなる。
兼一さんが面白がってバカにしてると、
ピシッ
という音が聞こえた気がした。すると...
「兼一君...?明日から鍛錬の量は10倍でいいのかな?」
「こ、岬越寺師匠!?いつの間に元に!?」
「いや、30倍かなぁ!!!」
「す、すいませんでしたー!!!!」
その光景に梁山泊に大きな笑いが響き渡る。
うーん...今日も平和だ。鍛錬以外は。
冬馬と準も魔改造でいいかなぁ...なんて思ったり思わなかったり。